スイス チューリッヒ大学 型紙国際シンポジュウム「海外での型紙の姿」発表報告−
昨年3月に、スイス・チューリッヒ大学での型紙国際シンポジュウムが開催された。産業革命時代にヨーロッパに大量に輸出された日本の型紙は、本来の役目から離れ、あくまでも日本風のデザインソースとして注目をされてきた。その多くは本土から出たもので、当時の型紙生産として有名な伊勢型紙が中心となっている。このような認識の中、今回琉球王朝時代に生まれた独自の染物である紅型の型紙の存在と、その分類方法を知っていただく機会を得られた。本講座は、そのシンポジュウムでの発表を中心に報告する。
★紅型型紙の分類と模様構成の特徴についてわかりやすく解説します
「紅型型紙の分類のためのデータベース構築と赤外線調査」 柳 悦州(県立芸大附属研究所 教授)
「紅型型紙における模様構成の特徴」 平田 美奈子(県立芸大附属研究所 共同研究員)
開催日:平成29年2月25日(土)15時〜17時
場所:沖縄県立芸大附属研究所(金城キャンパス)
那覇首里金城町3-6
http://www.ken.okigei.ac.jp/lectures/news.html