Day off
大きな車柄の個性的なワンピも、
コーデ全体の色味を抑えるとうまくまとまる。
グレーのレギンスと黒のスリッポンを合わせて。
面積を広くとるアイテムの柄の主張が激しい時は、
色遊びは控えめに。
にっこり顔がユニークなスリッポン。
「こういうちょっとへんてこなのが私好きってば〜。
つい買ってしまう。」
Working day
チェック柄ジャケットがメインアイテムのモノトーンコーデ。
アウターは、前をしめなければ妊婦でも問題なく着られるので便利。
今回の差し色は赤いハートのピアスのみ。
面積は小さくても、モノトーンコーデの中ではしっかり映える。
「自分のイニシャルのMと、牡羊座のネックレス。
牡羊座は誰の星座かって? もちろん私さ。
どんだけ自分好きだば?って感じだよね(笑)。」
もともとセットだったのではなく、
別々の店で買ったネックレス二本を重ね付け。
コーデの雰囲気がシックな時は、
アクセサリーで遊ぶのも楽しい。
ゴールドとパール、
ターコイズとシルバーなど、
手持ちの異素材アクセを重ねてみると、
まるで新しいアイテムのように見えてくることも。
「このネックレス、それぞれ別々につけることもあるよ。
他のと組み合わせることもあるし。その日の気分で。」
The other day off
逆に、服がシンプルなら思いっきり色で遊んじゃうのもアリ。
ブルーのロングワンピの上に、個性的なTシャツを重ね着。
「これまたへんてこなTシャツでしょ(笑)。
何気に着心地も抜群でお気に入りってば〜。」
青のワンピに茶色のサボサンダル、
バッグの毛糸は色まんちゃーと、
色みの共通項はほぼゼロながらちぐはぐ感が出ないのは
服のラインがシンプルだから。
どこかで「遊び」を入れるのが、
面白みの足りないコーデから脱却するためのポイント。
色、
柄、
ライン、
素材。
遊びのテーマを決めたら、
他の要素は控えめに。
あれもこれもと取り入れると、
まとまりが悪く、ぼやけた印象のコーデになってしまう。
逆に、コーデを決めて全身鏡でチェックしたとき
「何か物足りない」
と感じたら、
上記要素のどれかで遊んでみて。
差し色を足してみたり、
パッと目をひく柄ものアイテムを取り入れたり、
個性的なラインのトップスに変えたり、
ふんわり素材の中でジャケットだけは革素材にしたり。
足りなければ足す、
やりすぎたら引く。
鏡の前で、コーデの引き算を楽しもう。
一番のポイントは「自分が楽しむこと」。
人の目にどう映るかではなく、私がわくわくできるかどうか。
そのコーデを私が気に入るかどうか。
それこそが、一番わかりやすい物差しなのかも。
写真・文 中井 雅代