そのナチュラルで落ち着いた雰囲気の外観とは裏腹に、
店内は、ここが日本である事を忘れるほどのおしゃれ空間。
オーナーの叔母さんが使っていたものを譲り受けたというミシン。
ドライフラワーの黄色や観葉植物の緑ともぴったり合う、優しく落ち着いたフォルム。
ただそこに在るだけで絵になります。
「私、暗〜い色のお花が好きなんですよね〜。
なんだか華やかさに欠ける気はするんですけど、ついつい。」
とおっしゃるオーナー。
いえ!このくすんだ色味、好みど真ん中です!
「こんなおしゃれなお花、全部沖縄で仕入れてるんですか?!」
と思わず訊きたくなる、
他のお花屋さんではあまり目にしないような花や観葉植物に目移り。
お花を仕入れるときのこだわりってあるんですか?
「う〜ん。こだわりというより・・・
自分が可愛い!と思った花を仕入れてるだけです。」
そのセンスに脱帽です。
お花だけでなく、ディスプレイも素敵!
ただ置かれているだけに見える花と雑貨、でも、
どこにレンズを向けても絵になります。
おうちにお花を飾る時に参考にしたいアイディアも満載!
ちゅらパナでは、観葉植物を買いに来る若い男性客も多いんだとか。
オフィス街とはいえ、大通りから一本中に入る立地、ナチュラルな外観、
男性が入りやすいというのも納得。
仕事帰りに奥様へ花束を買って帰られる方も多いようで
その様子を想像すると、ついつい顔がほころびます。
店内の壁はクリーム色と濃いピンクに色分け。
オーナーご自身で塗ったというこのピンクがヨーロピアンムードの立役者?と思い訊いてみると
「店内が日本ぽくないのは、冷蔵庫が無いからじゃないかな?」
??冷蔵庫??
キッチンの話がなぜここで?
よくよく聞いてみると、お花屋さんによくあるショーケースのことでした。(なるほど。)
確かにあの、もさっと感が否めない上にお店の面積をとるケースが無いのは大きいかも。
まるで夢の中にいるかのような、非日常的なちゅらパナのムードは、
「冷蔵庫」の不在が一役買っているようです。
ちゅらパナでは、アーティストによるイベントも行われます。
窓ガラスのペインティングはその時の作品。
花屋でアートイベント、新しい!
でも、このアーティスティックな空間で作品を創りたいと思う気持ち、すごくよく解ります。
オーナーのご主人が手がける革製品ブランド「la camino」の販売も。
男性が作ったものなのに、ちょっとしたポイントや全体のナチュラルな雰囲気が、
女子の心をくすぐります。
革製品って、少しワイルドで男性的なイメージだったのですが
こんなコロンとしたケースも。
色使いもエッジが効いて、大人の女性がバッグにしのばせるのにぴったり。
ちゅらパナでは、ギャラリーカフェ「SMOOTH 」にて10/30まで
「小さな秋の展示会」を開催しています。
女性の夢を具現化したようなお花屋さんが開く展示会、
秋のお花をうっとり堪能しに行きましょう☆
写真・文 中井 雅代
ちゅらパナ
那覇市泉崎1-9-23
(那覇ターミナル近く)
TEL/098-861-6220
OPEN/10:00~19:00
レッスン/木曜11:30~、18:30
金曜16:00~ 土曜14:00~
CLOSE/日曜