すっかり梅雨も明けて夏の空がひろがる沖縄。
突然降り出す本気の雨も、南国らしい夏の風物詩です。
みなさま、ご無沙汰しております。
まだまだ不安な毎日が続いていますが、お元気にてお過ごしでしょうか?
Shoka:では7月23日よりsamulo Jewely exhibitionが始まりました。
いつもとはまた違ったShoka:の景色、森の中でお店番をしているようです。
sauloのジュエリーには世界と時間を感じる不思議な魅力がある。
古い石やシルバーパーツ、コイン、いつか誰かが大事にしていたお守りなど時代も国も越えて、samuloのデザイナー宮本さんの手でジュエリーへと生まれ変わります。
気になる石、なんだかピンとくる石、石の由来を聞いていくとさらにその世界観にぐっと引き込まれていくのです。
今回Shoka:のためにと届いたネックレス。
みずみずしい果物のような美しいトルマリンがたわわに実っています。
女性らしく、とてもエレガントな佇まい。
humoresqueのドレスに合わせて、特別な装いを。
こちらのブレスレットもこのネックレスとお友達。
トルマリンに細やかなシルバーのチャームが施されています。
ブレスレットには、トルマリンのほかにもモアサナイトという石も施されています。
ダイヤモンドにも負けない輝きを持っていて、とても聡明な色合い。
このモアサナイトは、マダガスカルに落ちた隕石からとれたもので、地球上では採取することにできない石だそうです。
わたしたちShoka:のみんなも、このエピソードを聞いたときから なんて面白い石なんだ!と、取り憑かれてしまうほど。
世界の向こう側、キューブリック顔負けの宇宙の旅ですね。
いろんなブレスレットやネックレスにちりばめられているので、ぜひ探してみてくださいね。
鏡ごしの女性って、いいものですね。
トルマリンと真鍮のオリジナルビーズが組み合わさったネックレス。
ぐっと抑えられたシンプルさが、女性の色香をひきだしてくれます。
こちらはサハラ砂漠に遊牧しているベルベル系 トゥアレグ族のクロス、古いもので細やかながら彫りはとても伸びやかな印象。
このクロスが表すのは、空に浮かぶ南十字星と言われているそうです。
沖縄だと波照間島で時期によっては見える南十字星。
世界はどこかでつながっているのだと感じる瞬間です。
humoresqueの軽やかな羽織りと一緒に。
女性らしいお洋服との合わせもよく、シャツやシンプルにカットソーと合わせていただいてもとても綺麗です。
こうしてコーディネートを楽しんでいると、ものが持つ時間と自分の日常が繋がって胸の奥がきゅうううと鳴きます。
そして純粋にとっても楽しい!
アジアの山岳民族によって作られたシルバーのボールを組み合わせたアンクレット。
間の小さなシルバーパーツは100~200年前のミャンマー チン族のオールドシルバー。
つけてみると、モダンな雰囲気でとてもかっこいい。
夏は素足になることも多いので、アンクレットが楽しくなる時期ですね。
たっぷりの石が施されたブレスレットは、とても贅沢でつけてみると心が踊って女性であることの喜びを感じます。
深い青の石はタンザナイト、いろとりどりのサファイヤ、落ち着きのあるチェンジカラーガーネット。
チェンジカラーガーネットは光にかざすと、色が変わります。
じっくりみると透明感の中に黄色や緑、紫、いろんな色がまざっていてとても不思議で美しい色合い。
手にとってみていただきたい美しさです。
(白鳥は非売品です)
白鳥が涼しげにつけているのは、チェコのアイリスガラスの指輪。
ギリシャ神話の虹の女神からつけられた名前だそうです。
大きさを調整できるので、気分で小指につけたり中指や人差し指にも。
ほかにもモアサナイトやカーネリアン、ラピスラズリ、トルマリン、いろんな石を使った指輪もあって目移りしてしまいます。
慎ましい存在感ながら、静かに豪華なブラックダイヤモンドのネックレス。
静かながら、ひときわ輝いています。
細やかなビーズは真鍮ビーズにエナメルコーティングが施されたもので、使っていくと真鍮色が顔を見せてくれるそうです。
経年変化もとても美しいであろう作品です。
こちらのネックレスはたっぷりのハーキマダイヤモンドと、青緑のウランガラス。
1920年代のチェコで作られたもの。
ウランガラスは紫外線で光り輝く特性を持っています。
それをきいた瞬間、わくわくして鉄砲玉のようにお庭へ飛び出した仲田と佐々木なのでした。
お庭で、すごい!芯の緑色が発光している!と興奮気味に撮影。
気持ちはもう小学生の実験室です。
この世界には、不思議で美しいものがたくさん。
samuloの扱う石の由来を聞いているとこんなにもたくさん知らないことがあって、知らないことを知るわくわく感で子供に還るような楽しい気持ちになっています。
samuloのジュエリーは、ジュエリーといっても一味違った存在感。
ベースにアーチェリーの弓の糸を使っているので、強度がある。(ちょっとひっかけたくらいではちぎれません!)
そして基本的には水に濡れても大丈夫な石も多く、料理や洗い物、お洗濯、お風呂のときにもはずさなくていいのです。
(佐々木は、硫黄泉以外の温泉や海にもそのまま飛び込んでいます)
なので、わたしのファーストsamuloのブレスレットはお守りのようにわたしの左腕にいてくれて、つけていることも忘れてしまうほど馴染んでいます。
時々、ほんとうにかわいいな、この子は。なんて、家事や仕事の合間に眺めるのもとても幸せなんですよ。
世界や時間を越えて、わたしたちの日常へとつながるジュエリーたち。
繊細な印象もありながらとてもたくましい。
samuloのジュエリーは日常と特別の間にあって、日々の暮らしに色を添えてくれます。
みなさまにとってのお守りのような、日常の相棒のような一品がみつかるととても嬉しいです。
8月10日まで、ゆっくりと開催しております。
ぜひ比屋根の丘の上へ遊びにいらしてくださいね。
Shoka:一同元気いっぱいお待ちしております。
写真・文 佐々木さやか
samulo
Jewely exhibition
in Shoka:
会期:2020/7/23(木)~8/10(月)
時間:12:00~17:00
会期中 火曜定休
企画展に寄せて
2017年、友人たちからの評判を聞きつけずっといってみたかった福岡のkrank maecelloへ。
そこで初めてsamuloのジュエリーに出逢った。古いコイン、天然石やガラス、ユニセックスな雰囲気で一見無骨な印象。
けれど身につけると繊細で、なんともいえない空気感が手首に揺らめいている。時間や距離を越えた旅情を感じる佇まい。
ちょうど旅の途中だったわたしの心は踊った。
身につけた瞬間に、
「丈夫で綺麗。外さずにずっと身につけていられるから、きっと失くさない」
当時看護師だった私はまったくジュエリーをつけていなかった。
仕事と日常のオンとオフ、その区切りをつけるたびに着脱するのは面倒だし、手洗い消毒を繰り返す仕事上水濡れが気になる素材だと無理がある。私の生活にぴったりの素材と質感。まさしく丈夫で綺麗なそのブレスレットを2年半身に着け続けた。一度も外さなかったので、やはり失くさなかった。
その間家事や仕事に奔走する私の営みを、このブレスレットがちゃんと「美しさ」へとつなぎとめてくれていたように思う。
洗い物をしている最中や仕事のふとした瞬間、私は左手首に輝くブレスレットを眺めてうつくしさにハッとする。
そうすると、帰り道の夕焼けや、息子たちの瞳の輝き、洗っている時の陶器の肌のなめらかさへと心の目が開くのだ。
私にとってこのブレスレットは装身具でもあり、心を忘れずに日々を過ごす為のお守りでもある。
Shoka: 佐々木さやかより
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791(火曜定休)
営業時間 12:00~17:00