対談メンバーとこどもデータ
リカ:大学生、高校生
スミレ:4年生(ユリ)、1年生(ナオ)、乳児(サクラ)
ユメコ:幼児(2歳)
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スミレ:リカさんはお料理が上手だから、リカさんの手料理食べたら、旦那さんは夫婦ゲンカしてても「リカちゃん、ラブ☆」ってなるはず〜!
リカ:あはは!スミレさん、面白いですね〜
スミレ:でもユメコちゃん、そうだよね、絶対そうと思わん?
ユメコ:思う思う。そして、旦那さんだけじゃなくて、子ども達も絶対グレないはず。食卓って本当に幸せの原点なんだな〜って思った。
リカ:そうそう。嫌なことがあっても食べたら「フッ」と忘れられるし。あと私がこころがけてるのは、一人で食べさせないということ。家族の誰かが帰宅が遅くなったら、自分は食べ終わってても一緒に食卓について色々話をして。特に子どもが中学生くらいまでは微妙な時期だから。その時によくきくのは「今日の給食、なんだった?」と「休み時間何してたの?」の二つ。これだけきいてたら、子どもが学校でどういう風に過ごしてるか、友達との関係はどうなのか、大体わかると思うんです。勉強のことはきかない。
スミレ:へ〜、なるほど、勉強になる〜!
リカ:休み時間に一人でいてつまらなく過ごしてたりしてもわかるし。
スミレ:体調のこともわかりますね。
リカ:そう。あとお友達の名前も極力憶えるようにして。
ユメコ:あ、お母さんが名前憶えててくれると話弾みそう。
リカ:でも、中学生の頃までは「誰と遊んだの〜?」って訊くと答えてくれてましたけど、高校生になったら「誰でも良いさ〜」って言って教えてくれなくなりましたね(笑)
スミレ:小学生までは「お母さん、今日ね、今日ね」って話してくれるけど、そろそろね。黙った時に「勉強は〜」って言われたらいやだから、給食の話とかなら良いよね。
ユメコ:給食って絶対食べてるから、訊かれても考えずにすぐ答えられるしね。
リカ:給食美味しかった?って絶対訊くようにしてて。すると子どもってお気に入りの給食が絶対あるんですよね。
ユメコ:そういうのって、訊かないと確かにわからないかも。子どもの基本的な部分だけど。
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リカ:そういえば、この間CALENDにムーチーの記事が載ってましたよね、あんなに包むなんてすごい!
スミレ:すごいですよね!うちは今年初ムーチーだったのでおうちで包みました。
ユメコ:え〜、スミレちゃん偉い!一人で作ったの?
スミレ:ううん、家族で。自宅の後ろにサンニンが茂ってるんですよ、だから夫とナーオーが切って、ユリが洗って。
ユメコ:偉い!あれ洗うの結構難儀だよね。
リカ:そうそう。すごい大変よね。
スミレ:2時間50円で雇って(笑)
リカ:え〜!すご〜い!(笑)
スミレ:バイトってから。
リカ:良いですね、可愛い〜。
スミレ:リカさんって、働きながらお料理もしっかりなさって、プライベートも充実されて、誰かロールモデルっているんですか?職場の先輩とかお友達でも、「こういう人になりたい〜」みたいな。
リカ:私の知り合いにすごい方がいらっしゃるんですよ、女性で。働きながらお子さんを育てていて、仕事もばりばりなさる方で。この方と話すのがすごく楽しくて、子育ての仕方、料理の仕方、おやつの作り方、色々教えてくれて。でも主人の仕事の都合で数年間わたしは内地に行って離れてしまったんですけど、それが終わって帰って来た時にまたお会いしたら、仕事のキャリアもつんで資格もとって、子ども達もみな優秀に育っていて。それでいてお料理も上手だし主婦も完璧にこなしている人だし。
スミレ:え〜!そんな人、いるの〜!
リカ:最初は「こんな人になりたい」と思っていたんだけど、内地から帰って来た時に再会したら、変わってしまってたんですね。仕事はできるけど、人としては尊敬できる人じゃなくなっていて。
ユメコ:うそっ
リカ:人の批判しかしなくなっていて。
スミレ:マイナスちゃんになってたんだ!
リカ:そうそうそう。
ユメコ:ショック!
スミレ:残念〜!
リカ:そこの部分は私は真似できない・・・と思って。仕事や子育てをしっかりなさってるところは尊敬しているんだけど。
でも、完璧ってやっぱりできないじゃないですか?だから、自分は自分で良いや〜って。そしたら今のスタンスになったんですよ。
スミレ:「みんな78点」と一緒だね。
ユメコ:本当だね!リカさんの今のスタンスがある程度確立したのは何歳くらいの時なんですか?
リカ:下の子が小学校高学年くらいになってからかな。
ユメコ:それまでは試行錯誤?
リカ:うん。バイトとかもしてたし、自分がどこに向かっているのか、何ができるんだろうとかずっと考えてた。仕事はずっとしていたけど、数年間ブランクが空いたし、ちゃんとした資格も持ってなかったので、30歳後半だと資格がないとな・・とか、何ができるのかな自分にってずっと思ってて。
ユメコ:え〜、リカさんにもそんな時代があったんですね。
リカ:うん!ありましたよ〜、ずっと。
ユメコ:こんな風に言ったらあれだけど、なんか嬉しい、励まされた。
リカ:本当にずっと悩んでましたよ〜。それで、これじゃいけないと思って。仕事が休みの日に講座に通うようになって、色の勉強を始めて、それから独学で勉強して資格をとって。
スミレ:え〜、すごい!
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ユメコ:スミレちゃんは自分のスタンスとか悩んでる?
スミレ:う〜ん、仕事に戻れないんじゃないかって心配してる(笑)上の子が学童、下の子保育園、お迎え何カ所?みたいな、物理的にできるかしら〜?って。
リカ:あ、お仕事に復帰するんですね。
スミレ:そうなんです。だから今日、すごく勉強になります。今まで言い訳だったんだなって思って。普段のお料理も私が作ったらチャンプルーとかンブシーばっかりになるんですけど(笑)それまでは「仕事してるからしょうがないか〜」って思ってたけど育休とっても変わらんかったから「あ、これは仕事のせいじゃないんだ、自分のせいか〜」と思って。それでリカさんのお話きいたり、色んなお店を回ったりしてるうちに、「あ〜、自分も丁寧に暮らしたい〜」って思うようになりました。
ユメコ:私も最近全く同じこと思った。「丁寧に」「豊かな気持ちで」暮らしたいって。
スミレ:だから、「あ、私のロールモデル、決めた」って今日、勝手に決めました、リカさんに(笑)
リカ:でも、結構時間には追われてますよ〜。
ユメコ:リカさんの家族にもお話聞いてみたいな。
リカ:何も思ってないと思いますよ〜、これが普通だから。
ユメコ:絶対感謝してる!言わなくても。
スミレ:してるしてる、絶対!私たちが聞き出してあげますよ!(笑)
リカ:あはは!ありがとうございます。
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スミレ:リカさんは結婚なさってどれくらいなんですか?
リカ:ちょうど20周年なんです。
スミレ:え〜、おめでとうございます!
ユメコ:リカさん、私、なれそめからききたいんですけど、良いですか?
リカ:え〜!なんですか!なんかすごいですね(笑)
スミレ:これ、全部載りますから(笑)
ユメコ:全国放送(笑)
<続く>