ENTRO(エントロ)ナイト吹きガラス体験ができる「夜型」のガラス屋へ

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初めましてCALEND-OKINAWAスタッフの青木です〜。
カレンドでライター兼フォトグラファーをしながら、kitoco.としてTシャツをデザインしたり制作したりしています。
ときどき、青木キトコさん! と声をかけていただきますが、「アオキマイコ」が本名です〜 どうぞよろしくお願いします〜

 

 

さてさて、私は、沖縄県の名護市に2013年12月にオープンしたガラス屋兼アトリエENTROへお邪魔してきました!

 

 

沖縄県外でベネチアガラスを10年間学んできたENTROオーナーの比嘉奈津子さん。彼女の作品は、色もデザインも琉球ガラスとはひと味違います。

 

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ショップに入って一番最初に目がいく、キノコ型のガラスたち。これはクラゲがモチーフの一輪挿しです。手のひらにすっぽりおさまる形は、思わず触れたくなりますがガラスなので注意ですよ! 窓辺に並べると光の通り具合がとてもキレイだそうです。

 

 

こちらの波なみ模様のガラスは、北欧のテキスタイルのようでもあり、昭和レトロのようでもありますねー

 

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そしてこちらの底の模様がネジネジになっている器は、奈津子さん一番のお気に入り作品!

 

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他にも素敵なガラスの作品がオシャレに飾られています。

 

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色見本までオシャレ!

 

 

ショップにはアクセサリー作家さんとのコラボ作品なども置いてあります。

 

「はときの子」さんの作品は、歯の形をしたアクセサリー。その後ろの大きい歯は奈津子さん作。怪物の歯ですね。

 

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アクセサリー作家OSHAREさんとのコラボ作品「ガイコツ指輪」や、

 

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目玉焼きのストラップやブックマークもユニーク!

 

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OSHAREさんのノボリを使ったエコバッグは斬新なアイデア!

 

 

 

ちょうど、奈津子さんが作品をつくっているところを見ることができました!

 

 

こんなに小さく巻き付けられたガラスを1300度で熱し、吹きながら形づくっていきます。

 

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サポーターにタイミングよく吹いてもらいながら、形を整え、冷め始めたら何度も熱し直す。この作業を繰り返します。続いて、別で熱しておいたターコイズブルーのガラスを淵に沿わせてます。とても熱いので赤く見えますがターコイズブルーのガラスです。見惚れているうちにランプシェードができあがっていました。

 

 

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1300度で熱したガラスを、できあがってすぐに常温に置いてしまうとガラス組織がうまくまとまらず、割れてしまうんだそう。そこで、あらかじめ500度に温めておいた窯に作品を移し、その窯の温度を1日がかりで常温に下げていきます。こうして、無事、ガラスの作品が完成します。

 

「500度の窯には『悪いガラスの神様』がいると言われています。
うまく作れた! と口に出したら、ガチャンと割られてしまいます。そこで、ガラス作家たちは、窯に作品を入れる瞬間は、静かにします。心の中だけで、よくできた!と叫ぶのです」

 

と奈津子さんは聞かせてくれました。

 

そうして作品を窯に移し、扉をそーっと閉めた時に見せた奈津子さんのガッツポーズが印象的でした。
最後の最後まで力を抜けないガラス作品作りを間近で見て、真摯に取り組む職人の姿って、かっこいいなぁと改めて実感!

 

 

ENTROでは、ナイト吹きガラス体験をできるそうです。
夜に窯の中で光るガラス、想像しただけでも綺麗そう!

 

 

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沖縄県名護市宮里585−9 名桜マンション1F
0980-53-2324
http://entro-glass.jimdo.com
4月〜9月営業
平日16:00-20:00
日曜日 14:00-18:00
休 月・火