「田芋パイとじーまーむ豆腐、どちらも私にとって手みやげの定番。ココ! っていうお気に入りの店があるんだ。
田いもパイは中城に工場がある「なかとみ」、ジーマーミ豆腐は浦添に本店がある「トミ家」のが最高においしい!
でも、近所のコープやサンエーでも買えるのがありがたい」
「田いもパイは1個120円。
スーパーでは個包装のものや3個セットのパックも販売してるよ」
「おうちで食べるときは、トースターで3分くらい焼くと揚げたてみたいになるのでおすすめ」
「ん〜。おいしい!
なかとみの田いもパイは、甘さ控えめの餡がめちゃくちゃおいしい。
沖縄は田いもの産地だけど、きれいな湧き水が出る田んぼでしか育たないんだって。
そのおいしい田いもを使って、なかとみは無添加・手作りにこだわってるんだよ。
手作りだけあって、パイもサクサクで香ばしい。
うちは家族みんなここの田いもパイが大好き。
実家にもよく置いてあるし、4歳の息子も一個じゃ足りずにおかわりするほど。
誰にあげても喜ばれるから、会社にも差し入れとして持って行ったくらい。
みんな喜んでくれたよー」
「お庭もきれいで癒されるよ。
値段はスーパーと変わらないんだけど、なかとみファンとしては一度は揚げたてを味わってほしい!」
「1個から販売してくれるよ」
「お夕飯にお呼ばれしたときなんかには、トミ家のジーマーミ豆腐がお土産にぴったり。
夕飯の一品にもなるでしょ。
一番の特徴は、ねっとり・もちもちとした食感!」
「ほら、こんなに粘り気がある!」
「なめらかでつるつるっとしてておいしいんだよね。
それにタレも絶品。甘さと辛さのバランスがちょうどいいんだ。
オーソドックスな白いジーマーミだけじゃなく、他の色もおいしいよ。
黄色はウッチン、紫は紅芋。
あとね、黒い黒糖味もあるんだよ。
タレじゃなくて黒砂糖の粉がついてて、デザート感覚で食べられる。
白3個セットは315円、3色セットは357円、お手頃でしょ。
浦添の本店が実家の近くだからよく行くんだけど、そこで買うとスタンプを押してもらえるの。
スタンプがたまったらジーマーミ豆腐がもらえるんだよね。
トミ家も手作りにこだわっていて、水には電気分解した還元水を使ってるんだって。
ジーマーミ豆腐作りの工程で一番大変な煮込み作業も、機械じゃなく手で混ぜてるんだよ」
「ジーマーミ豆腐も田いもパイも、どちらも息子の好物だよ」
「豆腐を食べたら必ず…」
「一滴残らずタレも飲み干す!(笑)」
「毎回、2個はぺろりだね。
実家に帰るときもよく買って帰るし、自宅で夕飯の一品にすることも多い。
考えてみたら、本当にしょっちゅう食べてるな!
そういう沖縄の一般家庭の食卓に馴染んでいる食べ物こそ、沖縄土産として相応しいんじゃないかな?」
写真 中井雅代