2013 2月

green house
PHILIPPE WEISBECKER Nieves刊 ¥2,100 (ペーパーバック)
 
外でお茶をする時に、テーブルに置かれた紙ナプキンにさらさらっと絵を描いている人を見かけることがある。あたかも鼻歌を歌っているかのように自然に。
絵心のない身としてはそういうものを見ると一種の憧れのような気持ちを抱く。
だからラフスケッチのような作品を見ることで自分で書いたような気になって満足することがある。
 
今回ご紹介するのもそんな一冊。
フランス人アーティスト(イラストレーター)によるドローイング集。
GREENHOUSE(温室)ばかりを鉛筆の柔らかなタッチで描いた作品をまとめたもの。
 
一見無造作に描いたように見える、面白いフォルムの温室がそのモデルとなった古びた写真と一緒に並んでいる。
温室だから建物は採光のために総ガラス張り。でもその建築様式は様々。
それが線描によって無駄なものはそぎ落とされて、描かれた作品は温室でありながら宮殿のようであり、UFOのようだったり、サーカスのテントを連想させる。
あるいは華奢な鳥かごや羽を広げた孔雀のようでもあり、見ているうちにイメージがどんどん膨らんで楽しくなってくる。
 
green house
 
green house
 
また一つの温室を様々な角度から描いていたり、その構造を俯瞰や断面図で見せてくれる。その造形美もまた魅力のひとつ。
  
でもやはりページを捲っていて感じるのはワイズベッカーの、モチーフに対する描かずにいられない衝動。それがそこかしこに見え隠れする。きっと子供のように夢中で描いたんだろう。
 
温室の写真はモノクロで、線描画には色はついていないから、それがまた実際の温室の室内には光がどう降りそそいでいるのだろうと想像を掻き立ててくれる。
  
それにしても、温室といっても、球体、半ドーム型、立方体と様々な形のものがあるんだなあ。その建物自体がアート作品。
 
淡いうぐいす色の表紙も目に優しい素敵なアートブックです。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

2013 2月


 
胎内記憶を持つ、癒がふ家オーナーが語る「いい胎教、悪い胎教そして胎教修正」のお話と朗読&ピアノのふたり語りで愛を感じるひと時をご一緒に過ごしましょう♪
 
開催日:2月17日
時間:10時~14時 
参加費:¥2100(健康ランチ&ドリンク付き)
定員:18名様まで(人数に達し次第締め切りになります)
場所:新都心「癒がふ家」
HP:http://yugafuya.com
 

2013 2月


 
 
美しいスペシャルティコーヒー。
ビターチョコレートのような
まろやかで甘い香味。
透明でやわらかなコク。
 
世界にたったひとつの
魔法珈琲オリジナルブレンド。
 
珈琲は日常の様々な出来事を彩る
魅力的で不思議な飲み物。
人と世界をつなぐ
琥珀色のスイッチ。
 
どうぞオウチでも
のんびりとお楽しみください。
 
 
今日も一杯の珈琲を大切に
 
 
魔法珈琲
店主
 
 
mahou blend.200g/¥1300
2月より販売を始めました 

入荷情報は
コチラ
http://www.facebook.com/mahoucoffee2011
https://twitter.com/mahoucoffee2011
 

2013 2月

mama!milk
 
夜から夜へと旅綴り、
演奏者は宿縁の灯りの袂に暫しとどまり、
そして其処に居た者は映像的旋律へ導かれ
暫しの旅へと、時を軸に交差する。
 
蒸し艶やかな香り漂う
潤い初め(うりずん)を迎える沖縄に
相応しいmama!milkの音楽が
宜野湾、南城市、そして那覇と、
3夜の趣き異なる灯の下で
それぞれが異種特別な
一夜となり心地よく揺らぎ鳴り渡ります。
 
繊細優美、そして官能的な演奏、
至福のひと時をどうぞ存分にご堪能ください。
 
【プロフィール】
mama!milk(ママミルク)
生駒祐子(アコーディオン)、清水恒輔(コントラバス)によるデュオ。
世界各地の古い劇場、客船、寺院、美術館等での演奏を重ね、
異国情緒溢れるその音楽は「旅へいざなう音楽」とも評されている。
近年は、映画、美術、アニメーション作品のための音楽においても活躍しながら、アルバム作品として、
アナログ・レコーディングによる「Fragrance of Notes」(英国BBC radio1″Jazz Album of the Year 2009″)、
海辺の廃墟でのフィールド・レコーディングによる「Quietude」(2010)、
瑞々しいアンサンブルが美しく響きわたるホール・レコーディングによる「Parade」(2010)、
製本工場跡ギャラリーでの公開セッションから生まれた音源「Nude」(2011)を
相次ぎ発表し、国内外で話題をよんでいる。
オフィシャルサイト www.mamamilk.net
 

 
【日時・会場】
2013年3月1日(金) 
開場 19:00 / 開演 20:00
@CAFE UNIZON
宜野湾市新城2-39-8 MIX life-style 2F
Tel : 098-896-1060/E-mail:info@cafe-unizon
 
2013年3月2日(土) 
開場 19:00 / 開演 19:30
@さちばるまやー
南城市玉城字玉城31-1
Tel:098-948-3230/sachibarumaya@me.com
 
2013年3月3日(日) 
開場 20:30 / 開演 21:30
@cello
泉崎1-17-10
Tel:098-863-8605(18:00~24:00)

【料金】※料金は、各会場共通です。
ご予約2,500円/当日3,000円
※別途、1ドリンクのオーダーをお願いします。
 

2013 2月

yoga
 
目の前に広がる海を見ながら こころとからだをリフレッシュしませんか。
日頃頑張っている自分へのご褒美の時間。
小さなお子様連れでも気兼ねなく参加してください。
 
開催日:毎週木曜日
時間:10:30〜11:45
料金:700円(無料体験あります)
場所:Cafe ゆくれれ 2F会議室
住所:沖縄県うるま市与那城照間1860−1 2F
ブログ:http://maniyogakobanzame.blogspot.jp
 
yoga
 
yoga
 

2013 2月

 

文・モデル/富田杏理  写真/藤原パウラ

 
ジュネチック
 
「ふわふわ柔らかくて気持ちが良さそうだなー」
まず目に飛び込んできたのは、児玉桂さんの作品だ。
正面に立って見ると、窓の外の風景と一体化している。
 

 
シフォンを通して眺める畑の緑や土の色、空と海の青さは不思議と浮遊感があって、なんだかとても心地よい。
 
 
そんな柔らかさに迎えられる「ジュネチックin伊計島 滞在制作現代アート展」では、沖縄を拠点に活動する6名のアーティストの作品が、旧伊計小中学校の2階に展示されている。
アーティストはみな、会場に1か月滞在して作品を制作した。
「ジュネチック」は、先祖供養を目的に芸能や祭りで集落の路地を練り歩く「道ジュネー」の「ジュネ(沖縄の古語で「巡る・連なる」の意)」に由来し、時間や記憶をジュネ(巡回)するというテーマに基づき、展示が構成されている。
 

 
 
児玉さんのもう一つの作品「filter-透過する風景」。
コンクリートの小部屋が波打ち際のように表現されているもので、こちらもまさにアートを「体感」できる空間。
 
 
その隣の「blue hour」は児玉美咲さん。
 
ジュネチック
 
「伊計には 時計の真ん中の意味がある」
そんな詩と共に、メトロノームなどが棚の中に展示されている。
床の一部は剥がされ、その代わりに砂が敷き詰められている。
 
ジュネチック
 
ジュネチック
 
棚の向かいの壁には、校庭で遊ぶ子どもたちの写真が連ねて飾られている。
焼けたような加工がされた写真からは、だんだん子どもたちがいなくなる。
写真を追っていくうちに音が吸い込まれたような感覚に陥る。
時間の流れが徐々に不規則になっていくような…。
 
沖縄本島と橋で陸続きになってはいるものの、せわしない現実とは別世界のような、不思議な伊計島の雰囲気を肌で感じた。
 
そうか、時計の真ん中だから動かないのか。
 
堅苦しい美術館とかじゃなく伊計島という舞台だからこそ、こういう作品が生まれるのだろう。
作品と見る人と島とが一体化し、今回の企画の醍醐味を味わえる。
 
 
廊下沿いには、平良亜弥さんの作品「選ぶ 残す 変える」。
 
ジュネチック
 
ジュネチック
 
空調のダクトルームだったのか、奥行きのないクローゼットのようなコンクリート打ちっぱなしの壁の一部に、キラキラ光る銀色のテープが四角に張り付けられている。
 
ジュネチック
 
その空間の隣には、空調の吹き出し口がある。
中を覗き込むとずっと奥まで空間が続いており、そこにライトが照らされている。
その空間に身を置いていると、まるで宇宙船の中にいるような気分になる。
 
うーん、「選ぶ 残す 変える」。
子どもたちが毎日過ごしていた平凡な学校に、こんな小宇宙が出来るとは。
 
ジュネチック
 
教室に様々な漂流物が展示されている「呼吸」は西真理さん。
 
大きな水タンクの存在に不意をつかれる。浜比嘉島から拾ってきたという。
 
ジュネチック
 
どんな経緯でこの物たちがここにたどり着いたのかと考えると「???」で頭がいっぱいになる。
 
ジュネチック
 
教室に入った時には正直「これはいったい…」と言葉を失ったけれど、しばらく部屋にいると、持ち主を失った漂流物から、無情な時の流れを訴える声が聞こえてくる気がした。
 
ジュネチック
 
ジュネチック
 
小学生が使用していた、フルオープン型の大きな教室エリアには、石垣克子さんの「黒板と道草」が。
 
ジュネチック
 
ジュネチック
 
滞在制作期間、伊計島まで通う途中に道草をしながら描いたという風景画。
 
ジュネチック
 
ジュネチック
 
伊計島の形に切り取った小さな黒板は、来場者が書き込んでいく参加型の作品だ。
 
ジュネチック
 
黒板に必ずついていたチョーク入れの写真もある。
その画像をよく見ると、チョークに紛れて乾電池が入っていて、思わず笑い声が出る。
そうそう、チョークの引き出しって、なんか訳の分からないものが入っていたりしたんだよね。と、一気に学生時代に戻ったような懐かしさで胸がいっぱいになる。
 
仲原遺跡の写真をマグネットにしたパズルなどもあり、気軽に手を触れて体感できるスペースとなっている。
 
 
そして、中学生が使用していた教室エリアには、佐藤大地さんの「君の知っている人はみんな いつか 死ぬ」。
 
ジュネチック
 
タイトルだけ聞くととても重たくて悲しい印象ではあるが、展示されている作品にそんな暗さはない。
 
ジュネチック
 
伊計島の同じ場所から日を変えて描いた風景が何枚も飾られている。
 
ジュネチック
 
あまり大きくないかわいらしいサイズの作品たちから、晴れの日・曇りの日・雨の日と、天気は変わりつつも淡々と流れる時間を感じる。
 
ジュネチック
 
さらに黒板には、“ Do you realize ”から始まるロックバンド「フレイミング・リップス」の詩の引用が。
確かに日々を生きることに精いっぱいで、大切なことって改めてこう問いかけられないとおざなりにしてしまうよね、と自戒の念に駆られる。
“ ha-piness ”という風に、大切な単語はあえて一字伏せられていたのがとても印象的。
 
ジュネチック
 
現代アート展と聞いて少し身構えて会場を訪れたのだが、実際に様々な形の作品を眺めていくうちに、「時間や記憶をジュネする」という今回のテーマをひしひしと感じることが出来た。
テーマを意識して鑑賞する、という初めての体験で分かったこと。現代アートって意外と面白いさー!
皆さまもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
 
ジュネチック
『ジュネチック in 伊計島 滞在制作現代アート展』
■会期
2013年2月1日(金)〜2月11日(月・祝)
10:00〜18:00
■会場
旧伊計小中学校 2F
沖縄県うるま市与那城伊計224(駐車場:校舎前グラウンド)
■入場料 無料
■出展作家
石垣克子、児玉桂、児玉美咲、佐藤大地、平良亜弥、西真理
主催:NPO法人 琉・動・体(アーケイド、office BULAT)
助成:(公財)沖縄県文化振興会
後援:うるま市、株式会社 沖縄タイムス社、株式会社琉球新報社(五十音順)
■アクセス
那覇空港から車で
沖縄北ICから約40分
那覇IC→沖縄北IC経由で約1時間10分
■問い合わせ
ARCADE(アーケイド アートスペース&スタジオ)
098-989-7176
http://www.art-arcade.com/
 
文・モデル/富田杏理  1980年沖縄県生まれ。既婚、一児の母。慶応義塾大学総合政策部卒。大学在学中CanCamのモデルとして活動。大手広告代理店など勤務の後、三年前に故郷沖縄へ戻る。
 

2013 2月


 
全粒小麦やブラウンシュガーで作ったクッキーに(こちらで用意します)、天然成分の色素を使ってアイシングします。今回のテーマはひなまつり。アイシングや絞り袋の作り方、アイシングの仕方などを中心とした初心者向けのクラスですが、中級者も楽しめるようちょっと凝ったアイシングの仕方も伝授します。7~8cmサイズのクッキーを4枚デコレーションして、お持ち帰りいただきます。こちらのクラスはいつもすてきな焼き菓子を作っているOkinawa Sweetsが担当します。リピーターの方も大歓迎です!
 
開催日:2月22日(金)
時間:13時~(所要2時間程度
場所:BONOHO(南城市佐敷)
時間:13時~(所要2時間程度)
参加費:2500円(材料費、お茶、おやつ込み)
http://makoto780801.ti-da.net/
持ち物
タッパーなど大きめのふた付き容器1~2つ(クッキーが重ならずに持って帰れる容量)
タオル2枚程度(手ふき用など)、ウェットティッシュなどあれば便利です
 
 
お申し込みやご質問は、BONOHO(南城市佐敷)まで。
mail : bonoho@hb.tp1.jp
携帯*080-6818-1428 佐藤
 
 

2013 2月

matte pan

 

フランスの代表的な田舎パン、カンパーニュ。テーブルに並べられたこのパンを見て、「きれい…」という言葉が自然と口から出た。

 

大きく開いたクープ(割れ目)が印象的で、ずっしりと重い。カリッと焼き上がった皮。歯を軽く押し返すほど、もちもちと弾力のある生地。噛めば噛むほど、香ばしくて濃い麦の香りが口の中に広がる。オーガニックレーズンからおこしたという自家製酵母によるものだろうか、ほのかな酸味と甘みを感じる。

 

「食事に合わせるパンを目指して作っています。カンパーニュは当店で一番ベーシックなパン。我が家では、朝食にパンとスープをあわせて食べることが多いですね」

 

滋味深く、見た目も美しいパンで始まる朝。想像するだけで頬がゆるむ。

 

 


カンパーニュに練り込む具材は様々。こちらはドライパイナップル。

 


3種のレーズン(カリフォルニア・サルタナ・カランツ)とくるみ。

 

オーナー・川武彩さんが作るパンはどれも、素朴ながらしっかりと力強い味がする。ハード系のパンには小麦粉、ライ麦粉、全粒粉を使用しており、パンの種類によって粉を使い分けていると言う。

 

「小麦に含まれるタンパク質の含有量でも仕上がりが変わりますし、ハード系に合う小麦でも実にさまざまな種類があるんです。粉や配合を何度も調整しながら、試行錯誤して自分好みの味を追求しました」

 

全粒粉には、伊江島産の小麦を使用している。

 

「全粒粉は胚芽もふすまも丸ごと入っているので、小麦粉よりも栄養価が高いんです。中でも、伊江島小麦は味も香りも私好み。店を始める前からずっと使っていますが、ほかの全粒粉よりも生地のもっちり感が増す気がします。それに、やっぱり地元でとれたものを食べるのが一番だと思いますから」

 

地産地消を目指し、身体に良く、安心・安全な素材を極力使うこと。もちろん、おいしさの追求も忘れない。

 

 

 

基本的に卵や牛乳、乳製品は使わない。

 

「卵や牛乳を使うと、一気に菓子パンっぽくなる気がして…。私は、複雑なものよりもシンプルな方が好み。混ぜごはんよりも玄米が好きだし、パンもあれこれと材料を組み合わるより、素朴な雰囲気のものにひかれるんです。ハード系のパンには砂糖も使いません」

 

また、「食事に合わせるパンを」という想いから生まれるこだわりも。

 

「『惣菜パンはないの?』と訊かれることもありますが、お作りしていないんです。小麦本来の味わいを楽しんでいただきたくて」

 


matte panでは少数派のソフト系、黒糖パン。

 


沖縄産黒糖のやわらかなコクと甘みが楽しめる。もっちりと瑞々しい食感も魅力。

 

カンパーニュの生地をベースに、メニューの種類は拡大している。ドライフルーツ、ナッツ、オーガニックチョコ、無添加の薫製豚…。使用する具材も、からだに優しいものを厳選している。

 

「生地に合わせる素材は、ごはんやおやつを作るときにヒントを得ることが多いです。豆料理とか、チョコを使ったお菓子とか…。基本的に、食べることが大好きなんですよね(笑)。おいしいものを食べたいから良い素材を使いたいし、手間も惜しみません」

 

彩さんのパンは、そのほとんどが手ごねで作られている。

 

「黒糖パンと食パンだけは機械を使ってます。パン屋で使う大きなミキサーではなくて、小さな家庭用のものなんですが。砂糖とオイルが入るので、グルテンがつながりにくいため、機械の力を借りてます。捏ねの最後の見極めは手で必ず確認します」

 

家庭で食べるぶんだけならまだしも、販売用のパンも多くが手ごねだと大変じゃないですか? と尋ねると、逆にぱあっと表情が輝いた。

 

「それがすごく楽しいんです。
こねているとね、粉からパンの生地になる瞬間があるんですよ〜!」

 

粉から生地になる瞬間…ですか?

 

「そう! うーん、言葉で説明するのはちょっと難しいんだけど…。
粉と水とがひっついて、生地として一つにまとまる瞬間があるの。
それがもう、『気持ちイイ〜!』って(笑)」

 

とことんパンが好きなんだなぁ。彩さんの話を聞いていると、そう実感することが何度もあった。

 


 

彩さんは以前、ウェブ関連の仕事をしながら、趣味でパン教室に通っていた。

 

「フリーで6年ほどwebの仕事をしました。いわゆるSOHOで、お客さんとの打ち合わせ以外はずっとパソコンと向き合う仕事でした。そんな環境を打破するために、パン教室に通い始めたんです」

 

次第に「パンを作る仕事がしたい」という気持ちが強まり、本格的に修業するために仕事を辞めて一度実家に戻り、その後、大阪のパン屋で働きだした。

 

「会社勤めをしながら気になる店に行ったり、パンを取り寄せたりしていたのですが、その店のパンが自分に一番ぴったりきたんです。これだー!って」

 

丸2年の勤務を経て、結婚を機に沖縄に移住。委託販売やイベント出店などを中心に活動を始めた。

 

 

販売するパンの種類は、季節や日によって変わる。カンパーニュ、黒糖パン、食パン、フォカッチャ、ベーグルと生地の種類は豊富だが、さらに増やしたいと意気込む。

 

「バケットも作りたいし、季節の果物からおこした酵母で限定メニューも作ってみたい。また、パンに合う料理の提案もしていきたいな」

 

 

素朴ながら、麦の奥深い味わいを楽しめる彩さんのパン。食事に合わせると聞いて、やはり洋食かな? と考えていたが、「おみそ汁にも合いますよ」とのこと。

 

そうか、何もパンに合わせて食事を作りかえることはないのだろう。例えば、厚めにスライスしたカンパーニュに、油みそをペースト感覚でつけてみたらどうだろう?納豆、焼き魚、みそ汁、そしてパン。そんな朝食も素敵だ。

 

普段の飾らない食卓にも、matte pan のパンはきっとしっくり合う。

 

文・仲原綾子 写真・中井雅代

 


matte pan
※2月16日にオープンするBONOHO(関連記事:http://calend-okinawa.com/interior/interiorshopnavi/naomichi-satou.html )では、パン販売のほか、スープセットを店内で提供予定
※販売日&場所に関する情報はホームページに掲載しています。
HP http://www.mattepan.com

 

2013 2月

jiro dreams of sushi
 
この映画を観る人は、間違いなく寿司好きなのだと思われる。
 
そして、この映画を観た後、間違いなく「すきやばし次郎」の寿司を食べたくなる。
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
食を愛する者としては、死ぬまでに一度、二郎さんの寿司が食べたくてたまらない。
 
年齢的にも、私より二郎さんがリタイアするほうが早そうなのですが、それまでに是非、行きたい。
 
この映画に登場する鮨の美しいこと。
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
華美な装飾はいっさいなし。シンプルな江戸前ずし。
 
ただ、ため息が出るほど美しい。鮨が生きているかのように、画面からおいしさを主張している。
 
もちろん、次郎さんの国宝級の腕もある。しかし私は、この監督と撮影クルーに頭がさがる思いである。
 
日本の鮨はかくも美しいのだと実感させられ、手を伸ばしてすぐに食べたいという衝動に駆られるほどのスクリーンワークは、もう拍手するしかない。  

鮨に対する愛情と日本の食文化、鮨に対する大いなるリスペクトがあふれている。そうでなければ、あの絵は撮れない。
 
御年87歳。毎年、ミシュランの3つ星をとる名店。すしってこの店の場合はやっぱり、寿司ではなく、鮨、な感じ。
 
jiro dreams of sushi
 
二郎さんは、まだまだ満足していない。頂点をめざしている。そして頂点っていったいどこなんだろう?
仕事に対する姿勢、仕事を愛すること。
 
いい料理人は、おいしい食事をいっぱい食べて、勉強する。
鋭い感覚の舌が必要だ。
味覚とは、ひとによって違うのかもしれないけど、確かにおいしいものを食べていないと、どこが頂上なのか、自分が今、どこにいるのかを見失う。
二郎さんにはふたりの息子がいて、そのふたりもこの映画に出てきます。
あととりは当然一人。
長男。
 
 
そしてあと一人は、六本木ヒルズ店をまかされている。
 
jiro dreams of sushi
 
長男のよしかずさん。
彼のプレッシャーは、すごいものだとおもう。
長男は、長男らしい、次男は次男らしい。
厳しいながらもしっかりと育てられたのであろう。
 
よしかずさんが、自転車に乗っているところが印象的。
いつまでも、二郎さんがお店にいるわけではない。
思うことはいろいろあるだろう。
 
自分の仕事を愛し、ひたすら道を極める。
こんなことができたら、どんなに素晴らしいのだろう。
 
もう、迷わないのか?
 
私は迷ってばかりだ。
 
ただ、自分を信じて、生きていく。
私もまだまだ何もあきらめられない。
まっすぐ、前をみて、進んでいくしかない。
ライフワークといえる仕事にまだ出会えてないし。
それでも、信念をもって、自分を見失うことなく、目的に近づいていることには間違いない。
自分のことと重ねながら観ていたので、二郎さんの言葉のひとつひとつが、心に突き刺さった。
 
観る人によっていろいろ感じることができる映画です。
ドキュメンタリーとあなどることなかれ。
超一流には、それなりの理由がある。
 
しかし、ちょっと二郎さん、ゴラムに似ている(笑)
 
予約は1か月まち。これは、この映画撮影中の情報なので、今はもっと時間がかかるのかも。
寿司は、二郎さんのおまかせコースしかなく、ひたすら寿司がでてくる。
30000円から。
早い客は15分で食べ終わるらしい。
15分、30000円。
庶民には考えられない金額だが、この映画を観終わると、「高くない」ということに気が付く。
店の清潔感、米をさます際は、米が踊っているように見えた。最高級の食材。約20貫のフルコース。
奇跡の味に触れてみたい。
 
jiro dreams of sushi
 
jiro dreams of sushi
 
どうでもいいものは、食べないようにしよう。と心に誓いました。
フレンチの名店「エルブリ」が閉店したあと、「すきやばし次郎」が私の夢となった。
 
本物に触れるのも、時には必要です。
是非、劇場で。

KEE

 

 
<ストーリー>
銀座に店を構える「すきやばし次郎」の店主で、大正14年生まれのすし職人・小野二郎さんが握るすしは5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、大きな注目を浴び続けてきた。その味に魅了されたアメリカ人監督のデヴィッド・ゲルブが密着取材を行い、二郎さんの職人としての姿勢や、父を超えようと精進する2人の息子や弟子たちとの師弟関係を映していく。
 
<キャスト>
キャスト
小野二郎
小野禎一
小野隆士
山本益博

 
リウボウホール
那覇市久茂地1-1-1 パレットくもじ7F
098-867-1171
 

2013 2月


 
3万人の参加者が居るmixi「間取り図大好き!」コミュから
派生したイベント「間取り図ナイト」も通算21回を数えます。
今回は昨年、東京で開催されたイベントを基に書籍化が行われ、
2月1日に発売されたのを記念したツアーとなっております。
 
イベント自体は、日本中からユニークな間取り図を集め、
それをスライドショーとして上映しつつ、
皆でご飯を食べ、お酒を飲む、そんなイベントになっております。
 
恐らく最初で最後の那覇公演になると思いますので、
是非遊びにいらしてください。
 
開催日:2月17日(日)
時間:18時開場19時開演(21時終演予定)
TEL: 070-5481-1213(当日のみ対応)
会場:Bar土 
住所:沖縄県那覇市牧志1-3-17 Bar土2F(国際通りJAL CITY裏)
ブログ:http://bar-tsuchi.com/e2548937.html
タンブラー:http://mdrzhon.tumblr.com/
 
過去のライブリポート
http://tcc.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/11924-136a.html
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1009/07/news003.html

料金:
前売 1,500円 (1ドリンク別途)
当日 2,000円 (1ドリンク別途)
 
 
■予約
メールでの予約のみ。
1. タイトルに必ず「那覇公演希望」と記入。
2. 本文に「代表者氏名」「お電話番号」
 「予約人数(最大4人迄)」を記入する。
3. mdrz.night@gmail.com迄 送信。
  ※キャンセルは不可。
  ※携帯で受信する場合、受信設定に注意。

問合せ:mdrz.night@gmail.com
 
 
[出演](予定)
森岡友樹 (『間取り図大好き!』コミュニティ管理人)
大山顕(住宅都市整理公団 総裁)
大塚幸代(デイリーポータルZ・ライター)他

 

 

 

2013 2月


 
―ゆれる春のオブジェ―
 
木々の芽もほころび、鶯の鳴き声も聴こえ、花も咲き始める、春の風景を
感じながら、和紙の柔らかさと色を楽しみ“ゆれる春のオブジェ”を作ります。
お申込み・お問合せ  沖縄臨床美術の会アート人(あーとんちゅ)
〒900-0013 那覇市牧志3-1-16
℡・fax 098-866-0691
*電話、FAXでお申し込みください。
*お名前と連絡先(電話)をお伝えください。
 
 
開催日:平成25年2月16日(土)
時間:午後2時~4時
場所:南風原町立・南風原文化センター
住所:南風原町喜屋武257
℡098-889-7399)
 
講師:沖縄臨床美術の会 アート人(あーとんちゅ)
安里正美・真栄田寿賀子
参加費:500円
定員:20名
 

2013 2月


 
2月14日
◆ ランチ 11:00~16:00 ¥1,575
◆ ディナー17:00~22:00 ¥1,890
※14日のみ、営業時間を延長してお待ちしております。
 
《メニュー(一部)》
・サラダバー
・豆と野菜のメキシカンスープ
・ミートカラソバ、ペペカラソバ
・やんばるスパイスを使ったタンドリーチキン
・オリジナルパンケーキ
・チョコレートフォンデュなど。
 
テイクアウトのお菓子、
romi-unie confitureのジャムも販売しております。
お席に限りがありますのでご予約をおすすめ致します。
 
 
ーーーーーーーーーーー
 
みやんちSTUDIO&CAFFEE
 
〒904-2174
沖縄県沖縄市与儀1-29-22
Tel/fax 098-923-1382
 
HP:http://miyanchi.jp
Blog:http://miyanchi.ti-da.net
Facebook:http://www.facebook.com/miyanchi3802