2015 7月

 

フリッパーズ・ギターからAKBまで撮る男・シンドウミツオの写真展
25年目の写真家宣言「気分は新人です」。(信藤三雄)
●90 年代から、TOKYO から世界に向けて、日本の音楽文化を発信し続けている、ジャケットデザイナー、映像ディレクター、映画監督として活躍する信藤三雄さん。
今年 2 月 27 日に、カフェユニゾンにてミュージシャン、音楽プロデューサー、DJとして活躍する小西康陽さん(元ピチカート・ファイヴ)と開催した、トーク&DJ イベントも大好評でした。
●そんな信藤さんの写真家としての側面をフューチャーした展覧会を、カフェユニゾンにて開催決定!
5 月に東京の AL ギャラリーで開催した、写真家・シンドウミツオとしては初めての写真展の巡回展です。もちろん沖縄初上陸!
●フリッパーズ・ギターや AKB48 をはじめ、日本を代表するアーティストの写真がずらり。信藤三雄だから撮影できた、錚々たる顔ぶれ。ぜひご来場ください。

 

☆8/14(金)に、ご本人も出演するオープニングイベントを開催!☆
写真展開催を記念して、信藤三雄さんご本人出演のトークイベントを開催。
トークのお相手には、写真家で沖縄在住の藤代冥砂さんをお迎えし、司会・進行には、元『SWITCH』編集者で現在沖縄在住の川口美保さん。
写真、音楽、デザイン、アート、そして沖縄。。。様々な話が飛び出します。
<日時・料金>
2015 年 8 月 14 日(金)開場:19:00/開演:19:30
ご予約:1,000 円/当日:1,500 円(ともにドリンク別)
<出演>
信藤三雄/藤代冥砂(写真家)/司会・進行:川口美保(編集者)

 

<会期>2015 年 8 月 12 日(水)~2015 年 8 月 31 日(月)
<時間>11:30~22:00/入場無料
@CAFE UNIZON

 

【会場・ご予約・お問合せ】
カフェユニゾン
〒901-2201 沖縄県宜野湾市新城 2-39-8 MIX life-style 2F
TEL&FAX:098-896-1060/E-mail:info@cafe-unizon.jp
HP:www.cafe-unizon.jp/twitter:@cafeunizon

 

 

2015 7月

 

波の音、心地よい潮風、目の前に広がる青い海。ビーチで行うヨガは、海が美しい沖縄ならではの楽しみ方です。いつでもネットで簡単に予約ができ、開催されるビーチも沖縄全域をカバーしているので、お気軽にご参加いただけます。早朝と夕方の時間帯で開催するので、陽射しもやわらかく、観光の合間に体験できるのも魅力です。

 

ビーチヨガ自体はこれまでも開催されていましたが、開催日時が限定されていたり、観光客がインターネットで検索しても、情報を見つけにくかったりする問題がありました。
そこで私たちは新しく、毎日ビーチヨガを開催できる仕組みを作りました。

 

プレオープンのときに参加されたお客様からは「大自然の中、さわやかな気分ですばらしい1日をスタートすることができました」「波の音を聴きながらのヨガで、朝を迎えるよろこびを体感しました」など、うれしいお言葉をいただいています。

 

今後は、「沖縄といえばビーチヨガ」といわれるように、ダイビングなどのマリンスポーツに続く観光の目玉にしていきたいと思っています。沖縄への観光客は2014年では700万人を超えています。その1%に当たる年間7万人に利用していただくことを目標にしています。

 

沖縄ビーチヨガ代表 佐藤佳奈
2015年7月29日

 

2015年8月7日、沖縄のビーチで毎日ヨガを楽しめるというサービスが始まります。

 

開催日:毎日
開催時間:早朝、および夕方の60分間(雨天中止)
開催場所:21世紀の森ビーチ、幸喜ビーチ、ナビービーチ、仲泊海岸、残波ビーチ、渡具知ビーチ、アラハビーチ、西原マリンパーク、瀬長ビーチ、知念岬公園、新原ビーチ、具志頭ビーチ(計12個所)
インストラクター数:現在12名
価格:1名様2,200円(マットレンタル代込み、税込み)※2名様以上集まれば開催されます。

 

【お問い合わせ先】
沖縄ビーチヨガ 佐藤佳奈
TEL:090-7370-6561
E-mail:beachyoga.ja@gmail.com
URL:https://beach-yoga.net

 

 

2015 7月

 

夏休み自由研究はこれで決まり!!
太陽の力で固まるアクセサリーを作ろう♪

 

各会場…予約無し

 

期間:7月18日~8月31日
毎日開催
場所:
*おきなわワールド玉泉洞王国村ガラス工房
10時~17時
*ユインチホテル南城
18時~22時
*EMコスタビスタ
18時~22時
*ラグナガーデンホテル
18時~22時

 

http://m1974yamani.ti-da.net/

 

2015 7月

 

小麦粉、乳製品、動物性ゼロ
白砂糖も使わず、フルーツ本来のビタミンやミネラル、酵素たっぷりケーキ。

 

天然の甘みを活かしてお席で簡単タルトのローケーキを作りましょう。

 

健康、美肌・アンチエイジングに!
「カラダが喜ぶ素材しか使わないので、とりこになること間違いなし!」

 

心も体も感激します!

 

【開催日時】
平成27年8月25日(火)18:30~20:00
【受講料】
3500円(材料費、消費税込)
【定員】 15名
*会場 デパートリウボウ 4F お客様サロン
講師 ローフードマイスター 吉澤直美
予約制  098-943-6745
問い合わせ 
okinawarawfood@yahoo.co.jp

 

http://ameblo.jp/smoothie-rawfood-okinawa

 

2015 7月

 

小浜島から手作り竹笛の名士をお呼びし、手作り竹笛を作ってならすワークショップを行います。
お子さまの夏休みの自由工作にもぴったり。沖縄の伝統文化に触れるチャンスです。
また、ブルーシールアイスクリームとコラボし、アンケートにご記入いただくともれなく90mlカップアイスのプレゼントもあります。
お申し込みは店頭またはHPから申し込み票をダウンロードし行ってください。

 

開催日:2015年8月8日・9日 09:00-18:00内
場所:ネッツトヨタ沖縄 全5店舗

 

http://netzokinawa.toyota-dealers.jp/

 

 

2015 7月


JOCKUM NORDSTROM著 HATJE CANTZ ¥5,750(参考価格)/OMAR BOOKS      

 

人と同じ大きさで描かれるカエル、淡い色合いの犬、馬や海辺の生き物や植物。
紳士淑女の隣に農夫、水着で寝そべる女性や顔のない全裸の男。たくさんの白い箱が積み上げられたオブジェ。ページをめくるごとにイメージを喚起させられる作品集を今回はご紹介します。

 

この『JOCKUM NORDSTROM: All I Have Learned and Forgotten Again』は2000年から2012年までの作品を収めた、スウェーデンのアーティスト・NORDSTROM(ノードストローム)の作品集。この本では、音楽、詩、アーキテクチャーなどからインスパイアされるという彼の、紙やカードボードなど身近な素材を使った約100作品を楽しむことができる。

 

様々な事物をフラットな視線で並列に捉えたこれらの作品には、どこか哀愁と滑稽さが漂う。また遊び心に富んだ時代や場所をも超えた独持の世界観。
美術の専門家でもない私のような人の目をも充分楽しませてくれるだろう。
連想ゲームのように、ストーリー(物語)が沸き上がってくるようなイラストレーションはどこかアメリカのアーティスト、デイヴィッド・ホックニーを思い起こさせる。

 

また四角の箱をいくつも積み上げた作品や線を多用したスケッチもまた無言のストーリーに満ちている。一度浮かんだストーリーも、次また同じ作品を見たとしたら別の話に置き換わっているかもしれない。まるでこの中からたくさんの小説が生まれそうだ。その自由さが、作品を目にしていて心地よい理由。
だから何度見ても楽しめる。

 

まずは本を開いてそれぞれの物語を自由に紡いで
ほしい作品集。真夏のバカンスにもおすすめの一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp

 

 

2015 7月

 

2種類の手作り石けんを親子で作ります。
1つはゼリーのようで寒天のようで、手に取るとプニュプニュと気持ち良い手触りの「プルンプルンSoap」、お好きな香り付けいたします。ちゃんと手も洗えます「プルンプルンSoap」は親子1組さま、3個制作お持ち帰り頂けます、
もう一つは昨年も開催いたしました「親子教室」でもお馴染みですね、ニードSoapで作った石けんねんどで、自由に好きな形や色香りでお作り頂けます
こちらは親子1組さま、2個制作お持ち帰り頂けます

 

開催日:8月19日(水)10:30~12;00/8月26 日(火)10:30~12;00
参 加 費 :2000円(材料費込、親子1組2名)
*お子様お一人増える場合は+1200円です。
*参加費は、お申し込みより3日以内の事前お振込みです。
*1週間前までのキャンセルにつきましては、参加費は返金致しかねますのでご了承下さい
定員:親子8組(定員に達し次第締切)
申込先:mailにてのお受付けのみとなります。
sweeety0104@gmail.com
場所:沖縄県総合福祉センター 5F(*変更の可能性もあります)

 

http://sweeety.ti-da.net/e7800729.html

 

2015 7月

 

一児のMAMAさん女性カメラマンによる出張New born Photo。 
ニューボーンフォトというのは、新生児のフォトサービスのことです。生後、間もない頃のシワシワの可愛い赤ちゃんを記念に素敵な形で残しませんか?海外では当たり前の行事です(*^_^*)
生後数日~30日までの赤ちゃんが対象です。一児のMAMAさん女性カメラマンは、産後外出できない赤ちゃんとお母さんのために私1人でご自宅へ出張致します! 今ならモノクロorセピアデータもお付けしています♥
モニター価格条件は顔を広告やHP・ブログに乗せてもいい方になります。 
詳しくはブログをチェックしてください(#^.^#)

 

期間:平成27年8月1日(土)~10名さま まで
場所:県内どこでもご自宅へ出張します。サロン内での撮影も可。

 

HP★http://mahalo2619.jimdo.com/  
ブログ★http://www.dclog.jp/en/8220106/556452997

 

2015 7月

 

真夏の沖縄でも、木陰に入れば潮風が心地よく吹き抜け、いつまでも佇んでいたいと思える家がある。
そんな避暑の家を想像しながら、木とガラスのうつわで真夏の涼の食卓を彩る7日間の展示会。
沖縄で修行後、20年前ぶりに沖縄へ来られる左藤玲朗さん、初の展示会です。どうぞお楽しみに!

 

<日時> 2015.8.22 土 - 8.30 日 10:00 - 13:00 / 15:00 - 19:00 ※月・水定休 13:00 - 15:00 昼休 ※在廊日 左藤玲朗:22(土) 藤本健:22(土)23(日) 29(土)30(日)

 

 

<会場> GARB DOMINGO 沖縄県那覇市壺屋1-6-3 tel 098-988-0244

 

 

作家プロフィール

 

左藤玲朗 sato reiro
大分生まれ、1991年より2年間、沖縄県那覇市の奥原硝子製造所で沖縄ガラスを学ぶ。
長崎・瑠璃庵にて修行後、会社員を経て独立。 2009年、千葉県長生郡に工房を移転する。
再生ガラスをベースにした手吹きガラスで、レトロな感覚とヨーロッパアンティークのような表情を合わせ持った使い心地の良いガラスの器を制作する。
http://www2.odn.ne.jp/tebuki/
藤本健 fujimoto ken
愛知生まれ、東京の木工所で働いた後、2002年に沖縄へ移住。
家具などを中心に制作していたが、数年前より食器制作に専念。
アカギやホルトノキ、ガジュマルなど、沖縄の個性的な表情を持つ伐採された木を中心に、自然の歪みを利用しながらも洗練されたフォルムの器を制作する。
http://www.yakabu123.com/

 

https://www.facebook.com/GARBDOMINGO

 

2015 7月

 

かわしまよう子の雑草料理と大城千春の雑穀料理のコラボ企画、『雑草と雑穀を味わう会』
生命力あふれる雑草と雑穀を、季節にあったテーマで美味しくいただく知恵をお伝えしています。
立秋は過ぎたとは言え、まだまだ厳しい暑さが残る8月のテーマは、からだの中から涼しくすること。からだの熱を取って、熱でバランスを崩した『心(しん)』を元気にする食べ物についてお話ししたいと思います。
雑穀は、畑の牛ひき肉「高きび」です。ほろ苦さが『心』の食養になります。
メニューは、ゴーヤの高きび肉詰め風、高きびのキーマカレー、雑穀の甘酒などをご用意します。摘んだ季節の草では、草握り、豆腐サラダ、オオタニワタリのココナッツオイル炒め、トマトと草のスープをつくります。草の苦みで体を清々しくししてくれるような料理をいただきます。

 

季節の雑草と雑穀をいただき、大地のパワーで身体も心も健康になりましょう〜♪

 

◎8月のお食事会
日時・・・8月21日(金) 10:30〜14:30
内容・・・*草摘みの散歩案内と料理・・・かわしまよう子
*雑穀のお話しと雑穀料理のレシピ紹介・・・大城千春
料金・・・4,000円
* 雑草と雑穀のランチ
* 季節のからだとケアのお話し会付き

 

定員・・・10名(先着順です)
申込・・・ugusukuchiharu@gmail.com 大城千春まで。前々日(8/19)まで受付♪
場所・・・沖縄県南城市玉城(詳しい場所はお申し込みの方に直接ご連絡します。)

 

◎プロフィール
かわしまよう子・・・2000年より雑草の世界に突入し、沖縄暮らし6年目。草との関わりを深めながら、心身の健康づくりをめざして活動中。雑誌「おきなわいちば」「自然栽培」などで連載。『道ばたに咲く』(地球丸)『草かざり』(ポプラ社)など草や暮らしにまつわる著書多数。現在60名ほどの草部員の部長をつとめる。

 

大城千春・・・13年間のアウトドアインストラクター業を経て、沖縄の離島へ移住。そのご縁で雑穀と出会う。どんな環境でも生育する逞しさ、苦しい環境の時こそ人間を救ってくれる雑穀の魅力にはまり、沖縄のベジレストランやカフェで雑穀料理の経験を積む。現在は雑穀の伝道師を目指して、雑穀料理人&畑人として活動中〜♪

 

2015 7月

 

黄色の可愛らしいドアを開けると、「いらっしゃいませ」と、元気で張りのある声が響く。その声の主は、どれにしようか迷っているお客に、「ご質問があれば何でも聞いてくださいね」と優しく声を掛けた。レジの後ろには、色とりどりのおもちゃを柵で囲んだスペースがあり、小さな男の子が、人懐っこく店主の膝にまとわりつく。奥の厨房では、手慣れた手つきの職人が、湯気立ち上る釜から次々と、焼きたてのパンを取り出していた。

 

街の小さなパン屋 “しぶパン”は、ご主人の三浦雄一郎さんと、奥様、志文(しふみ)さんの営む、家族の飾らない温かみに溢れているパン屋だ。

 

ーしぶパンお勧めの山食パンは、噛めば噛むほど小麦の甘みがじんわりと広がって、ほっと安心する味です。とてもシンプルで余計な味が一切しないですね。

 

志文さん(以下敬称略) 材料をなるべく少なく、と心がけています。山食パンであれば、小麦粉と天然酵母、洗双糖、塩だけです。他のパンも含めて、添加物は一切使っていませんし、バターも100パーセントバターで、マーガリンは使っていません。ショートニングも使いませんね。そういうのを使わないほうが美味しくできますし、必要ないですよね。家庭の台所にあるものだけで作ろうと。台所に保存料ってないじゃないですか。

 

ーそれに食パンの耳がこんなに美味しいなんて。カリッと香ばしくって、あえて端っこの耳が多いところを食べたくなります。外はカリッなのに、中は、こんなにフワッフワ。どんな酵母を使っているのですか?

 

雄一郎さん(以下敬称略) “あこ酵母”という天然酵母を使っています。天然酵母のパンって固いというイメージがありませんか? “あこ酵母”の社長は、酵母の職人で、天然酵母なのに、柔らかくてフワフワの食パンになる方法を考えついた人なんです。元々は、ホシノ酵母という天然酵母の草分け的会社にいた人なんですけど、もっとあっさりとクセのない酵母を作りたいと、あこ酵母を開発したんです。麹と小麦とお米を使った酵母なんですよ。

 

しぶパン

 

 

ー麹とお米の酵母なんて、だから日本人の口に合う、ほっとする味なんですね。白いご飯のように、毎日食べても飽きのこない味です。旨味もしっかりあるので満足感を得られますね。

 

雄一郎 小麦の旨味を充分に引き出すために、10時間くらいかけてゆっくりゆっくり1次発酵させるんです。“あこ酵母”は発酵の力が強くないので、時間をかけることで、酵母が作り出す旨味を引き出すんです。長く発酵させるとグルテンがつながって、香りもよくなるんですよ。“あこ酵母”の社長が言うには、「発泡パンと、発酵パンは違う」と。「ただ泡がたって膨れただけの発泡パンと、うまいこと発酵して、色んな旨味だったり食感だったり香りを引き出した発酵パンは違う」と言ってますね。

 

ーなるほど、時間をかけてゆっくり発酵させているから、旨味があって香りのいいパンになるんですね。袋を開けたとき、小麦のいい香りが立ちのぼってきます。見た目も美しいですね。気泡がパンの上下で偏りなく入っています。普通、食パンって上の方がよく膨らんでいて、気泡に偏りがありますよね。このクロワッサンも形がとても美しいです。 

 

雄一郎 ゆっくり発酵させた生地は成形にもコツがあるんです。強引な力は加えないんです。よくテレビで、生地をダッパーンダッパーンって叩きつけるようなところを見るじゃないですか。ああいうのは一切やらないです。優しく扱うので、静かなもんですよ。強引な力を加えたパンは、成形したときにはきれいな形になっていても、焼いてる途中で生地が暴れてしまうんです。真ん中にくるはずのところが、突然端っこに寄っちゃったり。焼きあがったときに暴れないパンに成形していくのが、一番楽しい工程ですね。うちのクロワッサンは、三つ折を3回くり返して54層になっているんですけど、バターを生地に折り込む作業が、集中できて楽しいです。逆にその時に集中できない状況でやってしまうと、あまりいいものができないですね。この折込の作業で、8割9割がた出来が決まってしまいます。

 

しぶパン

 

ー溶き卵を表面に塗っていないのも特徴ですね。

 

志文 うちのパンは塗り卵をしない、素肌のすっぴんパンなんです! 塗り卵をしておくとパンの乾燥が防げていいんですけど、卵はアレルギーがありますし、食中毒の原因にもなりますからね。それに塗り卵をすると、パンが卵の味になってしまうんです。

 

ーもっちりサクサクしていますね。それにあっさりしてる。フランスのクロワッサンて、噛むとバターがじゅわっと滲みでてきて、それも美味しいんですけど、あっさりクロワッサンもいいですね。しつこくなくて、いくつでも食べられそう!

 

雄一郎 一般的にクロワッサンって生地に油を入れるんですけど、うちは入れていないんです。油を入れずに生地を作って、バターを織り込みます。それにバター自体の油脂量も少ないですね。宮崎の高千穂バターで、無塩バターです。発酵バターも好きなんですけど、独特の臭みと塩っぱさがあるので、苦手な人には辛いかなと思って。クセのない無塩バターにしました。

 

しぶパン

 

 

しぶパン

 

志文 お客様にも「しつこくない」とよく言っていただきます。菓子パンも「甘さ控えめで、食べやすくてよかったわ」って言ってもらいますね。クリームパンのカスタードも、うちで手作りしてるんですよ。うちで作れるものは、だいたい作っていますね。

 

ークリームパン、控えめなのに満足できる、ちょうどいい甘さですね。甘ったるさが口に残らないです。「菓子パンを食べてしまった」という罪悪感を感じないで済みます(笑)。しぶパンのパンは、どれも美味しいし、毎日食べたくなる飽きのこないものばかりです。

 

志文 美味しくて体に良いものを届けたいですね。体にいいけど、美味しくないとか、美味しいけど、体によくないとか、どちらかだけじゃ嫌なんです。ちびっ子からお年寄りまで、みんなが美味しく食べられるものを届けたいと思っていますね。

 

雄一郎 以前ごまアレルギーのお子さんが来店されたことがあったんです。うちのパンは、オリーブオイルより香りの強くない太白ごま油を使っていて。どのパンにも原材料を全て表示しているんですけど、表示を見てお母さんがごま油が入っていることに気づかれて。お子さんが喜んでパンを選ぼうとしているときに、お母さんがその手を止めたんですね。その光景を見て、とてもいたたまれなかったです。そのお子さんが食べられるものがうちには一切ない。それがすごくショックでした。この一件があってから、油を変えようかとも考えました。でも油を変えて、機械を洗浄しただけではすまないですもんね。少しでも残っていたら、アナフィラキシーショックを起こしかねないですから。

 

しぶパン

 

 

しぶパンのパンが大好きで、特に固いパンが好きという、2歳の息子さん、銀剛君

 

ー安全安心にとてもこだわりがあることがわかります。その考えは修業時代から?

 

雄一郎 東京の、当時多摩市にあった“あこ庵”で修業しました。“あこ酵母”を開発している会社のパン屋さんです。もちろん、食の安全にはこだわっている会社です。パン作りを学びたいと思っていたときに、“あこ庵”の山食パンを食べたんですね。その山食パンが美味しくて、その味に惚れて、“あこ庵”に就職しました。そこで社長の酵母作り、パン作りの理念に直に触れましたね。沖縄に来てからも、“あこ庵”のパンに近づきたいと思って作っています。“あこ庵”でやってきてたようにやっても、同じにできないんですよね。パン作りってその場所の温度とか湿度にすごく影響されますから。機械との兼ね合いもありますし。何かうまくいかないと、ここならではの方法を考えて、工夫ができてきましたね。例えば、クロワッサンは織り込む作業の途中で生地を冷やすんです。ここの温度と機械の具合からちょうどいい硬さになるよう、冷やす時間を編み出しました。冷凍庫と冷蔵庫の両方を駆使するんです(笑)。だいぶ“あこ庵”の味に近づいてきたかなと思っています。

 

しぶパン

 

 

 

ーお二人は“あこ庵”で出会ったのですか? どのような経緯で沖縄に?

 

志文 私は、“あこ庵”の社長の娘と友達で、「人出が足りないから、バイトしない?」って誘われたのがきっかけです。販売の仕事に就いて、そこでおとーちゃんと出会いました。最初は「ひげの人」くらいにしか思ってなかったんですけどね(笑)。震災が起きる前、その年の1月に、おとーちゃんと沖縄に遊びに来て、久高島へ行ったんですね。そしたら、浜辺に缶がいっぱい落ちてたんです。「神様の島なのに、これはひどい。拾わなきゃ」って。普段はあまり積極的にゴミを拾うことはしないんですけど、その時は、自分の持っていたゴミ袋でゴミを拾いました。そしたら、流れで沖縄に来ることになったので、私は勝手に「沖縄に呼ばれた」と思っているんです(笑)。

 

雄一郎 “あこ庵”がちょうど転換期だったというのもありますね。パン部門を縮小することになって、私たちは他のパン屋に勤めだしたんです。同じ“あこ酵母”を使ってるパン屋だったんですけど、やっぱり自分のパンを作りたいなと思って。「だったら独立しちゃう?」って言ってたときに、ちょうど震災が起きたんです。それまで東京でも居抜きのパン屋の空き物件を探していたんですけど、なかなかなくて。たまたまネットで、沖縄のこの空き物件を見つけて、「行っちゃおうか」「行っちゃいましょう」って来たんです。

 

 

ー独立するときって、修業元とは違う、オリジナリティのあるものを出したいと考える人が多いと思うんですけど、お二人は愛する“あこ庵”の味を届けたいというお考えなんですね。

 

雄一郎 他の店を知りませんし、“あこ庵”のパンが好きなんで、あそこのパンから採用したいものがいっぱいありました。でも、しぶパンっていう店名は、“しぶちゃんの好きなパン”っていう意味なんですよ。あ、しぶちゃんって、おかーちゃんのアダ名ですね。僕が作って、しぶちゃんが「美味しい!」って言ったら採用、みたいな。

 

志文 パンの名前も私が付けてます。“ぐるっちょ”とか “くりむっちょ”とか、“クリメロ”とか変な名前が多いんですけど、変な名前ほど愛着のあるパンだったりしますね。“あこ庵”に勤めていた時、ひゃっほーってパンを食べまくっていて、他の店のパンを食べたとき、「あれ、なんか全然違うぞ」って気づいたんです。それまであんまりこだわりとかなかったんですけど、それからは他の店のパンは食べられなくなりました。2人とも、あそこのパンが大好きなんです。しぶパンも、“あこ庵”のように長く愛されて、将来は「あのパン屋さん、昔からあるパン屋さんだよね」って言われたいですね。

 

インタビュー/和氣えり(編集部)

写真/金城夕奈(編集部)

 

しぶパン

 

天然酵母のパン しぶパン
那覇市松尾2-6-18
098-867-4848
open 10:00〜20:00
close 日・月
http://civpan.ti-da.net
https://twitter.com/civpan
https://www.facebook.com/pages/しぶパン/121162501375999

 

2015 7月

 

夏休みは特別!
思い出も特別!
新しいこと 楽しいことに ワクワクついでに宿題もしてしまおう!
木の工房 楽樹においでよ!

 

つくる喜び 演じる楽しさ ☆夏休みワークショップ2015☆

 

糸のこを使って人形を作り、その場で10分程度の人形劇を考えて、お互いに発表し合います。

 

自分で作った人形を使って物語を考え、演じる。
想像しただけで、わくわくしますね♪
そんな特別な夏休みを楽樹で体験しませんか?
夏休みの自由研究にも、どうぞ。

 

日時:2015年8月14日(金)~18日(火) 5日間のうち1日
9時~15時(12時~13時は休憩・弁当ご持参下さい)
*9時受付開始 9時30分にスタートします
参加費:1人1日3000円(材料費・保険料込)
参加対象:小学生以上(お子様のみの参加OK。送迎は保護者様でお願い致します)
募集定員:1日16名
持ち物:筆記用具(ノート、鉛筆)・お弁当・お飲物
完全予約制:ご予約時に作りたい人形のキャラクターをお1つお選び下さい。
(キジムナー、ハト、へび、ゾウ、ヤモリ、ヤンバルクイナの6点からお1つ)

 

人形製作、演技、音響。それぞれの持ち味を活かした女性スタッフ3名がサポート致します!
楽しい時間を一緒に過ごしましょう(^∇^)

 

詳しくは、ブログ 木の工房楽樹(らっきー)
http://kinokoubou.ti-da.net

 

お申し込み・お問い合わせ先
木の工房 楽樹 TEL098-998-0078(担当 岩田)
メールでのお申し込み先 mkb.hikari@gmail.com

 

主催:木工房ひかり(岩田)
共催:木の工房 楽樹・ぷろおきなわ
後援:八重瀬町教育委員会・沖縄タイムス社・琉球新報社