» 「色と素材を楽しむ初夏」

 

暦の上では晩春。
しっとりと雨が木々を濡らし、南の島は水の中で暮らしているような湿気に満ちいて、
これから初夏に向けて季節も植物たちも変化しようと庭もいきいきと活気づいています。

 

変わり目を抜けると、青い空、太陽の光、吹きぬける風、大きな雲と通り雨。
南の島の夏の空は、雲がもくもくとしていて、私たちの頭上にぐっと近くなるような気がします。

 

季節が運んでくる空気感、気温、湿度。
夏には、どんな肌触りが待っているのでしょうか。
想像さえも心地よく、軽やかな気持ちになってくるからとても不思議。

 

 

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こちらは、ARTS&SCIENCEの定番リネンで仕立てられた天然染めのブラウス。
深みのある黄色は、柘榴で染められています。

 

花には物語があって、花言葉や意味を知ると楽しみがひとつふたつと増えていきます。
わたしたちの日常のなかに一輪あると心豊かになるような存在。

 

柘榴、どことなく甘美な印象のある花と実。
花言葉は成熟した美しさ、素直な美、結ぶ。

 

リラックス感もあって、それらが生む隙に大人の美しさを意識するような気がします。
そして、素敵なお洋服ね、なんて褒められて嬉しい縁を結ぶこともあるかな、とわくわくしてきますね。

 

 

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黄味がかった深みのある青と緑のような、深い森のなかのような色、こちらはくちなしで染めています。

 

くちなしの花言葉は、幸せ、喜びを運ぶ、洗練、優雅。
聞いているだけで心地よくなってくるようなお花で染められていて、袖を通すたびにきっと心も踊ります。

 

そんな花言葉について思い馳せていたとある休日の午後、散歩に出かけるとそこにはくちなしの木が植えられていて、くる人みんなに喜びが運ばれてきますようにと願って植えられたかと思うととても微笑ましい気持ちになりました。

 

そして、このお洋服を手にとってくれる方にも、喜びが運ばれますように。

 

 

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さてさて、ほかにもたくさん素敵な素材と色が楽しいお洋服をご紹介していきたいと思っています。

 

ミナ ペルホネンからも春から夏、そして秋口にも活躍してくれそうなブラウスが届きました。
元気いっぱいの笑顔がさらに眩しくなるような鮮やかな緑。

 

 

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風が心地よくぬけていきそうなリネン素材は、女性のやわらかさをよりひきたてて思わず触れてみたくなります。
白い肌、小麦色の肌、それぞれを鮮やかに彩ってくれます。

 

 

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白の女性らしい柔らかな透け感もとても美しく、同じ素材でもまた違った魅力が存在します。
クラシカルなパンツとドレスシューズと合わせても、この柔らかな透け感のおかげでぐっと女性らしさが増します。

 

ミナ ペルホネンらしいフォルムと、質感。
無地のお洋服が持つ潔さも、心ときめくものですね。

 

 

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こちらはhumoresque(ユーモレスク)のランダムタックスカート。
シルクリネンコットンの生地で仕立てられています。

 

肌映りもよく軽やかで明るいベージュ、雰囲気も柔らかく女性らしい。
優しいベージュは、この春夏のhumoresqueの色。
いろんな素材でベージュと黒の2色が対になっていて、シンプルで潔い日常着の美しさにしみじみと着る喜びを感じます。

 

 

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しっかりとロング、あえて長めで着てみたいと思うような一枚。
黒はクラシカルな、キリッとした印象。
足さばきも軽やかで、スカートの裾を翻すたびにその軽やかさに心が動きます。

 

 

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ほんのりと光沢のあるコットンリネン素材で仕立てられたドレス。
ほんのりとピンクがかったような、品のある色に思わずうっとり。
顔色も明るくなって、しっとりと女性らしく思わず顔もほころんでしまいます。

 

 

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同じ素材でも色が違えばくるくると醸し出す印象も変わって、万華鏡のよう。
裾が広がることなくストレートになっていて、うっかり大股で歩いてしまう私にとっては着物を着ているような感覚に。
歩幅をいつもより、小さめで。女性らしく、女性らしくと意識がぐっとあがります。
ほんのりとした光沢感は、夏のお祝いの席にもよさそうな一枚ですね。

 

色と素材を楽しむ初夏、この喜びはまさに大人の醍醐味。

 

 

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そして、4月27日より「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS展」がはじまります。
色・素材・肌触り どれをとっても心地よく、夏の風をふくんだこのカディを纏うことが楽しみで仕方ありません。

 

 

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手紡ぎ手織りで仕立てられたカディのお洋服やストール、そして布。
しなやかな陰影が美しく、どんな子たちが届くのだろうといまから私たちもわくわくしています。

 

4月27・28日にはCALICOデザイナーの小林史恵さんと手仕事布ブランドmaku textilesのデザイナーSantanu氏が在廊される予定です。
そして、28日には布が好きな人も、作り手も、それからこれからの仕事や自分の軸のようなものを探っている全ての方に聴いてほしいトークイベントが開催されます。

 

ぜひ、お誘いあわせのうえお越しくださいね。

 

心豊かな素晴らしい時間を、一緒に過ごせたらと思っています。

 

 

 

写真・文  桑田 さやか
 

 

 

 

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「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS展」
4月27日(金)~5月13日(日)12:30~18:00 *会期中 火曜休*
CALICOデザイナー 小林史恵さん在廊日 27日(金)28日(土)

 

*トークイベント「+意思 縦糸と横糸の景色」
4月28日(土)17:00~トークイベントを開催します。

 

インドの小さな村に暮らす人々の、手紡ぎ手織りで仕上げられたカディの持つ自然の揺らぎは美しい。そのカディで仕立てられた服の中でも、CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSのデザイナー小林史恵さんが提案する服には、1本筋が通った美を感じる。
彼女は洗練された形を追求し、着る人の美意識を満たすだけではなく、生産者から最終消費者に至るまで、関わる人全員が対等で健全な経済バランスの中にいることを目指している。
歴史・文化背景の違う両国を行き来して互いの経済自立と、仕事の喜びがもたらす複合的な力のバランスをとることは決して簡単なことではないだろう。
それは彼女自身が「自分がみたい社会」を作るという信念を持ち、CALICOの全活動に意義を見出しているからこそできることだ。
インドの布に魅せられて始まったこの仕事、「カディは村という太陽系の太陽であり、その営みなしでは他の惑星は成り立たない。村の人の空いた時間を有効利用するためにもチャルカ(糸車)を回し続けなければいけない」というマハトマ・ガンジー氏の言葉が一番しっくりくるという。
美意識と信念と行動が伴った人の生きる姿勢には人々を巻き込むパワーがある。裾を風になびかせてインドの村をしなやかに歩く彼女の姿を見てCALICOの服を無性に着たくなった。
私はかっこよく、美しいものだけにまかれたいのだ。
Shoka: 田原あゆみ
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インドの伝統的な織りや縫い、染めの儀保を磨くことによって、インドの手仕事布の伝統と職人さんの暮らしを持続させ、ただ服を作り売ることでなく、その営みを続けていく。その姿勢を貫くインド・コルタカ発の手仕事布ブランドmaku textilesのデザイナーSantanu氏が今年の企画展に合わせて初来日することになりました。
makuとCALICOは、共に「ファッションブランドでなく、インドの手仕事布の世界を作る活動である」とする設立思想を掲げ、設立のタイミングやベンガルの農村という生地の生産背景までが同じという、不思議な縁で繋がっているそうです。今回布文化が今尚息づいていて、手仕事が盛んな沖縄にお二人を迎えられることはとても在り難いことです。この機会をぜひお見逃しないようお声がけください。

 

 

 

 

 

暮らしを楽しむものとこと
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