2012 11月

サンゴジン
 
11月21日〜11月26日
@アトリエ「旧・若松薬品」
那覇市壺屋1丁目4-4
 
11月21、22、26日→13:00〜18:00
11月23、24、25日→10:00〜19:00
※23日(金)15:00〜 パーティー 
 
お問い合わせ:098-836-9011(珊瑚舎スコーレ)
http://www.sangosya.com
 

 

2012 11月


 
Relaxing room ヒル木~hirugi~では、日々の疲れやストレスを溜め込まない『クリアなカラダづくり』のお手伝いをしております。
 
溜まってしまったものは、少しずつ流しクリアにしていく。
できるだけ、ご自身のチカラで。
 
ご自身が持つ自然治癒力を高めるセルフケアを少しずつご提供します。
 
 
今回のワークショップでは、リンパの大切な働きを知っていただき
 
その後、ご自宅でもできるセルフケアを実践いたします。
 
リンパオイルケアの気になることやもっと知りたいことなど、
 
気軽にトークできるよう、少人数で設定いたしました。
 
同じ店舗内の cafe PIPINEO さんの美味しいデザート&ドリンクを楽し みながら
 
リンパオイルケアを知ってみませんか?
 
 
開催日:2012年11月19日(月)
時間:14:00 – 15:30
場所:Relaxing room ヒル木~hirugi~
住所:〒904-2212 うるま市赤野230-1
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【 第 2 回 フェイシャルリンパ 】
日時:11月19日(月)
時間:14:00 – 15:30
場所:Relaxing room ヒル木~hirugi~
定員:6 名
参加費:1200円 (実践用オイル、デザート&ドリンク 全て含まれます)
 
持参するもの ヘアターバンなど前髪があげられるもの
 
※ 当日はオイルを使用したフェイシャルリンパの実践を行います メイクは落とした状態でご参加ください。
 
参加申込・お問い合わせは
 
お電話、またはメールにて。
 
 
Tell:098 927 9547 ( 11:30 ~20:00 )
mail:jealjii@gmail.com
※メールでお申し込みの際は、 件名へ ワークショップ申込み と入力お願いします。
 
本文には
 
+お名前 +電話番号 +メールアドレス
 
をお願いいたします。
 
参加された方へは、 100%植物性キャリアオイルを無料でお配りいたします。
ご自宅でも、ぜひお試しください。
ブログ:http://hirugi.ti-da.net
 

2012 11月

Mika の場合
ビルケンシュトック 沖縄
 
昔から靴が好きなんだけど、大人になってからは素材に凝るようになった。
そのきっかけになったのが、20代のときに買ったビルケンシュトックのサンダル。名前は忘れちゃったけど、ずっと履いてたな。一番の理由は、革の質の良さ。履き心地が良いのはもちろんだけど、見た目にも高級感があるでしょ。
 
この「Wild Wood(ワイルドウッド)」は、最初履いたときにインナーのボアが肌触りよくてびっくり! 私、ウールが苦手なんだよね、チクチクするから。でも、これはやわらかくて気持ち良い。ずっと履いておきたくなる。
 
まだ小さい子どもが二人いるから、靴はペタンコであることが必須条件なんだけど、かといってあまりにカジュアルすぎるのは寂しい。Wild Wood(ワイルドウッド)はほどよく綺麗目のカジュアルブーツって感じで、これ一足あるとすごく便利! 
 
まず、これくらいの丈のブーツって服に合わせやすい。ロングスカートでもいいし、短いスカートにタイツ合わせて履いてもかわいいんじゃない? もちろんデニムにもぴったりだよね、裾をちょいロールアップさせて、トップスは少しガーリーなのつけて…考えるだけでも楽しい!
 
それにね、ネイビーって結構使い勝手がいいの。黒だと重たくなりがちだけど、ネイビーは適度にコーデを引き締められる。 ネイビーのブーツって珍しい気がするけど、すごく上品なんだよね。
今年の冬の着こなし考えるのが、いつも以上に楽しみ!
子どもがいても、オシャレはあきらめたくないからさ。
 
ビルケンシュトック 沖縄
Wild Wood(ワイルドウッド):ナイトブルー(スエードレザー)¥30,450 
※今季の新登場モデル。
 
 
Kyoko の場合
ビルケンシュトック 沖縄
 
私とビルケンシュトックのお付き合い歴は長いよ〜(笑)。
 
高校生の頃、雑誌で見た「MONTANA(モンタナ)」に一目惚れしてからずっと憧れの靴。
当時はスニーカーが流行った時代、周りは NIKE 派かローファー派に分かれていて、私はみんなと違うのほしい! と。でも、学校には白い靴しか履いて行けないので、最初に買ったのが白の「KENT(ケント)」。ウィングチップでカッコ良いんだけど、かたちが可愛らしくて。バイトで貯めたお金で買ったのが懐かしいな。もちろん、その後MONTANA(モンタナ)もゲット。
それからParis(パリ)やBoston(ボストン)など次々と入手、今のところ全部で7足ぐらい持ってるよ。
 
Boston(ボストン)は、スエードレザーの質感が大好きなの。光沢がある素材の靴よりも、マットな方が私の服には合わせやすくて。
秋冬って茶、紺、グレー、黒とダークな色のお洋服が多いでしょ。オリーブ色って、そのすべての色にバッチリ合う万能カラーなんだよね。
 
コーデとしては、ワンピに合わせるのがおすすめ。靴の持つ雰囲気がカジュアルだから、ちょっとおしゃれしたときや可愛い服を着るときに履くと、バランスよくまとまる。

 
実は…すでに次狙ってるモデルがあって(笑)。ビルケンって、一足買うとどんどん他のモデルが欲しくなっちゃう。高校時代からずっと、夢中です。
 
ビルケンシュトック 沖縄Boston(ボストン):オリーブ(スエードレザー)¥19,950
※今季復刻の限定カラー。
 
Yuri の場合
ビルケンシュトック 沖縄
 
うちのクローゼット開けるとね、ナチュラル系の服ばっかりズラーって並んでるの。ちょっと前にビルケンのサンダルを買ったんだけど、結構ボリュームがあって男前な感じでしょ。手持ちアイテムとどうやって合わせたらいいかな〜って考えてたところだったんだ。
 
この「Salzburg(ザルツブルグ)」は、フリンジが格好よくて一見カッチリしたデザインだけど、フロント部分はコロンと丸いし、全体的には可愛らしい雰囲気もあって一目惚れ。
しかも、いつも着てる花柄ワンピにレギンス合わせて履いてみたら意外と合う! 普段はね、ワンピにはだいたいバレエシューズを合わせてるの。でも、それだと甘×甘になるでしょ。まとまりはいいけど、ちょっと遊び心が欲しいな〜って思ってたから、「コレだ〜!」って。
 
それに私、ちょっと外反母趾気味だから、いつも靴を選ぶのに苦労してるの。バレエシューズも固い素材だと履けないし、好きなデザインの靴があっても、足の甲の高さや幅が合わなくて泣く泣くあきらめたことも…。
でも、Salzburg(ザルツブルグ)は注文の多い私の足にぴったりでびっくり。足のどこにも当たらなくて、すぽっ!て入る。ずっと履きこんできた一足みたいにすぐに馴染んでくれるの。
みんなが「ビルケンはラクチンだよ」っていう気持ち、私も実感しました。
 
Salzburg(ザルツブルグ)のおかげで、先に買ったサンダルのコーデの幅も広がりそう。
ナチュラル・フェミニン系の洋服とも相性ばっちりだって教えてもらったから。
 
ビルケンシュトック 沖縄Salzburg(ザルツブルグ):モカ×ハバナ(スエードレザー) ¥26,250

 

 
 
Shono の場合
ビルケンシュトック 沖縄
 
職場用にも購入して毎日履いてるくらいビルケン大好きなんだけど、ブーツはあまり履かなくてこれまで目がいかなったの。でも、ロングにもミドルにもなる2WAY仕様のブーツってすごいお得感!
 
どちらの丈もスカート・パンツ両方のコーデいけちゃうし、同じ服でもブーツの折り方を変えるだけで違う表情になりそうだし、着こなしの幅広がりまくり! もう、一石二鳥どころじゃないよね。
 
さすがビルケンだなーと思ったのが、ブーツって大体最初は足が痛くなるんだけど、この「 UTAH (ユタ)」はそれがまったくないの。
職場で愛用してるのもそれが理由。パティシエなのでジャブジャブ洗える「PROFI Birki(プロフィ ビルキー)」をずっと履いてるんだけど、立ち仕事がつらくないのはそのおかげ。ほんと、重宝してます。
 
ビルケンシュトック 沖縄
UTAH (ユタ):エスプレッソ(ワキシーレザー) ¥44,100 

 
ビルケンシュトック 沖縄
 
靴でカジュアルダウンさせる着こなしが好きなので、大体シンプルな服か可愛らしい雰囲気のものを合わせます。ビルケンは作りがしっかりしてるし、いい素材を使ってるから、「ちゃんと感」が出るのも嬉しい。
 
ブーツとは長らくご無沙汰だったけど、UTAH (ユタ)のおかげでブーツコーデの楽しさ思い出しちゃった。
これからは職場だけでなくオフの日も、ビルケンの靴にお世話になります。
 

写真 中井雅代

 
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ビルケンシュトックでは、11月12日(月)から12月25日(火)まで、お得なキャンペーンを実施しています。
 
ビルケンシュトック クーポンチケット
 
二足以上同時に購入すれば、その場でクーポンを使うことも可能。お友達や家族と一緒に買うのもおすすめ。あなたの一足を見つけに出かけませんか?
 
ビルケンシュトック 沖縄
那覇市牧志2-1-1 プランタビル1F
098-941-8121
年中無休 
open:11:00〜22:00
 
関連記事
猫背、腰痛、肩こり…身体の不調も靴で改善 
BIRKENSTOCKコーデ 6DAYS

 

2012 11月


 

沖縄古来の琉球王朝時代から続く秀逸な伝統陶芸の「根源」に目を向け、改めて現代社会と照らし合わせた器とは何か。
 
「土」や「食」の持つ力を大切にし、作陶する現代陶芸家 山田義力氏の目や心を通し
今の暮らしにあった、器や壺等の展示・販売会を行います。
作家が見てきたもの、聞いてきたことを、情熱を帯びた「琉球モダン」としてカタチにします。
 
<展示期間>
2012年11月17日(土)から25日(日)
午前の部 10:00 から 13:00
午後の部 15:00 から 19:00
 
<展示作家名>
山田義力(陶芸家)
 
<作家プロフィール> 1971 沖縄出身 1999 沖縄県立芸術大学大学院修了 1999-2003 読谷山焼 大嶺實清に師事 2003 陶房 土火人 設立 2008 現代沖縄陶芸展 琉球新報社社長賞 2010 工房からの風 出展 2011 クラフトフェア松本 出展 2012 TOUGEI OKINAWA 出展   <会場> GARB DOMINGO 沖縄県那覇市壺屋1-6-3 tel 098-988-0244 www.garbdomingo.com
 

2012 11月


@MIX lifestyle

 

hadana
 
 
HADANAの秋の植木市
2012年11月10日(土)・11日(日)
at MIX life-style
 
毎回ご好評いただいているのHADANAの植木市を
宜野湾市のミックスライフスタイルで開催いたします。
オリーブ、ウエストリンギア、ローリエ、果樹などいろんなお庭の植物が並びます。
(今回はインドアグリーンも!)
開催中はHADANAも店頭にて皆さんをお待ちしております。
お庭のこと、植物のこと、お気軽にご相談下さい。
 
MIX life-style ミックスライフスタイル
add:沖縄県宜野湾市新城2-39-8
tel:098-896-1993

 

2012 11月

リストランテの夜
 
この映画。
 
私がアメリカ在住のときに公開されているけど全然知らなかった。
 
大変評判がいいので借りてみたが、観てみてビックリ。
 
お話も素晴らしいがキャストが豪華。
 
最初、1996年製作の作品と知らず観ていたので、スタンリー・トゥッチはヅラをかぶっているのかと思った。
 
リストランテの夜
 
リストランテの夜
 
で、いきなりラテンのカリスマシンガー、 マーク・アンソニーの若い頃が登場して、このイタリアンレストランの従業員を演じていたのに仰天。
えらく若いので、はじめて10年以上前の映画と気がついた。
 
リストランテの夜
 
マーク・アンソニー、こんなに可愛らしかったなんて!!!
 
 
監督はこの映画にも登場しているキャンベル・スコット 。
キャンベル・スコットは、スタンリー・トゥッチと高校の同級生で彼を抜擢、スタンリー・トゥッチはこの映画で一躍脚光を浴びる。
 
それだけ素晴らしいのよ、スタンリー・トゥッチも兄 を演じたトニー・シャローブも。
 
リストランテの夜
 
リストランテの夜
 
リストランテの夜
 
とにかくイタリア料理が物凄くおいしそうである。

特に、なんだかよくわからないラザニアと詰め物みたいな料理、ティンパーノ!
 
リストランテの夜
 
ミートパイみたいな外見なんだけど、卵とかも入っているよね。
あれは一度食べてみたい!!!
 
 
原題はBIG Night 。
 
まさにまさに。
 
一世一代の大勝負なんだよね。
兄弟ふたりで、力を合わせて、お客もみんな最高の料理に至福のときを過ごす。
 
リストランテの夜
 
リストランテの夜
 
リストランテの夜
 
おいしいもの大好きな私はこの気持ちはよくわかる。
 
この映画はジャージーのお話なんだけど、ニューヨークとかジャージーとかはやはり特にイタリア移民も多いし、おいしいイタリアンも食べれそう。
ニューヨークのリトル・イタリーにはよく通ったけど、そこまで絶賛するような店には私は出会えなかったけど。
こういう、個人の小さな店のほうが、素晴らしいシェフがいそう。
 
やっぱり料理に妥協はしてほしくないけど、お金に余裕がないと店が潰れちゃおしまいだしね。
難しいなあ。
最初はどっかの店でスターシェフで働いて、お金をためて自分の店を出したりとかのがいいのかな。
 
それにしてもスタンリー・トゥッチが、モテモテな役でびっくり。
セコンドとフィリスの会話。
 
リストランテの夜
 
なんかはっきりしないというか、逃げているというか、言葉を濁すというか、ほんとこのシチュエーションよくわかる。
ミニー・ドライヴァーがそのあたりを見事に演じています。
女性なら、あ~わかるわかる、と思う人も多いんじゃないんでしょうか?
 
やはり素晴らしいのはエンディング。
すごい長まわしですが、3人が実に素晴らしい。
 
余韻を残した終わり方で、これからのことも少し明るい未来が期待できます。
 
家族って素晴らしい。

KEE

 

 
<ストーリー>
イタリア移民の二人の兄弟プリモとセコンドは、ニュージャージーの田舎町で“パラダイス”というレストランを営んでいる。
職人肌のコックの兄と、経営のセコンドはケンカばかりしているが、伝統のレシピで大成功するのが共通の夢だった。
ライバル店からも買収を持ちかけられていたが、二人は有名な音楽家がこの町に来ることを聞きつけ、宣伝のためにと貯金をはたいて豪華な晩餐会の準備を始めるが……。
 
<キャスト>
スタンリー・トゥッチ
トニー・シャローブ
ミニ・ドライヴァー
イザベラ・ロッセリーニ
イアン・ホルム
マーク・アンソニー
キャンベル・スコット
アリソン・ジャネイ
 
☆DVDでどうぞ☆
リストランテの夜
 

2012 11月


 
絵本作家津田直美のギャラリー&カフェTwodropsです。今月のテーマはテディーベア。店内も展示の原画もてんこもりでテディーベアになっております。ご来店の方にはもれなくジャンピングベアー手作りキットをプレゼント。ベア好きの方のご来店を心よりお待ちしております。
 
期間:11月30日まで 
営業時間11:00~16:00(木曜日定休)
場所 Twodrops 南城市佐敷手登根63-1
twodrops-cafe.com
www.tsudanaomi.com
 

2012 11月


 
11月13~24
 
京都の絵描き、足田メロウの日々のドローイングや落書きを中心に展示します。
ポップだったり、コミカルだったり、さびしげだったり、ちょっぴりすましていたり。
下書きなしで一息に描かれるからこそ生まれる活々とした線や表情。御高覧ください。
メロウさんも来沖されます。
この機会に足田ワールドに触れてみてください。
 
 
□オープニングイベント 11月13日20時~ライブペイントあります。
 タテタカコ/ゆーきゃんwith足田メロウ
 3000円ドリンク別途。
 タテタカコさんとゆーきゃんさんがLampで歌い、メロウさんが描きます。
 
□クロージングパーティー 11月23日20時~
 かりきりん(薄花葉っぱ)from京都
 1500円ドリンク込み。
 ウッドベースを引っ提げて京都から素敵なゲストがいらっしゃいます。
 
御予約・お問合せ
Lamp 098-863-2491
http://chapi3hanaku.ti-da.net
 

2012 11月

UNIZON 三枝克之
 
「基本的に、プレゼントを作りたいと思っているんです。人が喜ぶような」
 
作本家の三枝克之さんは、「CAFE UNIZON」店主、編集者・著述家、出版レーベル・音楽レーベルのプロデューサー、芸術大学の非常勤講師など、一枚の名刺には収めきれないほど多くの肩書きを持つ。
 
「でも、どれも流れに身をまかせてやってきたという感じなんです。
まず声をかけて頂き、それが多くの人に喜んでもらえることであれば『やってもいいかな』って(笑)。
どんなことでも『自分がやりたい!』って思ってやったことがあんまりないんですよね。だから、ぜんぜん能動的じゃない。
  
自分が作ったものを喜んでもらったり、『救われた』『人生が変わった』と言ってもらったり、作品を介して見ず知らずの方にそういう風に感じてもらえることって、本当に一番素敵なことだと思うんですよ。お金に換えられない素晴らしいこと」
 
三枝さんが企画・編集したベストセラー「空の名前」シリーズの売り上げは100万部を超え、様々なドラマ、映画、邦楽の歌詞にも登場するなど、多くのアーティスやクリエイターにも影響を与えた。
 
「自分がやりたいからというよりは、人が望むことをやりたいと昔から考えていて、それは今も変わりません。
 
CAFE UNIZON を始めたのもなりゆきのような感じでした。それまでカフェを営もうと思ったことはなかったんです」
 
ユニゾン
 
– – – 空間自体が、カフェになりたがっていると感じた。 
 
沖縄に移住して二年ほど経った頃、でいご通り沿いに事務所を構えようと物件を探していました。
 
その頃、MIX life-style(ミックスライフスタイル)・オーナーの比嘉さんから「個展期間中だけちょっとしたカフェをやりたい」と相談を受けてお手伝いしたんです。
その際、この辺りに事務所向きの物件はないかと尋ねたところ、このビルの一室が空いていると。それで見せてもらったのがここ。あまりの広さに驚いて、「事務所には広すぎますよ!」と(笑)。
 
当時このスペースは一面に畳が敷かれ、がれきの山が至る所にあって手つかずの廃屋のような状態になっていましたが、見た瞬間に感じたんです。「空間自体がカフェになりたがっている」って。
 
比嘉さんも、かねてから MIX life-style の中にカフェがあったらと思っていたということもあり、僕がここでカフェをプロデュースすることになりました。
この場所がカフェになりたがっているからそうしたというだけで、僕自身がカフェをやりたかったというわけではないんです。
 
 
– – – 価値観が異なるひとたちが集える店に。
 
UNIZON を作るときに意識したのは、「専門書ではなく、雑誌のようなカフェにしよう」ということ。どんな人が来ても楽しめる店にしたいと考えました。
 
オープン時、すでに沖縄にもカフェブームの波が訪れていましたが、いわゆるおうちカフェスタイルが多かったんです。つまり、オーナーさんのテイストやセンスが店の随所に表れていて、それが個性であり売りとなっているお店です。
そういうカフェにはオーナーの価値観に共感するお客さんが訪れるわけですが、それはそれでもちろん素晴らしい。でも、自分がやるならその逆にしようと考えました。
 
つまり、価値観を共有しないひとたちが集まれる場所。
価値観を共有する人たちが集まるのは簡単ですが、これからの世の中を作っていくには、異なる価値観を持つ人どうしが共通のベースをどうにかして見つけることが大事なんじゃないかと思うんです。
 
そこで、UNIZON はある意味とても大雑把に作りました。
暮らしをテーマにしながら、ベースとなる骨組みとクオリティだけをある程度キープして、あとはどんな人が来ても受け入れられる店にしたんです。個性がないことが個性のような店に。
 
メニューは野菜をベースに、できるだけオーガニックで。観光客も沖縄の人も同時に楽しめるように考えています。
外国のカフェのように色んなひとが気軽に利用してもらえたら嬉しいですね。境界をとっぱらいたいという思いが常にあるので。
 
 
こうして、流れに身をまかせて飲食店を経営することになったわけですが、以前は歌手のプロモーションビデオなどを作る映像の仕事に就いていました。
 
ユニゾン
 
– – – 映像の仕事を楽しむために、映画会社でなくレコード会社に。 
 
もともと、映画を作りたくて大学に進学したんです。美学・芸術学を専攻し、アート全般について学びながら自主映画をずっと作っていました。
でも、当時の日本映画は斜陽も斜陽、このままなくなっちゃうんじゃないかというほど低迷していて、就職先としてまともに考えれれるような状況じゃありませんでした。
そこで、レコード会社への就職を検討するようになったんです。
 
僕が大学生の頃はMTVがとても人気で、日本でもプロモーションビデオを作るようになっていました。映像表現するなら低迷している映画業界でじゃなく、レコード会社のほうがより楽しくできるんじゃないかなーと思ったんです。もちろん、音楽も大好きでしたから。
 
レコード会社に就職し、最初に配属されたのは営業の仕事。
CDへと移り変わる過渡期だったので、レコード屋さんを回ったり、他業種のお店に通って営業戦略を練ったりしていました。
 
自分が本来やりたいこととは全然違う仕事内容ですから、始めたころはいやでいやでしょうがなかったのですが、徐々に面白いと感じるようになりました。
音楽を含むカルチャーをどうやってプロモーションし、販売していくのかというプロセスを眺めることができましたから、とてもいい勉強になりましたし、その経験は今にもしっかりと繋がっています。
 
このままこの仕事を続けようかと思っていたら、当初の希望だった部署「ビデオ制作室」に異動になったんです。
 
でも異動になってすぐ、「こりゃだめだ」と思いました。
 
– – – 自分の実力を知りたくて転職。
 
ビデオ制作室では主に演歌歌手とアイドルを担当していたので、テレビの仕事やプロモーションビデオの制作など、まさしく「THE・芸能」な仕事をしていました。
宮沢りえちゃんのデビュー曲のプロモーションビデオも作りました。
当時の宮沢りえちゃんは、クリエイターだったら誰もが彼女と仕事をしたい、彼女を使った仕事に関わりたい、そう思うほど魅力的なアーティスト。
芸能界の中でも、傍から見たらきっと一番面白い仕事だと思うんですよね。それ以上面白い仕事ってそんなにないんじゃないかな、といういくらい。
 
でも、それって結局はすべて会社の看板でやっていたことなんですよね。
自分ひとりで何ができるのかという部分がまったく見えない。自分にどれだけの実力があるのかを知りたいと思うようになったんです。
 
会社に属して上から下りてくる仕事をこなしていくというのは、大きな仕事ができるという良さもあるけれど、自分の性格上向いてないなと。
 
それと、僕は産業化されたロックより、「ロックンロール」がいいなって。人工的に感動をこしらえるのではなく、根源的な感動を伝えたいという想いもありました。
 
結局、自分とは全然合わない世界だったんだと思います、今考えると。
 
ユニゾン
 
– – – 朝日を見るくらしをするために沖縄か、京都か…。 
 
レコード会社を辞めるとき、ずいぶん青臭いことを上司に言ったんですよ(笑)。
 
「朝日や夕日をまともに見られない生活はいやだ、何かが違う気がする」って。
 
東京での生活は、洗濯機の中でぐるぐる回され続けているようなイメージでした。電車に揺られて朝から晩まで色々なところに行って、ひたすら回り続ける。
これは自分がしたい暮らしとは違う、ここから抜け出したい、といつも思っていました。
そのとき、沖縄に行くか、京都に行くかで悩んだんです。
沖縄が選択肢に上がった理由は、母親が沖永良部島(おきのえらぶじま)出身だったから。
 
沖永良部は鹿児島県といえど、基本的には琉球文化圏の島です。
僕が子どもの頃、夏休みに何度か訪れたことがあるんですが、泳いだ海の美しさ、時間の流れ方、島のいたるところの風景が心から離れなくて。
 
でも、当時は沖縄に行ってもまず仕事はないし、親戚がいるわけでもないので住まわせてもらえるとも思えなかった。
それに、レコード会社に入るような人間なので、都会的なところもそれなりに好きなわけです。
大学時代を過ごした京都を懐かしく思うことも多く、まずは京都に行こうと。
 
– – – 二つの職業への憧れと現実。 
 
京都で新たに仕事を始めるにあたって、パン屋か植木屋になれたらなと考えていました。それこそ朝日を見るために(笑)。
 
植木屋になりたかったのは、朝日が見られること以外にも理由があって…。
実は僕、「バカボンのパパ」にすごく憧れていたんです(笑)。だって、あんなねえ、好き勝手しながら楽しく生きていて、美人の奥さんがいて、賢い子どもがいて、もうひとり楽しそうな子どももいて。すごく良いじゃないですか!
 
でも、植木屋さんは今とは違って徒弟制度が残っていましたし、パン屋も今のようなブームが起こる前だから雰囲気がまったく違っていて。
現実的にこの二つの職業に就くことを目指すのはなかなか難しい部分がありました。
 
 
それで、たまたま編集者募集の広告を見つけたので履歴書を送ってみたんです。本の編集は未経験でしたが、映画でも編集作業をするし、本も大好きだったので。
 
採用されて会社に行って初めて、編集について教えてくれる人が誰もいないことがわかりました。というのも、そこは出版会社じゃなくて印刷会社だったんです。
 
ユニゾン
 
– – – 編集者の道へ。最初の作品がベストセラーに。 
 
そこは印刷会社ではあるのですが、出版コードを持っていて、美術館のカタログや作家の作品集を作ったりもしている会社でした。でも、綿密な編集作業が必要な本は作っていなかったので、編集部もなかったんです。
若い後継ぎに代わったばかりで色々やってみたいと考えていたようで、「とりあえず何か企画して」と言われて。
 
本づくりについて教えてくれるひとは誰もいなかったけれど、面白そうなので「やってみよう」と。
モノ作りのプロセスや考え方自体は何をやろうとそれほど大きくは変わらないので、レコード会社で学んだノウハウを生かすこともできました。
営業面でも、レコード会社で行っていたプロモーションや販路開拓の方法を採りいれたんです。
 
また、僕がこれまでに繋がってきた音楽ベースのビジュアルを扱う人、写真家やグラフィックデザイナーの方々にも仕事を依頼したことで、ジャンルの垣根を飛び越えて様々な業界の人と共に本作りに取り組むことができました。
一つの業界の中だけでモノ作りをするとどうしても視野が狭くなりがちですが、様々な分野で活躍する人が集まると新しい可能性が見えてくるわけです。
 
そうやって最初に作ったのが、「空の名前」という本でした。
 
ああいうスタイルの本はそれまでなかったので、できあがるまでは僕以外の誰もどんな本になるのかわからなくて。できた本を見た著者でさえ「あ、こういう本になるんですね」と(笑)。
 
その本がありがたいことに多くの人に受け入れられて、メディアやユーザーの反応もすごく良かった。それで自ずと、この仕事をやっていくことになったんです。
 
それから結婚を機にフリーランスに。
その後、子どもができて沖縄に移住し、そして専業主夫になったんです。
 
ユニゾン
 
– – – 人生で最も大変だった主夫業専念期間。 
 
最初は京都で子育てしていたのですが、沖縄の海が忘れられず移住を決意しました。
 
インターネットで繋がっているので、フリーランスでそれまでと変わらず本の仕事を続けることもできたのですが、「主婦の仕事ってどういう感じなんだろう?」ということに興味を感じていたので、主夫になることにしたんです。
同じく主夫をしたジョンレノンに憧れていたと言うのもあります。
 
それで妻が仕事に出かけ、その間僕は子育てに専念しました。
 
約2年間の主夫期間は、今思うと人生の中で一番大変でしたね。
 
僕らは基本的に資本主義しか知らずに育っているので、仕事とプライベートが分かれていて当たり前だと思っています。
でも、主夫業をしていると、その2つを分けること自体が生き方として違うんじゃないかなーと強く感じるようになったんです。
暮らしというのは仕事だし、仕事というのは暮らしだと。両方の価値観がうまく溶け合うのが、一番素敵な生き方なんじゃないかなって。
 
それを実践するのはもちろん大変なことだけど、今の時代、発展と利益追求が人をしあわせにするわけじゃないとみんな気づいていますよね。でも、だからといって貧乏に耐えられるのかというとそれも難しい。
ある程度豊かな環境で育ってきているから、心身ともについていかない。
 
また、景気が衰退してきた頃から「プライベートを大事にしよう」という風潮にもなってきたけれど、それもなんだか違う気がする。
 
実際にやってみてわかったのですが、主夫(主婦)の仕事って誰からも認められないんですよ。やって当たり前のことだと思われてる。やっても褒められないし、やらなかったから怒られる。お金ももらえないし、第三者が注目してくれることもない。でも、それをやらなければ家は崩壊するし子どもも死んでしまう。
ああ、これはなんて大変な仕事だろうと思いました。
学生時代も含め、自分がやったことを他者に評価されながら送る生活に慣れていましたから。
 
よく考えると、ジョン・レノンの主夫生活って、家政婦もコックもベビーシッターも、あと愛人さえいたんですよね。ジョン、あんたはずるい!って思いました(笑)。
 
ユニゾン

 
主夫の経験がなければ、カフェの経営でももっと自分を前に出したり、表に出て一から指示したり、ヘタしたらワンマンになったりしていたんじゃないかと思います。
 
スタッフとどういう関係をつくっていくか、スタッフの生活をどうしていくか、お客様にどういう価値観を提案できるか…。主夫業を経験したからこそ、あらゆる面で視野がより緩く、広くなったと思います。やっていることは表面的には同じなんだけど、土台の滑らかさが変わったというか。それまでただ漠然と感じていたことが、実体験を経て確信に変わったんですね。
 
仕事を再開するときに出した案内状に、「仕事という暮らし、暮らしという仕事」というコピーを書きました。
仕事とプライベートという垣根をなくして遊びを仕事にしたり、お茶を飲みながら喋っていることが仕事になったり、そういうほうが楽しいし自然だと考えるようになったんです。
 
ユニゾン
 
– – – 一つのことに特化するのではなく、何でも屋に。
 
店内に本を多く置いているのは、人とのつながりやカフェの持つポテンシャルを生かしたいと思ったから。
友だちのクリエイターやアーティストが、気軽にうちのカフェで個展やったり商品並べたりできたら、お客さんも喜んでくれるんじゃないかと思ったんです。
 
本のセレクト含め、店のことはすべてスタッフが考えてやっています。僕は完全に裏方。動かすのは現場です。
 
スタッフの子たちが、一人で生きていくためのノウハウをここで身につけられたらいいなと思っているんです。
 
本の販売や展覧会の企画・実施というのは、カフェ運営においては本来やらなくてもいいことですよね。
だけど、飲食店って単に料理がおいしいからといって流行るわけじゃない。ビジネスのノウハウ、人とのやりとり、企画の考え方、プロモーションのやり方…店をやるときはそういう諸々が絶対に必要になりますから。
 
一つのことに特化することに対して、ものすごく抵抗感があるんです。だからスタッフにも「なんでも屋」になってもらいたいなーって。
 
もともと「百姓(百の『姓』:かばね=職業・能力)」というくらいですから、人間が暮らしていくにはいくつもの仕事をしないといけない。
農家って畑仕事だけじゃなくて道具の手入れも自分でやるし、収穫した野菜を売りにも行かないといけない、夜は機織りをして、もちろん子育ても。
つまり全部自分でやる。それが本来の人間の暮らしだと思うんです。まさに、暮らしと仕事が混ざっているんですよね。
 
資本主義が衰えて来た今となっては、そこを見直さないといけないと僕は思うんです。昔の人は何でもできたけど、そういうのがなくなってきてるのはよくないなと。
 
僕は自分のことを文化系百姓だと思っていて、あえてなんでもやろうと考えています。
本も作る、音楽も映像もやる、カフェも経営するスイーツの販売も。結果的にですがノンジャンル、オールジャンルに近い感じで、中にはそういう人も必要なんじゃないかな〜と。
 
ユニゾン
 
 
ユニゾン
 
– – – 101勝100敗でいい。
 
面白いことが好きで、これからも楽しいことをやっていきたいと思っています。それが儲かろうが儲かるまいが、自分が楽しくて人もそれが楽しいと思えることであればいいなって。
 
でも、楽しいことやるのってラクじゃないんですよね、逆にしんどいですよ(笑)。ラクだったことなんて一瞬もない。
だけど人生ってそういうものでしょう。ずっと矛盾を抱えてやっていくしかないと思うんです。
 
暮らしって、生きていくって、基本的にはしんどいこと。
しんどいからこそ、少しでも自分がイヤだなと思うことはやりたくない。
 
死ぬときまで自分の人生がどうだったかなんて判断できないと思うんです。
極端に言うと、101勝100敗で終われればいいなーって(笑)。最後の最後に一つ勝って終われたら。
そんなものでしょう、多分。これがネガティブなのかポジティブなのかわからないけれど(笑)。
人生なんて、良いものと悪いものの詰め合わせですから。
 
今後は、UNIZON を始めた当初の想いを実現していきたいですね。
 
いろんな価値観を持った人が、年代や性別に関係なく集まって、できたらここで何かが生まれたらいいなと。
それが何かということまではわからないし、僕がコントロールすることでもないので、自然に何かが生まれたらいいな。そう考えています。
 

写真・インタビュー 中井 雅代

 
ユニゾン
CAFE UNIZON
宜野湾市新城2-39-8 MIX life-style 2F
open 11:30-22:00
close 第一火曜日
TEL/FAX:098-896-1060
HP http://www.cafe-unizon.jp
ブログ http://cafeunizon.ti-da.net

 

2012 11月


 
今、話題のNPO法人ハウスキーピング協会認定講座
整理収納の基礎を理論的に学べていることを証明できます。1日受講頂いてテストを提出頂ければ2級認定致します。
 
開催日:2012年 11月 27日
時間:09時 30分 ~ 16時 30分
場所:沖縄県男女共同参画センターてぃるる
ブログ:http://www.kurashi-ken.net/
 

2012 11月

緑をひとはち。
 
一瞬でその場の空気ががらりと変わるような気がします。
 
植物だけが持つチカラ。
 
hadana
蘭の葉っぱ。
力強い葉がとても好きです。
 
お店のオープンにもらったという蘭、花が終わったら捨てられることも。
こんな蘭をいただいてきました。
 
 
hadana
小さい小さいエアープランツ。
小さいけどすごい存在感!
見ていると元気が湧いてきます。
 
 
 
hadana
愛おしいビカクシダは赤ちゃんの手のようなかわいい新芽が出てきます。
 
 
hadana
犬のトトもこの秋の静かな空気にまどろみ中。
 
 
 
hadana
いよいよ明日からはじまる『HADANAの秋の植木市』
出番待ちのハーブたち。
 
 
hadana
レモンも!他にも果実がありますよー。
 
 
hadana
今回はインドアグリーンも入荷しています。
樹形が個性的な『がじゅまる』はそのひとつ。
 
 
 
hadana
ふと香るみずみずしいハーブの香にうれしくなります。
 
 
hadana
もちろんオリーブもたくさん!
小さいのから大きいのまであります。
 
 
hadana
こんな立派な実がついているのも。
 
 
 
hadana
お時間あったら遊びに来てくださいね。
サボコ。
 
 
hadana
そうそう、僕らもお待ちしております。
 
文・写真 葉棚達也・葉棚由真
 
http://www.hadana-g.com
 
関連記事:HADANA(ハダナ)・葉棚達也 沖縄のくらしに合う「引き算の造園」を提案。
 
 
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hadana
 
 
HADANAの秋の植木市
2012年11月10日(土)・11日(日)
at MIX life-style
 
毎回ご好評いただいているのHADANAの植木市を
宜野湾市のミックスライフスタイルで開催いたします。
オリーブ、ウエストリンギア、ローリエ、果樹などいろんなお庭の植物が並びます。
(今回はインドアグリーンも!)
開催中はHADANAも店頭にて皆さんをお待ちしております。
お庭のこと、植物のこと、お気軽にご相談下さい。
 
MIX life-style ミックスライフスタイル
add:沖縄県宜野湾市新城2-39-8
tel:098-896-1993
 

 

2012 11月

文・写真 田原あゆみ

 
TOUJOURS・トゥジュー
 
 
床を素足で歩いても気持ちのいい季節は終わって、ある日ふと気がつくとウールの靴下を履かないでは過ごせない、とうとう沖縄にもそんな季節がやって来た。
秋に購入して、最近のお気に入りの白いパンツはTOUJOURSというブランドのもの。
 
 
TOUJOURS ー トゥジュー
フランス語のこの言葉の意味は「いつも・ずっと」「日常」。
着心地の良い日常着を作っているブランドだ。
 
このブランドの服を着ていて感じるのは、その気心地の良さ。
 
きっとこの世の中で一番着られているのは、綿のカットソ-ブラウスでは無いだろうか。
私も半袖タンクトップ、長袖とたくさんのカットソーブラウスを持っているし、着て来た。
その中でもTOUJOURSのシンプルな長袖の丸首カットソーブラウスと、タートルネックのそれはお洗濯上がりが待ちきれないほどのお気に入りになっている。
この何とも言えないような着心地の良さが、リピーターが増えている所以だろう。
 
 
シンプルなデザインもいい。
「いつも・ずっと」着れる日常着のデザインの中に普遍的なもの、スタンダードやトラディショナルの形を基本にして、その中にちゃんと「今」のモードが生きている。
着る人によってスタイルや印象がずいぶん変わるのもTOUJOURSの魅力の一つだ。
個人が好きなようにアレンジ出来る柔軟性があることで、多くのスタイリストから支持されているのもうなずける。
 
 
 
TOUJOURS
● デザイナー 注連野 昌代( Shimeno Masayo )
グラフィックデザインを学び、パッケージデザインの仕事に携わる。
その後セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」「Journal Standard Luxe」のプレスを経て、現在は「TOUJOURS」のディレクターとして活動。
http://www.notsohardwork.com/toujours/toujours.html
 
 
TOUJOURS・トゥジュー
 
そのお気に入りのカットソーを着て。
吸い付くように柔らかく、これまで味わったことが無いような着心地。
白いコットンのパンツは、これからの季節は中にウールのレギンスを合わせて暖かく着たい。
 
結局、沖縄の冬は曇りや雨の日は湿度と風で極端に寒くなり、晴れると車のクーラをon。
寒暖の差が激しいので、綿やシルク等の風通しのいいものにウールを重ねるのが一番合っているような気がする。
 
 
 
TOUJOURS・トゥジュー
 
TOUJOURSのウールは軽くて柔らかい。
綿のカットソーの上からざっくりと重ね着。
 
外出着としても、家でも着たいような着心地だ。
家庭で洗えることもうれしい。
 
秋口に着ていた綿素材の上下に、こんなウールのざっくりとしたドレスや薄手のコートを羽織る。
それでも寒ければ、下にウールやシルクのレギンスやロングブーツ。
腰巻きにもストールにもなるような布を一枚持っていれば、これからやってくる冬だってきっと楽しく過ごせそうだ。
 
 
注連野 昌代
大人のセーラーカラー
 
 
モデルは宗像堂のみかちゃん。
もう15年くらいのおつきあいだろうか。
 
15年を振り返ってみると、私も彼女も、それを取り巻く環境もまったく変わってしまった。
同じような日常の繰り返しも、長いスパンで見ると驚くような変化となっている。
 
ちなみに出会った頃には、宗像堂もShoka:もこの世に無かった。
当時の私たちに会って今の話しをしても、きっとピンと来ないだろうな、そのくらい違う生活をしていたのだ。
 
衣食住を中心に見てみると、私たちの日常は似たようなことの繰り返しが殆どのように見える。
けれど長いスパンで振り返った時に、その変化には驚くことがある。
 
ミナ ペルホネン
 
みかちゃんはユニセックスな服を着ることが多かったそうだ。
本人曰く、男前な服が多かった、と。
 
昔着ていたようなラインを全く着なくなった訳ではないけれど、「こんな赤いドレスを自分が着るなんてことは考えられなかった」と、嬉しそうな笑顔。
こんな乙女なトキメキを、私の中から引き出してくれたミナ ペルホネンに感謝よ!と上気した頬。
私にもトキメキ笑顔がたちまち伝染。
 
 
この服は日常着というよりも特別な日の服。
ミナの「絵を着る」というテーマの秋冬物の「imagine」というタイトルのテキスタイルで作られたドレスだ。
皆川明さんの想像の中に息づく動物や植物が、活き活きと描かれている。
 
空想の世界だからこそ、枠がなく広がってゆき、その先の世界は着る人と見る人に託されている。
想像や空想の世界には果てがない。
 
 
 
いつ頃からだろうか、特別な日と日常との境目が曖昧になってきた。
それは徐々に境界線を薄くして、とうとう「特別」は日常の一部になってしまったように感じるのは私だけだろうか。
 
 
 
小さかった頃は、お正月やお盆は日常からかけ離れた特別な世界だった。
着物を着たり、訪問着を着たり、おせちをいただいたりと、
着る服も食べるものも、みんなの気持ちもその世界にチューニングを合わせて、全く別物となった。
 
 
 
私たちの住んでいる日本という国が物質的に豊かになったから、以前の特別が日常という普通へと降りて来たのか。
日常の生活水準が上がっていったのか、そのどちらでもあるのかもしれない。
 
 
特別が日常の中にちりばめられた今、私たちの「特別」は外から与えられた行事だけではなくて、感情や感覚で決める個人的なものへと変化したように感じる。
 
ごく日常的な生活の中に、自分の気持ちが主役の特別な時間がある。
 
出かける前に服や小物を選ぶ時に、その特別度が分かるのかもしれない。
 
大好きな人とランチを食べるために服や小物。
以前から行ってみたかったところへ行くために、選ぶ服や靴。
久しぶりに会う友人と楽しく過ごすために選ぶもの。
 
これらの特別には、うきうきやわくわくが息づいている。
 
もちろん、披露宴やパーティという正々堂々とした特別も楽しむことが出来る。
 
ミナ ペルホネンランドリー
 
ミナ ペルホネンのランドリーのシリーズ「tambourine」のジャケットを着て、Roguiiへ。
このシリーズは、家庭でお洗濯出来る日常着として作られていてとても人気がある。
 
 
tambourine
 
「tambourine」の刺繍は、よく見ると不揃いな小さな円が集まって大きな円を作っているのが分かる。
その円も完全な正円ではなくて、手描きの円になっているのを発見すると何だか優しい気持ちになる。
自分の入り込む隙のようなものを感じるのだろう。
 
 
楽器の名前がついたそのテキスタイルを眺めていると、暮らしの中にさまざまな音色が響いてくる。
雨の日も晴れた日も、絶え間なく、やさしく。
 
 
ミナ ペルホネン
 
ミナ ペルホネンのランドリーシリーズの「suger」というタイトルがついた薄手のコットンパンツに、trippenの柔らかい革のロングブーツ。
trippenはドイツの靴メーカーで、医療チームが靴の設計に関わっていることで有名だ。
デザインもすっきりとシンプルで美しく、機能的。
修理に対する対応がすばらしく、ソールの取り替えや修繕を丁寧にしてくれる信頼出来るブランド。
 
日常の定番として、ずっと履きたい。
そんな形と履き心地にとうとう出会った、と感じて嬉しくなった。
これで旅行に行く度に靴の心配をしなくてすむのだ。
 
今まで、旅行中はどこに行っても歩くので、靴が一番悩みの種だった。
東京へ仕事で行っても、プライベートな旅でも、靴が合わないと足を痛めてしまいそのあとが辛くなる。
 
まだ見たいものがあるのに、行きたいところがあるのに、足が痛くてどうにもダメ。
そんなことがたびたびあった。
 
trippen
 
この靴を履いて東京へ行った時に、一日中歩いても豆が出来なかったし、幅広の私の足が「窮屈だ~!」と悲鳴をあげなかった。
それどころか、身体の軸がちゃんと中心に来るように設計されているためか、快適で疲れ無かったことに驚いた。
この靴を履き続けていると、中学生の頃に出来た小指の付け根の固い豆もいつか柔らかくなるのかもしれない。
 
一番身近な乗り物の靴。
自分の足にぴったりと来る靴に出会えたら、どこへ行くのも安心だ。
日常の旅人を乗せて、あちらへ、こちらへ、どこへでも。
 
trippenの職人気質とそのすっきりとしたデザイン性に脱帽。感謝。
 
 
 
 
トゥジュー
 
ミナ ペルホネンのランドリーシリーズの「 yuki no hi 」というテキスタイルのワンピース。
電線と雪の景色が、こんなに詩的に表現されている。
しかもその景色は刺繍になっていて、雪の刺繍の糸のしっぽが不揃いに少しだけ飛び出ていて、まるで雪が降っているかのように動いて見える。
 
とてもシンプルな絵なのに、不思議とその世界へと引き込まれてしまう。
 
 
至る所にある電線。
どちらかというと、邪魔者のように捉えていたその存在が、ミナ ペルホネンのテキスタイルになるとまるで違って見える。
 
見ていると切ないような気持ちになったり、はなうたを歌いながら街を歩きたくなるような楽しさが出て来たり、多重な記憶の層に眠っている様々な感情が刺激される、そんな景色だ。
 
 
似たことが繰り返されているように見える日常。
けれどほんのちょっとの今日の変化が、未来の景色を変えるとしたら。
 
日常の積み重ねが、振り返った時の人生そのものであるのだとしたら、今日という日を大切にしたいな、と思う。
 
 
 
trippen
 
日常を存分に味わって楽しみたい、そんな思いに応えられたらいいなと思っています。
 
 
 
11月のShoka:は「日常着」にスポットを当てます。
沖縄のこれからの季節を快適に過ごす、毎日の服。
ずっと、繰り返し着たくなる、そんな服を紹介してゆきます。
  
 
 
Shoka:常設展 「私の日常着」
11月17日(土)~12月2日(日)
会期中定休日(月・火)

 
12:30~19:00
 
http://shoka-wind.com

2012 11月

 
今年で5回目、青砂工芸館での個展です。
紅型の帯や着物が中心ですが、
ショールや絵はがき、ヘアアクセサリーなど小物もありますょ。
お気軽にどうぞ!
 
 
2012年11月13日から25日
am10:00~pm7:30
青砂工芸館
那覇市久茂地3-17-5 美栄橋ビル1階
098-868-9338
 
 
宜保聡ブログ:http://kunyadyedye.ti-da.net
青砂工芸館MAP:http://island.geocities.jp/seisa_gallery/seisa
 

2012 11月

sousou
@カフェユニゾン
HP:http://www.cafe-unizon.jp

 

 
「SOU・SOU 布とふく」 ー「和」と「モダン」を遊ぶ、京都から 其ノ貮 ー
2012 年11 月7 日(水)~12 月3 日(月)
11:30~22:00/入場無料
@カフェユニゾン

 

sousou

 

sousou

 

sousou