2015 10月

 

浦添市では、地域活性化の一環として沖縄特有の地域資源である「シマグワ(島桑)」の“実(berry)”や“葉(leaf)”を利用した特産品開発を推奨しております。本イベントでは、市内の食品業者や学生が島桑を使ったスイーツや料理を出品します。来場者は、作品を購入・投票します。地域の新たな特産品開発の活力や推進に繋がることを期待しておりますので、是非とも皆様の一票をよろしくお願いします。また、一般のスイーツにつきましてもフェアというかたちで同時開催しております。

 

開催日:平成27年11月1日(日)11:00から17:30まで
場所:浦添市てだこホール市民交流室

 

浦添市HP:http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2015091400057/
浦添商工会議所HP:http://www.urasoe-cci.or.jp/seminar/post-4.html

 

 

 

2015 10月

 

10月のしちび屋は
・火ぬ神のうとぅいむち
・重箱
・年間行事をお勉強します

 

沖縄の伝統行事についてゆっくり学んでみたい方ぜひどうぞ
講師 島 明美 (しちび屋主宰)
料金 ¥4000(食事付)

 

開催日:10月7日(水)
10:00 – 13:00
場所:りゅう
読谷村古堅191
(読谷イオンタウン近くです)
098-989-4643

 

http://ameblo.jp/ryuyomitan2014/

 

2015 10月

 

読谷の一翠窯さんで修業をされた小林美風さんの新作や新色のカップ、プレート類、アクセサリーなどの小物が並びます。ぜひ遊びにいらしてくださいね。

 

日時・10月7日水曜日から17日日曜日
10時から18時まで
(月曜 火曜日定休)
場所・読谷村都屋272-6
098-956-2818
LOTTA

 

blog・http://lottablog.ti-da.net/

 

 

2015 10月

 

モニターツアー参加者募集!
五穀発祥の地”久高島”めぐり&島マース袋(塩のお守り)づくり

 

 

琉球国王が国家安泰と五穀豊穣で訪れた島 “久高島”には、五穀にまつわる伝承があります。東の浜に五穀の壺が流れ着き、その種を蒔いたところ豊作となり、それは島や国中に広まったといわれています。
今回のモニターツアーは五穀発祥の地を島人ガイドの案内で集落を散策。さらに五穀と行事料理で久高島の食事も堪能!手土産には、久高島産の塩を使った“マース袋づくり体験”で自分と大切な人へお守りを作ります。

 

 

【 開催日時 】 平成27年10月31日(土)8時30分~15時30分( 受付開始8時15分~ )
【 申込締切 】 平成27年10月22日(木)
【 参加費 】 保険代金65円 ( 開始時に徴収します )
【 開催場所 】 南城市知念
【 募集人数 】 12名( 事前予約/中学生以上、16歳以下は保護者同伴/応募者多数の場合は抽選)
【 ご協力をお願いしたいこと 】 モニター中、記録として写真撮影を行います。ツアープログラム終了後、モニターアンケートにご協力をお願いします

 

※ 詳細については当協議会ブログをご覧ください。
http://newnanjojob.ti-da.net/e7958074.html

 

【お問合せ・お申込み】 南城市地域雇用創造協議会
沖縄県南城市玉城字富里143番地(南城市役所玉城庁舎2階)
TEL 098-948-3804(感幸チーム)

 

2015 10月

 

10/18(日)@OMAR BOOKS 14:00-17:00
参加費¥2,500(材料費込・文庫代別途1drink付)

 

手製本の指導や本の修繕などの活動を行っているオバネヤさんを講師に迎え、文庫サイズの手製漱石本を制作するワークショップです。
初心者でも制作できます。オリジナルの手製本を作ってみませんか?
お申込はこちらまで→098-933-2585 suikimama@ybb.ne.jp OMAR BOOKS

 

2015 10月

 

Web業界で有名なあの人をお招きしました!
UXディレクター、つまり「ユーザー体験(User Experience)のディレクター」という新しい肩書きで、Webだけにとどまらずに広い領域でディレクションを行う森田氏。
常にユーザー目線でサービス構築に取り組み、「あらゆるデバイド(格差)を解決する」というコンセプトで株式会社ツルカメを設立。

 

Webがインフラ化した今、Webサイトのビジュアルを追求するだけではなく、ユーザーの固定概念(例えば、Webサイトの左上にロゴが入っていることを当然と思うこと)に対応することが求められている。
このようなWebの構造やシステムなどの裏側にある特性を踏まえてデザインする必要がある今、UI/UXデザインが改めて注目されている。

 

内閣総理大臣賞、グッドデザイン賞、Web人賞など、輝かしい受賞歴を持つ森田氏は、Web業界の最前線を走り続けている。
なんと時給500円という境遇から、現在は2社の代表として活躍されている同氏は、常に最前線で挑戦と模索を続ける。今まで同氏が携わった業務は、オーサリング・Webサイト構築・Webアプリ開発・業務ワークフローの設計/構築・品質管理に加え営業・人事・広報など幅広く、ユーザー視点に立つための努力は惜しまない。

 

そんな、ユーザーに未知の体験を演出し続ける森田氏が、Webに興味を持つユーザーに向けたセミナーを沖縄で初開催!

 

デジタルハリウッド STUDIO 沖縄 presents
Webクリエイターサミット特設サイト
http://www.pdc-ok.jp/dhw/web-creator-summit-002/

 

━━━━【トークセミナー/ワークショップ講師】━━━━

 

講師:森田 雄(もりた・ゆう)

 

株式会社ツルカメ 代表取締役社長
株式会社ネコメシ 代表取締役CEO

 

東芝EMI、マイクロソフト、ビジネス・アーキテクツなどを経て、2010年、ツルカメを設立。
2012年、ネコメシを設立。2013年よりKDDIウェブコミュニケーションズ顧問。IA/UXデザイン、アクセシビリティ、ユーザビリティのスペシャリスト。
広告電通賞審議会選考委員。米IA Institute会員。
Webby Awards、New York Festivals、WebAwards、アックゼロヨン・アワード グランプリおよび内閣総理大臣賞、グッドデザイン賞、Web人賞など受賞多数。趣味は料理とカメラ。

 

━━━━【開催日程】━━━━

 

2015年10月24日(土)
In デジタルハリウッド STUDIO 沖縄 (宜野湾市大山7-10-14 プロト宜野湾第2ビル)
※無料駐車場完備!

 

━━━━【イベント概要】━━━━

 

【午前の部 トークセミナー】
「おかんでもわかるUXデザイン」
時 間:10:00~12:00 ※開場 9:30
参加費:無料
定 員:300名様

 

【午後の部 ワークショップ】
「ミニワークショップ すぐに役立つプラグマティックペルソナづくり」
時 間:13:00~18:00
参加費:1,000円(ランチ代含む)
定 員:先着30名様
※午前の部参加者に限ります。午後の部のみの参加はできません。
※定員に達し次第締切とさせていただきます。
※事前お申し込みが必要になります

 

▼過去のイベントの様子はこちら▼
http://school.dhw.co.jp/school/okinawa/blog/index.html

 

◆お問い合わせ・ご予約はこちら⇒
予約フォーム:
https://school.dhw.co.jp/form/event_01/?eid=70110000000hPEJ

 

[メール] okinawa@dhw.co.jp  [電話] 0800-500-0481 【担 当】伊集(イジュ)
[受付時間:火~金 10:00~22:00 / 土・日 10:00~19:00]

 

 

2015 10月

 

今年も達磨さんの歓喜の雄叫びがこだまする!
古都首里達磨寺にて沖縄ジャズギルドオーケストラが熱いライヴをお送りします!

 

合言葉は「縁を起こすぞ えんやこりゃ!」

 

今回は、那覇の老舗ジャズクラブ「PINO’S PLACE」のオーナー、魅惑のボーカリスト・ 中村瑠美子をゲストに迎え、秋の夜長に身も心も火照る熱いステージをお送りします。
個性豊かな友情出店多数あり!
料金 ¥2000 (フライヤー持参で¥1500)
小学生以下無料

 

お問い合わせ 070-5271-0761(カーサ・小地蔵)まで

 

開催日:11月28日(土)
開場・出店補開店 17:00~
1st Stage 19:00~
2nd Stage 20:00~
場所:達磨寺 那覇市首里赤田町1丁目5-1

 

 

2015 10月

oldmark

 

「あ、生地がいい」。服好きなら一目でわかる。肌触りの良さや、着やすさに惹かれて欲しくなるのがOld Mark(オールドマーク)の服だ。立ち上げから4年の若いブランドで、ほとんどのアイテムを生地からオリジナルで作っている。オーナーでありデザイナーでもある竹本賢一さんがブランドに込める想いは一つ。生地もコンセプトも、全てが“本物”であること。

 

もくじ
— ほとんどのアイテムが生地からオリジナル制作
— コンセプトはリゾートラウンジウェア
— 沖縄発で作りたい。これからは、全部沖縄生産に

 

オールドマーク

 

 

———ほとんどのアイテムが生地からオリジナル制作

 

生地から制作というのは、生地の織り方を指定するということですか?

 

そうですね。糸は流通しているものを使ってるんですけど、その糸を選ぶところから始めます。番手って言う糸の太さ細さを指定して、詰めて織るとか深く織るとかをお願いするんです。例えばですけどね、ガーゼ風にしたいときは、織り機のテンションを下げてとか、糸を2本ごとに飛ばしてとか、色々できるんです。糸の種類を混ぜることもありますね。綿メインのところに麻糸を少し入れて、独特の光沢をだしたり。あと、生地を作るという意味では、染めもそうですね。ヴィンテージ風にしたい場合は、ピグセント染めという染の手法を使ったりします。

 

 

ボーダーコックシャツ ボーダー

 

オールドマーク

クルーネックP/Oシャツ ホワイト/ネイビー

 

脇下の通気穴、菊穴。

 

Old Markの代名詞になっているボーダーコックシャツの場合はどうですか?

 

これは1番こだわって造ったんですよ(笑)。生地はシャトル織り機という、昔の機械で織ってるんです。今の機械ってすごく高速で織るので、糸に負担がかかるんですよね。シャトル織り機だと、布の耳が出来るし、ふんわり感も出る。古いジーパンはシャトル織り機で織られてることが多いですよ。シャトル織り機が1番揃ってるのは、日本の岡山なんですよ。だからこれは岡山の工場に頼んでいます。それと、脇の下の通気穴、菊穴って言うんですけど、これも昔の機械で作ってます。100年前の機械で、現存稼働できる機械としては、世界に1台しかないんですよ。壊れちゃっても自分たちで修理するんだそうですよ。今の機械だとこんな綺麗に出来ないんですよね。

 

オールドマーク

 

オールドマーク

 

生地からオリジナルで作るのは、大規模なメーカーじゃないとできないというイメージがあるのですが、なぜお一人でされているブランドなのにここまでするのですか?

 

うちの服は、基本的にデザイン性の強いものはあまりないんです。そうなると、生地の良さありきになると思うんです。なので、生地には必然的に力が入ります。それに何事もフェイクは嫌なんです。デザインでも生地の織り方でも。と、言えばかっこいいけど、昔から生地フェチだったからかな(笑)。二十歳くらいの頃、行きつけの古着屋さんで働いてて、その頃に僕は生地フェチになったような気がします。

 

今のような服づくりというのは、いつごろから?

 

服をつくり始めた事自体が4年前からなんです。元々は、イラストレーターだったんです。カフェとかエステとかのグラフィックデザインもしていました。服屋さんの店舗デザインも。だんだん締め切りに追われるのが辛くなってきて(笑)。でも、仕事を変えたいと思った一番の理由は、やっぱりずっと服が好きだったからです

 

 

 

オールドマーク

 

———コンセプトはリゾートラウンジウェア。

 

服自体だけでなく、竹本さんの着こなしからも海を感じるのですが、Old Markのコンセプトは海ですか?

 

コンセプトは、リゾートラウンジウェアです。基本は、カジュアルで着心地はいいけど、だらしないのとは違って品がある服。例えば、ブセナに泊まるっていうとき、海で泳いだ後、ちょっと食事でもってなって、これでもいいと思える服です。

 

 

オールドマーク

 

リゾートブランドを立ち上げようと思ったのはなぜですか?

 

僕、南国が好きで、沖縄にも旅行で何回も来ていたんです。その時にすぐ着るためにTシャツとか欲しいなと思っても、そういう服屋さんを探せなかったんです。南国で、ゆったりしててっていう、沖縄みたいな場所で着たくなる服が欲しくて始めました。

 

リゾートラウンジという概念が竹本さんの中に生まれたのには、どのような経緯が?

 

鎌倉が地元なんで、16でサーフィンを始めて、20代30代の頃にはハワイで地元の若い連中ともサーフィンしたりしてたんです。で、プールがある家でパーティするからセミドレスな感じで来てって誘われたんですよ。カジュアルでもいいけど、そんなカジュアルすぎない格好で来てって言われまして。僕はね、ラルフローレンの白のシャツに白いショーツにグッチのビットモカシンで。これで十分カッコいいだろうと高をくくって行ったんです(笑)。昼間汚い格好した人たちだし、どーせ大したことないだろうと思ってた。そしたらねー、向こうの人達、昼と全然違うんですよ。12月ぐらいだったんですけど、カシミア着てたんですよ! 一人は素肌にラルフローレンのカシミアのニット着てました。Vネックでわりと薄手のすごい綺麗なカシミアなんですよ。一人の女の子は、がつんと開いたワンピースの上にラルフローレンのカシミアのカーディガン着てました。はーカシミアなんだ~と思って。僕にはそういう概念がなかったですよね。それでね、根本的に違うなと思って。サーフィン好きな人たちがアフターで格好つけるというか、そいうノリも格好いいなって思いましたね。

 

oldmark

 

オールドマーク

 

———沖縄発で作りたい。これからは、全部沖縄生産に。

 

鎌倉のご出身とのことで、リゾートブランドなら鎌倉でもよいのではと思うのですが、なぜ沖縄で?

 

沖縄だからできる、ちゃんとしたリゾートラウンジウエアを作りたかったからです。誰にも頼まれてないんですけどね。使命感ですよ。沖縄が好きで勝手に使命を感じてる(笑)。だから、これからは全部沖縄生産にしたいんです。でも沖縄には生地屋さんがないんですよね。だから、まずは縫製から始めたいです。あと、かりゆしウェアに近いものも作っていきたいです。沖縄には麻が一番合っていると思うので、麻を使ったシンプルなものにしたい。これも沖縄の生地を使いたいですね

 

使命感を持つほどの沖縄の好きなところとは?

 

カルチャーに関してもフェイクは嫌なんです。沖縄には本物のリゾートがある。沖縄は、気候と人がいいですよね。那覇空港で飛行機を降りた時の匂いがいいし、毎日陽の光を見てるだけでも気分がいい。それと、みんな顔つきが違う。親切な人も多いです。隣の保育園の園長先生なんて、僕が独り身だってことで食事を届けてくれたりするんです。そういうのまでひっくるめてのリゾートかなって思うんです。

 

 

オールドマーク
Old Mark(オールドマーク)
沖縄県浦添市牧港1-57-24
TEL:098-917-4521
営業時間:12:00〜20:00
定休日:不定休
http://www.oldmark.net/

 

2015 10月

 

伝統芸能の今そして未来への展望」をテーマに掲げ、第一部は又吉民人氏(国立劇場おきなわ常務理事)と大城學氏(琉球大学法文学部教授)の両氏の対談です。
第二部は組踊「花売之縁」を上演いたします。
沖縄の伝統芸能についての両氏の対談は、とても、奥深いものになるに違いありません!!
また、第二部の組踊「花売之縁」は遠く離れていた父親と母子が再会を果たすという人情世話物です。
途中出てくる猿引とお猿さんのコミカルなやりとりは必見です。
組踊は初めてという方でも日本語字幕がありますので安心してご覧になれます(^0^)

 

日時/10月14日(水) 開場/13:30 開演/14:00
場所/国立劇場おきなわ小劇場

 

HPアドレス/ http://kumiodori.jp/  
FBページアドレス/ https://www.facebook.com/kumiodorihozonkai

 

2015 10月

 

この日は特別にキャンパスが一般開放!普段はみることのできない科学の最先端の現場を見学できます。
さらにキャンパスでは子供向けのプログラムも多数ご用意しております。ぜひご家族でお越しください!
那覇からの無料送迎バスも運行予定です。
■一般向け科学の講演会 ■科学実験・体験 ■研究施設の見学・研究紹介 ■OIST入学案内 ■科学者と語ろう!サイエンスカフェ

 

開催日:2015年11月8日(日)10:00~17:00
場所:OISTメインキャンパス

 

www.oist.jp/open-campus

 

2015 10月


城紅型オリジナル【蝶ネクタイ】新発売!

 

沖縄の伝統工芸「紅型」をより身近に!結婚式やパーティーシーンに!
いつもの着こなしのワンポイントに!贈り物にもおススメです!

 

通販サイトからもご注文頂けます!
http://www.gusukubingata.com/SHOP/78108/list.html

 


城紅型のオリジナルデザイン 「クバ扇(くばおーじ)」
末広がりの形がおめでたい沖縄の昔ながらの民具「くば扇」と子孫繁栄の象徴と
されている「唐草模様」を組み合わせておめでたいデザインに仕上げました♪
この唐草模様のように人やモノとの出会い、たくさんのご縁を繋いでいってほしい
という職人の思いが込められています。

 


沖縄の500年の伝統的な染物 紅型(びんがた)染め!
【伝統的な技法を守りながら、新しい感覚を+プラス!】
沖縄にある工房で経験豊かな職人たちが一つ一つ心を込めて染めております。

 

 

城紅型染工房(ぐすくびんがた)
浦添市前田4‐9‐1
■OPEN 10:00~18:00(日曜定休)
■T E L 098-887-3414
■ホームページ http://www.gusukubingata.com/
■Facebook https://www.facebook.com/gusukubingata
■Instagram  https://instagram.com/gusukubingata_okinawa/
■Twitter https://twitter.com/gusukubingata
■ブ ロ グ http://gusukubingata.ti-da.net/
*良ければフォローお願い致します!*

 

2015 10月

写真・文 田原あゆみ

 

田原あゆみエッセイ

 

東京都現代美術館で10月12日(月 祝日)まで開催の「ここはだれの場所?」で、ヨーガン レールさんの作ったランプたちが展示されている。

 

一歩展示室に入ったなら、きっと誰しも言葉にならない美しさに圧倒されるだろう。
私は万感の思いがしてしばらく動くことができなかった。

 

一人の人間の意志や決断が生み出したものが、触れる人々に一体どれだけの影響を与えることができるのだろう。本当に測り知れないことだと私は感じている。

 

レールさんがまるで自然に選ばれ、とりつかれたように浜辺を歩いて集めたプラスティックの破片や漁網。それがこんなに美しいランプに生まれ変わって、私たち見る人々の心を震わせる。

 

この展示を見た人はあらゆる意味で衝撃を受け、きっと心ある人の胸にはあのランプの明かりが灯ることだろう。
忘れられないあの透明な灯火。

 

そのランプたちは私たち人間が利便性を優先して回収を怠たり、自然の中に廃棄したゴミからできたものなのだ。

 

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

 

沖縄の美しい浜辺に、15年ほど前からプラスティックのゴミがどんどん流れつくようになってきた。
それは年を追うごとに増えていって、特にこの10年間はあまりのゴミの量の凄まじさに愕然と立ち尽くしてしまうほど。

 

次の写真の浜辺も全く同じビーチの景色。
2014年の5月にレールさんと一緒に行った与那国の海。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

与那国の海はとてもきれいだ。
透き通った海の水と、そこに泳ぐ生き物の力強さ、珊瑚の美しさは本島ではもう見ることができないほど。

 

なのに、ビーチにはこんなにゴミが漂着し散乱している。
特に多いのはペットボトルと漁業関係のプラスティック製品たち。日本のものももちろんあるけれどほとんどが近隣のアジア諸国から流れ着いたもの。

 

最初の頃は、こんなに海が汚くなってしまって、本当にひどい。と文句を言いながら家の近くの浜の掃除をしていたレールさん。けれど拾っても拾っても翌朝にはまた大量のゴミが流れつく。

 

6年ほど前からレールさんはそのプラスティックのゴミを拾い出した。ビーチクリーンではなく、彼は何かを決意してゴミの中から選んだものを拾い出したのだ。

 

 

「だれも沖縄の海がこんなことになっているのを知りません。観光客はドライブをして島を回るのだけれど、降りるのはカフェやきれいに整備されたビーチだけ。だれも地元の普通の浜辺には降りません。私はこの状況を一人でも多くの人に見てもらいたいのです」

 

拾ったものでランプを作るということは聞いていたので、私も役に立つことがあればと時間ができたら一緒に海辺を歩いた。

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

私が石垣に泊まりに行くと決まって毎朝レールさんが呼びに来る。
「海へ行きましょう」と。

 

そうして3時間ほど浜辺でランプの製作に使えるプラスティックの破片やロープを探し回るのだ。

 

 

「ビーチクリーンでゴミを拾っても間に合いません。そんなレベルではないよ。
私はデザイナーなのでみんなが捨てたゴミを使ってもう一度美しくて使えるものを作ります。それを通して、今の沖縄の海の状況を知ってもらいたいのです」

 

 

レールさんはそう言うと、海を見つめて、

 

「どうしてこんな風になってしまっただろう。私たちはこんなことをしていたら、この地球にはだれも住めなくなってしまいます」

 

怒りと悲しみの混じった声で呟いた。

 

私は2013年から時間をできるだけとって、レールさんの姿を記録しだした。
2015年の9月。
最後の作品が出来上がる寸前まで。

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

ドリルで穴を開けても割れないくらいに丈夫で、光を通した時に色がきれいなもの。
可愛いもの(おもちゃ)を見つけると嬉しそうに袋に入れた。

 

元がコレクターなので、拾ったり集めたりは大好きで見つけるスピードがめちゃくちゃ早い。長い足で颯爽と浜辺を歩き、はっとするようなものをどんどん拾っていくのだ。
ゴミなのに、レールさんが拾うと特別なもののように見えるのがいつも不思議だった。

 

 

 

 

持ち帰ったゴミを洗うための洗い場。

 

石垣島の家ではこの洗い場の前によくレールさんが立っていた。たわし・カナダワシ・様々なブラシと七つ道具がそこにはあって拾ったものをまずは洗って砂や汚れを落とすのだ。

 

田原あゆみエッセイ

 

 

それをアトリエじゅうに広げて乾かす。

 

私は2013年の4月にレールさんのランプの処女作を見て衝撃を受けた。

 

こんなにきれいなものがこの人の頭の中にはあったのか、と。

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

 

朝は海で拾い物。
言葉で書くと簡単だけど、2~3時間炎天下の浜辺を歩きまわり、手に持てるだけのものを拾ってずっしりとした袋を持って歩くので結構な重労働。
そのあと拾ったものを洗って、干して製作にはいる。

 

東京でもその生活は変わらない。
浜辺はないけれど、起きるとドリルを片手にまず製作。
手の力がいる仕事なので、いつも手首や指先が痛いと言っていた。

 

けれど、彼はこの仕事を取り憑かれたようにやり続けた。デザインの仕事もしながら、朝夕はランプの製作。

 

 

2015年の9月の彼の最後の日まで。

 

 

彼が旅立って一年。
どこをどう探しても彼の姿を見ることはできない。
それは私にとってとても寂しいことだ。

 

あの人は一体何だったのだろう?人間だったのだろうか?
ふとそう感じる時がある。

 

 

わがままで、天才的な目利きで、意志が強く、とてもチャーミングだったヨーガン レールさん。
あげたらきりがないほど彼は魅力的な人だった。

 

彼に会うことはこの世ではないけれど、美しいランプをたくさん残してくれた。

 

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

 

 

 

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

プラスティックを嫌っていた彼が、様々な思いを昇華して作り上げたランプたち。
反対運動は嫌いなので、「私ができる形で人間の文明に対する小さな反抗をしたいのです」

 

 

時間を作って、ぜひ東京都現代美術館へ足を運んで欲しい。
遠くに住んでいるからということを理由にしないで、ぜひ。
これからレールさんの作品は世界中を回ることにいなると私は確信している。

 

けれど、今回の展示は特別のもの。
彼と今までずっと共に仕事をしてきたパートナーや友人たちが、愛する氏に捧げるために作った空間はまるで宇宙のように美しい。

 

今回の現代美術館での展示には彼に共鳴し友情を育んできた親友たちが多く関わって場を作った。
ヨーガン レールが生涯をかけて培ってきた美意識と自然への賛歌の結晶であるランプたち。そのランプの美しさを最大限に引き出して、なおかつ氏へのレクイエムと、決して妥協を許さなかった彼へ捧げる最高の仕事をしようと結集した人々の友情と愛情がこもっているのだ。その空間は胸に迫るものがある。

 

 

 

 

これは言葉を超えて個人の感性で感じるものなので、言葉はこのくらいにしよう。

 

最後に、ヨーガン レール氏の最後の仕事の本が出ました。
Shoka:でも取り扱っています。

 

 

 

「On the Beach 1」
ヨーガン レール氏が自然に捧げた最後の仕事。
沖縄の浜辺の様子や、浜辺でプラスティックのゴミを拾うレールさんの様子、制作風景や完成したランプたちをまとめた本。
私が2年かけて撮りためたレールさんの制作風景が載っています。

 

 

 

 

「On the Beach 2」
目利きでコレクターだったヨーガン レール氏は、ゴミに辟易しながらも面白いものが見つかるとにっこり笑って自慢げに見せるのでした。そのレールさんが最後に集めていたのはなんと浜辺で集めたビーチサンダルたち。
ユニークな彼が拾ったビーチサンダルたちはなんとも可愛らしい表情で、一つ一つが顔に見えてくるのです。
そのビーチサンダルの写真集を出したいというのが彼の最後の願望の一つなのでした。
なんとも可愛い本になりました。

 

この2冊を読んでいると本気で生きる一人の人間のエネルギーは計り知れない影響力を持つということをひしひしと感じる。
レールさんは生ききったとつくづく思う。
そんな人の最後の仕事を間近で関われたことに心から感謝している。

 

2冊まとめて買う

 

どんな方が読んでも素晴らしく心に届く本です。特にものづくりをしている人には持っていて欲しい2冊です。
ぜひ、2冊一緒にどうぞ。

 

そして、是非レールさんのランプを現代美術館へ見に行ってください。
私ももう一度ゆっくり見に行こうと思っています。

 

 

 

 

 

田原あゆみ
エッセイスト
2011年4月1日から始めた「暮らしを楽しむものとこと」をテーマとした空間、ギャラリーサロンShoka:オーナー。
沖縄在住、日常や、カメラを片手に旅をして出会った人や物事を自身の視点と感覚で捉えた後、ことばで再構築することが本職だと確信。
ぽろりと抜け落ちる記憶や、ちょっとしたハプニングも楽しめるようなおおらかさは忘れまじ。
最近は目的がある方が旅は面白いな、と感じています。

 

エッセイ http://essayist.jp
Shoka: http://shoka-wind.com

 

2015 10月

 

ON OFF YES NO 1周年特別企画

 

ジャズ名門レーベル Verve 初の日本人女性シンガー akiko 氏を迎えてお送りするライブ&トークイベント “Jazz & Fresh” !!
会場は、古き良き趣の残る農連市場前にあるコールドプレスジュース専門店 ON OFF YES NO。沖縄のフレッシュな野菜や果物、伝統的な薬草たちが集う場所で、akiko 氏のジャズシンガーとしての魅力はもちろん、各地でアーユルヴェーダのワークショップやリトリートツアーを開催している彼女のライフスタイルにも迫ります。
ON OFF YES NOのシグネチャーメニューであるコールドプレスジュースをつかったカクテルやおつまみも、今回のイベント限定でご用意◎
オーセンティックかつフレッシュなジャズとドリンクで、素敵な秋の夜をお過ごしください。

 

akiko プロフィール:
2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてデビュー。既存のジャズの枠に捕われない幅広い音楽活動で人気を博す。現在までにライブ盤、ベスト盤含め、21枚のアルバムをリリース。
またシンガーとしてだけではなく、ソングライティングやアレンジ、ジャケットのデザインも含めたアートディレクションに至るまでセルフ・プロデュースをもこなし、コンピレーションCDの選曲や他アーティストのプロデュース、執筆なども手がける。
アパレル・ブランドとのコラボレーションし帽子やワンピースなどのアイテムを展開するなどファション方面でも活躍。また定期的に声を使ったボイス・ワークショップや、子供のためのジャズ・ワークショプを開催している。
更に英国アーユルヴェーダカレッジ日本付属校認定アーユルヴェーダライフスタイリスト、日本ナチュラルヒーリングセンター認定アーユルヴェーダ・ホームケアドクター及びライフコンサルタントの資格を取得し、2013年からは不定期でアーユルヴェーダのワークショップやスリランカでのリトリートツアーなども開催している。
音楽性やファッション性のみならず、そのライフ・スタイルにも多くの支持が集まる。

 

会場: ON OFF YES NO(沖縄県那覇市樋川2-1-23)
日時: 2015年10/23(金)19:00〜20:30
料金:
前売り 3,000円(ドリンク代別)
当日 3,500円(ドリンク代別)
定員:30名 ※定員になり次第受付終了
参加ご希望の方は、Facebookページにて参加ボタンを押していただくか、event@onoffyesno.jp まで以下をメールしてください。
1. お名前
2. メールアドレス
3. 電話番号(緊急連絡以外には使用しません)

 

特設ページ: https://www.facebook.com/events/306937849430143/

 

2015 10月

 

『幸せ相続計画 ‐もめる時期と原因を発掘!‐』
相続でのもめごとのほとんどは、”相続税” ではなく “分け方” で起こります。
特に相続税のことばかり考えて節税対策をしていると、多くの人が足元をすくわ れています。

 

・もめる原因と時期を発掘
・正しく分析して分け方を考える
・一つ一つの家族それぞれに合った分け方を考えることが大事です

 

税金、民法、不動産をトータルで検討することで、初めて揉めない相続計画が立 てられます。
正しい相続知識をご自分に当てはめて、もめる原因がないかどうか発掘すること から始めましょう。
たくさんある意外な落とし穴に、今のうちに気付き相続計画を進めていく事が肝 心です。

 

■講師名:亀島淳一
- 幸せ相続計画コンサルタント
- 一般社団法人幸せ相続計画推進協会 代表理事
- 株式会社シナジープラス 代表取締役
■日時:2015/10/17(土) 10:00-12:00
■内容:セミナー90分/終了後、30分無料個別相談(ご希望者先着3組限定)
■費用:1組3,000円(3名まで)、もしくは 1名2,000円
※要予約・先着順

 

開催日:2015年10月17日(土) 10:00~12:00
場所:シナジールーム
沖縄県中頭郡中城村南上原1021
ララプリモ琉大東口店2F

 

http://www.synergy-room.com/
☎098-963-9266