生姜入りの商品に目がないという城間さん。
生姜あめに始まり生姜ミンティア、生姜グミ、生姜の原液を使ったジンジャーエールなど、生姜と名のつくものは片っ端から購入していると言う。
「中でも今一番のおすすめがこれ。
生姜と黒糖の粉末、ブラウンシュガージンジャー。
あまりのおいしさに衝撃を受け、すぐにファンになりました」
黒糖と生姜の組み合わせは珍しくないが、両者の配分がばっちり決まっているものはなかなかないと言う。
「あまりに生姜風味が強すぎて使いづらかったり、逆にほとんど生姜の香りがしなくて物足りなかったり。
『ちょうど良い!』って思えたのはこれが初めて」
プレーンヨーグルトに混ぜるのが、城間家の朝食の定番。
「黒糖の甘さが優しくておいしいんですよ。でも…」
「もうちょっと足しちゃおう(笑)
おいしいから、ついいっぱい入れたくなるんですよ〜」
ヨーグルトと生姜、あまり思いつかない組み合わせだけれど違和感はなく、むしろ生姜のほのかな風味がほどよいアクセントに。
「子どもたちも大好きですよ、さらにコーンフレークを混ぜて食べてたり」
直接パンにふりかければシュガートーストにも。
さらさらとした粉末が、パンの湿り気でしっとりなじむ。
「バターを塗った上からかけてもおいしいんです」
どんな食材にもよく合い、甘いものが食べたくなったときに気軽にプラスしていると言う。
「生姜と同じくらいコーヒーも大好きで一日に何杯も飲むんですが、普段はブラック派。でも、疲れてるときや甘いのが飲みたいときはこれを入れて飲むんです」
生姜風味が強すぎる商品だとコーヒーに入れるには少し抵抗を感じるが、コーヒーの苦みでほとんど消えてしまう程度の香りなので問題なし。
「黒糖自体がまろやかだしヘルシーなイメージもあるから、気兼ねなく入れられるのも嬉しいですね」
生姜はやんばる産で着色料や防腐剤も無添加と、安全性も高い。
「だからクセがなくておいしいのかも。
のどにツンとする感じもない。
家族にも安心して出せるし、生姜が苦手な人もこれなら大丈夫だと思います」
そのままお湯に入れて混ぜれば黒糖の甘みが美味しいしょうが湯に、
ミルクティーに入れたらチャイ風に。
「風邪をひいたときは普段以上によく飲むようにしています。
からだがぽかぽかしてすごく温まるから、冷え性の人にもおすすめですよ」
原材料の欄にはコショウ科の植物「ヒハツモドキ」の名も。
「八重山では『ピパーチ』って呼ばれているコショウですよね。
身体があたたまるのはピパーチのおかげもあるのかも?」
レトロなアメリカ風パッケージも可愛いらしく目をひくが。「実はアメリカとぜんぜん関係なくて、製造元『共栄社』の方が黒糖製造中の写真らしいですよ(笑)」
家に在庫がなくなると落ち着かなくなるほどハマっているという城間さん。
「許田インターで売ってるのですが、これを買うためだけに高速乗って行ったこともあるくらい(笑)。
サイズ感も良いし、200g 入りで400円とお手軽なので、友だちにすすめたくてしょっちゅうプレゼントしてます。
北部に行くときは必ずいつもまとめ買い。
南部でも買えるようになったら嬉しいなぁ〜」
写真・文 中井 雅代