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2017年8月、名護に待望のコーヒーショップ、FLAP COFFEEがオープン。インド産の豆をベースに自家焙煎したブレンド豆をエスプレッソに使用している。コーヒーのバリエーションは、オーナー酒井貴博さんイチオシのカフェラテからサイゴンラテなどちょっと変わったものまで23種類。また、オーダーすればカフェインレスコーヒー豆で入れてくれるので、コーヒー好きな妊婦さんも安心して味わえる。

 

「コーヒー飲んだら食べたくなるでしょ」と、ショーケースには奥様お手製の焼き菓子が並ぶ。ランチタイムはココナッツチキンカレーやサンドイッチ、オープンサンドなども楽しめ、カウンターを含め、16席ある店内でゆっくりと味わえる。

 

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エビとアボカドのサンドイッチセット

 

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ココナッツカレーセット

 

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FLAP COFFEE
住所 沖縄県名護市宇茂佐の森4-19-3 沖名パレス102
TEL 0980-38-9027
定休日 日・祝日
営業時間 8:00〜17:00
ランチタイム 11:00〜14:30
facebook https://www.facebook.com/FLAPCOFFEE
blog http://flapcoffee.ti-da.net
Twitter https://twitter.com/FLAPCOFFEE
Instagram ID flap_coffee

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色のついた泡を紙にのせて描いたり、紙コップをひたすら積み上げたり、粘土でピーマンを形作ったり。ひときわシンプルでインパクトのある作業で、アートを体験できるスクールがある。中学・高校の美術教師でもある宮里裕美(ひろみ)さん、秀和さん夫婦が開いている、幼児から大人まで通えるアトリエmだ。レッスン内容がシンプルな理由について、裕美さんが教えてくれる。

 

「私たちがペラペラと説明ばかりしている『授業』はしたくないんです。学校では、『紫はどうやって作るでしょう』みたいに教えたりしますけど、ここでは教えなくても感じることができるようにしたいんです。たとえば、水に絵の具を入れて製氷皿で作った氷を、画用紙や和紙の上で転がすんです。すると、赤と青の氷が溶けていくと混ざり合って紫になったりするのを目にできる。それだけで楽しくもあるじゃないですか。単純な作業だけれど珍しくて楽しいレッスンをしたいと思っています。それに、難しいことをやったからって何か発見するかって言うとそうでもなくて、ただ知った気になりやすいんですよね。面白いものに気づくっていうのはやっぱり工作キットでは難しいんです。感動しにくい。できるだけ単純な方がガツンとくるんです」

 

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アトリエmの大きな特徴は、内容のシンプルさに加えもう一つ。それは少人数制であること。その理由の一つは人との関わりが楽しいからだと裕美さんは言う。

 

「人が増えすぎると、機械的になってしまうので、多くてもクラスは兄弟含めて3組、ワークショップなら5組くらいかな。ちっちゃいスペースというのもあるし、何よりコミュニケーションを大事にしているので。じっくり対話したいんですよね。だから、仲良くできたら『やった』って思いますね。高校の非常勤をしている時も、いい作品ができて、『やった』って思うよりも、この子と通じたって時に『やった』ってよく思うんです。だから授業ではできるだけ全員に一度は声をかけています。生徒に話しかけると、断然関係が良くなるんです。黒板に向かって授業を淡々とやるよりも、『この子と話した』、『先生と話した』っていう信頼の積み重ねができるんですよね。作品がどうこうなるってことじゃないんですけど(笑)。でも、信頼できない人の話って耳に入ってこないですし、受け止めてくれる人の前だと、自分を表現しやすいものですよね。制作はコミュニケーションのきっかけみたいな感じです。私が得意だったことがたまたま絵だったってことで」

 

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レッスンは秀和さんと裕美さんのどちらかが担当

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ワークショップ「墨だらけ」

 

もちろん、裕美さんが楽しいからというだけで、少人数制なわけはない。そうするのは、一人ひとりに目を配ることの大切さを知っているからだ。

 

「絵が苦手なんですっていう人多いですよね。でも、そういう人に限って、おもしろい絵を描いたりする。そっくりに描くことがうまいと思っているのかな。いいところに気づいて伝えてあげたい。そういう思いもあっての少人数なんです。それから、マンツーマンレッスンもしています。集団が苦手だったり、一人の方が集中できるという方など、障害の有無関係なく是非来て欲しいですね。小さいアトリエだからこそできることをやりたいんです」

 

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シンプルな作業と少人数のレッスンで裕美さんたちが目指すのは、人々の休息と気づきの場になること。

 

「単純なことをしているうちに、あ、これでいいんだ、私のままでいいんだって気づいてもらえたらいいなと思っています。何かを教えますよとか、これをしますよっていうよりは、ちょっと寄り道して、気づいて、共愉できて、元の場所、次の場所に飛び立てる。そんな『とまり木』のような存在になれればいいなと思っています。私たちの役割は、できるだけ邪魔をしないことです。彼らが自ら学べるであろう機会を奪わないようにと気をつけています」

 

アートを目的でなく手段ととらえ、裕美さんはアトリエの外でも様々なことに取り組んでいる。その一つが南部医療療育センターで行っている肢体が不自由な人たちへのアートレッスンだ。

 

「療育センターの看護部長さんからお声がけいただいて、友人で作家の宜保朝子さんも誘ってぜひやらせてくださいと引き受けました。身体を動かせない方たちに、どうやって制作してもらおうと、構えたくはなかったんです。だからと言って、すごく簡単なものを『はい、やりました』って幼稚なこともしたくなかった。身体が不自由でも他の生徒と同じようなことでいいんじゃないかなと、考えさせられながらやらせてもらっています。

例えば先日、木炭デッサンを行う予定で試しにイーゼルを持って行ったんです。無理かなと思いながら、車椅子の隣にイーゼルを立ててみました。そしたら、勢いよく描き出すもんだから、あれ、いけるじゃん!って。つい、勝手に気を使ったり、先走り過ぎたりしがちなんですけど、それって本当にお節介だったりするんですよね。困ったらその時に一緒に考えて対処すればいいわけで、失敗したっていいんです。

そういえばこの前、こんなこともありました。ある方が、雨は大嫌いだって知ってたんですけど、気をつかってやめるのもなんだろうと思って、思い切って雨をテーマにしてやってみたんです。すぐに部屋を出て行かれました(笑)。でも、途中で戻ってきて渋々描いてくれましたよ。レッスンの最後には、『今度雨をテーマにしたら許さない!』なんて言われました。そんなふうに言えるような関係になれるって素敵でしょ。

余裕がある時は、職員さんたちにも描いてもらったり制作してもらうんです。そして必ず最後はみんなで鑑賞し、評価し合うんです。このいろんな人のいろんな作品がある、『ごちゃまぜ感』のおかげで、さらに素晴らしい鑑賞会になるんですよ」

 

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裕美さんが力を注ぐもう一つの活動は、写真というアートを通して障害を持った人も社会の一員だという認識を広めること。それは、ダウン症候群を持って生まれた娘を育てている中で、裕美さんが感じた心の壁がきっかけだった。

 

「娘が生まれて100日写真を撮ろうという時にちょっとした違和感を感じたんですよね。沖縄って、子供の100日写真をデパートやスーパーに飾りますよね。でも障害がある子の写真って見たことないな、そもそも写真屋さんに撮りに行く人っているのかなって。それでも勇気を持って行ってみたら、店員さんは案外普通に接してくれて。かといって、写真展に出すかって言ったらやっぱり出しにくさがあったんです。みんなと同じように子どもをかわいいと思っているのに。そんな狭間で考えていたら、『一人では行けなかったけど、友達と撮りに行ったよ』って話を聞いて。だったら、ダウン症候群を持った子だけの写真展をやったらどうだろうって思いついたんです。どこにも出さないよりは、みんなで出ることをきっかけに外に出ていけたらいいなと思ったんです。それで数年前から『インターネット写真展 OYABAKA展』っていうのをウェブ上でやっています。これが今では全国規模の写真展になったんですよ。海外からの参加者もいて、今とても楽しいんです」

 

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裕美さんはアートの先生として、アトリエm、学校、療育センターと大忙しで活動している。また、3児の母として、妻としての役割も大切にしている。多くの世界を持って飛び回っている裕美さんだからこそ、時には立ち止まったり、振り返って戻ってみたり、その場から逃げてみたりする「とまり木」の存在が大切だと知っている。私たちはつい、いい作品を完成させることこそが大事だと思いがちだ。けれど、アートに触れることで自然と心を休ませている、その状態が何より必要な時間なんだと気づかされる。子どもだけでなく、大人にもアトリエmを開放している理由がここにあるような気がした。

 

ワークショップ写真提供/アトリエm

写真・文/青木舞子(編集部)

 

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アトリエm
沖縄県那覇市長田1丁目14番9号
mail atelier-m@outlook.jp
HP https://atelier-m.tumblr.com

 

青木

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kitoco.okinawa、新作パドルTシャツができました!

 

デザインは、スタンドアップサーフィンに使うパドルがモチーフです。スタンドアップサーフィンとはサーフボードの上に立ちながら漕いで波に乗ったり、海の上を進むことができるスポーツで、板の素材や長さ、軽さだけでなく、パドルの形状や軽さなども重要な役割をしています。

 

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アイボリー色Tシャツ着用イメージ

 

パドルブランド、JTSTICKのFLEXをイメージモデルにして描きました。

 

色はホワイト、グレー、アイボリーの3色。ホワイトとグレーのTシャツは、素材がトライブレンド(ポリエステル50%,コットン38%,レーヨン12%)で、古着のようなクタクタした肌触りなのです。

 

アイボリーのTシャツ生地はポリエステル50%,コットン50%で広めの襟元と細みのデザインが特徴です。

 

どちらもTシャツサイズは大人XS−XLまであります。

 

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上がホワイト。下がアイボリー色のTシャツ。襟元の広さが違います。

 

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173cmの男性がゆったりめにLを着用。

 

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150cmのgirlがXS着用

 

限定販売です。お買い求めご希望の方は、お早めにネットショップからお願いします。

 

ネットショップ https://kitoco.thebase.in
kitoco. HP www.kitoco.net
Instagram https://www.instagram.com/kitoco.catalog/

 

JT STICK https://www.tachikogi-ya.com

 

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青木

運天食堂

 

名護にある運天産婦人科医院の給食部門から、ランチタイム限定のカフェ「運天食堂」が2017年5月に誕生した。内装が個性的で、「ここは理科実験室?」と思うほど、昆虫、骨格、植物、鉱石などの自然物から、実験器具、工業用品、想像上の生き物までずらりとディスプレイされている。これらも含めインテリアのほとんどは運天食堂マネージャーの運天慎吾さんが趣味で集めていたもの。

 

運天食堂
運天食堂

 

このインテリアから想像すると何か不思議な食事が出てくるのかと思いきや、入院中の産後ママからも大評判のヘルシーな料理が食べられる。カレーやシシリアンライスなどの野菜の豊富なメニューに、塩レモンやレーズンなどのちょっと変わったトッピングが付いており、途中で味を変えながら食事を楽しむこともできる。運天さんのお勧めは日替わりの定食。毎日通っても飽きないほどバリエーションが豊富なのが特徴だ。

 

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運天食堂

運天食堂
〒905-0017 沖縄県名護市大中3-1-5
ランチタイム 11:00~15:30
木曜日、日曜日、休み
ブログ http://untensyokudou.ti-da.net/
インスタグラム https://www.instagram.com/untensyokudou/
フェイスブック https://www.facebook.com/profile.php?id=100016754673165

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2016年12月、名護市屋部の住宅地、にじ公園の向かいに3坪の絵本屋さんがオープンしました。可愛らしい小屋の壁一面に、赤ちゃんから大人まで楽しめる絵本がずらりと並んでいます。

 

オーナー上原尚子さんは、読み聞かせグループ「トトロの会」や音楽と読み聞かせのアフロ集団「boketto(ボケット)」の一員であるなど、読み聞かせのスペシャリスト。本選びに迷ったら、子どもの月齢や好みに合わせたお勧め本を紹介してくれます。

 

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polarislogo納品
名護市屋部37番地 にじ公園前
電話:080-6485-3739
OPEN 月・火・木・土 10:00~17:00
お電話してからのご来店が確実です。
http://bookpolaris.ti-da.net

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動画提供 aofotofilms.

 

実りの里保育園を最初に訪れた時の衝撃は忘れられない。冬でも半袖・裸足で駆けまわる子たちの野性味、園庭にある2階まで届くほど大きなクワディーサーの木にひょいひょいと登る脚力、そこからジャンプする勇気。木に吊りさがったターザンロープにぶら下がる0歳児の腕力、小さなリュックを背負って散歩から帰ってくる1歳児の体力。どこかの部族のように全身泥んこで赤土山から滑り降りる子の満足げな表情、そして5歳児の手先足先まで美しい側転。なんて大胆で生き生きとした遊び方をしているのだろう。小さい身体からこんなに力が出るなんてと視線が釘付けになる。

 

運動ばかりしているのかと思えば、そうではない。先生が読む絵本に集中して聞き入っていたり、絵を何十分も何枚も描き続けたり、ピアノに合わせて大きな声で皆で楽しそうに歌っている。また、年長組になると自分たちで縄跳びの縄を編んだり、1人1セットずつ持っている大工道具で廃材を使って椅子のような机のようなものを作っている。

 

子供達がのびのび過ごしている、その理由は環境にある。裸足で歩きたくなるヒノキの床。外との境界をなくした開放的な教室、ひなたぼっこがしたくなる広い縁側。5通りの座り方ができる木の椅子。お昼前になると給食室から溢れる鰹だしの香り。晴れた日に園庭で食べる給食。こんなに広々とした心地良い空間で過ごせるなんてと今まで勝手に抱いていた保育園のイメージが見事に覆される。

 

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この生き生きとした子どもたちを育むのは、実りの里保育園が取り入れている、故斎藤公子先生が作り出した「さくら・さくらんぼ保育」という教育方針によるところが大きい。前園長の岸本悦子さんがその考えに共感し、園に取り入れたのは昭和56年のこと。保育園を始めて35年経った現在は、息子である功也さんが保育園を引き継いでいる。さくら・さくらんぼ保育とは、土や水に親しむ遊びや散歩、自然や動物とのふれあい、リズムあそび、そして絵本の読み聞かせや歌の合唱を通して、自分の意思や判断で行動する力を育むことを目的とした保育である。

 

実りの里保育園の子どもたちの1日は、2つのウォーミングアップから始まる。まずは「ロールマット」だ。くるくる巻かれたマットの上で先生にマッサージをしてもらう。

 

「保育士たちは子供の身体に触れながら、朝の健康チェックをしています。子どもの肌の状態から、食事をしっかりとれているか、特に野菜をちゃんと食べられているか、怪我はないかなどを確認します。マッサージを終えた子どもたちは身体のバランスや神経の流れが整い、血の巡りが良くなります。身体の隅々まで目覚めて、行動的になるんですよ」

 

次に「ハイハイ」を行う。トカゲのような動きでホールを1周する。うつ伏せのまま片足の親指で床を蹴り進み、手のひらは大きく開いて前へと伸ばす。それを左右交互に行い前進する。子どもたちを見ていると簡単そうに見えるが、実際に大人がやってみると苦笑するほど前に進まない。このハイハイは、リズムあそびのひとつで、他にもうさぎジャンプ(爪先立ちでジャンプする)、カメ(身体を反らせて足をつかむ、年齢が上がるとブリッジも加わる)、トンボ(片足を後ろに伸ばし片足立ち。手でバランスをとる)、アヒル、どんぐり、馬など、数十種類もある。リズムあそびはただの模倣遊びではない。斎藤先生が、背骨や足先までの全身の動きにこだわって作った運動であり、実りの里保育園では週に2回行なっている。

 

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リズムあそび「どんぐり」。指先まで意識して転がる。

 

「リズムあそびは、人類の誕生の歴史を追って作られたものなんです。まずは無脊椎動物が脊椎動物になります。最初は魚です。魚が背骨をゆらして進むように、リズムあそびでは『金魚』と呼ぶ動きで背骨を動かします。この時、背骨だけではなく、手先足先まで意識して伸ばします。その後は、両生類になります。手足が出てきて、体をくねらせながら進むという動きを『ハイハイ』や歩くことで表現しています。特にハイハイは大事な動きで、この時期にきちんとハイハイをする力を備えておかないと、後から全身の発達に時間がかかってしまうんです。だから、たとえ早く歩き始めたとしても、ハイハイをきちんと行なって、全身をバランスよく成長させるようにしています。本当は遊びの中でできればいいんだろうけれど、遊びだけではどうしても動きのバランスが悪くなってしまうから。子供たちの成長を整えるという意味でもリズムあそびを取り入れているんです」

 

ウォーミングアップの後には、いくつかの仕事をこなす。まずはお寺の小坊主さんのように自分たちの部屋と縁側、ホールの雑巾がけをする。雑巾をしっかり絞るのも仕事のひとつだ。それから、晴れた日が続くとバケツに水をくんで畑に水やりに行く。そして草取りをしたり、野菜を収穫して帰ってくる。年長組になると庭掃きやヤギのお世話も加わる。

 

このように保育園で毎日元気に過ごすためには、まず家庭での生活習慣が大事だと園長は言う。

 

「一番土台にくるのが早寝早起き、それから朝ごはんをしっかり食べるという生活リズムなんです。そこが崩れると園での取り組みが全部崩れてしまうんです。たまに、『子どもが朝ごはんを食べないんです』と相談を受けることがあります。それは子どものお腹が空いていないから。お腹がすくように、朝少しだけでも散歩をしてみたり、もう少し早く起きるなど工夫をして、おいしくご飯を食べてきてほしいとお父さんお母さんには常々お願いしています」

 

実りの里保育園では、健康な身体づくりには欠かせない食育にも力を入れている。例えば畑作りを毎年行い、新鮮な野菜の美味しさを味わったり、散歩に出かけ、木の実を採って食べることもある。調理室では、成長に合わせて野菜のゆで方や切り方を変えたり、子供たちが飽きない味付けを工夫している。また、スルメや小魚をおやつに取り入れるなど、子どもの発育を第一に考えた献立は、大事な我が子を預ける親にとっては嬉しいこだわりだ。

 

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自分たちで取り分けて食べるおでん。

 

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野菜炒め、きのこと海藻のスープ、味噌をのせたご飯、それと収穫した野菜をサラダで。

 

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「食事は薄味を心がけています。基本的に素材の味を大事にしていて、離乳食期は昆布だしだけで味付けしています。月齢が進んでいくにつれて、鰹だし、煮干しと増やしていきます。幼児食になると基本の味付けは、鰹だしと塩と味噌と醤油です。材料は野菜中心で、練り製品は使っていないんです。保育士がさくらんぼ保育の研修で埼玉へ出向いた時に学んだ、30年以上続けている伝統の味なのです。その味に普段、家ではなかなか食べられない沖縄の郷土料理を加えています」

 

月に1度の遠足のお弁当も、一般的な園児のお弁当のイメージとは量も見ためも違う。親は曲げわっぱや木のお弁当箱に、手でも握りやすいように大きめの茹で野菜や、骨付き肉、食べやすく握られたおにぎりなどを、こぼしても足りるように少し多めに詰めて子どもに持たせる。

 

「お弁当にはできるだけ、素材の味を生かした歯ごたえのあるものを詰めてほしいと思っています。冷凍食品やレトルト食品、添加物入りのものすべてがダメだと言っているわけじゃないんです。でも身体に良くないものもあるので、できるだけ避けて欲しいのです。忙しい中、一生懸命子供を育てていて、全部を手作りすることができない人もいると思います。けれど、冷凍のハンバーグをあげて育てたら、子どもにとって、それがお母さんの味という記憶になるかもしれない。だから、母親から受け継ぐ味になることを意識して与えてほしいと思っています。身体にいれるものは良いものにしたいですよね。いいことやったらそれだけ子どもからはね返ってくる。手を抜いたらその分戻ってくる。そういうふうにとらえてほしいと思っています」

 

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年長組の最後の課題である竹馬。足場を紐で結ぶところから自分で行う。ゆるく結ぶと途中で下がってしまう。決めたコースを1周とし、100周まわったら節目ひとつ分高さを上げる。卒園式に披露するため、手足に豆を作って練習している。

 

こだわりは他にもたくさんある。例えば、子どもが自分でモゾモゾと動き始めた頃から布おむつをやめてパンツ生活をする、想像力をはばむテレビは観ない、文字の学習は行わない、できるだけ生の音楽に触れる。預かる保育士たちは大変だろうが、すべては子どもの心身にあった発育のためだ。さらに、実りの里保育園が子どもの成長のために大事にしていることがある。それは保育士たちの子どもに対する声がけだ。言葉かけで子どもの発達の芽を摘まないように心がけていると園長はエピソードを交えながら話す。

 

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「僕も自分の子どもについつい、『あんたそれ無理よ、できないから』とか言っちゃうことがあるんだよね。決めつけて可能性の芽をパチンと切ってしまう。例えば、味噌汁をたっぷんたっぷんさせながら持ってきたら、こぼすからやめさせたいって思うよね。でも斎藤先生は違かったんです。子どもがこぼしたら言うわけ。『ああ、本当に残念だったね、こぼれちゃったね』って。とっても残念だったという子どもに共感するんです。子どもだって、しまったと思っているんだから。もうしないって思えるわけ。怒られるより、自分でこの失敗はしないようにしようと思える。もし怒られていたら、怒られたことでやめたという記憶になる。これは自分で決めたことではなくなるんです。当然、命に関わるような取り返しのつかないことに関しては、芽を摘んでいいと思う。でも、そうじゃない部分に関しても日々、パチパチ芽を摘んでしまいがちだよね。僕らが大事にしているのは発達の芽を大事に伸ばすことかな」

 

自然の中で全力を出して仲間と遊びきり、栄養たっぷりのお昼ごはんやおやつを食べ、可能性を信じ見守ってくれる先生たちと過ごす子供たち。毎日の遊びや体操で足腰が強くなり、体力や筋力がつく。体力がついたことで、できなかったことができるようになっていく。それが自信や自己肯定力となるのだ。自分で選び取り行動する力はこうした日々の積み重ねで養われていく。土台がしっかりしている園児たちは、これからどんな人生が待ち受けていようとも乗り越えられると園長は自信をもって言う。

 

「少し前までは、子どもたちが40歳になった頃、周りに仲間がいて、普通の生活を送れて、幸せな人生だなと思える人になっていてほしいと考えていました。けれど今は、ちょっと変わりました。それぞれの能力を生かして欲しいと思っています。別に天才を育てたいってわけじゃないんです。得意でない部分のマイナスをゼロやプラスにすることに、一生懸命力を注いで時間を取られるより、持っている能力をさらに伸ばしたほうがその子にとって幸せだろうなって。自分が生き生きとやりたいことをやって、それが成功したり、能力を出せることの方が大事なのかなと思っています。だから、友達付き合いが上手という才能がある人はそれを生かしてほしいし、計算が好きな人は一日中でも計算していられるような環境が幸せかもしれない。それぞれの幸せの形があっていいんじゃないかなと思います。みんなが勉強して大学に行って、いい仕事してって、同じ理想を目指さなくてもいいんじゃないかな。人生の中で大事なのは勉強だけじゃないから。生きる力、野生の力、本能の力が強ければ、これから生きていく上で困難な障害がいっぱい出てきた時に、乗り越えられると思うわけ。それが土台の力だと思うんだよね。野生の力っていうと、山に入って生きていくみたいな力だと思われるけど(笑)、そういうわけじゃない。土台の力っていうのは芸術や音楽、食べることや数を数えるとかそういうこと。僕らは子どもたちの人生の土台を作っているんです。できるだけ丈夫な土台をね」

 

写真・文/青木舞子(編集部)

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社会福祉法人 白銀福祉会 実りの里保育園

 

沖縄県名護市宮里4丁目5番17号
TEL:0980-53-0720
FAX:0980-53-0733
子育て支援センターあしびな~
TEL:0980-53-0760
HP http://www.minorinosatohoikuen.com
facebook https://www.facebook.com/minorinosatohoikuen/

 

2017年4月、第二園 実りの森保育園が開園予定です。

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「パンフレットにも、大きくいくつものお弁当の写真を載せているので、お弁当屋かと思っている人もいるはずね」

 

そう顔を見合わせてニヤリと笑うのは、設計事務所カメアトリエの亀崎義仁さん・さちえさん夫婦だ。カメアトリエは、お弁当のように、外側よりも中身を大事にした家づくりに取り組んでいる。そして設計事務所としては珍しく、セミオーダーの家「トラストブロック」を提案している。「トラストブロック」とは、「トラスとブロック」、「トラス」と呼ぶ三角形の木造骨組みの屋根と「ブロック」を使うことから付けられた名前だ。

 

「トラストブロック」の家は洋小屋のようで、巨大ツリーがあったらオーナメントにしたいほど素敵なデザインだ。トラスの窓から外に溢れる光は家の温もりを感じさせ、家に帰ってきた幸せを一足早く味わえる。平屋建ての室内を見上げると、あえて三角屋根の骨組みを剥き出しにしているため、部屋が広く感じられる。コンクリートの壁ブロックは規則的なパターンになっており、美しい。子どもたちの成長を測る目盛りにだってなる。屋根に落ちる雨音さえ、心地よいリズムに聴こえる。

 

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一見簡素にも見えるこの長方形の箱には、実はたくさんのこだわりや想いが詰められている。

 

沖縄の住宅屋根の大半はコンクリートであるのに対し、屋根を木造にしたのは、住む人が快適に過ごせるから。そして軽くなることも大きな理由だ。

 

「屋根が木造だと涼しいんですよ。すべてコンクリート造だとどうしても暑いし、一般的な構法だと年月が経つにつれ、重くてたわんでくるんです。その点、木造トラス屋根は細い木を組み合わせて作っているので軽いんです。細い木と言っても、いい木にこだわっていて、奈良県吉野地方のヒノキを使っています。ヒノキは硬くて持久力があるんです。それを金具を使わず木組みする伝統木造トラス工法で、ひとつひとつ奈良の職人さんに作ってもらっているんです。削る角度が難しいのと、木材と会話をして使う部位を決めるので、機械には任せられないんです」

 

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写真提供/カメアトリエ

 

トラス屋根は構造上、橋などと同じように、動かない土台に置かなければならない。そこでカメアトリエが考えたのはブロックを壁面に使うこと。ブロックならば、沖縄の建築材料として馴染み深いし、屋根を帽子のようにのせることができると思ったのだ。

 

「僕たちはブロックを尊敬してるんです(笑)。沖縄の戦後復興に大活躍した建築材料ですし、小さな頃からレゴブロックなどに世話になってきましたからね。ブロックは普通カットされて、下地として使われることが多いんだけれど、僕らは一切加工せず均一に積み、ちゃんとグリット線(方眼のようなマス目)を出します。そうすることで、スケール感覚が身につくと思うんです。家の中に目盛りがあるのと同じで。ブロックの目地が20cm対40cmの1対2なんで、安定感があっていいし。和風の家だったら畳でそういう感覚ができますよね。ブロックにした理由は他にもあって、型枠がいらないから廃材が出にくいんです。コンクリート流し込みの建物って型枠の廃材が多いんです。それで心が痛くなるっていうか」

 

ブロックを使う理由は、安定して動かないからとかマス目が美しいからだけではない。作業時間が短縮でき、その分工事が早く進むので工賃が抑えられるというメリットもある。例えば、コンクリートの流し込みで、乾かす時間も含め4週間くらいかかる作業を、ブロックで行えば3人で2日くらいでできるという。

 

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左/剥き出しの配管。 右上/雨の後の防水ブロックと通常のブロックの違い。 右下/トタン屋根色は豊富。写真以外からも選べる。

 

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こだわりは他にもある。まずは、なるべく骨組みや構造を見せること。配管を隠さずに剥き出しにすることで、メンテナンスがしやすくなるのだ。それから、平屋であること。これにも大きな理由があるとさちえさんは言う。

 

「平屋にして庭を作ることで、外に出る機会が増えたり、隣人とのコミュニケーションが取りやすくなったりすると思うんです。私は自分の母親が、庭のない家の2階に住んでいるのを見てきて、もし平屋に住んでいて、庭いじりや土いじり、家のメンテナンスなどがしやすかったら、もっともっと健康的に暮らせていたんじゃないかなって思うんですよね。それと、今、私たちは3階に住んでいて、小さい子ども3人を連れての階段の上がり下りは時間がかかってそれはそれは大変です。しかも、子どもが車で寝てしまったら、抱っこしつつ、重い買い物袋をいくつも持って上らなければならないし。3階の大変さを毎日痛感しているんです。自分たちが一日も早く、平家に住みたいって気持ちが増しています。そんな体験もあって、平家は健康面にも精神面にも良いなと思っているんです」

 

自由設計のアパートや店舗、個人住宅なども設計しているカメアトリエだけれど、セミオーダーの家を設計しようと思い立ったきっかけは100人へのアンケートだった。

 

「独立したての頃、社会の声を聞こうと思って、アンケートをとったんです。20代から40代の方にお願いしてね。そしたら驚く結果が出て。自由に家を作りたいとは思っているけど、『自由は高いから選ばない』と答えた人が予想以上に多かったんです。8対2くらいの割合で。ちょっとショックを受けてね。自分たちはそれまで、自由を追求してやってきたのに、実はそれは世の中の要望とは距離があるんだなってわかってね。その後から、建売やマンションの良さを考えました。それで、『分かりやすいこと』って大事なんだなって気づいたんです。ただ、分かりやすいものは自由にできない部分も多い。そこは我慢しないといけない。皆さんそこに葛藤があるんですよね。『自由』か『わかりやすさ』の2択ではなく、足して2で割ったような『第3の選択肢』が用意できないかと思ったんです」

 

アンケートを集めるのと同じ頃、土地選びに苦戦しているお客さんが多いことにも気づいた。土地の広さと値段、建てたい家の大きさすべてを考えなければいけないけれど、選択肢が多すぎて、動けなくなっていたのだ。そこでカメアトリエとして何か提案できないかと二人は考え始めた。

 

「土地を探すのって難しいんですよね。住宅購入の際、安く抑えるためには、建築物をどうしようと考えるより、土地の値段を抑えるほうが効果的なんです。不動産の評価って、同じ地域でも、整形であるか不整形であるか、または、まとまっているか細長いかによって異なると思うんです。『不整形』で『細長い』土地はおいしい土地なんです。こういったことを家づくりのセミナーで話し続けてきたら、細長い土地の資料を持って相談に来る方が増えてきたんです(笑)。そのうちのひとつは、8×40mの極端に細長い土地だったんですが、僕たちが太鼓判を押して購入してもらったんです。今設計中なんですが、掛け軸になりそうなほど細長い図面ですよ(笑)」

 

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写真提供/カメアトリエ

 

こういうことを想定し、「トラストブロック」は細長い土地に対応できる、幅5mの長方形の箱型に決めたのだ。幅を5mと規格化することで、トラスを効率的に製作できることに加え、新しいお客様がトラストブロックを土地選びの目安にできるようになったのだ。さらに、亀崎さんはお客さんが家づくりをイメージしやすいようにと住宅シミュレーション紙工作キットを作った。

 

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写真提供/カメアトリエ

 

「これは僕にとっては大発明(笑)。家族みんなで間取りを楽しく考えられるツールとして遊び感覚で作ったんです。でも実際は、自分たちが図面の代わりに使うことが多くなりました。基本設計では100分の1のスケールで考えていくことが多いんだけれど、工作キットは50分の1で立体的に見ることができ、クライアントがわかりやすいと言ってくれるんですよ。打ち合わせの後は、そのまま持ち帰っていただいて、家族団欒のきっかけにしてもらっています。このキットで一番苦労したのはパッケージ(笑)。遊びのつもりだったんだけど、真面目に遊びたいからこだわっちゃった(笑)」

 

物づくりや絵を描くことは小さい頃から好きだったという亀崎さん。鹿児島出身の彼が沖縄に来ることになったのは、進路選択の際のちょっとした遊び心からだ。

 

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写真提供/カメアトリエ

 

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写真提供/カメアトリエ

 

「もともと絵を描くのが好きだったけど、絵では食えないなと。おじさんに、建築事務所やってる人がいて、その人は絵が好きで、建築家って職業は絵が描けるのかと思って。芸術大学の建築学科に行きたいとずっと思っていたんだけれど、親の手前、他の学校も受けたんです。その学校の建築学科は沖縄と福岡にしかなくて、どうせ行かないからという思いで、志望キャンパスを『沖縄』って書いたんです。そしたら、受かってしまって(笑)。で、大本命が落ちて。そこで、どうしようかなあと。浪人という選択かもあるけれど、1度行ってから考えようと思って沖縄に来たんです」

 

思わぬきっかけで沖縄に来た亀崎さんは、建築以外のことでたくさんの刺激を受ける。そしていつの間にか文化や人、芸術に魅了されていた。

 

「沖縄に来たら、いろいろ衝撃受けるよね、まず文化が違う。新しい発見をして、建築以外の演劇とか、美術館でアルバイトしたり、色々させてもらえた。そうやって物づくりする人たちに出会って、面白いなと思ってね。その後、3・4年生はコース選択で福岡の校舎になったの。向こうに行ったら、学ぶことがまた全然違くって。いい設備の中で材料実験とかコンクリートを潰したり、マニアックなことをさせられるわけ。それが僕、耐えきれなくて(笑)。なんか、自分が潰されているような気になっちゃって(笑)。それで半年で辞めちゃったんです。その後はしばらく建設の仕事をやっていたんです。この学校でサチと出会ったんだけど、サチは我慢強いからちゃんと続けていましたよ。でもね、我慢強いくせに卒業して就職したのがタワーレコード。粋だよね(笑)ワールドミュージック担当」

 

2年後2人は沖縄に戻り、その後、数年間はいくつかの建築事務所で仕事を経験する。個人住宅や集合住宅、店舗や保育所などの設計、それから景観デザインなど興味の赴くままに実践から学び続けた。その経験があるからこそカメアトリエは今、特定の人のための「オンリーワンの仕事」だけではなく、多数の人のための「フォーマットの仕事」にも魅力を感じている。

 

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「今は家を買うことに対する選択肢を広げようとして、セミオーダーを提案しています。これからは、自分も含めて、家を欲しいけど、土地を買うのが難しいと感じている人に、もっとハードルを低くしたいと思っています。例えばコーポラティブ方式もいいなと。場所がいいのに、条件が惜しい土地って結構あるので、そういう土地を共同購入して、トラストブロックみたいなセミオーダーの家をまとめて建てる。そうすると安くできるし、街並みがそろうよね。統一美が出る。そうやって土地をデザインできるんじゃないかなって。今は一人のオーナーから依頼があって取り組んでいるけれども、できればそういう企画を出して人を集めたい。そして、住宅の選択肢を増やせればいいなと。願わくば、自分がその家にはいりたい(笑)。僕はそういう『土地を持っている人』と『家を買いたい人』のマッチングをしていかないとと思っています」

 

壮大な目標を掲げる亀崎さんに対し、さちえさんの思いはあくまでも母親目線である。

 

「私たちにも子どもがいて、成長していく中でライフスタイルが変わるということがわかりました。それでも、ひとつの家で住みこなせるっていうことをお客さんにアドバイスしたいんです。例えば、造り付けの家具はできるだけ作らないで、模様替えを楽しんでほしい。家に合わせて生活するのではなく、自分たちの生活スタイルに合わせて間取りを決めたり変化させたり、住む人が家を育てていってほしいんです。そうやっていくうちに、子どもが床を傷つけたり、汚したりすることも含めて、自分たちの家らしくなっていくと思うんです。その繰り返しが家への愛着になっていくんじゃないかなって思うんですよね」

 

カメアトリエのモットーは「使いやすく愛嬌のある建築づくり」。外見のかっこ良さより中身を大事にしたいと話す亀崎さんだが、2人が作る「トラストブロック」の、まるで倉庫のような外観はシンプルで小洒落ていて、充分にかっこいい。

 

写真・文/青木舞子(編集部)

 

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