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サンライズマーケットは、サンライズなは商店街で開催する、農産物や加工品、パン、スイーツ、クラフト、雑貨、屋台、キッチンカーなど沖縄の魅力が詰まったマルシェ。
地元のひとたちの商店街離れが進む中、「元気のない商店街からマチグヮーを面白くする」ために始まりました。生産者(作り手)と、消費者(使い手)が出会う場所として、
40あまりのお店が皆様をお待ちしております。

 

2019年5月12日(日) 10:00 – 16:00
・会場:サンライズなは商店街
・問い合わせ先:サンライズマーケット実行委員会
・電話番号:050-3579-0844
・メールアドレス:sunrisemarket2017@gmail.com
・Web:https://www.facebook.com/sunrisemarket.naha/

 

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牛乳パックでバッグを作っているle cocon(ル ココン)さんが
牛乳パック2枚で1足のスリッパ作りを教えてくださいますよ
ぜひご参加ください!

 

開催日 5/3(金祝)
午前 10:00 – 12:00
午後 14:00 – 16:00
午前か午後かいずれか
¥3000
講師 桃原章子(le cocon)
持ち物 1リットルサイズパック 2個(中をシャッと洗って解体せずにお持ちください)

場所 りゅう
(読谷イオンタウン近くです)
読谷村古堅191
098-989-4643

 

http://ameblo.jp/ryuyomitan2014/

 

 

 

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アダンの葉の採取から下処理、草履を編んで鼻緒をつけるまで

まるごと全部体験してもらおうという企画です

ぜひご参会ください

 

①5/5(日) アダン採取、下処理

②5/18(土) 製作

③5/19(日) 仕上げ

全日 10:00 – 16:00

定員 4名

講師 amateras

¥6,000×3日

場所 りゅう
(読谷イオンタウン近くです)

読谷村古堅191

098-989-4643

 

http://ameblo.jp/ryuyomitan2014/

 

 

 

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沖縄ではあまり生で聴く事のできない落語を、お食事して頂きながらお気軽に聴けるイベントです。

 

日時 毎月10日 19時半
電話 098-863-9913
場所 煮込みや おうちあそび
ブログ https://ouchiasobi.ti-da.net/

 

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沖縄県産小麦を食べたことがありますか?
すごくおいしい香りをあなたにも実感してほしい。
全粒粉が香るおいしいシフォンケーキ、一緒につくりませんか?
作ったシフォンはお持ち帰りできます☆

 

日 時:5/12(日)14:00~16:00
 受講料:3500円(前払い400円オフ)
 お問い合わせ・お申込み:989-9530(月曜定休)
場所:カエプロジェクト(読谷村大湾356番地 レキオススクエア2階)

 

 http://www.twpo.jp/

 

yuna


@SOUTH STORE

 

http://southstoreokinawa.com/
沖縄初上陸のレディースのブランド”PHEENY (フィーニー)”が入荷しています。
PHEENY (フィーニー)
「ストリート」「クリーン」「リラックス」をテーマに ふと 手にとってしまうような服を目指して作られています。一見 何でもないような服が引き出す女性らしさ ニュアンスを大事にしたブランドです。

 

 

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【上映期間】
4/18(木)〜5/8(水)
①10:45〜
【予告編】
https://www.youtube.com/watch?v=yQsXMKorFoY

 

【内容】
世界9ヶ国で家族や育児現場を取材し、様々な文化・民族・社会的背景における子育ての今を伝えます。さらに、早期幼児教育の専門家たちへのインタビューを織り交ぜながら、教育をはじめ子育てに関わる、周囲の大人たちが安心して育児に取り組める公共政策の必要性を訴える。先進的な幼児教育で注目を集めるイタリアのレッジョ・エミリア市の保育者らも出演。子どもの成長に本当に必要なものとは?

96分/ 2016年/ブラジル 
監督:エステラ・へネル

【鑑賞料金】1,300円(小学生:650円)

【場所】シアタードーナツ・オキナワ
沖縄市中央1-3-17-2F(胡屋バス停まえ2F)
ーーーーーーーー
近隣の駐車場情報等はHPをご覧下さい☆
https://www.theater-donut.okinawa/

 

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ながーいゴールデンウィークの途中、スパイスで
遊んで学ぶプチワークショップに参加してみませんか。

——–

 

毎月1度開催してきた、スパイスワークショップ。
講師である薬膳スパイスアドバイザーの上原成未さんと、
親子で参加しやすいスパイスワークショップを考えました。
(大人の方だけのご参加も受け付けております)

 

スパイスを香って、触って、潰して、貼って。
自分だけのスパイス絵本を作って
スパイスを身近に感じてもらえるワークショップです。

 

大人の場合はスパイス図録のような手帳を作っても面白そうです。
素材や材料はご用意しておりますので、
お気軽にご参加ください。

 

ご予約優先ですが、当日参加も可能です。
ぜひふるってお問い合わせください。

 

——– 日程等詳細 ——–

[日時]
5月5日(日)
① 13 : 00 – 14 : 30
② 16 : 00 – 17 : 30

[場所]
ゆいまーる沖縄 本店
南風原町宮平652(国道329号線沿い、宮平交差点。ほっともっと隣)

[参加費]
お一人様 1,500円
* 親子で2名の場合も1,500円です
* お子さん1名増えるごとに+500円となります
* 材料費込み

[駐車場]
店前に7台あり。
裏手に10台あり。
裏手の駐車場は、隣のほっともっととの間を通って下ったところ、右手のフェンス沿いです。不明な場合はお電話またはメッセージにて事前にお問い合わせください。

[お申し込み]
* 予約優先となっておりますが、当日もお席があればご参加可能です。
* 予約はお電話、Facebookメッセージ、店頭にて受け付けます。
* 本イベントページにて参加ボタンを押しただけではご予約となりませんのでご了承ください。
* Facebookメッセージにてご連絡の場合は、営業日に確認の上ご返信申し上げます。
* 混み合っている場合でも、受信時間先着の方で直接連絡が取れた方から優先させていただきますので、何卒ご承知おきください。

 

——– 講師紹介 ——–
上原 成未(nippro沖縄)

ハピネスライフ(健康・栄養サポート事業)代表・管理栄養士として、また一般社団法人日本総合プロフェッショナルケア協会(通称nippro)に所属しながら、その快活なフットワークと太陽のような笑顔で、健幸を広めていこうとフリーの管理栄養士として活動しています。美食&美肌caféの実施や、薬膳スパイス鍋の提供など、より多くの方に健幸になってもらえるよう様々な場所で活躍中。

 

———- お問い合わせ先 ———-

ゆいまーる沖縄 本店
営業時間 11:00-18:00
定休日  木曜
tel 098-882-6995
担当 嘉陽、松田、儀間

 

https://ja-jp.facebook.com/events/2158262834250769/

 

yuna

 

茶さじ、ティースプーン、カレー専用スプーン。。
こんな形があったらいいなと思うものを、自分で形にしてみませんか。

 

木工房「知念パネル」を営む知念兼秀さんをお招きして
いろいろな形の中から好きな形を選んで
マイカトラリーを作るワークショップを開催します。

 

沖縄で倒木回収をし、木を生かす活動をしている知念さん。
沖縄の木のお話、それぞれの木材の特徴を聞いて学んだら
数ある種類の中から自分が作りたい形を選んで、制作。

 

ガジュマル、アカギ、フクギ、ホウオウボク
ヒカンザクラに、クスノキ、ホルトノキ。

 

木に触れて、形にする時間。
ヤスリや台座などの道具は知念パネルさんがばっちり
揃えてくれますので、どうぞお気軽にご参加ください。

 

——– 日程等詳細 ——–

[日時]
5月4日(土)
①11:00-13:00
②15:00-17:00

[場所]
ゆいまーる沖縄 本店
南風原町宮平652(国道329号線沿い、宮平交差点。ほっともっと隣)

[参加費]
お一人様 3,000円
* 10名様まで
* 自分で選んで作るカトラリー1点お持ち帰り
* お話の時間は沖縄のティーをどうぞ

[駐車場]
店前に7台あり。
裏手に10台あり。
裏手の駐車場は、隣のほっともっととの間を通って下ったところ、右手のフェンス沿いです。不明な場合はお電話またはメッセージにて事前にお問い合わせください。

[お申し込み]
* ご予約優先となっておりますが、お席があれば当日参加も可能です。
* 予約はお電話、Facebookメッセージ、店頭にて受け付けます。
* 本イベントページにて参加ボタンを押しただけではご予約となりませんのでご了承ください。
* Facebookメッセージにてご連絡の場合は、営業日に確認の上ご返信申し上げます。
* 混み合っている場合でも、受信時間先着の方で直接連絡が取れた方から優先させていただきますので、何卒ご承知おきください。

 

——– 講師紹介 ——–
知念 兼秀(知念パネル)
那覇生まれ、那覇育ち。現在は糸満市真壁で工房「知念パネル」を構える。『捨てるもの』から『活かすもの』へをテーマに、商品制作だけでなく、倒木回収やワークショップなど行なっています。

 

———- お問い合わせ先 ———-

ゆいまーる沖縄 本店
営業時間 11:00-18:00
定休日  木曜
tel 098-882-6995
担当 嘉陽、松田、儀間

 

https://ja-jp.facebook.com/events/541133976379909/

 

yuna

 

三線を触った事がない方でも大丈夫!初心者向けの易しいレッスンです。

 

30分程度のレッスンです。 沖縄旅行の思い出づくりや三線レッスンを始めるきっかけに。
少しだけ体験してみたい方におすすめ!
まずは沖縄の音色を楽しんでみませんか。
日時:5月25日(土) 14:00-17:00
場所:イオンモール沖縄ライカム内1F 北中城村トラベルマートきたポ前
価格:500円

 

yuna

 

第1回 自由なものづくりで生きていく。
自分らしい表現を仕事にして辿り着いた、ここちよい働き方。

 

自由なものづくりで生きていく。
自分らしい表現を仕事にして辿り着いた、ここちよい働き方。

 

〔vol.001〕
豊田 規秀(チューイチョーク株式会社 代表取締役) × セソコ マサユキ(編集者)

 

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「今の働き方、本当に私にあってるのかな..」こんな思いを抱えたまま、働いていませんか?

 

自分の人生だからこそ「働く時間」が充実していることはとても大切。好きを仕事にすればいい?お金を稼ぐため?プライベートとのバランスは?ぐるぐる巡る思いをきっと誰もが抱えているはず。願うのは、ひとりひとりの個性が尊重されて、自信をもって生き生きと働くことができる社会。「チューイチョーク働き方研究所」と一緒に、改めて「働く」を考えてみませんか?

 

シリーズでお届けする「働く」を考えるトークセッション。
第一回は、コーポレートスローガンに「笑顔で溢れる町をつくろう」を掲げ、フルーツタルト専門店「oHacorte」などの事業を展開する、チューイチョーク株式会社の社長・豊田規秀と、県内外を問わず、雑誌や書籍、webサイトなどさまざまなクリエイティブを手がけるフリーランスの編集者・セソコマサユキのトークセッション。

 

ともに県外出身で沖縄へ移住。3児と2児の父親でもある。経営やメディアでの情報発信、それぞれジャンルは違うけれど、自分の思いを表現することで、時間もお金も自由に、家族と豊かに暮らしているおふたり。

 

もちろん、最初からすべてが上手くいったわけではなく、様々な経験を通じて考え方や自身のあり方を変化してきたことで、今の生活を実現している。

 

今回のトークセッションでは、人生の考え方が変わった分岐点や経営のこと、フリーランスで生きることなどおふたりのこれまでストーリーを、「生き方」、「働き方」と言う視点を通して紐解いていく。また、これからの時代の「自分らしい働き方」とは何かを、参加者のみなさんと一緒に考える。

 

〔こんな人におすすめ〕
起業や経営に興味のある方、フリーランスで活動するクリエイターなど、自分の表現で自立したいと考えている方にオススメです。

 

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〔プロフィール〕
・豊田 規秀
フルーツタルト専門店「oHacorte」をはじめ、ベーカリーカフェ「oHacorte Bakery」、DIYショップ「chewi-choak Homecenter」を手がけるチューイチョーク株式会社の代表取締役。3児の父。大学で家具製作を学び、家具製作業やカフェ、雑貨店経営の経験をステップに、現在は「MAKE OUR TOWN」という目標のもと、”豊かな暮らし”を提案している。

 

・セソコ マサユキ
沖縄在住の編集者、2児の父。紙、web等の媒体を問わず、企画、編集、執筆、写真などを通して独自の世界観でさまざまなクリエイティブを手がける。「新版 あたらしい沖縄旅行」「石垣 宮古 ストーリーのある島旅案内」など著書多数。観光情報サイト「沖縄CLIP」編集長、チューイチョーク株式会社の社外取締役も務める。

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〔概要〕
日時  :4月25日(木)19:00〜21:00 / 18:30〜受付開始
会場  :TERMINAL Okinawa Creative Space
     沖縄県那覇市前島2-11-9(美栄橋駅徒歩5分)
駐車場 :近隣のコインパーキングをご利用ください
参加費 :1,500円
定員数 :30名
主催  :チューイチョーク株式会社

〔申し込みはこちら〕
フォーム:https://forms.gle/MvGEgLLfJ15UMc6z6

 

https://www.facebook.com/events/2151610074885995/

 

yuna

 

写真・文 田原あゆみ

                   

 

 

 

不思議な偶然の重なりが出会いを生む。

 

3年ほど前のこと、陶芸家の小野哲平さんが「あゆみさんニューヨークに住んでいるパワフルな女性がいるんだよ。YAMMAという会津木綿のお洋服を作っていて、ニューヨークで日本の手仕事を紹介している人なんだけど、ぜひいつか会ってみて。シングルマザーでたくましい女同士気があうよ、きっと」とのたまった。
聞いた時まで持っていた会津木綿へのイメージや、ニューヨークでギャラリーを経営できるだけの器量と経済力を考えると、百戦錬磨の逞ましいおばさまなのかしら?と自分のことは高い棚に置いてイメージし、あとはすっかり忘れていた。

 

2018年の1月、CALICO : the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS の小林史恵さんを取材しようとインド行きが決まった。ある会社の社員旅行のツアーに私も同乗したのである。そのある会社というのがYAMMAで、その代表の山崎ナナさんこそが小野哲平さんが私に話していたその人だった。

 

彼女が現れると、場の空気がパーッと明るく賑やかになる。周りを元気にするような空気を持っている人なのだ。
これは持って生まれたものなのか、彼女の生き様が作ったものなのか?
聞くところによると、ある年の益子の陶器市ではマイケルジャクソンがやって来て買い占めているらしいという噂が立つほどの買いっぷりで、益子経済を大いに盛り上げたという。CALICOの小林史恵さん曰く、仲間内ではインドの富を象徴するラクシュミーと呼ばれているのだそうだ。

 

そんな逸話が生まれるような彼女は、場が自然に盛り上がる空気を持つ人だ。
そして観察していると、お金はものに変えて初めて価値となるということをわかっている人だと感じた。感動したもの、応援したいものにお金を流す、というような気持ち良さがあるのだ。

 

最初に話を聞いていた時に想像していたおばさま像は微塵もなく、明るくておきゃんななんとも魅力的な女性。頭の回転が良く、即断即決できる肝の太さはまさしく器の大きな経営者タイプ。しかもとても軽やかで、今の流れにすごくあった感性の持ち主なのだ。
インドの旅行中、仕事の話やYAMMAの誕生から現在に至るストーリーを公私織り交ぜて聴いているうちに、私はすっかりナナさんフアンになってしまった。
人生がドラマチック、且つ面白いのだ。

 

 

 

YAMMAは「長く使えるものを作れば、長く使ったというコトが生まれる」ということをコンセプトに2008年に設立されたブランドだ。
よそのアパレルブランドで働いた経験はなく最初から独自の路線を追求したところに興味を覚えた。

 

英文科の大学に3年通った後、もともと美大へ行きたいという願望があった彼女はある日思い立って退学し、美大へ進学することを決意。在学中にバイトをして貯めた200万円の資金を元に上京。
半年間営業の仕事をガンガンやって、貯めたお金で残りの半年間を美大の予備校に通う、ということを5年間続けた。
「私営業の才能があったんですよ」と自負する彼女。5回目の受験で晴れて美大の先端芸術表現科へ。

 

当時その科では、アーティストの表現をよりインターナショナルなものにすべく「表現のコンセプトと社会性」というテーマを徹底して生徒に問いかけていたという。

 

大学院まで進んだ彼女は社会に出た時にどんな仕事ができるのだろうかと考え、自身の才能について客観的に分析し続けた。
舞台美術に取り組んでいた頃、自分はデザイナー向きだということに気がついた。舞台で演じる人々、脚本のストーリー、舞台の空間をどのように作り上げるとそれらの素材が活かせるのか?それを考え自分なりの答えを見つけて表現する。
全く無から生み出すよりもそれぞれのニーズや個性を踏まえてのやり取りの中で、こんなことができますとか、こんなものはどうだろうか?とひねり出すということが向いていると分かったのだという。

 

そして卒業間近な在学中に妊娠。シングルマザーになることを決意し、3年間は定時に上がれて定収入がある事務職に就いて子育てをメインにしたのだという。さらっと書いたが、社会に出る前に飛ぶにはかなり高いハードルだったと思う。
27歳で大学に進学し6年目のことだから当時彼女は33歳。きっと様々な葛藤があっただろうが、受けて立ってゆくその姿勢はなんとも逞しい。

 

「よく、直感型の行き当たりばったりで行動しているように見られがちなんですけれど、実は石橋を叩いて渡るタイプなんですよ。考える時間は結構長い方」

 

そう語る彼女は、子供ができたことで自分のペースでできる仕事で起業することを決めた。
デザイナーが向いていることに気がついていた彼女は、彼女の母親が裁縫師だったこともあり布を扱うことが自然だと思い立つ。
さてそれをどんな風に作っていこうか?

 

どうせ作るのなら無駄なものは作りたくない、そして地域の人たちを起用する仕事をしたい。大学で学んだ「表現のコンセプトと社会性」を意識して、自分に合ったやり方を模索。いつか、手仕事で産業を起こしたいそれが彼女の持つ夢だった。

 

そして、武蔵野に住む高齢者の方達の力を借りて縫製し仕上げることの出来る仕事を思いついたのだ。

 

 

 

そうして2008年1月にヤンマ産業を設立。
ナナさんがデザインし、武蔵野のおばあさまたちが縫製して仕上げるバッグや小物などの雑貨たちでスタート。そのスタイルがある編集者の目に留まり、翌年には暮らしの手帖39で取材を受け、フアンを増やして行った。
そうしていつか洋服のブランドをと考えていたことを徐々に実現していったのだ。

 

上の写真はその「暮らしの手帖39(2009年3月号)で取材を受けた時の記事写真。
(設立から10年を経て、現在おつきあいしている縫製業者は高齢者の方たちだけでなく、若い世代の人々も増えてきているそう)

 

 

 

そのヤンマ産業が手がけるブランドYAMMAは「長く使えるものを作れば、長く使ったというコトが生まれる」ということをコンセプトに設立された。

 

 

モノとコトを結びつけたこの視点、とてもナナさんらしいと感じる。
使い捨てのものではなく、長く使えるものを提供した結果、気がついたら、あら私長いことこの子を使っているわということになる。気づかなくても、その出来事が生活の中にいつの間にか生まれている。

 

長く使えるものとは日常着の場合、

 

○時代に左右されず、飽きがこない形や色。
○日常着として洗濯機でどんどん洗えること。
○着心地がいいもの。
○買いやすく、価値と価格のバランスの良いもの。

 

この4つではなかろうか。

 

 

 

YAMMAの事務所を訪れた時にスタッフの二人が着ている服を見て、会津木綿を使ったYAMMAの服が4つの項目に当てはまっていることを感じた。

 

この写真を撮った日、私は2回目の来訪。インド旅行以来久しぶりに再会した私に、社員の皆さんが美味しい食事を用意してくれた。2008年当初ナナさんが一人で始めたYAMMAには、現在才能溢れる素敵な社員3人とバイトさんが4人いて、受注会のサポートから営業と、他にも諸々臨機応変に対応することが求められる仕事たちをしっかりと支えている。
大波小波、様々な出来事を共に乗り越えてきたメンバーの結束は固く、個性を発揮しながら和気藹々と船を進めている。人のする仕事はこうあるべきだな、と私の心も緩み、そしてお腹が鳴った。

 

 

 

いただきます!

 

そして・・・・

 

 

食事が美味しかったせいもあり、全員がしゃべりすぎるということがいちばんの原因で初日はインタビューの時間がほとんど取れなかった。
で、私はしめしめと翌日近所のファームのおいしいイチゴをたんまりと持って再度お邪魔させていただいた。
その時にもみなさん嫌な顔一つせず、イチゴサンドを食べたことがないという私のために忘れられない初イチゴサンドを作ってくれた。

 

 

その親切で有能な彼女たちの動きを見ていて、YAMMAの服は日常的な仕事をするのにすごく向いているんだなと、感じた。日常の中で一番動かすことが多い手の周りが特に考えられていることがわかる。よく水仕事をする女性たちにとって袖丈は邪魔にならないくらいがちょうどいい。けれど決して寒すぎないような丈に収まっているのだ。そして可動域が小さいと窮屈な肩周りは動きやすくちゃんとゆとりが取られてある。けれどちっとも古臭くないくらいの、ゆとり。
スカートやワンピースの丈も軽やかで動きやすそう。それでいて、乙女心は潤してくれるくらいの微妙な丈だ。

 

長い伝統工芸の会津木綿がきっと持っていただろう野良着の泥臭さが、スタンダードで都会的なラインに収まることで、フェミニンな印象となっている。YAMMAの服は、肩肘張らない女性のための日常着。

 

 

またこの生地の特色として、堅牢度の高い染色がなされているので、お洗濯を繰り返しても色あせがしにくいという。洗って洗って何度も着るうちに、気がついたら柔らかくなった木綿の服を20年も着ていたなんていうこともありそうだ。デニムのように着ることのできる日常着という感じだろう。

 

 

 

 

無駄なものを作らない

 

ナナさんは、無駄なものを作らないためにできることはなんだろうと考えた。
そして思いついたのは、直接お客様から受注を取ってから発注生産するというやり方。

 

今回Shoka:にやってくるのは今年の10月に納期予定のサンプルたち。綿素材を使い通年着られるようデザインされたものなので沖縄にはとても向いていると感じる。

 

YAMMAで使う会津木綿の布は実際に工場で作り置きされた布はなく、ほぼ100%が受注を受けた段階で織る体制に入るのだそう。全く無駄がない生産体制が打ち立てられている。

 

ただし、受注が確定してから布を織る体制に入るため製品が出来上がるまでに時間がかかるという側面がある。
見込みを立てて、余剰に作ることをやめると昭和の頃まで残っていたオーダーメイド制に近くなるのだろう。家族のためにどのくらい作物を育てたらいいのかを考えてから畑に種を蒔くことにも似ているのかもしれない。

 

 

 

会津木綿を生産する会社名はHARAPPA。
2015年に120年の歴史を持つ会津木綿工場の「原山織物工場」の事業を前社長の従兄弟の小野大成氏と、山崎ナナさんが継承することとなった。
前社長の急死を前に閉鎖されようとしていた伝統ある工場は、多くの人々の支援を得て再スタートすることができた。

 

ナナさんが立ち上げた会社はこうしてたくさんの人々との縁で、素材をも自社でまかなえるようになったのだ。もちろん対処しないといけない案件は山と積まれているのだろうが、仕事を支える人も増えた。当初ナナさんが志していた「手仕事で産業を立ち上げる」という目標は叶ったのだ。

 

大学で表現のコンセプトと社会性を学んだことと、自分自身のやりたいこと、そして子育てのことその全てが結実した体制が実現していることに感動を覚える。

 

 

 

 

「あなたと私とあの人でできること」

 

この言葉はYAMMAのHPから見つけた言葉。
ああ、この言葉ってナナさんにぴったりの言葉だな。私は心からそう思う。

 

実際この言葉の通りに出会う人々の方を向いて、仕事を生み出していった彼女。HARAPPAで働く人々や、縫製業者さんたち、そして全国の取引先や、時に受注会ではその店舗の顧客たちと顔を合わせることもあるYAMMAの仕事。
それは、一歩進んで「あなたと私とあの人でできることを、あなたに届けます」ということになり、お互いの顔を見合う中で交流が生まれていることに暖かい気持ちになる。「表現のコンセプトと社会性」に、この言葉が続くと、血が通う暖かい物事が生まれてくるんだな、とこの記事を書いていてじわじわときている。

 

今至る所で、未来のために変革しなければいけないという動きが出てきている。省エネや、働き方改革を意識する企業も多くなってきた。

 

資源を大切にしよう
無駄をなくそう
お年寄りや子供たちを大切にしよう

 

聞き慣れたその言葉はなんだか自分のことからは遠くて、他人事のようにメディアから流れ、どこにも引っかからないまま過ぎ去ってゆくかのようだ。
どうしてなのだろう?そこに欠けているものがなんなのかこの記事を書くことを通して私にも気づきがあった。
「誰かとの絆」があって生まれる「私たち」という言葉がそこにはないからだ。
「私たちの」という主語があって初めて、その言葉たちは己のこととしてハートへと入ってくる。

 

私たちの資源を大切にしよう
私たちの無駄をなくそう
私たちのお年寄りや子供たちを大切にしよう

 

言葉の重さや、実感が全く違う。

 

人は誰しも自身の存在意義を確かめ得る場所を求めて生きている。
志や方向性が重なった誰かと、私とあなたが出会った時に生まれることが世の中を明るくするんじゃないだろうか。彼女の人柄や仕事に触れて私の中の灯りがまた明るくなったのを感じる。

 

今の社会が潜在的に求めているのは、この言葉の中にこそあるのだと私は感じている。

 

 

 

服のシワを気にする人もいるだろうが、ナナさんはシワこそが面白いという。どんどん洗える会津木綿は洗いっぱなしのクシュっとした感じの中にこそ素材感が活きる。

 

 

右側の女の子は、ナナさんの一人娘。この子が生まれたことがYAMMAの理念の礎となったとも言えるだろう。アーティストタイプの彼女にはアメリカの教育が向いているに違いないと、HARAPPAを継承するタイミングで関係者の理解とサポートを得て渡米。現在山崎ナナさんはニューヨーク、会津若松、東京、そして京都の南山城村に拠点を持ち活動している。

 

世界を回る回遊魚のような行動力と、手仕事を産業にという志を持ったスタミナ抜群女史・山崎ナナさんのYAMMAの服を初めて沖縄で紹介します。

 

詳細は巻末にてご参照ください。

 

そしてここに書けなかった秘話や、私が伝えたい人が社会に差し出す仕事がその人らしくあればあるほど素晴らしいギフトとなることなど伝えたいことはてんこ盛りだ。なのでやはりここはトークイベントの開催をいたします。
詳細は巻末からどうぞ。

 

そうそう、CALICO the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSの展示も一緒に開催。

 

手仕事で産業を興すことを掲げたこの二つのブランド。代表同士も家族のように仲良しで、「Warp &Weft ワーペンウエフト(縦糸と横糸)」というタイトルで、各地でイベントをしています。今回Shoka:で開催するのもこのイベント。

 

CALICOの記事はこちらからどうぞ。やはり素晴らしい仕事をしているブランドです。

 

「暮らしの中の旅日記 横糸と縦糸の風景 ~ インド編」

 

 

トークイベントも是非どうぞ!
申込み詳細はShoka:HPにて近日公開いたします。

 

 

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Warp & Weft in OKINAWA

 

CALICO the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS + YAMMA

 

4/27 sat~5/12 sun @Shoka: 12:30~18:00

 

世界回遊魚女子スタミナトークイベント「手仕事と産業と志」4/27 Sat 17:00開始

 

Warp & Weft(ワーペンウエフト)とは縦糸と横糸という意味。このイベントは手仕事を産業にすることで、作る人、紹介者、着る人みんなが対等で幸せな関係でいられるという考えのもとに活動するCALICOの小林史恵さんとYAMMAの山崎ナナさんが企画しています。
手を経たものを大事に長く。そんなことが大切な時代ですね。私も深く賛同しています。

 

去年に引き続き、小林史恵さん主催のCALICOの服を紹介します。インドの伝統工芸カディを使い、現代生活の中に溶け込むようなデザインされた服たち。着る人によってスタイリッシュにもナチュラルにもテイストが変わるのがその魅力。1枚目の写真はCALICOの服を、写真家の在本彌生さんがインドで撮影されたもの。その着心地が伝わってくる素敵な一枚ですね。

 

YAMMAの服は長く大事に着られるように山崎ナナさんがデザインしています。素材も人の手も無駄のないようにするために完全受注生産制です。多いときには9割を廃棄するのが当たり前のような服産業の中で、人の手仕事で産業を興すことをテーマに、120年続く会津木綿の工場を引き継ぎ、その布を使い東京東部に住む人々の手で縫製をして仕上げられる服たち。今回サンプルを試して気に入ったものを受注すると秋風が吹く頃に出来上がってきます。洗うほどに着心地の増す目の詰まった木綿は沖縄の生活にぴったり。HPにて会津木綿の工場の様子など色々お知らせいたします。

 

 

 

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暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com/
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791(火曜定休)
営業時間 12:30~18:00

 

 

yuna

 

沖縄出身のデザイナー 與那覇 佐智による珊瑚ジュエリーブランドRucaのPOP UP STOREを、ゴールデンウィーク後半5月4日より、miyagiya ON THE CORNERにて行います。

 

普段東京を中心に活動するRucaにとって、沖縄でのPOP UP STOREは4年ぶり。本イベントでは、100種類以上の天然石・3種類の地金からお好みのものを選び、長さやアジャスターの有無までセレクトできるネックレスのオーダー会も行います。

 

100個の色とりどりの石はどれも本当に美しくて・・・
見ているだけで癒されて、楽しい体験となることでしょう!

 

本イベントの最新情報はRuca、miyagiyaのインスタグラムでお知らせしてまいります。

 

期間:2019年5月4日(土)-5月12日(日)

12:00-19:00

※5/8(水)はお休みです。

場所:miyagiya ON THE CORNER

沖縄県那覇市松尾2-19-39

 

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yuna

 

ゴールデンウィークに、親子で泡盛のこと・お神酒のこと、知ってみませんか?

 

——–

育てるお酒、泡盛。
はるか600年も昔から変わらぬ製法で作られ
糖類ゼロ、プリン体ゼロ、本当に体に優しいお酒です

沖縄の文化でもある泡盛の本当の魅力を、
気軽なサングリアからぜひ知ってほしいと継続的に開催しているワークショップ。

今回は、南城市久手堅で伝統のお神酒「ウンサク」を作り、
地域に仕事を生み出したいと活動している新里善和さんをゲストにお招きし、地域行事とお神酒のお話も伺います。

発酵の不思議。
暮らしと発酵のつながり。
泡盛の楽しみ方と、文化のお話。

親子での参加も大歓迎ですので、お気軽に問い合わせください。

 

——– 日程等詳細 ——–

[日時]
2019年5月3日(金)
11:00-13:00

[参加費]
お一人様 3,000円
* お子さんお一人連れでも同じ金額です
* 持ち帰り用の小瓶2つ
* 泡盛にまつわるノンアルコール飲料試飲付き
* 小瓶と材料の追加はお1つ500円

[お申し込み]
* ご予約優先となっておりますが、当日もお席があれば参加できます。
* ご予約はお電話、Facebookメッセージ、店頭にて受け付けます。
* 本イベントページにて参加ボタンを押しただけではご予約となりませんのでご了承ください。
* Facebookメッセージにてご連絡の場合は、営業日に確認の上ご返信申し上げます。
* 混み合っている場合でも、受信時間先着の方で直接連絡が取れた方から優先させていただきますので、何卒ご承知おきください。

 

——– 講師紹介 ——–
● 仙波 晃 さん
那覇市久米にある会員制BARに務める傍ら、本当はとても健康的で美味しい泡盛のよさを、未だ知らない多くの人に知って欲しいという思いで幅広く活動しています。泡盛が人と人と繋ぐように、泡盛とたくさんの人を繋いでいる泡盛王子です。

● 新里 義和 さん
南城市久手堅区区長、セーファ野草塾塾長。地域資源の確立、植物の活用、微生物の活用、家業の再構築をテーマに幅広く活動中。

 

———- お問い合わせ先・開催場所 ———-

ゆいまーる沖縄 本店
南風原町宮平652(国道329号線沿い、宮平交差点。ほっともっと隣)
営業時間 11:00-18:00
定休日  木曜
tel 098-882-6995
担当 嘉陽、松田、儀間

 

https://www.facebook.com/events/276998076557600/