文 関根麻子
Shoka:では今、笑顔が重なり続いている。
16日から始まったミナ ペルホネンの展示。
皆さんが心から楽しんでいただいてるのが伝わってくる。
笑顔になって、私たちにも伝染します。
お客様もスタッフも笑顔になる時間。
嬉しいなぁ。
ドレスを着て、満面の笑みでステップを踏む方。
ボタンがアクセサリーみたい、と楽しそう。
試着室から恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに小走りで鏡の前にくる方。
デートしたいねと言ったら、ご主人が自分は何着ていこうと悩んで笑った。
コートを着たお嬢さんを見て「かわいい~」を連発するお父さんお母さん。
愛おしい我が子を見るご両親のまなざしはあたたかい。
見ていた私も嬉しくなり、そっと笑顔が循環していく。
私自身も、準備の時から「仕事」という今までの観念が全く別のところへぷーっと飛んでいってしまった。
仕事だけど仕事に思えない。
うきうきしている。
以前料理の仕事にたずさわっていたのだが、
自然、食材の生産者、料理する人、食べる人、
これらすべてが気持ちのよい循環になれないものかと常に意識し考えてきた。
お客様だけが満足するものは、幸せなものとは思えないし、
どこか誰かが我慢する側面があっては、決して幸せじゃないんだなぁとも感じていた。
難しいことだった。
皆川さんをはじめスタッフの人たちと話をし、一緒に進めていく中で、はっと気づいた。
そう「食」だけでない。
「衣」もそうだ。
何の仕事だってそうなんだ。
ミナ ペルホネンは、この気持ちのよい循環を100年先をみて実践している。
そしてその後も続く次の世代までをも。
着る人、皆川さん、テキスタイルを作り、刺繍を施している現場の方々、
ミナ ペルホネンのスタッフ、そして私たちShoka:のチーム。
関わる、触れる、すべての人たちが、作品たちに愛を持っている。
喜びが笑顔をよぶ。
言葉にしなくてもこぼれでる。
希望が見える。
大事な、本質的な疑問をぱらぱらぱらと、
解かれていくような
そんな感覚になった。
未来を感じ、見えにくい背景をも含め、
皆が幸せになるものづくりをし続けるミナ ペルホネンに感銘をうけた。
皆の笑顔が循環するミナ ペルホネンの世界へ。
「私の中の特別に会う」
2011年12月16日(金)~25(日)
12:30~19:00
Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
http://shoka-wind.com
ミナ ペルホネンの大人服・こども服・雑貨
http://www.mina-perhonen.jp