Vol.16 毎日カバンに忍ばせているもの

 


 
 
初めて父親からもらったカメラは
FUJICAのこのポケットカメラでした。
小学校六年の修学旅行を機に譲りうけたこのカメラ。
当時は「はじめての自分のカメラ」というだけで
だいぶテンションがあがったはず。
 
まずスイッチを押したら何かが起こる、
ということだけでも興奮を覚える小学生が
スイッチを押したら自分の視覚が
この中に収まっちゃうんだからね。
今まで家族旅行に行って、
「シャッター?押す押す!」と飛びついた
憧れの箱がいままさに自分のモノに。
 
美大に入って、写真の授業がはじまる時に
父親から譲りうけたカメラがもう一台、
ペンタックスのSPというマニュアル一眼レフ。
まわりの多くの学生はオートフォーカス付きの一眼レフカメラで、
カシャカシャとスピーディにシャッターを押す中、
なかなかピントが合わずシャッタースピードが決まらずとモタモタと撮影しながら
暗室でモタモタと写真を焼くという日々にハマるわけです。
 
 

こちらは3台目のLOMO。
 
 
ファインダーをのぞいて、ゆっくりとシャッターをおろす、という意識から
毎日カバンにカメラを忍ばせて自分の毎日を気軽におさめてみる、
と少し写真との距離が変わったのは社会人になって出会った
ロシア製カメラLomoとの出会いでした。
 
今みたいなデジカメやケータイカメラで写真を楽しむ感覚に近いけど
まだまだ当時はフィルム写真が主だったこともあって
現像するまでどうなることやらな時代。
しかもLomoって気分屋カメラだから、
こう狙ってこう撮ったんです、がぜんぜん通用しないところが面白い。
毎日毎日パチリとやって、現像してみてピンボケで見切れてて
「ワー」ってなったり「ガックリ」きたり。
 

それぞれに味わいある写真が撮れるカメラたち。
 
 
いつのまにか僕の元に集まったカメラは
トイカメ、トイデジ合わせて40数台。
その日チョイスするカメラによってとらえたカラーが
まったく違うその日の僕の身辺の記録。
今はもっぱらデジイチに走りがちだけど
写真を撮るという行為は僕にとってのライフワークだし、
きかん坊のカメラにふりまわされる感覚は今でもキライじゃない。
 
 
 
 
そんな話の流れで、
僕の写真とコトバで細々と綴っているブログ、
イヌは歩くよトボトボ」を勝手に書籍化。笑。
(最近は更新が追いついていないのですが…)
10月20日より壺屋のガーブ・ドミンゴで開催される
『ZINE展 ボンジュール下克上』に
冊子化した「イヌトボ」を出展させていただくことになりました。
パソコンでみるそれとまたひとあじ違う
手に取って楽しむイヌトボをぜひご覧になってくださいね。
 
 
『ZINE展 ボンジュール下克上』
 

 
若手アーティストを中心に、世界中で盛り上がりを見せている自主制作本のアートブック”ZINE”
沖縄で活躍中のアーティスト8組による自由に表現・制作したZINEと本に使われた原画などを展示販売します。どうぞお楽しみに!
 
ZINE:ジン とは、個人や少人数のグループが作った自由でファンタスティックな希少本。
類:リトルプレス・同人誌・ミニコミ・FANZINE
 
参加アーティスト
Doucatty
 宜壽次美智 
ナカハジメ 
タナベユウヘイ 
ぐりもじゃサスケ
 Kapalua
 タイラアリサ
 眞榮田文子
日時:10月20日(土) - 10月28日(日)

午前の部 10:00-13:00 
午後の部  15:00 – 19:00
会場 :GARB DOMINGO
住所 :沖縄県那覇市壺屋1-6-3

tel / fax :098-988-0244

URL :http://www.garbdomingo.com
 
 
写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)
 
雑貨屋[そ]sso

住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18

TEL:098-898-4689

OPEN: 12:30-19:30 (CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]

HP:http://sso-design.jp/zakka.html

ブログ:http://sso.ti-da.net