» 生地にこだわる服づくり 沖縄発のリゾートラウンジウェア、Old Mark(オールドマーク)

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「あ、生地がいい」。服好きなら一目でわかる。肌触りの良さや、着やすさに惹かれて欲しくなるのがOld Mark(オールドマーク)の服だ。立ち上げから4年の若いブランドで、ほとんどのアイテムを生地からオリジナルで作っている。オーナーでありデザイナーでもある竹本賢一さんがブランドに込める想いは一つ。生地もコンセプトも、全てが“本物”であること。

 

もくじ
— ほとんどのアイテムが生地からオリジナル制作
— コンセプトはリゾートラウンジウェア
— 沖縄発で作りたい。これからは、全部沖縄生産に

 

オールドマーク

 

 

———ほとんどのアイテムが生地からオリジナル制作

 

生地から制作というのは、生地の織り方を指定するということですか?

 

そうですね。糸は流通しているものを使ってるんですけど、その糸を選ぶところから始めます。番手って言う糸の太さ細さを指定して、詰めて織るとか深く織るとかをお願いするんです。例えばですけどね、ガーゼ風にしたいときは、織り機のテンションを下げてとか、糸を2本ごとに飛ばしてとか、色々できるんです。糸の種類を混ぜることもありますね。綿メインのところに麻糸を少し入れて、独特の光沢をだしたり。あと、生地を作るという意味では、染めもそうですね。ヴィンテージ風にしたい場合は、ピグセント染めという染の手法を使ったりします。

 

 

ボーダーコックシャツ ボーダー

 

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クルーネックP/Oシャツ ホワイト/ネイビー

 

脇下の通気穴、菊穴。

 

Old Markの代名詞になっているボーダーコックシャツの場合はどうですか?

 

これは1番こだわって造ったんですよ(笑)。生地はシャトル織り機という、昔の機械で織ってるんです。今の機械ってすごく高速で織るので、糸に負担がかかるんですよね。シャトル織り機だと、布の耳が出来るし、ふんわり感も出る。古いジーパンはシャトル織り機で織られてることが多いですよ。シャトル織り機が1番揃ってるのは、日本の岡山なんですよ。だからこれは岡山の工場に頼んでいます。それと、脇の下の通気穴、菊穴って言うんですけど、これも昔の機械で作ってます。100年前の機械で、現存稼働できる機械としては、世界に1台しかないんですよ。壊れちゃっても自分たちで修理するんだそうですよ。今の機械だとこんな綺麗に出来ないんですよね。

 

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生地からオリジナルで作るのは、大規模なメーカーじゃないとできないというイメージがあるのですが、なぜお一人でされているブランドなのにここまでするのですか?

 

うちの服は、基本的にデザイン性の強いものはあまりないんです。そうなると、生地の良さありきになると思うんです。なので、生地には必然的に力が入ります。それに何事もフェイクは嫌なんです。デザインでも生地の織り方でも。と、言えばかっこいいけど、昔から生地フェチだったからかな(笑)。二十歳くらいの頃、行きつけの古着屋さんで働いてて、その頃に僕は生地フェチになったような気がします。

 

今のような服づくりというのは、いつごろから?

 

服をつくり始めた事自体が4年前からなんです。元々は、イラストレーターだったんです。カフェとかエステとかのグラフィックデザインもしていました。服屋さんの店舗デザインも。だんだん締め切りに追われるのが辛くなってきて(笑)。でも、仕事を変えたいと思った一番の理由は、やっぱりずっと服が好きだったからです

 

 

 

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———コンセプトはリゾートラウンジウェア。

 

服自体だけでなく、竹本さんの着こなしからも海を感じるのですが、Old Markのコンセプトは海ですか?

 

コンセプトは、リゾートラウンジウェアです。基本は、カジュアルで着心地はいいけど、だらしないのとは違って品がある服。例えば、ブセナに泊まるっていうとき、海で泳いだ後、ちょっと食事でもってなって、これでもいいと思える服です。

 

 

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リゾートブランドを立ち上げようと思ったのはなぜですか?

 

僕、南国が好きで、沖縄にも旅行で何回も来ていたんです。その時にすぐ着るためにTシャツとか欲しいなと思っても、そういう服屋さんを探せなかったんです。南国で、ゆったりしててっていう、沖縄みたいな場所で着たくなる服が欲しくて始めました。

 

リゾートラウンジという概念が竹本さんの中に生まれたのには、どのような経緯が?

 

鎌倉が地元なんで、16でサーフィンを始めて、20代30代の頃にはハワイで地元の若い連中ともサーフィンしたりしてたんです。で、プールがある家でパーティするからセミドレスな感じで来てって誘われたんですよ。カジュアルでもいいけど、そんなカジュアルすぎない格好で来てって言われまして。僕はね、ラルフローレンの白のシャツに白いショーツにグッチのビットモカシンで。これで十分カッコいいだろうと高をくくって行ったんです(笑)。昼間汚い格好した人たちだし、どーせ大したことないだろうと思ってた。そしたらねー、向こうの人達、昼と全然違うんですよ。12月ぐらいだったんですけど、カシミア着てたんですよ! 一人は素肌にラルフローレンのカシミアのニット着てました。Vネックでわりと薄手のすごい綺麗なカシミアなんですよ。一人の女の子は、がつんと開いたワンピースの上にラルフローレンのカシミアのカーディガン着てました。はーカシミアなんだ~と思って。僕にはそういう概念がなかったですよね。それでね、根本的に違うなと思って。サーフィン好きな人たちがアフターで格好つけるというか、そいうノリも格好いいなって思いましたね。

 

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———沖縄発で作りたい。これからは、全部沖縄生産に。

 

鎌倉のご出身とのことで、リゾートブランドなら鎌倉でもよいのではと思うのですが、なぜ沖縄で?

 

沖縄だからできる、ちゃんとしたリゾートラウンジウエアを作りたかったからです。誰にも頼まれてないんですけどね。使命感ですよ。沖縄が好きで勝手に使命を感じてる(笑)。だから、これからは全部沖縄生産にしたいんです。でも沖縄には生地屋さんがないんですよね。だから、まずは縫製から始めたいです。あと、かりゆしウェアに近いものも作っていきたいです。沖縄には麻が一番合っていると思うので、麻を使ったシンプルなものにしたい。これも沖縄の生地を使いたいですね

 

使命感を持つほどの沖縄の好きなところとは?

 

カルチャーに関してもフェイクは嫌なんです。沖縄には本物のリゾートがある。沖縄は、気候と人がいいですよね。那覇空港で飛行機を降りた時の匂いがいいし、毎日陽の光を見てるだけでも気分がいい。それと、みんな顔つきが違う。親切な人も多いです。隣の保育園の園長先生なんて、僕が独り身だってことで食事を届けてくれたりするんです。そういうのまでひっくるめてのリゾートかなって思うんです。

 

 

オールドマーク
Old Mark(オールドマーク)
沖縄県浦添市牧港1-57-24
TEL:098-917-4521
営業時間:12:00〜20:00
定休日:不定休
http://www.oldmark.net/