LITTAI space worksさんの「土間のある家」の見学会にお邪魔しました。
施主さんは写真家のチョウタロウさん。
この家の設計をしたのはLITTAI space worksの仲地正樹さん。
ほどよく明るくて、穏やかな風が抜け、木のぬくもりがあって、ちょうどいい気持ちの良いお家。
「土間のある家」はコンクリートブロック造の箱と箱(水まわりと寝室)の間に木造の木小屋(リビング)を掛けたシンプルな形の家。外から見るとコンパクトですが、家の中に入るとずっと広く感じます。
開放的なリビングとこじんまりと落ち着くプライベートな寝室とキッチンからなり、木やタイル、鉄やコンクリートが醸す素材感、光と陰、内と外へと人がゆるやかにつながる心地ちよい空間。
床は土間の部分が大きくとられていて、土間が家と庭との関係を親密にしています。一段上がった床板のところがちょうど腰をかけるのにいい高さ。
なんとなく腰をかけて、庭をながめたり、キッチンにいる人と話をしたり、家の周りで遊んでいる子供の気配を感じたり、はじめてここに来た人もすぐにこの家にとけ込んでしまうような雰囲気があります。
壁にはチョウタロウさんの作品が。
美味しいコーヒーを淹れてくれたのは
LITTAI space worksのイラストレーターの仲地静香さん。
台風が続き、見学会までに全部完成することができなかったのですが、HADANAはお庭を担当させていただきました。
静香さんが描いたイラストのような感じに仕上がります。
秋晴れの午後、おだやかな時間が流れるキッチン。
淹れたてのコーヒーの香り。
みなさんあちこち、隅々まで見学されていました。
その先には家族の楽しい暮らしが見えているのかもしれません。
お家のまわりで遊ぶ子供や犬の気配をなんとなく感じる高さの窓。
こどもたちはこの窓がお気に入りの様子。大人たちはその光景を見てほのぼのしていました。
なんてかいてるのだろうと、よく見ると。
「ちょうたろうへ
おたんじょう日おめでとうございます。
いつまでもしなないでください。」
単刀直入なことばにちょっとせつなくもなりました。
棚やテーブル、キッチンをつくったLITTAI metal worksの仲地研二さんと
LITTAI space worksのお二人。
チョウタロウさんファミリー
名護にあるTrue Blueの看板犬のデイジーも遊びに来ていました。
幸せな時間。
「正樹さんにはじょうとう作ってもらった。あとは自分がうまいコト汚すだけ」とチョウタロウさん。
見学会から2日後。
お庭も完成しました!といっても今は背丈より少し大きい若木です。これからゆっくりと大地に根付き枝葉をのばし、緑陰をつくり心地よい風となって家の中を抜けていくでしょう。子供たちの成長と共に家も庭も成長していきます。家族を見守りながら。
写真家のチョウタロウさんのHP
http://www.pacemaker-japan.com
LITTAI space works
http://littai.com
文・写真 葉棚達也・由真
http://www.hadana-g.com
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