絵画のような景色。
ヘゴや熱帯植物とあじさいの組合わせは独特な雰囲気。
あじさい園といってもやっぱり沖縄ならでは。
山の斜面をあじさいの青が覆いつくしています。
数字でいうと3千坪の山の斜面に1万株、25万輪余のあじさいの花。
アカショウビンのキョロロロローという声が静かな森に響き、
斜面にそよそよと風が吹いていて気持いい「よへなあじさい園」の朝。
ところどころに咲くクチナシの香も漂ってきます。
この「よへなあじさい園」は今年「カジマヤー」を迎える饒平名ウトさんが、
みかん畑に40年程前に植えた3本の苗木からはじまりました。
ウトさんは「あじさい園」をやろうと考えたのではなく、
生け花用に栽培をはじめたあじさいが少しずつ増え、
人が見に来るようになり、どんどん口コミで人が増え、
見に来た人が「ありがとう」といろいろとお礼を持ってきてくれるのが忍びなく、
14年前から入場料をいただくことに。
でも今でも300円。
入場料がこんなに安いのは、地元の人が毎年気軽にここに来て
「気持ちいいなあ」と思ってもらえるのが一番うれしいから。
と話をしてくれたのは、花柄のエプロンとお揃いの帽子と笑顔がとても素敵なウトさんの娘さん。
いろいろとお話うかがった後はこの素朴な園がよりいっそう愛おしく感じられました。
ウトさん(作業をする時間は少しずつ少なくなってきたけど)とこの娘さんを含め
定年になったウトさんの子供達を筆頭に家族総出であじさい園を守る。
こんなにたくさんのあじさいを良い状態で保つのはそれは並大抵なことでなく、
機械も使えないこの急斜面で毎日、雑草も全部手で抜いているそうです。
またこのあじさいの見頃も終わった一番暑い夏が一番大変な時期。
花が終わったあじさい一本一本を剪定し、来年のための準備がまたはじまります。
ところどころに熱帯植物などの花も入り交じり目を楽しませてくれます。
「うちの看板娘連れてこようね〜」と娘さんに呼ばれて来てくれた饒平名ウトさんと一緒に。
こちらはきれいな花々を背景に記念にと撮ってくれました。
大きな施設や観光客向けにしっかり整然と整備された場所ともちょっと違う
沖縄の強烈な台風も乗り越え、家族でつくる「よへなあじさい園」。
開園は6月下旬まで。
文・写真 葉棚達也・由真
http://www.hadana-g.com
http://hadana.ti-da.net
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HADANAの開花情報です。
宜野湾市のMIX life-styleにて
もうすぐクチナシの白い花が咲きそうです!
花は甘い芳香があり香も楽しんでいただけます。
クチナシはテラコッタの素焼きの鉢です。
HADANAのあじさいも満開です。
他にプエブコのかわいいフェルトバックに入った
大きめサイズのローズマリーなども入荷しております。
お近くにお越しの際はぜひ、のぞいてみてくださいね。