昔ながらの沖縄のお家や庭が見られる集落を散策するのも楽しみのひとつ。
今日は大宜味村に来てみました。
この地域の気候風土に合った庭、歳月とともに魅力がにじみ出ていて、
なんともいえないおおらかな気持ちにさせてくれます。
庭にはシマバナナやアカバナ(ハイビスカス)に
クロトンにリュウキュウコクタン(クルチ)、サルスベリ。
3メートル近くまでにのびた青々とした緑の葉を背景に真っ赤なハイビスカスの花。
散った花も絵になります。
いろもかたちも見ればみるほど、自然の作品はつくづくパーフェクトだと思う。
海から吹く風が心地よい。
夏から初秋に花を咲かせるタマスダレも満開です。
葉の色や形の多彩さから日本では「ヘンヨウボク(変葉木) 」とも呼ばれている
クロトンの葉には鮮やかに色がのり、美しさが際立っていました。
大宜味村の集落を歩いていると旧大宜味村役場庁舎があります。
大正14年に竣工されたという
沖縄で一番古い鉄筋コンクリート造の建築物旧大宜味村役場庁舎。
大正時代のコンクリートの建物では県内に現存する唯一のものだそうです。
今では県指定有形文化財に指定され、村史編纂(へんさん)室として利用されて、
一部が資料室として開放されているので、中を見学させてもらいました。
八角形の平面形状なのは台風による風圧を軽減するためだそうです。
村民から寄付された本や当時の写真、貝の標本など。
時間を忘れて見入ってしまいました。
「旧大宜味村役場庁舎」は昨年1925年3月の完成から88歳を迎え、
米寿(トーハキ)のお祝いをしてもらった皆に愛されている建物でした。
大宜味村を後にして
本部町に寄り道。
本部町伊豆味の森の中にある藍染茶房 藍風。
しばし森林浴。
森の中にいると色んな鳥の声が聴こえてきますが、
「ケーンケーンケーン」と独特の声が森中にこだましていました。
奄美大島~沖縄本島周辺に分布し中北部の山沿いに生息している、
9月〜11月に鳴くとても美しい秋の蝉、オオシマゼミ。
暑さぶり返し、むっとする湿度にほんとに秋は来るのかと思ってしまいますが、
森の中で虫の声に耳を澄ましていると確実に季節は秋に向かっているのだなと
何とはなしにさびしげな気持ちになるのはふしぎなものですね。
沖縄そばで〆。
文・写真 葉棚達也・由真
http://www.hadana-g.com
http://hadana.ti-da.net
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