季節の境目の真ん中で 「夏休み前のShoka:たより」

写真 田原あゆみ  文 金城由桂

 

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こんにちは。
Shoka:の金城です。
最近入荷したミナ ペルホネンの 「hanna」という柄のコットンのワンピースを着て撮影してもらいました。
薄くて軽やかなコットン地に、ミナ ペルホネンらしいお花が咲いたテキスタイル。
うきうきとしてしまいます。
ばたばたといそがしい時には、ついつい忘れてしまいそうになるけれど、こんな素敵なものづくりをしている人達や、作られたものに触れることが出来るのは何だかとてもしあわせだな、と感じています。

 

私の原稿も今回で3回目。まだまだ慣れなくて、毎回ドキドキしてしまいます。

 

8月19日から27日まで夏休みのShoka:。
今日はここ最近の状況と、季節の変わり目にどんなものがあるのかをご紹介しますね。

 

 

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お盆休みだったせいか、Shoka: には県外からもたくさんの方が来て下さり、連日賑やかです。
来店した方とお話していると多くの方が、珍しい場所にあるね、とか、
来る途中小さな小道を曲がる時に急勾配なのに驚いた、など本当にこんなところにギャラリーがあるのかと、不安を抱きながら向かってきた胸の内を明かしてくれます。

 

それでも諦めずにShoka: を目指して来てくれたことを思うと本当に感謝でいっぱいです。

 

 

 

写真は13年のARTS&SCIENCEの秋冬物のコレクションの時に撮ったもの。
Shoka: スタッフだった関根さんが、ARTS&SCIENCEのモダンなラインのドレスを着ています。

 

もし、こんな女性が近くを通ったら必ずや目で追いかけてしまいそうです。

 

 

ハリのあるしっかりとしたコットン素材で作られた漆黒のバルーンドレス。
生地は、単に厚手というよりも膨らみのある感触で、奥深い風合いが感じられます。
飽きずにずっと着れそうなシンプルなデザインがとてもいいのです。

 

 

そうそう、オーナーの田原と2年あまり力を合わせShoka:を築き上げてきた関根さん。
先月の記事で、卒業を知り驚かれた方も多かったと思います。
今はちょっと一休みしていますが、心機一転、もう一度料理の道を究めていくという事です。
もともと人を喜ばせる事が好きな関根さんらしい決断です。心から応援しています。

 

 

オーナーの田原とまだまだヒヨッコの金城と二人は、お留守番ですが毎日元気にオープンしています。

 

 

 

今回は、ARTS&SCIENCEの秋冬コレクションの中から、Shoka: に届いたもっとも旬なものたちを紹介しますね。
どれも、ちょうど今ぐらいから夏の終わり、秋にかけて着れるものたちです。

 

 

 

 

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コットンリネン素材のギャザーブラウス

 

 

 

関根さんがさらっと羽織っているブラウスはよく見ると、真っ白ではなく、曇りがかった白。
そう見えるのにはきちんと訳があって、縦糸に2色が交互に入り、さらに素材の違う横糸を合わせて織られているのです。
ヴィンテージの風合いが感じられる生地です。

 

関根さんは同じ素材のシンプルなチュニックワンピースを、制服のようによく着ていました。
多分週に2~3回は着ていたと思います。
じゃぶじゃぶ洗って、すぐに乾いて、そしてとても着心地の良いコットンリネンは夏は一枚で、秋冬は重ね着をして年中着ることができます。
まさしく沖縄の日常にぴったり。

 

写真のデザイン以外にも、シンプルなものやチュニック、ワンピースなども揃えていますので、ぜひ実際にお店に見に来て下さい。

 

 

 

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軽いコットン素材のドレープのきいたドレス。
何だか独特な雰囲気があって、シンプルなのにはっと惹き付ける形です。
レギンスにブーツでも似合いそうだし、今の季節ならシンプルなデザインのスリップオンでも合いそうです。

 

 

 

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後ろのギャザーの入り具合もとてもきれいで、動いたときの素材感の流れがとてもいい。

 

 

 

細かく寄せられたギャザーですが、きちんとハリがあるのに、もたつきがありません。
適度に落ちてきれいなラインが出る優れものです。
細いベルトでブラウジングしてもきっときれいです。

 

 

A&Sのギャザーロングワンピースは、毎回素材やディテールを何かしら変え発表されています。
今回のワンピースは首元のリボンが2本取りになっていて、リボンの結び方で遊べそう。

 

 

 

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リボンを結んでも甘くならないところがARTS&SCIENCEの魅力です。

 

 

 

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手帳のように見えるのは、A&S定番のJabara wallet というお財布です。

 

 

植物樹皮から抽出されるタンニンでじっくり鞣し、牛脚油で丁寧に時間をかけて加脂するため、オイル分が抜けにくく丈夫で、使い込むほどに艶が増してきます。

 

ダークヴァイオレットやオリーブグリーンなどがあり、どれも色の深みが魅力的。

 

 

Jabara wallet のショートサイズを2年間愛用している方からお借りして並べてみました。
右が新着(ダークヴァイオレット)、上がロング、下がショート。大きさは2種類です。
左が2年使用したものです。
もとの色は、右とは若干違い、もう少し明るいブラウン寄りの色だったといいます。

 

 

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きっとこのダークヴァイオレットも、来年、5年後とさらに色艶と深みが増していくことでしょう。
経年変化が楽しみですね。

 

 

 

 

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使い込まれた革というのは、どうしてこんなに魅力的なのでしょう。

 

 

 

こすれた表面も、馴染んで内側に入り込んだクセもどれも愛おしくて、
きっとこの持ち主ではなかったら出てこなかった味がそこには出てきています。

 

 

 

共に歩んできた時間の歴史が刻まれている、これからが刻まれていく、
密かな楽しみが詰まっているのです。

 

 

 

 

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まるで、財布が独り立ちして、遠くを見据えているように感じませんか。

 

 

構造上、蛇腹の厚みで立てる事の出来る財布なのですが、
味の出て来た財布には愛着が湧いて、より強くたくましく、美しく感じてしまうのでしょう。

 

 

そのほかにも、ミナ ペルホネンやヨーガンレールのお洋服や雑貨が入荷しています。
丁度この時期に着れる素材が待っています。

 

 

それから、お店は19~27日までお盆休みと夏休みとさせていただきます。
店休日にここまで来て閉まっていたらきっとショックだと思いますので、
Shoka:のHPのスケジュールをチェックしてからいらしてくださいね。

 

今週末に遊びにいらっしゃれる方は是非どうぞ!

 

 

お盆明けの、翌週28日からは元気にオープンいたしますので、
どうぞ避暑地・比屋根のShoka: までおくつろぎに来て下さい。

 

 

 

 

 

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2013年9・10月 Shoka:の企画展スケジュール

 

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9月7日(土)~22日(日) 

 

イエローレーベル展
豊かな手仕事の文化が今もなお息づくインドの地で生まれた
イエローレーベルは、織りや刺繍の精緻な技、独特の鮮やかな色彩を
ヨーガンレールならではの心地よいラインにのせた
夏季限定のラインナップです。
今期はビーズワークやミシンワークなど、
ひときわ精巧な手仕事を用いたアイテムや
さらっと羽織れるジャケットやドレス、
年間を通して活躍する麻素材のアウターなどが揃います。

 

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10月4日(金)~13日(日)

 

「Gabbeh 展」

 

日本に初めてガベを持ってきた小野善平さんが選んだ、
手のぬくもりを感じるガベたちがShoka:へやって来ます。
日常に居ながらにして旅の気分を味わえるガベの豊かさに
是非触れてみてください。

 

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暮らしを楽しむものとこと
Shoka:


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