2011 11月


 
「mina perhonen 私の中の特別に会う」
 
期間:12月16日(金)~25日(日)
時間:12:30~19:30
場所:Shoka
住所:沖縄市比屋根6−13−6
電話:098-932-0791
HPとブログ:http://shoka-wind.com
 

 

2011 11月


Day off  
 
朝夕はだいぶ涼しくなったけれど、
昼間は汗ばむ日もまだある沖縄では、
半袖もしばらくはクローゼットに残しておいて。
肌寒くなった時のために羽織り用デニムシャツを持っておでかけ。
 

 
休日は、柄ものアイテムにさらに柄ものを合わせ、
とことん遊びたい。
どちらの柄も面積を広く取るとうるさくなりがちで難しいけれど、
白Tシャツを重ねてボーダーをちら見せ程度におさえるのが
コーデ成功の秘密。
 
このコーデからボーダーが消えたら?
と想像してみると、とたんに寂しい雰囲気になる。
 
柄×柄、一見難しそうだけれど、
面積計算さえすれば簡単に上級者コーデもうまくまとまる。
 

 
「このパンツ、股のところがモモヒキみたいで可愛いってば〜。」
 
ルーズなラインの服に、カジュアルなサンダルを合わせてしまうと
全体的に締まりのないコーデになってしまう。
レースアップシューズで適度に引き締めて。
 

Some other day off   
 
こちらも同様。
Tシャツにショートデニム(マタニティ用の長いデニムを自分でショート丈にカット!)、リュックというカジュアルスタイル、
ここにスニーカーを合わせるのではなく、
レースを外したレースアップシューズで大人感を出すのが肝。 
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

Working day
 
「仕事着ではトップスに柄ものを着ることが多いね〜。」
 
シャツのようなシンプルなアイテムは、
できるだけしっかりしたつくりのものを選んで。
仕事でもプライベートでもシャツのボタンは上までとめず、
抜け感を出すのが彼女流。
 

 
仕事用にも休日用にも使えるMARC JACOBSのバッグ。
良いモノを選ぶと長く使えるので結局お得。
 

 
マタニティ用パンツは無印良品で。
 
「履き心地だけじゃなくてデザインも上等だから、
マタニティ用じゃない普通のも欲しくなる〜。」
と、お気に入り。
 
上下ともメンズライクな服のとき、
ローファーのようにかっちりとしたハンサム靴を合わせると
マッチしすぎてつまらないし、
女性らしさにも欠けてしまう。
 
ストラップがついた丸いトゥのフェミニン靴でバランスをとって。
 
 
柄ものは、それだけで個性を演出できる便利アイテム。
柄×柄も、コツさえつかめば難しくない。
コーデがいまいちつまらないという方は、
ビビッドカラーの柄ものアイテムに挑戦してみて。
秋冬はつい、ダークな色合いを選びがちだけど、
そこに一つ差し色や柄が入るとぱっと華やかに。
 
そして、コーデが決まったら最後の仕上げ、
靴で全体のバランスを整えよう。
実は、靴はおしゃれコーデの有能サポーター。
無難な装いも靴で遊ぶと急に個性的になるし、
服がカジュアルすぎたりかっちりすぎたら、
服とは逆テイストの靴でハズすと素敵にキマる。
 
柄ものは「難しい!」靴は「どれを選べば良いかわからない・・・」と
どちらも悩みの種になりがちだけど、
実際は困ったときの救世主。
頼もしいコーデの味方だと気づいて。
 

写真・文 中井 雅代

 

2011 11月


 

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「PLAYFUL」
 
Croton Cafeでは12月より、
様々な分野の方々をゲストに迎えて
トークライブ形式でのイベントを開催していきます。

 
THEME

 
「PLAYFUL」:
自分を想像すること、
自分を説明することを通して
人々との繋がりを再発見していくこと
表現方法はみな異なるが、それぞれの
”楽しみのもと”を通して、繋がっていく。

 
お喋りしながら
お酒をのみながら
時には踊り
歌いながら
「PLAYFUL」に!!!

 
PROGRAMS
 
日時: 12月3日(土)19:00-22:30 (会場18:30)
     12月10日(土)19:00-22:30 (会場18:30)

 
会場:Croton Cafe 
※クロトン駐車場には限りがございます。入らない場合は、公共機関か、浦添美術館駐車場(close23:00)をご利用ください。

参加費:1.000-(1drink付) アルコール有り

 
2週連続の開催となっております。
どなたでもご参加頂けます◎
ご来場お待ちしております。

 
SPEAKERS

3日   山田ばさら    ミュージシャン 
      DJ. Hagiwara  DJ 

10日 板垣まりこ 写真家
    Accoustic M  ミュージシャン

 
STAFF

Koji Mototake  (Curator)
Yurika Kobayashi (Assistant)

 
SPONSOR

㈱クロトン(一級建築士事務所)

 
CONTACT

浦添市安波茶1-53-13 豊福ビル2F
HP:www.croton.jp
BLOG:http://croton.ti-da.net/
Twitter : @crotons

 
TEL:(098) – 877 – 9610 or (070) – 5566 – 8095
mail: croton@croton.jp

 
その他、詳細は添付のフライヤーをご覧ください。
ご来場お待ちしております。
 

2011 11月

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=復帰あの頃を知る=その3「復帰闘争と反復帰論」

 
来年の沖縄県本土復帰40周年に向けて、あらためて「復帰」について多角的に学ぶことを目的に、復帰当時を知る様々な立場の方から当時の状況や復帰への思いを聞く講座です。
過去を学び、現状を知ることで、参加者それぞれが沖縄の今後について考える機会となることを期待しています。
これまで復帰っ子連絡協議会が開催していた勉強会を今回は若狭公民館と合同で行います。
その1では「復帰の推進力 ―屋良朝苗氏と復帰運動―」(石川元平氏)、その2「祖国復帰とはなんだったのか」(西田健次郎氏)。そして今回は、詩人・思想家の川満信一氏に復帰当時の状況と反復帰論の思想、復帰から39年経った現状に対して思いを伺います。

 
【日時】12月3日(土)16時〜18時
【場所】那覇市若狭公民館 2階 第1研修室
【講師】川満信一(詩人・思想家)
【参加費】無料
【問合せ】098-891-3446
     info@cs-wakasa.com
【若狭公民館HP】http://naha-kouminkan.city.naha.okinawa.jp/wak-kou/
 

2011 11月


 

***軽いネタバレあり****

 
観にいってよかった。
これは説明できないけど、ものすごくいい映画です。
淡々と話は進んでいくので、観る人によって感じ方はいろいろだと思います。
 
 
 
翔子の心が段々壊れていく。
この女性は何事も物事を曖昧にせず、
きちんと決めて、決めたことは守りたいひと。
やはりこういう人は、決めたことが出来ないと自分を責める傾向にあるので、鬱になりやすい。
 

 
この間、夫のカナオが何をしていた、という描写がない。
もちろん法廷画家として働いていて、
法廷のシーンなどもその仕事のシーンはあるのだが、
翔子への対策は特に描写されていない。
 

 
傍観者なのか?といえばそんなことはないらしい。
逃げ出したいのだろうか?という言動はたまにみられる。
 
カナオは逃げない。
しっかり受け止める。
もう、リリー・フランキーが素敵に見えてしょうがない(笑)
 

 
カナオは、感情を吐き出すことがない。それが翔子を不安にさせる。
欝なので悪いほうにしか考えないんだよね。
 
二人が正面から向かいあった日、
「ちゃんとしたかったのに、出来なかった」
と泣く翔子に
「ちゃんと出来なくてもいい。お前のそばにいたい」
というカナオ。
画面の木村多江より泣いたよ、私は。
 

 
カナオのスゴイところは、何があっても翔子を責めない。
だから翔子は回復したんだと思う。
一旦良くなりかけても、少しでも責められると、また振り出しに戻る。
もしくは振り出しより悪いところに一瞬で戻る病気である。
家族は本当に大変です。
それでも、逃げられない。
家族だから。
 

 
夫婦って、私は独身なのでよくわからないけど、
所詮は他人なので、そのあたりどうなんだろ?
肉親って、逃げることができないけど、夫婦は逃げるのも出来る気がする。
カナオは逃げないんだよ。
すごい。
 
法廷のシーンも多く、加瀬亮が凄かった(笑)
 

 
報道の現場ってあんななのかな?今も。
今はもっとデジタルな感じなのかしら?
柄本明も良かったです。
 
あと、出演者で気になったのは、兄嫁役の安藤玉恵。
かなりスゴイです。
とっても印象的。あんな人、いそう。
 
後半の木村多江がとても美しい。
キラキラしてます。
リリー・フランキーとのコンビネーションも良かった。
夫婦ってこんな風に夫婦になっていくんだなあ、と思うと、
やっぱり早くパートナーに出逢いたいと熱望。

 

KEE


 
 
 
<ストーリー>
1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。<キャスト>
 
<キャスト>
木村多江/佐藤翔子 役
リリー・フランキー/佐藤カナオ 役
倍賞美津子/吉田波子 役
寺島進/吉田勝利 役
安藤玉恵/吉田雅子 役
寺田農/吉住栄一 役
八嶋智人/諸井康文 役
木村祐一/夏目(カナオの先輩) 役
斎藤洋介/橋本浩二 役
温水洋一/和久井寛人 役
峯村リエ/生方圭子 役
山中崇/小久保健二 役
光石研/幼女誘拐殺人事件の弁護士 役
田辺誠一/売春事件の裁判長 役
横山めぐみ/資産家の母親 役
加瀬亮/田中ツヨシ 役
片岡礼子/小山悦子 役
新井浩文/大間真治 役
柄本明/安田邦正 役
 

 

2011 11月


 
おおやぶみよ ガラス展
 
日時:2011/12/17(sat) – 12/25(sun)
時間:10:00 – 13:00 / 15:00 – 19:00(13:00 – 15:00昼休み)
会場 :GARB DOMINGO
住所 :沖縄県那覇市壺屋1-6-3
電話:098-988-0244
URL :http://www.garbdomingo.com/blog/?p=934
 

 

2011 11月


 
ヨーロッパでは、日本のようにペットショップで動物を売買しないという事実をご存知だろうか?
では犬を飼いたい人はどうするのかというと、専門のブリーダーから子犬を譲渡してもらうのだ。
 
「要は、店頭で命を売買しないということです。
またブリーダーも、簡単には子犬を譲渡しないと思います。
日本ではお金さえ払えばその日のうちに連れ帰ったりできますよね。
犬を大切に思うブリーダーはそういうことをしない。
犬種の特性や、それぞれの子犬の性質に合った飼い主かどうか、
『私の大事な子犬を渡して大丈夫だろうか』
って、すごく厳しく審査するんです。
それに合格してやっと譲渡が成立する。
日本のように犬を安易に渡したりはしないでしょう。」
 
ペット先進国であるドイツにはさらに、
ティアハイム(Tierheim=”動物の家”)と呼ばれる保護施設があるが、
そこから動物を引き取る際も同様の審査を受けるという。
 
つまり、選ばれる側にいるのは犬ではなくて人。
根本から仕組みが違うのだ。
 
「ヨーロッパの人々からすると、日本のペットショップの光景はあり得ないと感じるのじゃないでしょうか。
ペットをとりまく環境は、日本は随分立ち後れているんですよ。」
 

 
田辺あゆみさんは自身のことを
 
「ただの動物好きなひと」
 
だという。
小さい頃から犬や猫を飼っていた。
 
今年沖縄に越して来るまで住んでいた神奈川の自宅近くに、
いつも「犬の里親募集」の貼り紙をしているレストランがあった。
 
「そのお店を通る度に胸がぎゅーってなって、
いつも下を向きながら通り過ぎてたんです。
同じ貼り紙を見ていた主人が、
『自分たちも手伝えることないかな?』って。
私は動物が大好きなので、好きな分見たくないというか、
今思うとずるいんですけど深いところまで突っこみきれなくて、
 
『その貼り紙のことは知ってるけど、しっかり見られなかった。
暗いところまで知るのがつらい、私ムリかも』
 
って言ったら
 
『その気持ちはわかるけど、
でも自分がつらいって言っている間に一頭一頭殺されていくんだよ』
 
って言われて。
その言葉を聞いたときにハッと我に返ったというか、
スパン!とスイッチが切り替わりました。
 
本当はわかっているはずなのに、
自分の感情を守って見ないフリをしている間に
まさに今、どんどん殺されていってるんだっていうのが鮮明にイメージできたんです。
『私はこれまでなんて冷酷だったんだろう、
自分のことしか考えてなかった・・・』
と反省しました。
 
その日を境に、自分たちにできることを探し始めたんです。」
 
 

 
あゆみさんはご主人と共に、
里親募集を出していた施設を訪ねた。
菊池英隆さんが代表を務めるKDP(神奈川ドッグプロテクション)という施設だ。
 
「KDPに伺ったことで保護犬のイメージが180度変わりました。
それまではただただ暗く、つらいイメージだったんです。
もちろんそういう側面はあるけれど、
菊池さんたちのところにいる犬は、
KDPに移ってきてからすごく愛情を受けているからか、
表情がいきいきしている子が多いんですよ。」
 
犬の保護施設ときくと、一頭ずつ小さなケージに入れて管理している様子が浮かぶ。
実際、そのような管理方法が一般的で、外に出すのは散歩の時だけ、普段は犬同士が接触できないようにしている施設が多い。
 
「KDPでは全く違うんです。
広い敷地内で犬たちが群れをなし、一緒に生活をしてます。
そして群れのリーダーは菊池さんたち。
犬同士のけんかももちろんあるけれど、
菊池さんがそこをコントロールできてるという点もすごい。
犬は本来群れで生活する動物だし、仲間同士でランクづけされていて、
リーダーには絶対服従するという性質がある。
その特性を上手にいかして共に生活しているんです。
でもこれは容易にできることではありません。」
 

 
神奈川県の犬のほとんどが収容されるセンターが平塚にある。
放っておけば、間もなく殺処分される運命にある犬たちの命を救うため、
KDPは定期的にそのセンターに赴き、犬たちを引き取ってくる。
 
「すべての犬というのは無理なので選抜して引き取ってくるんですが、
他の保護団体の場合、純血種や小型犬を引き出すことが多いんです。
引き取り手が見つからないことには多くの命が救えませんから、
人気があって里親が見つかりやすい犬種が選抜されやすい点は理解できます。
  
でも、菊池さんが引き取ってくるのは中型の雑種や老犬が多い。
他の団体はまず選ばない犬たちです。
それはきっと、どの犬も同じように生きる権利があるから。
菊池さんたちが活動の上でそううたっているわけではないのですが、
私はそう強く感じます。」
 
現在、KDPでは約80頭ほどの犬の面倒を菊池さん含めふたりでみているが、
その半分以上が雑種の中型以上の犬だという。
 
「でもね、中型犬や老犬ってすごく魅力的なんです。
ほら、子犬みたいにパタパタしてなくて落ち着きがあるから。
もちろん子犬特有の可愛さというのはあるけれど、
中型犬や老犬にも子犬にはない可愛らしさがある。
特に、小さいお子さんのいるご家庭は、お子さんに手がかかりますよね?
その上落ち着きのない子犬を飼うのは大変ですが、
ある程度歳を重ねた犬なら逆に子供の遊び相手にもなってくれます。」
 
自身もKDPから譲り受けた犬を飼っているあゆみさんは、
経験も織り交ぜて語りながら、犬のことを思い相好を崩す。
 

 
「私たちが菊池さんと知り合った当時は、
ほぼご自分たちの資金を持ち出してやりくりされていたんです。
レストランを経営なさっているんですが、
その利益もほぼすべて犬につぎ込んでいたと思います。
現在もそれは変わりないでしょうが、
今は少しずつ寄付も集まるようになりました。」
 
80頭もいると、
医療費だけで月100万を超えることもあるという。
 
「慢性的に資金が不足しているし、
犬の殺処分について多くの人に考えてもらいたかったので、
カレンダーを作って販売することにしました。」
 
あゆみさんの夫である写真家の藤代冥砂さんが撮りおろした写真の中の犬たちの目は、どれも無垢だ。
KDPの広い敷地内を元気に駆け回る犬、悠々と海を泳ぐ姿・・・
彼らはみな、一度は殺処分の危機にその命をさらされた犬たちなのだということを忘れて見入ってしまう。
しかし、彼らと同じ無垢な目を持った数えきれないほどの犬たちが、
すでにその命を奪われているのだということを、決して忘れてはいけない。
 

 
「行き場の無い犬の里親を探すという活動も大切ですが、
これからは、『蛇口を止める』活動にも力を入れたい。」
 
と、あゆみさんは言う。
  
「『パピーミル(子犬工場)』と揶揄されるように、
人間の経済活動のためだけに子犬がどんどん生産されているんです。
機械的に子供を産ませ続けられ、種づけで一生を終える犬も沢山います。
繁殖期の度に出産させられるため、必要な栄養を全て子犬に奪われ、
6歳ですべての歯を失う犬もいます。
ケージに閉じ込められたまま、陽の光も浴びず、散歩にも行けず、ただ子犬を生むだけ。
そうやって死んでいく犬がいっぱいいるんです。
捨てられて殺処分される命がこんなにあるのに、
生産もやめず、いわば蛇口が出っぱなしの状態。
そこを改善しないと。
 
経済活動に命が使われていることが日本では普通になってしまっています。
ペット市場は今や2兆円規模とも言われる巨大産業。
ショップのケースにならべられた犬を『可愛い!』と思っても、
その背景に物として扱われている命があるということを、
一般の犬好きの人たちの多くは知らないのではないでしょうか。
ちゃんと現実に目を向けて、一緒に考えていこう、変えていこうって呼びかけたいんです。」
 
また、ペットショップの在り方は、他の問題も誘発している。
 
「早い段階で親から引き離された子犬には、いろんな問題がでてくるんです。
普通は生後約二ヶ月を親や兄弟と過ごすことで、様々なことを学びます。
歯をあてて遊びながら、親や兄弟から、その加減なども学んでいきます。
そういう経験をせずに人間に飼われてしまうと必ず問題行動が出る。
すると飼い主さんは
『え?この子、問題のある犬だわ』
ってなっちゃうんですよ。」
 
ドイツのペットショップで犬を店頭販売しないのは、
動物の販売が法律で禁じられているわけではなく、
動物の飼育環境が厳しく定められているからだという。
基本的には室内飼育、
外でしか 飼えない場合は広めの小屋と床暖房の設置が義務付けられ、
鎖の付け根は固定せずにレール( 6メートル以上)に取り付け、
犬が自由に歩きまわれる幅を5メートル以上とるよう定められているという。
違反した際の罰金は350万円以上。
そんな飼育環境を守っていれば、ペットショップは成り立たない。
 

 
日本の犬の殺処分数を見ると、沖縄は全国でもワースト3に入るほど多いという。
 
「放し飼いが多くて、
犬だけで散歩させてそのまま迷子になって保護されたり。
避妊・虚勢手術も徹底されていなくて、
『具合も悪くないのに犬に手術するなんて可哀想』
という考えの方も多いと思います。
それで一人散歩なんてさせたらどんどん生まれちゃうんだけど、
いざ生まれたら『飼えない』と言って放っておかれ、
生まれながらに野犬になる犬も多い。
生きてるんだから子供を生むのは当たり前、手術は可哀想という気持ちもわかるけど、
その考えが不幸な犬や猫を増やしているということをわかって頂きたいです。」
 
殺処分の方法を誤解している人も多いという。
 
「飼えなくてもセンターに持って行けば誰かが救ってくれるんじゃないかという気持ちで連れて行く人も多いと思うんですが、
里親はそんなに簡単には見つからず、多くの犬が処分されてしまいます。
処分といっても安楽死させるわけではなく、
実はガス殺なんです。
だからみんな、長い間悶え苦しみながら死んでいくんです。
 
処分場に犬を出すかたも、処分されるところを実際に見て欲しい。
自分の出した犬がどういうふうに死んでいくのかを。
それが命に対する責任じゃないかなって。
でも、犬を捨てる人ばかりを責めていても何もなりません。
今のシステムを本気で変えたい、という人が増えれば、
確実に現状は変わると思います。
保護をしている方を気持ちで応援していても、
それでは実際に殺される数は減りません。
殺されるのはおかしいと感じる方は、
その想いを必ずアクションに移してほしい。」
 
 
 
私たちが犬について語るとき、
その殆どは明るい側面についてのみ。
愛らしい子犬、人気の犬種、やんちゃな姿・・・
 
華やかな表面に包み隠された悲しくつらい現実は、
できるなら知らずに、目を向けずにすませたいと誰だって思う。
 
でも、目をそむけたところで現実は無くなったりはしない。
 
こうしている今も、薄暗いガス室で、罪のない犬たちが苦しみの中息絶えている。
 
「犬を捨てることをやめる」というシンプルな方法だけで解決できるレベルはとうに過ぎてしまっている。
命のむやみな大量生産、安易な売買・・・
問題の規模は大きいが、
問題の発端も、規模拡大を助長した原因も、すべては人間のエゴにある。
 
遠い誰かの問題ではない、
私たちひとりひとりの問題。
 
いのちのこと、想ってみよう。
 

RESCUED DOGS カレンダー/1200円
 
KDP(神奈川ドッグプロテクション)HP: http://kdp-satooya.com
田辺あゆみブログ:http://tanabeayumi.jugem.jp
藤代冥砂オフィシャルHP:http://meisafujishiro.p1.bindsite.jp
 
 
RESCUED DOGSカレンダー販売店舗
那覇市
chahatナハ:http://chahat27.com
玩具ロードワークス:http://toy-roadworks.com 
 
宜野湾市
宗像堂:http://www.munakatado.com
UNIZON:http://www.cafe-unizon.jp
 
沖縄市
roguii:沖縄県沖縄市与儀1663 電話番号: 098-933-8583
shoka:http://shoka-wind.com
 
読谷村
水円:http://www.suienmoon.com
 
本部町
カタチ:http://catachi-plus.com
 
通信販売
藤代冥砂オフィシャルHP:http://meisafujishiro.p1.bindsite.jp/pg1969.html

 

2011 11月

 

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「地域で子育て ~“ちょっと気になる子ども”について知ろう~」

 
ふだん接する子どもたちの中に、落ち着きがない、ちょっとしたミスが多い、友達の輪に入れない、など、”ちょっと気になる子ども”はいませんか?
そのような子どもたちについて理解を深め、支援するにはどうすればよいのか、専門の先生をお招きしてお話を伺います。

 
【日時】12月1日(木)18時~20時
【場所】若狭公民館 3階 ホール(那覇市若狭2-12-1)
【講師】与那城郁子(沖縄県発達障がい者支援センターがじゅまーる/臨床心理士)
【参加費】無料
【申込み】若狭公民館に電話かメールでお申し込み(現在受付中!)
     TEL 098-891-3446
     メール info@cs-wakasa.com
【若狭公民館HP】http://naha-kouminkan.city.naha.okinawa.jp/wak-kou/
 

2011 11月

 
「enjoy! patina! season!」(エンジョイ!パティーナ!シーズン!)
 
パティーナ(語源はラテン語)とは、
「経年変化による味わい」と訳される言葉です。
Nakamichiでは、X’masシーズンを向かえ、      
役立ちそうなアイテムを集めてみました。
また、忘年会、大晦日、お正月、成人式、新年会などなど
さまざまな行事のぎゅっと詰まった季節です。
お出かけになる機会が増えるなか、
様々なシーンでのアイテムを探してみてはいかがでしょうか?    
みなさまのご来店をお待ちしております!

 
期間:11月28日(月)~12月28日(水) 
時間:11:00~19:00 (木曜日定休日)
場所:「Nakamichi」(ナカミチ) 那覇市曙3-8-17 リバーサイドMA 2F   
駐車場:2台(※⑫番・①番)
掲示板:http://www.nakamichi.ne.jp
 

2011 11月


中谷宇吉郎・著  岩波書店  ¥525/OMAR BOOKS
 
― これ一冊で雪博士に ―
  
初めて雪を見たときのことは忘れられない。
働いていた映画館のロビーが一面ガラス張りで、
仕事の休憩中、突然雪が降り出した。
後から後から降りしきる細かな白い雪が空全体を覆っていた。
 
その初めて見る美しさに呆けたように見入っていると、
同じように見ていた同僚が、
突然赤いカーペットの敷かれた床に寝転んだ。
上映中だったため人気はなく私も真似して寝転んでみた。
今考えるとよくやったな、と思うけれど
しばらくそうやっていると自分の体に雪が降り積もっていく錯覚を覚えた。
 
あのときの光景は今でも目に焼き付いている。
それ以来「雪」は憧れの対象。
 
そんな『雪』に魅入られた人と言えば、中谷宇吉郎。
日本の雪博士として知られている彼の雪に関するロングセラー本『雪』を今回ご紹介。
 
雪とはそもそも何?
簡単に言えば水が氷の結晶になったもの、というごく初歩的なことから、
結晶の分類法から人工雪の作り方まで
分かりやすい文章でコンパクトに綴られている。
 
世界最初の雪華図だったり、雪の結晶の図版なども収められていて
「雪」の奥深い世界に触れることが出来るのも読んでいて楽しい。
私たちが普段よく見慣れている結晶のモチーフ(ダイヤグラム)には
きれいなものばかりではなく様々なバリエーションがあることが分かる。
 
この本の解説にも書いてあるけれど、
寒さにふるえながら一心に顕微鏡を覗く著者と一緒に
仕事(研究)をしている気になるのもまたこの本の魅力。。
 
「雪は天から送られた手紙」
というのを耳にしたことがあるはず。
こう表現したのはこの中谷さん。
 
最初は楽しみから、研究室の廊下の片すみで吹き込んでくる雪を観察することから始まった雪の研究。
彼は言う。別に専門的な知識などなくてもいい。
ただ雪の降る一日、虫眼鏡を持って自分の目でみることは無意味なことじゃない、と。
 
それでいうと、中谷さんも影響を受けたという、雪の結晶の美しさを世界に広めたアメリカの雪の写真家ベントレーも忘れてはいけない。
一生を雪の観察に捧げた人。
彼をモデルにした絵本を合わせて読むのもおすすめ。
 
沖縄に住んでいるとなかなか見る機会のない「雪」。
暖かな部屋の中で、本の中だけでも雪の世界を楽しんではどうでしょう?
これ一冊であなたも雪博士に。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp