ダーレン・アロノフスキーはもともと苦手なんだけど、
これはお見事。
レスラーも素晴らしかったけど。
この監督、最近ちょっと好きかも(笑)
この人は、人の心の隙間というか、
恐怖心を見事に描き出す。
そして、
オスカー受賞のナタリー・ポートマン、圧巻の演技。
彼女が黒鳥を踊りきるのはクライマックスだけなんだけど、
もうちょっと観たかったなあ。
ヴァンサン・カッセルも良かった。
なんかハマり役。
この映画キャストがみんなハマってた。
しかし、痛そうなの。
痛そうなシーンがいっぱいあって、
腰痛の私としては、痛みが増した(涙)
直視できないシーンがいっぱいある。
ナタリー・ポートマン、頑張って踊ってますよ。
やっぱりあの身体づくりはすごいね。
13歳まで8年間バレエを習っていたらしいけど、
ブランクありすぎ!!
でも、ちゃんと踊ってたよ。
ミラ・クニスも踊れる。
ハリウッドはやっぱり
俳優がいろいろできてスゴイ。
日本のバレエ映画も
あれくらい踊れるひとを出してほしいよね。
抑圧されたものが多いと
プレッシャーがかかった時に、精神を蝕んでいく。
このあたりはダーレン・アロノフスキーの真骨頂。
なんとも恐ろしい映画ですが、
エンディングもお見事でした。
謎がいろいろ残っていて、
はっきりしないところもいいね。
しかし、この映画の振付師ベンジャミン・ミルピエと
ナタリー・ポートマンは見事婚約、出産となり、
めでたいことです。
いちばん怖いのは、ウィノナ・ライダーです。
ネタバレになるから言えないけれど
めっちゃ怖いです。
KEE
<ストーリー>
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。
<キャスト>
ナタリー・ポートマン
ヴァンサン・カッセル
ミラ・クニス
バーバラ・ハーシー
ウィノナ・ライダー
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7