これは良かった。
何がいいって、メリルが、ジュリア・チャイルドにそっくりなんですけど!!!
私は「フレンチ・シェフ」っていうTV番組を昔見てたことがあって、それに、ジュリア・チャイルドが出てたんですよね。
びっくりするような特徴のある英語を話すので、アメリカ人じゃないと思ってました。
あのしゃべり方が、まったくそっくり。「ボナペティ」とか、
「I’m Julia Child 」って番組で言うんだけど、その言い方が似てる。やばい。
私自身、食べることも、料理することも大好きなので、この映画はツボだったなあ。
この映画の中のジュリアをメリルが生き生きと演じています。
とっても、素敵。
ジュリアの夫をスタンリー・トゥッチ。
この夫がすばらしい。
愛情いっぱいで、しかも、外交官。
何があっても、ジュリアを暖かく受け止めてくれる。
ジュリアも、夫ポールの心の支え。
子供のいない二人は、ヴァレンタインデーをとても楽しく過ごす。
こういう夫婦いいなあ。
スタンリー・トゥッチがめっちゃかっこよく見えます。
この二人は、40過ぎて出会って結婚、そんなこともあるのね~。
希望を捨てないようにしよう。
普通の主婦だったジュリアが名門、「コルドン・ブルー」に入って、大奮闘。
たまねぎを刻むこともできない彼女が、負けん気を発揮して、誰にも負けない生徒になるところがかわいい。
陽気で、優しいジュリアは本当に魅力的。
この映画は、そのジュリアを崇拝する、50年後の、
ジュリーという働く主婦の生活とうまく対比させながら描かれている。
ジュリーを演じるのは、いま、大活躍のエイミー・ アダムス。
彼女は、ジュリアに比べて多少情緒不安定なんだけど、
とっても素敵な旦那、エリックとNYで二人暮らし。
エリック役はクリス・メッシーナ。
このひと、「それでも恋するバルセロナ」ではさえないと思ったのに、この映画ではかっこいい!
素敵でした。
こんな素敵なひとがこの世に存在するのか、と思うほど、優しい夫です。
ジュリーはジュリアのレシピをもとに毎日料理をつくり、ブログに掲載していきます。
映画のなかでは写真を撮っている場面がなかったけど、
このブログには写真が掲載されているのかな?と変なことが気になりました。
料理って、写真がないと、なんか伝わらないよね。
最後のほうで、ブログの存在をしったジュリアが、
ジュリーの番組を「不快に思っている」というタレこみ?があったけど、本当なのかしら?
あんなに陽気で素敵なジュリアが、そんな心の狭いことを言うなんて。。。
最後まで、そこが気になった映画でした。
しかし、おいしいものを作って食べるってこんな幸せなことはないですね。
食べ歩きももちろん楽しい。
これで、愛情あふれるパートナーがいれば、最高だなあ。
是非、どうぞ。
KEE
<ストーリー>
アメリカの食卓にフランス料理の一大革命をもたらした、
料理研究家ジュリア・チャイルド
その豪快かつ爽快な人生を映画化した、感動のトゥルーストーリー!
身長185cm、かん高い声と陽気で大らかなキャラが大人気となった料理家ジュリア・チャイルド。好奇心旺盛で食べることが大好きな彼女は、パリで仏料理に出会い、524のレシピを載せた本を出版し、その後のアメリカの食文化に“大革命”を起こすことになる。その“大革命”は、50年後の現代のOLジュリーの人生をも大きく変える。キッチンから夢をかなえ、時代を超えて悩める女性たちに勇気を与え続けるジュリア・チャイルド実話の映画化!
<キャスト>
メリル・ストリープ
エイミー・アダムス
スタンリー・トゥッチ
クリス・メッシーナ
リンダ・エモンド
ヘレン・ケアリー
メアリー・リン・ライスカブ
ジェイン・リンチ