『ヤング≒アダルト』痛すぎるアラフォー女性をシャーリーズ・セロンが熱演。本当にイタい…でも、なんかわかる…。

” Everyone gets old. Not everyone grows up.”
(誰もが歳をとる。しかし全ての人が成長するわけではない。)
 
なるほど~~~~っというか、胸に突き刺さる言葉だな。

シャーリーズ・セロン演じるメイビス。
 

 

 
めっちゃイタイんだよね。
でも、なんか、わかる。
 
ゴーストライターだといっても、ちゃんと仕事してるわけだし、とにかく美人。
 
過去の恋人との思い出を引きずっていて、
しかも、昔、ハイスクールで一番の美女で人気者だった過去も引きずっている。
性格も決していいとはいえない。
 

 

 
ハッキリ言って、本当に何も共感できないはずなのに、
すごくわかる感じは、やはり私も若干過去の栄光(自分なりの)を忘れられない感じかなあ。
 
それにしても、別れた男、しかも幸せな結婚でBaby生まれたばっかりの人には全く興味もなにもわかないけどね。
 
田舎町にいるにしてはパトリック・ウィルソン演じるハイスクールのころの元彼は、いけてる感じ。
 

 

 
なんかわかる。Buddy Slade(バディ・スレイド)なんて名前もちょっと、カワイイ。
 
それでもね~~~。
 
メイビスくらいの美女になると、生きていく間にもいろいろあるんだろうなあ。
 
中途半端にもてて、ちやほやされて生きてきた私とはそこんところ全く変わってきてるっつ~のはわかる。
 
仕事もなんとなく自慢できる感じじゃないメイビスなんだけど、
それは彼女が感じているだけであって、いくらでもなんとでもなるんだよね。
あれだけの美貌もあるし。
 
「ゴージャス美人は頭が悪い」なんて、
田舎ならなおさらそんなことおもわれて彼女なりにつらかったのはわかる。
 
脚本がしっかりしているので、さすがに面白い。
台詞もいいし、パットン・オズワルト演じるマット・フリーハーフも最高にいいんだよね。
 

 
あんなにいろいろ話せる男友達がいれば田舎もわるくない。
 
 
要は、田舎に久々に帰って、イタイ経験をして、過去を捨て、未来へ踏み出すっつー感じなんだけど、ほんと、ただのいい話ではなく、これってかなりリアルだなあと、独身アラフォー女子にはなかなか厳しい映画でした。
 
なんにしたって、人間前に進むしかないのだよ。
 
頑張ろう。

 

KEE




 
<ストーリー>
37歳になるメイビス(シャーリーズ・セロン)は自称作家だが、現在はゴーストライターとして“ヤングアダルト”(少女向け小説)を執筆中。
バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬という彼女はある日、一通のメールを受け取り、故郷へ帰ることに。昔の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)と再会するメイビス。いつまでも大人になれない、そんな規格外の彼女が大騒動を巻き起こした果てに見つける“真実”とは……。
 
<キャスト>
シャーリーズ・セロン
メアリー・ベス・ハート
コレット・ウォルフ
エリザベス・リーサー
パトリック・ウィルソン
J・K・シモンズ
ケイト・ノウリン
 
<沖縄での上映劇場>
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex