この時代のことは実際よくわからないんだけど、これはガツンとくる映画です。
今とは全然違う、熱い日本人の魂を感じる時代です。
それがいいとは思わないけど、信念を持って生きるってすごいことだよね。
妻夫木聡 は、「悪人」なんかよりよっぽどいいです。
彼の心の動き、繊細さ、でも、野心もある。そんなところが見事に表れてます。
松山ケンイチ は梅山、という偽名を語っている、なんとも、なんちゃってな感じの活動家。
カリスマ性はあるためにまわりが、巻き込まれている。
カリスマ性があるくせに、実はヘナチョコで自分は何もしない。
また、松ケンがぴったりなんだ。
観てると、こいつペテン師だなあ、と観客にはわかるんだけど、おそらく実際にあうとなんか不思議な力があるんだろうね。
時代といえばそうなんだけど、この熱い時代を知らない私たちにも何かを与えてくれる、映画であります。
否定も肯定もしてない感じがまたいいんだなあ。
忽那汐里 が高校生モデル役で出てきます。
必要あるのか?と思って最初見てたけど、彼女の清涼感というかさわやかな感じが、このダークな部分と対比になっていて、いいアクセントになってました。
ラストのほうとか特にね。
エンディングのブッキーがめっちゃよかったです。
おススメ映画。長くて腰痛持ちには注意(笑)
KEE
<ストーリー>
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田(妻夫木聡)。彼は激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。
それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける。「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、魅かれていく。
そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった──。
<キャスト>
妻夫木聡 (沢田雅巳)
松山ケンイチ (梅山)
忽那汐里 (倉田眞子)
石橋杏奈 (安藤重子)
韓英恵 (浅井七重)
中村蒼 (柴山洋)
長塚圭史 (唐谷義朗)
山内圭哉 (前園勇)
古舘寛治 (中平)
あがた森魚 (飯島)
三浦友和 (白石)
<沖縄での上映劇場>
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7