”Breakthrough(打開、突破、大きな進歩)”
観てる間ずっとこの言葉が頭に浮かんでいた。
素晴らしい映画です。実話をもとにしていますが、とにかく脚本が素晴らしい。
ブラピも大変良かったのですが、何せ、いいのがジョナ・ヒル。
でてるのも知らなかったので、でてきた瞬間に笑っちゃったんだけど、この人なしではこの映画の成功はありえないってくらい面白い。
散々おバカ映画で主演してますが、こんな役もできるのね~。
台詞がいちいち面白くて、ブラピとの息もぴったりです。
野球にはあまり興味ないのですが、ビリー・ビーンというひとには興味あり。
セイバーメトリクスの理論に基づいたチーム編成で有名だよね。
大変、短気だと聞いてますが、この映画では大変魅力的。
いわゆる熱血系の野球映画ではなく、もっとマネージメントの話になるんだよね。
大変面白いです。
ビリー・ビーンがかつて、将来を嘱望されていた野球選手にも関わらず、伸び悩んだ、という過去をもっているのですが、そこも上手い具合にフラッシュバックされます。
結局何かを大きく変えるには何か革新的なことをしなくてはいけない。
そこには ”Breakthrough” が必要なんだなあ、人間誰しも変化を恐れるんだけど、そこを乗り越えないとこれ以上のものは得られないし違った景色もみれないんだ、と、思いました。
まあ、ブラピはかっこいい。何やっても。
苦悩する姿も美しいですよ。
娘役のケリス・ドーシーが弾き語りをしますが、上手い。この歌がいいんだよね。
ラストにも効果的につかわれます。
ちなみに別れた妻は ロビン・ライト。
もう、ロビン・ライト・ペンでは、ないのね、としみじみ(笑)
フィリップ・シーモア・ホフマンも上手い!いやな感じなんだけど、最後はちょっといい。
スコット・ハッテバーグ、捕手からいきなり一塁手になってしまうんだけど、クリス・プラットっつーのは本当に上手いキャスティング。
スゴイ好感度です。可愛い。
なかなか試合にでられないので、観てる私も、「ペーニャじゃなくてハッティを出せよ!」といいたくなる。実際「oh! no!!」と画面に向かってなんど呟いたか。
アメリカ人みたいに頭抱えてしまいました(笑)
観終わった後、結局、どうすればいいんだ?と私自身は、また自分の人生においてはわけわかんなくなったけど(笑)、私にとって、今、観るべき映画でした。
おすすめです。
KEE
<キャスト>
ブラッド・ピット
ジョナ・ヒル
ロビン・ライト
フィリップ・シーモア・ホフマン
クリス・プラット
ケリス・ドーシー
キャスリン・モリス
<ストーリー>
『ソーシャル・ネットワーク』の製作陣がメジャーリーグを舞台に贈る感動の実話!
選手からフロントに転身し、若くしてメジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーンは、自分のチームの試合も観なければ、腹がたったら人やモノに当り散らす短気で風変わりな男。ある時、ビリーは、イェール大経済学部卒のピーターと出会い、彼が主張するデータ重視の運営論に、貧乏球団が勝つための突破口を見出す。そして、後にマネーボール理論と呼ばれる戦略を実施。有名選手を高い年棒で雇う代わりに、新基準で選んだ無名の有望選手を集めるのだ。周りからは馬鹿にされながらも、遂には誰も予期しなかった奇跡が遂に訪れる…!
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex