妊娠したらオシャレは封印?
「え〜?妊娠前後で着る服は特に変わってないよ〜。」
と、断言する彼女は臨月間近。
産休までしっかり働く妊婦さんが多い昨今、
仕事の日も休日も、妊娠前と変わらずオシャレを楽しむためのアイディアを
オンとオフの切り替え上手な彼女から拝借。
Working day
「仕事着はシャツスタイルが好きなんだよね〜。」
形がきれいでディテールの凝ったシャツを数枚所有、
その日の気分に合わせて選ぶ。
襟の開き具合と袖丈が絶妙なシャツはMARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)。
パンツは無印良品のマタニティウェア。
「無印は相当使える。
このパンツ、普通に可愛くない?
しわにもなりにくいしラクチンだし、サイコー!」
パンツの裾は折り曲げて、
靴下の丈にもこだわる。
パンツ、靴下、靴が同系色だと、ごちゃごちゃせずにまとまる。
「赤いバッグ、結構持ってる。好きなんだよね。」
ビビッドカラーは差し色としても有効。
こちらもMARC JACOBS。
スカーフで長さを調節するタイプのベルトなら、
どんなにお腹が大きくなっても大丈夫。
もちろん、適度にゆるみをもたせ、きつく締めすぎないよう注意して。
「金具をはずせば普通にスカーフとしても使えるんだよ。」
Day off
休日はゆったりワンピのらくちんスタイル。
えんじ色と同系色でまとめて秋らしく。
11月もまだまだ暑い沖縄では半袖アイテムが活躍するけれど、
小物で季節感を出すのが彼女流。
キーアイテムは、
毛糸のレースが可愛い、前かけのようなつけ襟。
手持ちの色んな服に合わせれば、着こなしの幅が一気に広がる。
ぺたんこパンプスの素材も季節を意識して。
「さあ、服を買おう!」という時、
ぱっと思い浮かぶのはカーディガンやワンピ、パンツやスカートというメインアイテムが多いのでは。
ベルト、靴下、つけ襟のような小物類はついおろそかにしがちだけれど、
実は、小さいながらも超強力なお助けアイテム。
個性的な小物を一点加えるだけで、
おとなしめのスタイルも一気に華やかになるし、
自分らしさの演出にも一役かってくれる。
「自分のワードローブはなんだかつまらない」
とお悩みなら、
メインアイテムを買い足すのではなく、
少し主張の強い小物を探してみて。
写真・文 中井 雅代