この映画。
私がアメリカ在住のときに公開されているけど全然知らなかった。
大変評判がいいので借りてみたが、観てみてビックリ。
お話も素晴らしいがキャストが豪華。
最初、1996年製作の作品と知らず観ていたので、スタンリー・トゥッチはヅラをかぶっているのかと思った。
で、いきなりラテンのカリスマシンガー、 マーク・アンソニーの若い頃が登場して、このイタリアンレストランの従業員を演じていたのに仰天。
えらく若いので、はじめて10年以上前の映画と気がついた。
マーク・アンソニー、こんなに可愛らしかったなんて!!!
監督はこの映画にも登場しているキャンベル・スコット 。
キャンベル・スコットは、スタンリー・トゥッチと高校の同級生で彼を抜擢、スタンリー・トゥッチはこの映画で一躍脚光を浴びる。
それだけ素晴らしいのよ、スタンリー・トゥッチも兄 を演じたトニー・シャローブも。
とにかくイタリア料理が物凄くおいしそうである。
特に、なんだかよくわからないラザニアと詰め物みたいな料理、ティンパーノ!
ミートパイみたいな外見なんだけど、卵とかも入っているよね。
あれは一度食べてみたい!!!
原題はBIG Night 。
まさにまさに。
一世一代の大勝負なんだよね。
兄弟ふたりで、力を合わせて、お客もみんな最高の料理に至福のときを過ごす。
おいしいもの大好きな私はこの気持ちはよくわかる。
この映画はジャージーのお話なんだけど、ニューヨークとかジャージーとかはやはり特にイタリア移民も多いし、おいしいイタリアンも食べれそう。
ニューヨークのリトル・イタリーにはよく通ったけど、そこまで絶賛するような店には私は出会えなかったけど。
こういう、個人の小さな店のほうが、素晴らしいシェフがいそう。
やっぱり料理に妥協はしてほしくないけど、お金に余裕がないと店が潰れちゃおしまいだしね。
難しいなあ。
最初はどっかの店でスターシェフで働いて、お金をためて自分の店を出したりとかのがいいのかな。
それにしてもスタンリー・トゥッチが、モテモテな役でびっくり。
セコンドとフィリスの会話。
なんかはっきりしないというか、逃げているというか、言葉を濁すというか、ほんとこのシチュエーションよくわかる。
ミニー・ドライヴァーがそのあたりを見事に演じています。
女性なら、あ~わかるわかる、と思う人も多いんじゃないんでしょうか?
やはり素晴らしいのはエンディング。
すごい長まわしですが、3人が実に素晴らしい。
余韻を残した終わり方で、これからのことも少し明るい未来が期待できます。
家族って素晴らしい。
KEE
<ストーリー>
イタリア移民の二人の兄弟プリモとセコンドは、ニュージャージーの田舎町で“パラダイス”というレストランを営んでいる。
職人肌のコックの兄と、経営のセコンドはケンカばかりしているが、伝統のレシピで大成功するのが共通の夢だった。
ライバル店からも買収を持ちかけられていたが、二人は有名な音楽家がこの町に来ることを聞きつけ、宣伝のためにと貯金をはたいて豪華な晩餐会の準備を始めるが……。
<キャスト>
スタンリー・トゥッチ
トニー・シャローブ
ミニ・ドライヴァー
イザベラ・ロッセリーニ
イアン・ホルム
マーク・アンソニー
キャンベル・スコット
アリソン・ジャネイ
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