インビクタス/負けざる者たちマンデラ氏の知られざる実話、ラグビーで国をひとつに


 

<<最後の方に軽〜くネタばれあり>>



素晴らしかったです。


登場人物たちが控えめな演技で、お話の進行を邪魔しない感じがよいです。


ネルソン・マンデラというひとは、なぜにこんなにできた人なんでしょうか?


赦しの心、それがすべてにつながりますね。


モーガン・フリーマンは、実際のマンデラ氏よりも恰幅がいいですが、歩き方がそっくりで驚きました。
俳優ってすごいですね。





マット・デイモン、かっこよかったわ~。静かなるリーダー。
彼が演じるフランソワ・ピナールが南アフリカチームの主将。
彼のリーダーシップでチームは勝ち進んでいく。








飴と鞭というのは必要ですね。
私は、飴ばっかりでいいですけど(笑)


「マンデラの名もなき看守」を観ていたので、マンデラの獄中時代はなんとなくですが、予備知識があってよかった。
ロベン島刑務所にチームで皆でいくんだけど、あんな普通の狭い独房で、マンデラは、復讐に燃えることもなく、南アフリカの本当の平和について考えていたんだな、と思うと、驚くばかりです。





ラグビーには全く興味がなかったんですが、劇中の試合はかなりエキサイトしてしまった。
アメフトとはルールも見た目も違うけど、ちょっと似てるよね。
防具も付けずに体当たりで、怪我しないほうがおかしいと思いました。


マンデラの思惑は見事にあたり、やはりスポーツは人種を超えて国を一つにします。
もちろんそんな簡単なことでは全然ないと思うけど、純粋に、国を愛する心は皆同じだと自然に気付かせるには、これしかない、という方法です。


長年のアパルトヘイトで、できた溝はそう簡単には埋まらない、けれど、リーダーが手本を示す、って本当に大事。
大きな一歩には違いないのです。


長い作品だけど、時間を全く感じさせないのは、イーストウッド作品の特徴です。
すごいことです。


私は、試合の間になんどもチラチラ出てくる黒人の少年が何かしでかすのではないか?とハラハラしてしまいましたが、私の深読みでございました。


観て良かったです。

KEE



<ストーリー>
その人の名は、ネルソン・マンデラ。
南アフリカの大統領だったと言えば、遠い存在だと思うだろうか。
けれども、彼の起こした“奇跡”に触れれば、あなたの中で、きっと何かが変わる。


それは、1995年のこと。 マンデラはラグビーのワールドカップで、国の恥とまで言われた南ア代表チームを初出場初優勝へと導いた。
そして、その勝利の瞬間、一国の歴史が永遠に変わってしまったのだ。


いったい彼はどうやって、この偉業を成し遂げたのか――?


<キャスト>
監督 クリント・イーストウッド
出演 モーガン・フリーマン
マット・デイモン
ザック・フュナティ
グラント・L・ロバーツ
トニー・キゴロギ