『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』この二人、大丈夫か? 夢を諦められないおままごと夫婦が迎えた結末とは。

レボリューショナリー・ロード

 

すごく良かった。

 

レオも ケイトもスゴク息が合っています。
二人の間のどうしようもない溝や、焦燥感、観ているこちらにも伝わってきます。
ケイトはゴールデングローブで主演女優賞を受賞。
レオはノミネート。
なかなか賞はとれないねえ。

 

レボリューショナリー・ロード

 

レボリューショナリー・ロード

 

レオはどの映画を観てもレオだからなあ。
「ブラッド・ダイアモンド」ではアフリカンアクセントを完璧に身につけて、大健闘だったんだけどね~。

 

それはともかく。
50年代というのはよくわからない感じだけど、この二人は美しい夫婦。
それだけに、諦められない夢があるんだよね。
レオ演じるフランクは現実的。
諦めて、今の生活をなんとかしようとする。

 

ケイト演じるエイプリルは、まだまだ諦め切れない。
パリにいくことですべてがうまくいく、何かがかわると信じている。。。

 

このパリ行きを決めてから夫婦はかなりうまくいくんだよね。

 

レボリューショナリー・ロード

 

レボリューショナリー・ロード

 

レボリューショナリー・ロード

 

でも結局いろんなことがあるんだけど。

 

この二人、子供もふたりいるんだけど、この子供たちがあまり出てこない。
大丈夫か?って感じなんだけど、おそらくまだ自分たちのことで精いっぱいなんだろうなあ。

 

私もしばらく、こう、体当たりで恋愛をしてないなあと思いました。
ちょっとでも、なんか違うなと思うと、すぐ辞めてしまう。

 

夫婦ってそうはいかないから息詰まるんだろうな。
このころは、あまり離婚もポピュラーじゃなかっただろうし。

 

話し合おうとする夫と、話したくない妻。

 

もう全然だめじゃんね。

 

レボリューショナリー・ロード

 

心の動きや、期待感、絶望感。
すべてが手に取るように伝わってくるのは、サム・メンデスのちからも大きいだろうが、二人の役者のうまさと、コンビネーション。

 

衝撃の結末、ということでしたが、まあ、想定内ですね。

 

未婚の私としては、やっぱり考えさせられました。
観て良かった。

 

KEE

 

 

<ストーリー>
1950年代半ばの富裕層が集まるコネチカット州の郊外で、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)の夫婦は二人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしていた。しかし、彼らはそれぞれが抱いているヨーロッパでの成功と女優になるという夢の実現のため、人生で大きな賭けに出ることを決意する。

 

<キャスト>
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
マイケル・シャノン
キャスリン・ハーン
デヴィッド・ハーバー
キャシー・ベイツ
ライアン・シンプキンス
タイ・シンプキンス
ディラン・ベイカー
キース・レディン

 

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