写真 文 佐野 綾子
初夏の風が気持ちの良いこの季節、みんなが待ちに待ったmon Sakataの服たちがShoka:へとやってきました。
去年の8月からShoka:で働き始めた私は、2年に一度のペースで開催されるmon Sakata展でこうして服を見るのは初めて。いつもShoka:に遊びに来てくださるお客様が着ている、くったり風合いが出て馴染んだmon Sakataの服をちらちら横目で見ては「なんて着心地の良さそうな洋服だろう」と、とても興味をそそられていたからです。
つい最近までShoka:で一緒に働いていた睦美さんは、実際ほとんどの出勤日をmon Sakataの洋服で過ごしていたように思います。色々な組み合わせで、カットソーとベストを重ね着したり、シンプルなコーディネートの時はストールをプラスしたり、足し算と引き算で毎日とても素敵に着こなしていました。
そんなmon Sakataの服を手に取ると、色、かたち、ともに豊富でワクワクしてきます。袖を通すと、自分の身体と個性にすっと馴染んで、着る人の魅力をぐーんと引き出してくれそうな洋服ばかりです。
由桂ちゃんが選んだアイテムは、薄いカットソーとふんわり風になびくロングスカート。
とても軽くてさらっとした肌触り、なんとも着心地が良いのです。
もうひとつ、お気に入りは、コットンシルクのロングブラウス。
軽い着心地に、ついつい口笛を吹いてしまいたくなる気分のようです。
後ろにも、小さな襟がついているのです。
麻紀ちゃんは、パターンの面白いブラウスを着て気持ち良さそう。
思わず笑みがこぼれます。
ジャケットも、かっちりしすぎず、風合いがすごく良いのです。
デザイナーの坂田敏子さんは、子供のころ、遠足に行くたびに洋裁の得意なお母さんが新しい服を縫ってくれていたそうです。
「自分でこんなのがいいなってデザインを決めて、こういうのを作ってと言い続けてそのまま大人になっちゃったんです」と、坂田さんは話します。
「糸や布が大好きで触れていると楽しくてしょうがない」そう話す敏子さんのお店mon Sakataは、東京の目白にあり1階がショップで2階と3階がアトリエになっています。
2階ではスタッフとともに服を企画したり、パターンをおこしたり洋服のチェックをしたり、3階では打ち合わせやDMの案を練ったりと、敏子さんは毎日2階と3階を行ったり来たりされてるそうです。
そしてアトリエには、敏子さんが見つけた好きな生地があって、時期が来たらさあ作ろうと、この生地はどんなかたちにしようかとデザインされていくのです。
そうして大量生産では無く、細かいところまでこだわって作られ届いたmon Sakataの洋服たち、、Shoka:でのmon Sakata展は今年で3回目ですが、それより前からずっと定番で作り続けている洋服も、とても多いのです。
きっとファンとしては、大好きな素材とかたちのアイテムにまた会えて、自分の日常着にプラスしていける。この喜びは大きいですよね。
たくさんのmon Sakataの服を初めてみる私は、この細かいこだわりを目で見て、じわじわ感じています。
「ここが、こんなかたちなんだ~。ポケットのかたちが面白い!ここをぱちんとボタンでとめるんだ」
などなど、あげていったらきりがないですが、ぜひ目で見て触れて、お気に入りを探しにきてくださいね。
私のお気に入りは由桂ちゃんに着てもらった、ちょっと大人っぽいこのニットベストです。
アームウォーマーとの組み合わせが楽しくなりますね。
色を重ねたり、組み合わせたり、初夏のコーディネートを存分に楽しんでくださいね。
mon Sakata以外の常設の洋服も、新作がどんどん入荷しています。
この機会にぜひ、Shoka:まで足をお運び下さいませ。
2年越しの mon Sakata展 vol 3
4月18日(金)~27日(日)
素材感も、色も、形も楽しみたい!
そんな人にはmon Sakataのお洋服がぴったりです。
毎日着たくなる、コーディネートも重ね着も楽しい。
mon Sakata展は、2年に1回。待ち遠しいのです。
2014年は、楽しいことが目白押し。過去2回の沖縄での企画展が雨だったという、坂田敏子さんも今年こそは晴れた沖縄の空と、輝く海を見たくてわくわくしていることでしょう。
お待たせしました。楽しみですね。
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791