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なごアグリパークのイベントに、 coco*lightマルシェメンバーも参加致します。同じ会場にて「癒し&手作り市」開催♪♪♪

 

開催日:H30年5月3・4・5日の三日間
場所:なごアグリパーク(ネオパークおきなわ駐車場奥側)

 

http://cocolight888.ti-da.net/

 

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Fashion×Music×Cultureがシンクロするイベント『the PARTY』

同ビル内にあるCLUTCHとEL FAROの2会場を行き来出来るこの日限りのスペシャルパーティー!!
メイン会場となるCLUTCHではTAKUJI a.k.a. GEETEK、DOGGY SACKに
東京のテクノシーンを牽引するフィメールDJ【PUNKADELIX】がスペシャルゲスト!!

そしてもうひとつの会場となるEL FAROでは洗練された沖縄ブランドや人々を国内外へ発信している「APARTMENT OKINAWA」がフロアーをジャック!!

更に最高なロケーションでもあるEL FAROのテラス席に沖縄の人気Food Shopの限定メニューが登場!

PARTYをサポートしてくれるのは沖縄を代表するセレクトショップ、ヘアサロン、アーティスト、DJ!!

大人が本気で楽しめる那覇の夜を見逃すな!!

Let’s Enjoy!!

 

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COCALERO presents

 

K project
『the PARTY』

 

2018.5/2(wed)
at CLUTCH, EL FARO
那覇市安里1-1-60 太永ビル B1/6F

 

Open:
EL FARO 18:00〜2:00
CLUTCH 21:00〜5:00

 

Special Price: 2,000yen

 

【CLUTCH Floor DJs】
Special Guest: PUNKADELIX
TAKUJI a.k.a. GEETEK
DOGGY SACK

 

【EL FARO Floor DJs】
IZENA
OBY
KOICHI
CHAR
SHIMON&KOHJI
MAKITO

 

【Food Shop】
EL FARO
トミヤランドリー
Kitchen
13TRECE
MAFALi cafe

 

【Special Support Shop】
BRANCA closet
BROOKFIELDS
The BROTHER
Plant&Soil
UNKER
Role
WALKER
WONDERCUBE
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Amp
BESTIE
Cou Cou
cygne
Dejavu
Dear’s
eijia
emni
heavy HIMEYURI
Kirara
Lezele
MARINX
Milieu hair studio with B’
MIMU de HOMME
MIMU de HOMME Vie
NATURAL BEAUTY OKINAWA
TAKARA BELMONT
precious

(アルファベット順)

 

【EL FARO Floor Direction】
APARTMENT OKINAWA

 

【PUNKADELIX】

 

国内外に於いて活動しているアートディレクター・デザイナー、近藤麻由によるソロプロジェクト。学生時代より東京そして滞在していたニューヨークでレコードを買い集めるようになりDJとしてのキャリアをスタート。テクノ・ハウスをベースに独自の”DARK&POP”サウンドを展開し、日本各地、海外のクラブからカルチャーシーンまでオファーが絶えず様々な分野において活動している。’12年オフィシャル・ミックスアルバム「ELECTRONIK BEAT PUNK」をリリース。初期衝動をテーマに掲げ、世界各国のアンダーグラウンドミュージックの他自身によるオリジナルトラックを収録。現在レジデントとしてContactで開催されている”MOTORPOOL”に出演するほか、Sound Museum Visionの”EMMA
HOUSE”では3HOURSのオープニングアクトを務めている。またChristian LouboutinやSLYなどアパレルブランドの店舗やエキシビションへの音源提供、森山大道主宰の写真塾による作品展でヴィジュアルと音による実験的なインスタレーションを行うなどファッションやアートとのコラボレーションワークも多数。’16年より新たなプロジェクト”MAYUDEPTH”名義での楽曲制作を始動し、日本テクノサウンドのイノベイター、DJ SHUFFLEMASTER主宰のレーベル”四季協会”よりリミックス作品を2タイトル、2018年1月にはMAYUDEPTHとして初のEP、”Sneakpeek”をリリース。時代やシーンにとらわれず常にオープンな姿勢でエレクトロニック・ミュージックを探求し続けている。

 

https://www.facebook.com/Punkadelix

http://www.shikikyokai.jp/
https://jp.residentadvisor.net/news.aspx?id=40772

 

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大人気!マクラメ編みブレスレット講習
数種類の天然石の中からお好きな天然石をお選びいただけます。
今回はアメジストやアマゾナイトなど人気の石や、シルバーリーフジャスパー、ボツワナアゲートなどめずらしい石もご用意しています。
   
初心者の方でも丁寧にお教えしますので、お気軽にご参加下さい。

 

日時:平成30年5月24日(木)~5月26日(土)、6月7日(木)~6月9日(土)
午前の部 10:00~  / 午後の部 14:00~
場所:アクセサリーパーツショップ ティアラ
      〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎1-329

 

ブログ http://tiarahm.ti-da.net/e10440643.html

 

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『ロルフィング®体験 ”腕の重みを感じよう!” in 沖縄』
日本ロルフィング協会主催イベント”ロルフィングDays 2018”

 

”腕の重みを感じよう!” 肩コリ、首の緊張、頭痛をお持ちの方へ効果的な対処方法になります。腕の緊張を解き、腕の重みを感じることで、肩や首の緊張の緩和を図ります。
ロルフィングは、より快適な身体を取り戻すために、繊細なタッチで全身の筋膜組織に働きかけるアメリカ生まれのボディワークです。
まだ、日本での認知度はさほど高くはありませんが、海外ではヨガやピラティスの愛好家、アスリート、ダンサー、音楽家の他、生活の質を向上したい一般の方にも幅広く支持を得ています。
当日はロルフィングの紹介と体験セッション、質疑応答で約60分を予定しています。
実際のセッションの様子を体験していただきたいため、
募集人数に限りがありますが、2日間で10名様限定のイベントです。
ロルフィングに興味のある方、どうぞお気軽にお申込みください。
整体ともマッサージとも違った”身体の再教育プログラム”とも呼ばれるロルフィングを沖縄で体験してみませんか?

 

開催日:
①2018/5/19(土) 10:30-11:30 / 12:30-13:30 / 15:30-16:30 / 17:30-18:30 / 19:30-20:30
②2018/5/20(日) 10:30-11:30 / 12:30-13:30 / 15:30-16:30 / 17:30-18:30 / 19:30-20:30

場所:『ロルフィング オフィス 沖縄』
住所: 北谷町美浜2-2-4 富川マンション708号室
【料金】
¥3,000-

【定員】
①5名
②5名

【プラクティショナー】
認定ロルファー™️
津布久暁彦 (ツブクアキヒコ)

【お申し込み】
ホームページ(http://akihikotsubuku.com)内の”コンタクトフォーム”より、希望日時とロルフィング体験希望を明記の上お申込み下さい。

【備考】
ロルフィング®の創始者である、アイダ・ロルフ博士の誕生日にあたる5月19日前後に毎年全国各地で開催されるイベント”ロルフィングDays”の沖縄開催となります。
その他の地域のイベント情報はこちらの特設サイトにてご確認ください。
https://rolfing-days-2018.jimdo.com/
 

 

ホームページ http://akihikotsubuku.com
フェイスブックページ www.facebook.com/rolfingofficeokinawa

 

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ここ数年「転職旅行」が新しい旅の概念として注目を集めています。
まとまった休みを取ることが難しい日本人にとって、転職時は有給休暇消化で超長期休暇が取れるまたとない機会。そんな時、新しい仕事にチャレンジする前にリフレッシュする旅行が「転職旅行」です。
仕事をしていたときには味わえなかった“非日常”や“開放感”を求めるなら、行き先はもちろん海外?「 いやいや、直前予約だとお金もかかりすぎるかも。次の仕事に向けてやりたいこともたくさんあるので、時間ももったいない。」

そんな方、諦めないでください。朗報です。

沖縄本島北部の大自然が広がる「カヌチャリゾート」なら、海外に行くのと同じくらい、転職旅行に必要な“効能”を持ち合わせています。
今回、カヌチャリゾートから『転職旅行応援プラン』も登場。新しい自分と向き合うための一人旅。転職旅行になぜカヌチャリゾートを勧めるのか。その理由を紹介します。
http://www.tabirai.net/sightseeing/special/kanucha_resort/refresh/

 

期間:2018/4/1(日)~2018/10/31(水)
場所:カヌチャリゾート カヌチャベイホテル&ヴィラズ/カヌチャゴルフコース
〒905-2263 沖縄県名護市字安部156-2

 

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今年の1月1日から12月31日までの365日間、1日に1つマジックの動画を投稿するというチャレンジ、「365 MASA MAGIC CHALLENGE」を実施しています。
そんな中、やっぱりマジックは生で見て欲しい!という気持ちから「One of 365」=「365日の中の1日を目の前で、生で体験して欲しい」という意味合いで名づけました。
普段、マサマジックのパフォーマンスでは見ることのない音と光を使った幻想的なイリュージョンマジックをみなさまに初披露いたします。

 

日付:2018年7月4日(水)
時間:20:00~21:00
開場19:30~ 開演20:00~
場所:Sun SeaN-三線-
Okinawa Entertainment Restaurant

〒900-0013
沖縄県那覇市牧志1-2-31 ハイサイおきなわビルB1
料金:プレミアム席¥7,000(サイン入りグッズ付)
スタンダード¥5,000
※1ドリンク付 ・別途でフードのご準備をしております。

 

https://www.instagram.com/masamagic_/?hl=ja

 

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生花を使ったレイメイキングのワークショップです。
編むとき、そして身につけるときのレイの感触をぜひお楽しみください!
レイメイキング初心者の方でもて丁寧にお教えいたします。
生花のレイ、フラダンサーさんやハワイ好きのお友達へのギフトにも最適ですね♪

 

●日 時:2018年5月17日(木)15:00~17:30

●参加費:7,500円(税込8,100円)/おひとり【材料費・レイニードル代金込】
 ※「星のたね」さんのヴィーガンスイーツ&ドリンクのセット付き

●内 容:デンファレという蘭の花びらを細工しながら、レイニードルというレイを作る専用の針と糸をつかって紡ぎながら花を連ねていくKUIというスタイルのレイを作ります。
※写真はワークショップで作るレイのイメージです。当日使用する花の色合いは異なる場合があります。

●持ち物:ハサミ・出来上ったレイや材料を持ち帰るための容器・袋など

●会 場:☆星のたね
〒901-2301沖縄間中頭郡北中城村島袋1335 Casa del Sol Tel:0989303293

●定 員:10名

●講 師:Leimana Farm 嘉数 純枝
下記リンクよりfacebookで公開しているレイのアルバムがご覧いただけます(facebookのアカウントをお持ちでない方もご覧いただけます)。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.139758102767670.35840.100002004438144&type=1&l=081369c4d9

●事前予約制です。お申し込みは、下記の必要事項をフェイスブックからのメッセージ送信、あるいは件名を『2018/05/17レイメイキングワークショップ申込み』として、leimanafarm@hotmail.co.jp までのメール送信にてお知らせください。折り返し、お申込み確認のご連絡をさせていただきます。 先着順に定員に達し次第、お申し込みの受付を締め切らせていただきます。

●お支払いは、お申込み確認のご連絡にてお知らせする口座へのお振込をお願いいたします。お振込の確認がとれた時点でお申し込みの完了とさせていただきます。 材料のお花の準備の関係上、お申込み完了後のキャンセルはお受けできませんことをご了承ください。

 

*********************************************
2018/05/17レイメイキングワークショップ参加申し込み
*********************************************
◎会場:☆星のたね
◎時間:15:00~17:30
◎お申込み人数:(   )名

~お申込み代表者~
・お名前:
・ご住所
・お電話番号:
・メールアドレス

~ご同伴者~
①お名前:
②お名前:
③お名前:

 

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クラフト館ワークショップの開催ご案内です。
写真を飾ったり、お気に入りのハガキを飾ったり実用的にファイリングしたりと色々活用できる折本です。
また、少し違った使用例では、ウェディングや記念行事の寄せ書きのカード代わりに使用するのもいいアイデアです。
出来上がりはこんな感じ(´▽`*)
表紙によって表情が変わるので用途に合わせて柄を変えて楽しん
でもいいですね。
今回、表紙は芹沢銈介カレンダーや紅型和紙から選んで頂きます。

 

ワークショップ詳細。
日 時 平成18 年4 月29 日 (日曜日) 14:00~16:00
場 所 クラフト館(KG商事) 那覇市首里赤田町1‐39
下記クラフト館HPの左側に地図がありますのでご覧ください。
http://www.kraft-kg.com/
参加費 2,200 円 (材料費含む)
定 員 6 名 (定員に達し第締め切ります)
申込み先 090-5084-6775(カナミネ)
*電話不通の場合は、メールにてメッセージをお願いします。
*材料、道具などすべて揃えていますので、特にお持ちいただくものはありません。

 

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沖縄ならではの鮮やかな色合いや柄が特徴の紅型。
普段から目にする機会はあるものの作り方や歴史など、知らない方も多いのではないでしょうか。
紅型の作り方を学び、歴史にも触れながら実際に体験してみませんか。
母の日の贈り物として、一緒のご参加もお待ちしております。

 

ワークショップでは
ちょっとおでかけするのによいサイズのトートバッグに
3種類の柄から選んだ型紙を使い、お好きな配色で染めて頂きます。

 

紅型と向き合い、集中して色挿しを行う時間ぜひ楽しんでください。

 

※ お申込みの際に、使用する柄をお伝えください。
※準備の都合上、開催直前にお申込みの場合はお好みの柄を
お選び頂けない可能性がありますのでご了承ください。

 

————– 講師 ————–
知花幸修さん(紅型研究所染千花)

伝統的な技法を守りながらも若い世代にも紅型を伝えていきたいとう想いから紅型を日常品に取り入れたり、新しい図柄を創り出しています。

————– 日時 ————–
5月13日(日)
①10:00-12:00
②14:00-16:00

————– 場所 ————–
ゆいまーる沖縄 本店
〒901-1104南風原町宮平652
国道329号線沿い、宮平交差点。ほっともっとさん隣。

————– 参加費 ————–
お一人様 3,500円(ティー付き)

————– お申し込み ————–
* 要予約となっております。
* お電話、Facebookメッセージ、店頭にて受け付けます。
* Facebook イベントページにて参加ボタンを押しただけではご予約となりませんのでご了承ください。
* Facebookメッセージにてご連絡の場合は、営業日に確認の上ご返信申し上げます。
* 混み合っている場合でも、受信時間先着の方で直接連絡が取れた方から優先させていただきますので、何卒ご承知おきください。

————– お問い合わせ ————–
ゆいまーる沖縄 本店
営業時間 11:00-18:00
定休日  木曜
tel 098-882-6995
担当 嘉陽、西谷

 

詳細はFacebookイベントページにて
https://www.facebook.com/events/179349009353674/

 

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15軽トラ

 

小学生以下ジェラート無料!!来店者シークヮーサージュース飲み放題!!
農家が新鮮野菜を軽トラに載せて直接販売します。新鮮で美味しい!そして安い!!
仔ヤギと触れ合えるコーナー無料!!その他体験できるお店あり。

 

開催日:2018年5月27日(日)時間:8:30~12:00
場所:㈲勝山シークヮーサー

 

https://plaza.rakuten.co.jp/katsuyamakeitora/

 

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写真 文 田原あゆみ

 

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私はとうとうインドへ行った。
20代の頃に藤原新也氏の写真集を見ていつかインドへ必ず行こうと決意した。あくまで氏の視点で切り取ったインドの景色なのだということはわかっていても、ページをめくるたびに衝撃を受けた。聖なるガンジス川には人々の生活と死が混じり合って流れていて、そうだ生きるということは生々しいことなのだと、改めて目覚めたように感じた。パッケージング化が進み、生々しさが正気を欠いた時代に触れたからこそそのインパクトは大きかった。

 

 

インドに行きたい。けれどただふらふらと漂流するにはハードルの高い国だと感じた。何かこう崇高な、いや、現実的な目的がある時に行こう。そう決めた。ただふらふらといってしまったら、きっと私はまぶい(沖縄でいう魂。七つあるうちの4つを落とすとあの世へ行くと言われている。三つまでは落としても拾ったら大丈夫)を落としてしまうだろう。強靭な精神を持ち地に足が着いていないと、まぶいをかなり持っていかれる感が半端なく感じられたのだ。

 

2016年4月に家族ぐるみで親交のある東京のギャラリーfu do kiの浅野ファミリーから小林史恵さんを紹介していただいた。
(写真中央はその小林史恵さんと、インド・コルコタ発の手仕事布ブランドmaku textilesのデザイナーのSantanu氏。ベンガル料理の有名店にて仕事の打ち合わせをしているところなのです。クールビューティな目元がキリッとしていますね。)

 

小林史恵さんは奈良とインドを行き来してCALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSの運営を指揮をとっている。CALICOの仕事は、インドの手織り手紡ぎの綿素材カディで作られた服の企画・デザイン・製作に関わる活動全般。彼女とそのチームの仕事は一言で紹介するのが難しいくらい多岐にわたり、今まで私が関わってきたアパレル業界の仕事のあり方とは様相が違っている。
まず驚いたのはとにかく同業者同士や、布の仕事に関わる人々との横の絆が強いということ。
インドの手仕事布が大好きで、とにかくそれに触れていたい、その布たちを多くの人たちに届けたい。彼女の中にあるその思いが軸となっていてぶれないのだろう。彼女にとって、同業者はライバルではなくてインドという国とその文化、そして手仕事布を愛する同志なのだ。

 

あまりに多岐にわたる活動をしているため、最初は漠然としていた彼女の活動。彼女に会うたびごとにその仕事の断片が一つずつ見えてきて、今では一枚の布のようにその全体像が見えてきた。きっと、そこに散りばめられた柄や微妙な色合いはこれから回を重ねるごとにまだまだ浮き上がってくるのだろう。

 

 

2017年に再会して、私たちはShoka:で2018年4月にCALICOの企画展をしましょうと、約束をした。そして慌ただしい年末に、そうだ、小林さんのところへ取材に行かなくちゃ。しかも崇高な目的を掲げて堂々とインドへ行けるチャンスなのではのではなかろうか?と思い立った。

 

連絡を取ってみると、「年明けに少人数のツアーがありますがご一緒しませんか?」との返答。なんとも絶妙なタイミングに興奮しつつメンバーを聞いてみると、また楽しそうな方ばかり。
私は二つ返事で、憧れのインドへ行くことになったのだ。

 

インドでは国内をあちこち回った。デリー → デラドン → デリー → コルコタ → デリー。全て布にまつわる旅である。

 

 

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布の仕事のことを語る前に、憧れてやまなかったインドの片鱗を少々語ろう。
コルコタの街で受けた衝撃は、私が見てきたこの半世紀の全ての時代が一つの景色になっているということ。

 

いや、私が生まれる前の様子もしっかりと混じっている。ハイブリットカーと人力車やトゥクトゥクが並んで走り、ルンギやサリーなどの民族衣装を着た人々と、アディダスなどのスポーツウエアにスニーカーの若者や、日本と変わらぬ値段のハイファッションに身を包む人々が、屋台や路面店が密集した景色を背景にうごめいている。

 

 

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やはりインドの人々には伝統的な衣装がぴったりとはまり美しいしカッコ良い。

 

個人的にはおじさま、おじいさまたちが渋くてカッコよくて素敵だと感じた。伝統服に身を包んだ人々は年配者が多く、街中の10%くらいはいただろうか。そんな人に会うたびに私は追いかけたくなり、彼らの生活に触れてみたい衝動にかられるも、ぐっとこらえてその時しなくちゃいけないこと、早々この場合は布の仕事場を見て回るということ、に集中集中。

 

はたき売りのおじさまのファッションセンスと色にしびれませんか?

 

 

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街の小道を曲がると、鮮やかな色があちこちに。
私の住んでいる沖縄にもこんな色の組み合わせはほとんど出会わない。

 

インドの植物たちの色、インドの人々の褐色の肌が映える色、見ていて心にスパイス注入の元気色。
まるで街全体がインドのキルト、「カンタ」のように様々な色で彩られていて、歩いているだけでも楽しい。けれど、みんなスモッグがほんのりとついている。もちろん私の鼻の穴や、身体のあちこちにも。ハンカチでぬぐうとうわお、真っ黒。

 

日本の高度成長期にも見られた、砂塵と排気ガスと、スモッグと。近代化に向かう途中で人々が通る道。

 

 

そんな排気ガスやPM2.5が煙った街とは打って変わって、布の産地の村を訪れるとそこはなんとも豊かな世界が待っていた。

 

 

 

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コルコタ市内から車で片道3時間ほどで着いた小さな村。
村の人々は純朴だ。私たち日本人の小さな集団を見つけると、はにかんで笑いながら挨拶をしてくれる。中にはスマホを片手に写真や動画を撮りながら後をついてくる人々も現れ、私たちの後には人だかりができた。

 

そして、私の予想に反して、村に工房らしきものは見当たらず、織り子が一人か二人が身を置く小屋のようなものが一つか二つあるばかり。

 

 

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しかもほとんどの織り子さんは男性だという。織り子という言葉を使っていいのかどうか考えてしま位、ちょっとだけ面食らってしまった。

 

それでも手馴れた動きや、布を織る静かな時間が伝わってくると、私の思い込みもこれもありだとすんなりとその時間に溶け込んだ。

 

男性の織る布はきちっと滑らかに織り上げられてゆく。すとんすとんとリズムよく、心地の良い音が響く。

 

この村で織られているカディの糸は極細で、織り上がるとまるで風に色がついたような軽やかさを感じた。その縦糸と横糸にジャムダニと呼ばれる柄が織り込まれてゆく。
工房がない、織り子さんは男性。
服作りをするのにはどんなに小さくても20~30人くらいの織り子さんを抱える工房があるものだと思っていたし、そこで働く人々は日本のように女性だといつの間にかそんな思い込みが私の中にあったのだ。それまで抱いていた私の中の常識は、この旅で軽い驚きとともに崩れ去った。思い込みや常識が崩れる感覚が大好きな私は、また一つ世界が広がった気がして爽快感を感じていた。

 

女性の織る布はふくよかだ、これも思い込みかもしれない。この時、インドの男性の織る布は理数系的な感じがした。これは感覚なので今はまだうまく言葉で説明するのは難しいけれど、行き当たりばったり的な感じではなくて、柄の配列が数式のように整っているように感じられたのだ。
性別は関係ないのかもしれない。文化や歴史的背景やいろいろあるだろうが、それももしかしたら無関係で、この人の持つ世界観なのかもしれない。その追求は妄想なのでここではそっと置いておいて、何か言葉で表現するとするならば。

 

鼻歌というより、楽譜のある演奏という感じだろうか。いつかもっとうまく表現してみたい。

 

 

 

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ここでインドの伝統的な織物カディのことを書きたい。
カディは布の原点と呼ばれている。
3000年前に書かれたインドのヴェーダという文献の中にも嫁入り道具としてカディの機を持たせるという一文が書かれているのだそう。また紀元前327年にアレキサンダー大王がインドに侵攻した際にこの生地に魅了されたというのは有名な話なのだそう。

 

近代になってインドの独立の父マハトマ・ガンジー氏がカディの生産を推奨し、国産品としての地位を固めたと言える。

 

彼は、「国産品のない独立は、生命のないただの屍にすぎない。国産品が独立の魂であるならば、カディこそが独立の根幹だ」といい、自らチャルカ(糸紡ぎ機を回して、その紡いだ糸で服を作り、それを独立運動の制服として着用した。1921年に「自分が纏う衣服のための糸を自らの手で紡ごう」という運動を起こし大きなうねりとなった。そうして独立運動は勢いを増し、カディの生産がインド中に広まっていった。
一人の織り子の周りには10の仕事ができると言われていて。当時何十万人いやもしかしたら何百万人ものインドの人々が職を得たという。

 

私は30年以上前からカディを手に取り、着ていたもののこのことをしっかりと知ったのはCALICOの小林史恵さんに出会ってからだ。知った時には深く深く胸を打たれた。

 

言葉や、その国の食文化、衣装には長い時間をかけて積み上げてきた民族の魂が宿っている。アイデンティティとも言えるだろう。それを失うと、国民はアイデンティティの喪失感から国土に根ざしていた根を断たれてしまう要素が多々ある。国産品を代々伝わってきた布文化の中に見出したことで、インドという国はいまだ強いアイデンティティを失わないまま近代化をも達成していることを感じる。様々な意味で豊かで、底の見えないたくましい国だと感じる。

 

 

 

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織り子さんのいる小さな村である家族に呼び止められて彼らの住む家に招かれた。ものにあふれた私たちの生活から見ると、質素な暮らしに見える。半分以上も瓦のないトタン屋根、土間の暮らし。私の中にあった、インドは不衛生で薄汚れているのではないだろうか?そして相当人にぼられて精神的によっぽどタフでないと楽しい旅はできないだろう、というイメージはこの旅で吹き飛んでしまった。
街中にはきっとそんな側面もあるのだろうが、招かれた小さな村の家族のこの家は美しく掃き清められ、土間の緩やかな曲線はあちこちが美しく光っていた。そして彼らの柔らかく純粋な笑顔には豊かさが満ち溢れているのだ。

 

左は時のお母さんは陶工。地面に並んでいる器たちは素焼きでインドでは日常的に使われるものだ。整形して天日で乾かして、その後穴窯に入れられて焼かれる。家族の絆は強くたくましく明るくて、健康的で本当に美しかった。そんな人々に触れ合うと、生命力が充電される。元気もりもりの私はこの旅で全くお腹を壊さなかった。余談だが。

 

こんな村の家族のつながりや、親戚たちや隣人が職業や生産品でも強く結びついていて、村はとても健全だ。それがインド全土に広がっていることを思うと、やはりインドは強い国だ。近所や親戚や、もしや家族間の結びつきさえ薄くなって行く私たち先進国の暮らしの方がずっと脆弱に感じる。豊かさは金銭では決して測ることはできないし、幸福度はきっと人々の絆が深かければ深いほど得られるのではないか、私にはそう感じられた。

 

手の仕事が生きている土地の豊かさに触れたインドの旅。

 

ああ、なんか終わりそうになってしまったが、最後に今回の豊かな旅のきっかけになったCALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSの仕事のことをちゃんと伝えたい。

 

 

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布を織るのは男性の仕事というインドで、珍しい女性の織り子さん。最近は少しずつ女性も仕事をする機会が出てきているという。窓から目を輝かせて眺める少女たちが大人になる頃には、きっと今よりずっと女性たちの社会的な立ち位置は変化していることだろう。

 

 

 

『インドの小さな村に暮らす人々の、手紡ぎ手織りで仕上げられたカディのもつ自然な揺らぎは美しい。そのカディで仕立てられた服の中でも。CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSのデザイナー小林史恵さんが提案する服には、一本の芯が通った美を感じる。彼女は洗練された形を追求し、着る人の美意識を満たすだけではなく、生産者から最終消費者に至るまで、関わる人全員が対等で健全な経済的バランスの中にいることを目指している。歴史・文化背景の違う両国を行き来して互いの経済的自立と、仕事の喜びがもたらす複合的な利益のバランスをとるということは決して簡単なことではないだろう。それは彼女自身が「自分が見たい社会」を作るという信念を持ち。CALICOの全活動に意義を見出しているからこそできることだ。インドの布に魅せられて始まったこの仕事、「カディは村という太陽系における太陽であり、その営みなしでは他の惑星は成り立たない。村の人の空いた時間を有効利用するためにもチャルカ(糸車)を回し続けなければいけない」というマハトマ・ガンジー氏の言葉が一番しっくりくるという。

 

美意識と信念と行動が伴った人の生きる姿勢には人々を巻き込むパワーがある。裾を風になびかせてインドの村をしなやかに歩く彼女の姿を見てCALICOの服を無性に着たくなった。
私はかっこよく、美しいものだけに巻かれたいのだ。    田原あゆみ』

 

この文章はCALICOのDMを作った時に何日も何日も身悶えしながらまとめた文だ。書いてしまうとシンプルでサラッと読めるから読んだ人に海の苦労は伝わるまい。しかし、彼女の活動の広さと心意気を知ってしまうとあれもこれも伝えたくなってしまい、まとめるのは本当に大変だった。

 

 

 

そしてこの記事を読んだみなさんにどうしてもこの豊かさに触れて欲しい。一人より二人、二人より四人、できるだけ多くの仲間友人家族知人に伝えて、このインドの手仕事カディの魅力と、小林史恵さんの活動の素晴らしさに触れて欲しい。

 

 

以下今回の企画展の詳細

 

 

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「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS展」
4月27日(金)~5月13日(日)12:30~18:00 *会期中 火曜休*
CALICOデザイナー 小林史恵さん在廊日 27日(金)28日(土)

 

 

4月28日(土)17:00~トークイベントを開催します。

 

「+意思 縦糸と横糸の景色」
http://shoka-wind.com/2018/04/calico-talk-event180408/

 

ぜひ時間を作ってきてくださいな!

 

 

 

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番外編:
今回の旅をともにした、会津木綿と地域の年配の方たちの手仕事で仕上げられるお洋服ブランドヤンマ産業の代表、明るくて太陽のような山崎ナナさんと、スタイリストの大御所の素敵な大人女子木暮美奈子さん。今回の旅は本当に素敵な方達で、笑いが絶えず楽しい旅となりました。この旅はヤンマ産業の社員旅行に木暮さんと私が乗っかるという形ではじまったのでした。ヤンマ産業の皆様にも大変お世話になりました。この時の珍エピソードは大人読本「旅は道連れ、迷い道も旅」に掲載されています。ぜひどうぞ。

 

 

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暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com
 

 

 

沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791(火曜定休)
営業時間 12:30~18:00
info@shoka-wind.com

 

 

yuna

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沖縄在住の日本を代表する伝説のアートディレクター信藤三雄が主宰するクリエイティブ塾「モーアシビー」が、全6回開催される。

アートディレクター・映像監督・カメラマン・書道家など多才な顔を持ち、日本の音楽業界、アート業界、広告業界に大きな影響を与えてきた日本を代表するクリエイター、信藤三雄。信藤のネットワークから、映画、アート、広告など各分野の第一線で活躍する多彩な講師たちを沖縄に招聘し、毎月1回のトークショーとワークショップを行う。

第3回目は、ゲストスピーカーとして冨沢ノボル、野宮真貴を迎え2018年5月12日(土)と、2018年5月13日(日)に開催される。

 

[第3回]ゲスト講師:冨沢ノボル・野宮真貴
第1部(トークショー)  5月12日(土)
第2部(ワークショップ) 5月13日(日)

 

時間
第1部 18:00~20:00(開場17:30 開演18:00)
第2部 12:00~15:00

 

場所
第1部 桜坂劇場
第2部 Okinawa Creative Space Terminal

 

http://www.moiaussibe.info/