シングルマン




<<注意!!ネタばれあり!!(鑑賞予定の人はスルー推奨☆)>>


これは素晴らしい映画でした。


久々に映画らしい映画を観た気がします。


トム・フォードの作品なのでスタイリッシュさは当然。
それにしても、映像、音楽、役者においてもすべてが芸術。


コリン・ファース、かなり身体を絞ったんでしょう、
スーツがどれも完璧に似合う。





一見、まじめな大学教授、それにしてもあのお洒落さは何?


Colin Firth演じるジョージ。


彼は、ゲイなんだけど、16年間共に暮らしたパートナーが亡くなるって生きる意味をなくす。


そして、彼は、自ら死を決意。
その一日を描くんだけど、その一日がなんと美しいことか!


生きることに絶望した主人公が、生きることに別れを告げようとした瞬間、
人生の愛おしさを感じる。


それにしても、彼はかなりサクセスフルな大学教授なんだよね、
家はグラスハウスです。


素敵とは思うけど、あそこに住むかっていうと微妙。
でも暖炉もあって相当素敵な家です。


ゲイってやっぱり、お互いすぐわかるみたいで、
美しい男性たちがジョージに寄ってきます。


でも、彼は亡くなったジムを心から愛している。
ジムは回想でしか出てこないけどやっぱ魅力的です。








それにしても、リカーショップで出逢う、カルロスというスパニッシュ男性。


出てきた瞬間に、おお!!と思うほど美しい。ジョン・コルタジャレナですね。


アルマーニのモデルもやってました。
去年、トム・フォードが大抜擢したモデルです。
こんな男性にナンパされても、ジョージの決意は揺らぎません。





あ~、もったいない。かっこいいよね~。


ジョージの親友にジュリアン・ムーア。


ジョージとチャーリーは、
ジョージがゲイになる前に付き合っていたことがあった。
チャーリーは、ジョージと復縁したいんだよね。
なんかこのあたりはわかるなあ。








ジュリアン・ムーアはこの時代のドレスがとっても似合うね。
コリン・ファースとダンスを踊るところもかっこよかったなあ。
なんか切ないし、悲しいし、美しい。


隣人一家もとても効果的に登場するんですよね。


あと、男子生徒、ポッター役をニコラス・ホルト。
大きくなったなあ、「アバウト・ア・ボーイ」の少年ですよ。





面影あるし、かわいらしいです。なんとなくジャニーズ系(笑)


お尻がちょっと扁平なのが気になりました。


彼とのエピソードもほほえましい。ジョージは、生きる希望を再び見出す。


そして衝撃のエンディング。


ある意味、ハッピーエンドで、このあたりも秀逸。


コリン・ファース、お見事でしたが、
私はトム・フォードに大いなる拍手を。

KEE



<ストーリー>
その日は、ジョージにとって特別な一日だった。16年間共に暮らしたパートナーが交通事故で亡くなってから8ヵ月、日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。
ところが、今日が人生最後の日だと思って眺める世界は、ほんの少しずつ違って見えてくる。英文学を教えるLAの大学の授業でいつになく自らの信条を熱く語り、ウンザリしていたはずの隣家の少女との会話に喜びを感じ、かつての恋人で今は親友のチャーリーを訪ねると、身勝手で孤独な彼女に振り回されながらも慰められる。そして一日の終わりには、彼の決意を見抜いていた教え子のケニーの思いがけない行動に心を揺さぶられる。過去に生きていたジョージの瞳に、“今”が輝きだした運命の一日。果たしてその幕切れは──?


<キャスト>
ジョージ コリン・ファース
チャーリー ジュリアン・ムーア
ジム マシュー・グード
ケニー ニコラス・ホルト
カルロス ジョン・コルタジャレナ


<沖縄での上映劇場>
シネマパレット
上映期間:2010/11/06(土)~2010/12/03(金)
住所:那覇市久茂地1-1-1 9F(パレットくもじ)
電話:098-869-4688