これはすごいですよ。グレン・クローズがライフワークとして映画化を実現した作品。アルバートを演じる彼女は、今までの集大成ともいえる演技を目だけで演じるのです。
ちょっと何を考えているかわからないミステリアスな表情が彼女の魅力なんですが、この映画ではすごい特殊メイクをして完全に男性になっています。
「こんな男性いるよ~」と思ってしまうほど。
声もすごいです。低音ですごくアイリッシュなまりです。
彼女は彼になってひたすらホテルマンとして働き、お金を貯めます。
近い将来自分の店を持ちたいという夢を持って。。。
この夢のシーンも素敵なんだよね。本当にこんな店が持てたらいいな。
衣装もよいですよ。素晴らしい。
ミア・ワシコウスカのOUTFIT(=着こなし)がかわいい。
ミア・ワシコウスカが演じるメイド、ヘレン。アルバートが彼女と生涯を共にしたいと思うのだけれど、ヘレンは、だめんずのジョーに夢中。
実生活では23歳年上の奥さんと二人の子供を持つ、アーロン・テイラー・ジョンソン。
奥さんの名字をミドルにいれちゃって、すごいなあ。
ますますかわいいんだけど、この映画では最悪な感じ。それでも彼にも暗い過去があるのだけれどもね。。。
もう一人、忘れてはいけないのが、ジャネット・マクティア。
男装の麗人か?
身長も186cmもあって、とにかくかっこいい!!!
おいしいとこどりの役です。
うまいです。助演女優賞にもたくさんノミネートされてますね。
とにかく切ないこの映画。こんな人生あっていいのか?
アルバートは自分を殺して生きてきた。いつか夢を実現するために。
しかし、結局、孤独がつらかったんだろうなあ。
別に同性愛者ではないと思うんだけど、妻を持ちたいと思うというところが、ちょっと私にはわからない。
一度だけ、ドレスをきて、海辺を走るアルバートが印象的です。
やはり、天才的ですね、グレン・クローズ。
いい映画ですよ。
ジョナサン・リス・マイヤーズがかなりどうでもいい役で出てたことに、がっかりびっくり。
KEE
<ストーリー>
19世紀のアイルランド、アルバート(グレン・クローズ)は、ダブリンにあるホテルでウエイターとして働いていた。だが、人付き合いが苦手で、もの静かなアルバートには誰にも明かすことのできない大きな秘密があった。ある日、アルバートはホテルの改装工事にやって来た陽気で端正な容ぼうの塗装業者ヒューバート(ジャネット・マクティア)と出会い……。
<キャスト>
グレン・クローズ
ミア・ワシコウスカ
アーロン・ジョンソン
ジャネット・マクティア
ポーリーン・コリンズ
ブレンダ・フリッカー
ジョナサン・リス・マイヤーズ
ブレンダン・グリーソン
他
<沖縄での上映劇場>
桜坂劇場(3/31~)
那覇市牧志3-6-10(旧桜坂シネコン琉映)
098-860-9555(劇場窓口)