『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』日本でもアメリカでも…今だから見直したい家族の絆、愛。


 
2/18封切り。
 
私の誕生日なので、ずいぶん前から、封切り日に観ようと決めていた。
 
この作品を選んで良かった。
 
後半は涙がとめどなくあふれました。もう止まらない!!!号泣もいいところです。
 
家族を突然亡くすというのはとてもつらいこと。この手の映画はやっぱりいつもいろいろ思い出して泣いてしまう。
 

 

 
スティーヴン・ダルドリー監督とは相性がいいようで、どの映画も心に突き刺さる。
 
そして、少年の描き方が上手い。
 
主演のトーマス・ホーンは、いわゆる素人で、アメリカのクイズ番組出場がきっかけで、この映画に大抜擢。
 

 

 

 
この並はずれた頭の良さは、この経歴を聞くと納得。一見女の子なのでは?と思うほど、美しいルックスである。そしてこの役にぴったり。
 
一体何がこの家族に、この少年が起こったのか??それが、いろんな角度から、いろんな時間軸でみせてくれます。
 
この映画、色彩も綺麗です。
 

 

 

 
9・11…たくさんの人々が犠牲になりそのまわりの人々の運命をも一度に変えてしまった。
 
今、またそのことを再び考えさせられます。
 
日本でも昨年の3・11の悲劇があり、今、一体皆はどうやっていきていけばいいのか、どうやって現実をうけいれればいいのか、と本当に考えさせられる出来事が多いのです。
 
オスカー少年は、父親の残した鍵の意味を探し続ける。
 
亡くなった父親の死を受け入れられず、自分だけで秘密を抱え、母親とも疎遠になってしまう。
 
鍵の入っていた封筒に書いていた「Black」という言葉をヒントに、Blackという苗字の家を片っ端から回る。
 
みんなえらく親切だな、と思っていたら、やっぱりその裏には母親の大きな愛があった。
 
ここで涙が止まりませんよ。
 
話をすることをやめてしまった、おばあちゃんの部屋の同居人。
 

 

 

 

 

 

 
この老人と一緒に、鍵穴を探すことになるオスカー。ここにも家族の愛があります。
 
9.11以来、オスカーが苦手になってしまった多くのことを、克服していくことにもなります。
 
トム・ハンクス演じる父親が素晴らしく、だからこそ、このお話が成立する。
 

 

 
NYでの悲劇はつらいものですが、美しい映像でNYを描き出してます。
 
やっぱりテーマは家族の愛と絆、今、もう一度、私たちが一番必要としていて、また、大切にしたいものです。
 
演出、映像もさることながら、やはり適材適所の役者の好演が光ります。
 
是非、ごらんください。

 

KEE




 
<ストーリー>
911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広いニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。
 
大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親の残した鍵の謎を探るべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックという二人のアカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。『リトル・ダンサー』『愛を読むひと』の名匠、スティーヴン・ダルドリーが監督を務める。鍵穴探しの旅で父の死を乗り越え、力強く成長する少年には、映画初出演のトーマス・ホーンを抜てき。ダルドリー監督の繊細な演出と俳優陣の演技が感動を呼ぶ。  
 
<キャスト>
トーマス・ホーン
バイオラ・デイビス
トム・ハンクス
ゾーイ・コールドウェル
ジェフリー・ライト
ジョン・グッドマン
サンドラ・ブロック
トーマス・ホーン
マックス・フォン・シドー
 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
 
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex