これは笑った。
レディースデイに観たので、女性ばっかりだったんだけど、めずらしいことに会場も爆笑、爆笑。
主人公チエには彼氏が５人もいて、
それって倫理的にどうなのよ？？
と最初はだれもが思うと思うんだけど、
段々観てるとチエはやっぱり本当の一人を見つけられないで、５人で１人の良いとこどりをしてるのね。
それってなんか面倒臭くなくて（まあ、５人もいれば面倒だけど）、良いのかも。
「誰か一人に夢中になるのって大変そう」と思っている私は、少し気持ちがわかる。
だからって、複数のひとと付き合うことは私にはできないが。
結局、相手にしても、ちゃんと向き合って付き合っているわけでもなく。
チエのほうが意外と真剣で、５人の男性たちのほうが割り切って付き合ってる。
実際良いとこどりは彼らの方だと思える。
そう思うと、どっちもどっちな感もあるが。
なんかわかるんだなあ。
こんな若い時ってあんまりそんな風に思わないんじゃないか？と思うけど、
私くらいになるとほんと、恋愛が面倒になっちゃって、ダメだなあ。
５人のうちの一人で、一番ありえなさそうな、パン工場の工員、田無タクミ。
この人がめちゃめちゃ面白い。
気持ち悪いんだけど（笑）憎めない感じ。
田無を演じる浜野謙太 と吉高由里子のコンビネーションが最高。
加瀬亮もかなりいい。
この加瀬亮演じる西尾と田無の百人一首を詠みあうシーンが、もうヤバい。
爆笑につぐ爆笑。
結局、チエの場合は一度に５人だったけど、運命の人に出会うっつーことは大変なことなんだよ。
最初っから出逢うひともいるんだろうけど、何度も、「まさかこの人が？」と思いつつ違ったり（笑）
そんなことを繰り返していくんだなあ、悲しいことに。
それでも、出逢わないと始まらないわけで。
私は面倒くさがりなので、
「なんで電話に出ないのか？」とか言われると、もうダメ…。
結婚してもいいかな、とか思うこともあるけど、「いやいや」とすぐ却下。これの繰り返し。
でも、それは運命の人と出会ってないからだね、きっと。うんうん。
もっといろんな人と交流しなければ、と思いました。
吉高由里子はとっても可愛かったです。
KEE 
＜ストーリー＞
24歳のOLチエは時間を有効利用して人生を堪能すべく、5人の彼氏とつきあっている。
仕事の愚痴を言いたい時は同じ営業職のバツイチ、旅行に行くならリッチな年上、癒されたい時はかわいい年下――。
「人生、限られた時間を有効に使わなきゃ。いろんな人と、いろんな体験をしたほうが絶対トク！」
今を楽しく生きるべく結婚する気などなかったチエだったが、トシコの結婚をきっかけに男たちを査定し、5人の中で最もデメリットだらけの男タナシと別れることにした。
タナシの務めるパン工場に出向いたチエはタナシに告げた。
「私たち、もう別れよう。・・・ごめんね」
「なんで？ 俺たち、つきあってないじゃん」
ありえない！この私が振られるなんて！！
チエは予想もしてなかった展開に愕然とし、「思いっきり私に惚れさせて、こっちから振ってやる！」と怒りまくる。
あの手この手でタナシに復讐を仕掛けるチエだったが、なかなか思い通りにいかない。
そんななか、ほかの彼氏たちとの仲もしっくりいかなくなってきた。
本当にチエを好きなのは誰？
チエにとっての“本当の相手”はいるのか？
目的を見失いながらも全力で突っ走るチエに、はたして幸せは訪れるのか？
＜キャスト＞
吉高由里子 （池下チエ）
浜野謙太 （田無タクミ）
杏 （浜口トシコ）
石橋杏奈 （奥田ミカ）
青木崇高 （出口道雄）
吉村卓也 （野村健二）
榎木孝明 （三宅正良）
加瀬亮 （西尾みのる）
宇野祥平 （堀アキラ）
吉岡睦雄 （トシコの夫）
白川和子 （老女）
＜沖縄での上映劇場＞
「桜坂劇場」
上映期間：6/18～
住所：那覇市牧志3-6-10（旧桜坂シネコン琉映）
電話：098-860-9555（劇場窓口）