『戦火の馬』こんなのありえない!・・・と思いつつも涙、涙。キャスティングも脚本も最高!


 
いやあ、泣いちゃいました。
 
最初は「大草原の小さな家」か??という感じでしたが、もう、馬がかわいい。
 
馬のジョーイが人間以上に感情豊か。
 

 

 
動物感動ものに戦争が加わり、また役者が見事な演技を見せるわけ。

主演のジェレミー・アーヴァインのみずみずしい演技が光るのはもちろんなんだけど、主演は彼だけではなく、ジョーイが出会うすべての人々がメインになって物語が紡がれていくのです。
 

 

 

 
いろんな国に話がどんどんつながっていく映画はいろいろありますが、これは見せ方が自然です。
 
しかし、どの国にいってもみんな英語を話しているので、ちょっと、わかりにくいところはあり。
 
誰が一体、どこの国の人なのか?っていうのが、いまいちはっきりしない。
 
最初にジョーイが出会うのは、ニコラス大尉。
トム・ヒドルストン、今までみたなかで一番素敵。
 

 
彼のお話から次に移る感じも実に自然。
 
兄弟愛の話でお兄ちゃんを演じたデヴィッド・クロス。見たことあると思ったら「愛を読むひと」の彼ですね。
成長したなあ。
 

 
ここの話もなかなか切ない。
 
馬同士の友情もあります。素敵だなあ。
 
それぞれが素晴らしい演技をさらりと見せてくれていますが、やはり圧巻なのはエミリー・ワトソン。
 

 
なんでこんなにうまいんですか、この人は。
 
さすがに老けたけど、すごいね、まったく。力強く優しい母親を抑えていますが、圧倒的な存在感でみせてくれます。
 
フランスでの農場のニエル・アレストラップも、さすがです。
 

 
キャスティングも脚本もいいんだろうね。
 
実際にこんなことはありえない!!と思っちゃいながらも、最後には、もう涙、涙です。
 
奇跡の馬、と言われるほど、ジョーイは守られていく。それはジョーイ自身の力であるんだけどね。
 
あ~、馬に乗りたくなった。

 

KEE



 
 
<ストーリー>
農村に住む少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)の愛馬であるジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの戦地に送られてしまう。敵味方の区別を知らないジョーイの目に、戦争は愚かさで悲惨なものとして映るだけだった。一方そのころ、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョーイと会いたいがため激戦下のフランスへ旅立つ。  
 
<キャスト>
ジェレミー・アーヴァイン
エミリー・ワトソン
デイヴィッド・シューリス
ピーター・ミュラン
ニエル・アレストラップ
トム・ヒドルストン
パトリック・ケネディ
デヴィッド・クロス
 
<沖縄での上映劇場>
サザンプレックス
098-835-6600
島尻郡南風原町字宮城371-1
HP:http://www.startheaters.jp/southernplex