これは素敵だった。
ちょっと、メリル・ストリープとアレック・ボールドウィンの絡みが too much(やりすぎ)な部分はあるけど、さすが、「ナンシー・マイヤーズ ムービー」って感じでした。
このひとの描く映画の家がとっても素敵なんだよね~。
今回のジェーンの家なんか最高。
一人で住むのになぜ増築するのかも、わからないけど、いや~素敵。
私は、スティーヴ・マーティン大好きなんだけど、とってもチャーミングでした。
ナンシー・マイヤーズの映画では、いつも女性がとってもサクセスフルなんだけど、そこだけがあこがれはするんだけど、共感にかけるというか(笑)
凡人にはちょっと程遠いような感じなんだけど、うらやましい。
しかし、ジェーンの女心は未婚の私にもよくわかって「そうそう、そうなの、それは仕方ないのよね~」と納得。
みんなで集まってガールズトーク(まあ、ガールズって歳ではないけど)は、いくつになっても、わかる、わかる、っていう感じよね。
キッチンもとても美しい。
それにしても、ジェーンのベーカリーは、おいしそう!!
私はアメリカにおいしいベーカリーがあることは信じかたいけど、今頃はこんなお洒落な感じの店が多いのかもね。
アメリカに住んでいた時は、日本のパン屋が懐かしかった!!
この映画で、私がとっても気にいったのは娘の婚約者役のジョン・クラシンスキー。
かわいらしいです。こんなcuteな男のひとがどこかにいないものか?と思います。
アレック・ボールドウィンが、とっても老けてて驚くばかりですが、それにしても身体を張った大熱演です。
この人、捨て身ですごいな。
このひとが演じるジェイクという人は、身勝手なんだけど憎めない。
やっぱり、人間って成長して、出会って別れて、また成長して、そのときにぴったりな相手が現れるんだろうな、と思います。
出会いってやっぱり探すものでもなく、充実しているときに出会うんだろうな、と。
理由があって別れたんだけど、中途半端はだめだよね。
それを、つきつめてmove on(先へ進む)するということが正しいことだと思う。
大人の映画です。いろんな意味で。
KEE
<キャスト>
メリル・ストリープ
アレック・ボールドウィン
スティーヴ・マーティン
他
<ストーリー>
3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気のベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン(メリル・ストリープ)。10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク(アレック・ボールドウィン)と別れて以来、シングルライフを謳歌していた彼女だったが、ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在したホテルで……。
☆DVDでどうぞ☆