台湾風かき氷。
トッピングはあずきとタピオカ。
甘酸っぱいパッションフルーツソースと濃厚な練乳をかければ出来上がり。
7月23日、24日の2日間、那覇市牧志の「さいおんスクエア」にて開催された「台湾B級グルメフェア」は、予想以上に多くの人で賑わっていた。
海老の風味が香ばしい海老団子。
さっぱりとした塩味は日本人好みの味わい。
一口サイズなので次から次へと口に運んでしまう。
中華料理屋でもおなじみの、
甘いあんこが入ったゴマ団子。
中華民国は今年、建国100周年を迎える。
本イベントは、食を通じてより多くの人に中華民国を理解してもらおうと、
琉球華僑総会が企画した。
会場には、本場台湾の味を目当てに日本人が多く集まっているのかと思っていたが、
意外にも、在沖縄の中国人も多く姿を見せていた。
「中国、台湾のことを知って欲しい」
「その為にもイベントを盛り上げよう!」
という強い気持ちの表れかもしれない。
煮味(ジューウェイ)
イカ団子のスープ
大根餅(ダーゲンピン)
茶葉蛋(チャーイエダン)。ウーロン茶の茶葉で煮た卵。
米粉(ミーフェン):ビーフン
食べ物を物色していると、
台湾系の方と思しきお客さんが、
「このメニューはこれこれこういう食べ物で・・・」
と、沖縄県民に食べ物の説明をしている場面に何度か遭遇した。
確かに、見た目と名前だけではどういう味なのか見当のつかないメニューもあり、
とりあえず食べてみるという冒険も楽しいが、
こうして説明してもらえると非常にありがたいし、
なにより、食を通じて国際交流ができるのは、なかなか楽しい。
中華ちまき
これまで食べたことのあるちまきと違い、
豚肉がこれでもかと入っているので驚いた。
肉から出たダシが効いて、しっかり味でおいしい。
本場台湾で使われているかき氷機を使うと、氷が薄く削れるという。
甘酸っぱいパッションフルーツソースのが決め手。
日本のかき氷とは異なり、南国を思わせる爽やかな味に
台湾では、甘いミルクを混ぜ入れた氷で作るかき氷が人気だが、
その氷を作るのは至難の業。
代わりに甘い練乳をたっぷりかけてくれる。
これで十分美味しい。
できたばかりの「さいおんスクエア」。日が暮れてからも多くの人が訪れていた。
沖縄からは、台湾への直行便が毎日就航している。
県民からすると一番近い外国だからか、
私の周りには台湾フリークがとても多い。
台湾からの移民も多い沖縄。
中華料理の店を開いている人も多く、
飛行機に乗らずとも、こうして本場の味が楽しめるのは嬉しい。
しかも、多くの台湾人、中国人と同じテーブルを囲んで食べれば楽しさも倍増!
作り方や食べ方のアレンジだって聞けちゃう。
今回行きそびれた方に朗報。
本イベントは来年も行われる予定とのこと。
次回はさらにパワーアップしたグルメフェアになるかも?!と、期待大。
写真・文 中井 雅代