ワンピ:minä perhonen
パンツ:Charpentier
靴:Repetto
帽子:Karakoram
バッグ:minä perhonen
Day2
ワンピース:marimekko
ベスト:ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)
靴:Reebok
帽子:karakoram
バッグ:marimekko
Day3
ワンピ:toujours
レギンス:不明
靴:Repetto
ヘアバンド:minä perhonen
バッグ:minä perhonen
Day4
ヘアバンド:vaice
ワンピ:OLDMAN’S TAILOR
バッグ:marimekko
靴:MINNETONKA
ストール:minä perhonen
Day5
トップス:セレクトショップ「Bshop(ビショップ)」で購入
パンツ:M.GRIFONI(マウロ・グリフォーニ)
帽子:不明
靴:MINNETONKA
バッグ:minä perhonen(東京スカイツリーで購入)
帽子やヘアバンドがトレードマークの教子(きょうこ)さん。
愛用するようになったのはアパレルショップで働いていた頃から。
「何しろ毎日忙しくて、夜遅くまで働くので、いつも朝はぎりぎりまで寝ていたんです。そうすると、髪の毛をセットする時間がないから、帽子をかぶってごまかすことにして(笑)。ニット帽だけじゃなく、麦わらやハットもかぶりますよ」
好きな洋服の共通点を尋ねると「汚い色の服!」と即答。
汚い…というか、くすんだ色?
「そうそう(笑)。グレーとかカーキとか茶色とか、そうでなければ紺やモノトーンですね。昔からこういう色が好きなんです。両親も同じような好みで、母は茶色の服とか着てるし、父はグレー(笑)。小ちゃいときからこういう色ばかり着せられていたので好きになったのかも。明るい色の服を着た記憶がないんですよね。祖母に『女の子だからピンクとか赤とか着なさい』って言われた記憶もあります。
明るい色はバッグなんかで差し色として使うことが多いですね」
両親ともにくすんだ色好きとは筋金入り。
教子さんのコーデを見ていて一つ気になったのは、デニムが登場しないこと。
「履かないんですよ、デニム。実は苦手で…。私にとっては合わせにくいアイテムなんです。持ってるけど、一本だけ。ほとんど登場しないですね」
逆に多いのがワンピース。
「昔から好きでつい買っちゃうんです。パンツやスカートを履くようになったのは最近のこと。それまではワンピばかり。面倒くさがりなんだと思います、結局。サッて着るだけでいいから、らくちんなんですよね」
気に入ったラインのものは色違いでそろえることも多いと言う。
「マリメッコの定番のボーダーワンピなんて色違いで十枚くらい持ってます。もうコレクションみたいな感じですよね。気に入った配色が出たらつい買っちゃうんです。
靴は特に決まった形のものをそろえがちで、ミネトンカは三色、レペットも四~五足持ってます」
ミナ・ペルホネンやマリメッコなど、オリジナリティあふれるテキスタイルが魅力のアイテムに惹かれることが多いと言う。
「昔からずっと好き、変わらないですね。ボーナスなど臨時収入が入るとご褒美的に購入しているので、記憶にも残ります。縫製もしっかりしてるから長く着られるんですよ。ごろごろ洗濯してもよれっとしない。だからまた、買っちゃうんですよね。
私、買物のときは結構即決なんですよ。悩んだら買わない。好き!と思ったらすぐ決めます」
大人になると、服のデザインやラインだけでなく、素材を愛するようになる人は多いのでは。
着心地、肌触り、刺繍の美しさ、そしてテキスタイルのデザイン。
他の人にはパッと見で伝わりづらくとも、着ているとデザイナーの細やかな心配りをありありと感じられる洋服は、まるで自分のためだけの一着というような気持ちになれるのも嬉しい。
ニットにレザーにコーデュロイ…。色々な素材を楽しめる季節の到来。
秋晴れや冬空のもと、今年はどんな素材に身を包みますか?
写真・文 中井 雅代