本と椅子のNさんの部屋

 

 

東京と沖縄のデュアルライフ数年の男子、その一人暮らしワンルーム。 一人暮らしの割には椅子が、東京にも家があるにしては本が、それぞれやたらに多い。

 

椅子の多さは「東京の部屋は人がけっこう来る部屋だったから… 」。

 

本は東京から越してくるときに、一応売ったりあげたりと処分してきたそう。「本棚を見ればその人の知性の度合いがわかる」とよく言うけれど、彼の場合は少し言葉を変えて、「本棚から感性が見える」と言う方がぴったりくる。写真集に、文学、哲学書、ノンフィクションまで。取材中も、そのたくさんの本から得、身となった知識が口をつく。その一つ一つがとても面白い。

 

今度蔵書を処分するときには、ぜひ私もお下がり先に選んでほしいものです。