文/写真 関根麻子
春へ夏へと、Swing
季節の変わり目を感じる、最近のお天気。
ぴかぴかごろごろの、嵐と長雨。
湿気をおびた空気と強い日差し。
春と夏の間を、行き来しながらも
少しずつ夏へと向かう今。
風は南から揺れる、流れる、Oh Swing !
先週春の話を書いたばかりだったが、
今週沖縄は夏の始まりなのでは? と感じる日も多かった。
太陽からの光も、やわらかなものから力強いものへと。
新しい季節のリズムと、光の揺らぎ。
Wind that blows in early summer 初夏の風。
植物がもくもくと育ってゆく様に、Shoka:の春夏もののお洋服たちもふくふくと充実してきました。
そんな新しい服たちを着たお客様の写真を、パシャパシャ、パシャ!
さながら「ファッションスナップ in 比屋根」開催です。
なぜかみなさん今週はシックな服を選ばれる方が多かった。
そしてカメラ慣れしているような・・
私は未だカメラを向けられると、笑顔がひきつったりしてしまう・・・
今回みなさんリラックスした表情で写真に写っています。嬉しいな。
ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
(プルオーバー、パンツともにARTS&SCIENCE、靴 trippen)
初夏を思わせる昼下がり。
重さを感じさせない、軽やかなモノトーンの装い。
千鳥格子のざっくりした麻のプルオーバーブラウスと、ふわっとしたラインの丈が短いパンツは、着ているのがわからないくらい軽くて涼しい。
「最近さらに髪を短くしちゃいました」というショートカットの彼女にぴったりお似合いです。
ブラウスにポケット付きってありそうで少ない。
なぜだか、ポケットがついていると安心する。
ついているとやっぱりうれしい。
ステッチも可愛いのだ。ついつい手を入れたくなってしまう。
(プルオーバー、パンツ、靴、全てARTS&SCIENCE)
こちらはデザイン違いのネイビーの千鳥格子のブラウス。
袖をくるっと折ってブレスレットを見せる。
パンツは中世のヨーロッパの女性達がドレスの下に履いていたような裾をしぼったもの。
生成りの麻に裾の刺繍が美しい。
靴は職人の技術がきっちりと伝わってくるサイドゴア。
絶妙なスモーキーでマットなグレー色。
足首を少し覗かせ、夏を待つ。
(シャツ、パンツ、ともに ARTS&SCIENCE)
ARTS&SCIENCE の服はユニセックスなので、男性にも!
少し照れ屋さんの白シャツ姿。
わかるかわからないかくらいの少し大きめの衿とボタン、そして素材が気持ちいいのだ。
何よりもテーラーメイドのように細部にまでこだわる縫製とパターンは、頼もしく美しい。
洗いざらしの心地よさを日々感じたい。
設計のお仕事をしている彼。
Shoka:に来ては物作りの本にじっくりと見入ったり、新しく入ったシャツやパンツを試着してゆっくり楽しんでいかれます。
(ワンピース ARTS&SCIENCE、靴 trippen )
「お友達のプレゼントを探しにきました!」
夜勤明けという彼女は、それを感じさせないさわやかな笑顔。
「鳥のさえずりが今日はやけに多いね」なんて、他愛のない話を一緒にしながらカメラでぱしゃり。
カシュクールワンピースを身に着けたとたん、可愛い可愛いの連呼。
はい、本当に可愛いです。その笑顔でこちらまで嬉しくなりました。
彼女にもう一着と着てもらったのは、ミナ ペルホネン の merci のカットソードレス。
ノスタルジックな色合いとテキスタイルの柄に、乙女心がくすぐられます。
まだ少し肌寒い春の庭で Swing !
(ワンピース ARTS&SCIENCE、靴 trippen )
お菓子作り名人の彼女のスナップ。
鏡に映った自分の姿を見てにっこり。
そんな姿を見ていると、女の子でよかったなぁと一緒に喜びの共鳴。
いつもはアトリエで粉だらけになっている彼女。
たまにはエプロンを外して、こんなワンピースで旦那様とお出かけもいいはずね。
その風景を私も想像しながら、幸せのお裾分けをしてもらった時間でした。
ミナ ペルホネン「Swing」
春から夏へと。
昼は太陽の光に照らされ緑が濃くなり、夜は虫音の合唱が。
季節の移り変りを楽しみ、そして迎える沖縄の夏。
心地よい風が Swing する初夏の季節。
今回はお客様のスナップを中心に書かせていただきました。
シックなものが多かったけれど、今Shoka: には花のような色や柄のお洋服たちも咲いてます。
中部にお越しの際にはぜひ遊びにきてください。
心がうきうきとSwingしたくなる、そんなきっかけになれば嬉しいです。
初夏の心地のよい風が、沖縄中を洗っているようなそんな3月です。
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791