写真 文 佐野 綾子
Shoka:には、たくさんの個性的で味わい深い靴が並んでいる。
どれも存在感のある靴たち。
扉の写真の靴は、どちらもShoka:のあゆみさんが履き込んだ、トリッペンの靴。
下の茶色のフラットな方は、あゆみさんが初めて履いたトリッペン。「pan」というシリーズの一押しの靴。
あゆみさん曰く、初めてのtrippenなら、この靴が便利なのだそう。合わせやすくて、履きやすいデザインなのがとてもいいのだそうだ。
東京への出張や、韓国旅行にも履いて行き、ずいぶん歩き続けて雨にも降られてびしょぬれになったそう。
濡れたまま何日も履き続けたので、少し伸びちゃってくたくたになったけれど、味のあるシワが刻まれ足に優しく馴染んでいる。
上の靴は、お手入れの原稿をCALENDにアップする為に試しにスエード用の洗剤を使って洗ってみたそうだ。
そうしたら艶が飛んでしまって少し風合いが変わってしまったけれど、それでもお気に入りで履いてるスエードのロングブーツ。
きゅっと締まった足首のラインがとてもきれいで、履くのがとても嬉しくなるのだそう。
ドレスを着たときでも、パンツスタイルでも合わせやすくてお気に入りの形。
trippen(トリッペン)は、靴職人のマイスター(特別技術資格者)であり、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル.エーラーと、それまでも、靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ.シュピーツの二人によって1992年にドイツのベルリンの小さなギャラリーで誕生した。
トリッペンの靴は人間構造学上、身体に最も良い作りになっているので、足を入れた瞬間からその履き心地の良さを体験してもらえる。
そして、伝統的な製法で作られながらも、ファッショナブルで洗練されたシンプルなデザインは流行に左右されず、ずっとずっと愛用していくことの出来る靴である。
同じ形のpanの色違いを履いているところ。
この靴はストラップがマジックテープでとても履きやすくどんな格好にも合わせやすいので、初めてのトリッペンにおすすめだ。
ミナ ペルホネンの秋物の「flower basket」のドレスにトリッペンのショートブーツを合わせてみると、、。
個性があるけれど、主張しすぎない、履く人にすっと馴染む靴。
そして、長年の使用によって傷みが出て来た場合も、トリッペンはドイツの本社に世界中から送られて来た靴を修理する専任スタッフがいる。彼らが、とても丁寧に、細やかに、修理をしてくれるのだ。
「ボロボロになったから、名残惜しいけどさようなら、、。」ではなく愛用の一足は、また新しく生まれ変わり、より末永く履くことが出来る。
この靴は鹿革で、とっても柔らかくなめされている。
試足する人が、あまりの軽さと履き心地の良さに驚きの声を上げる、足が喜ぶような一足。
ソックスやタイツとの相性も抜群だ。
Shoka:には、10年選手のトリッペンの靴を愛用しているスタッフがいる。
長い年月を共に過ごしたその雰囲気は、一言では表現出来ない味と深みをかもし出している。
あゆみさんは「今まで様々な靴を履いたけど、今は出張に行くときは必ずトッリペンのシューズでなければダメ。
他の靴では、歩き回ると足が痛くなり結局買い替えるハメになるの」と、言う。
今回モデルをしてくれた由桂ちゃんは「私、トッリペン貯金してるんです」と、嬉しそうににっこり笑顔。
毎月トリッペンの靴のために、少しずつ貯めてるそうだ。
憧れのトリッペンのロングブーツで、普段とは少し違う印象に。
トリッペンの話しになると、みんなそれぞれ物語があって話しが尽きない。
私はまだトリッペンの靴は持っていないのだけど、初めてのトリッペンとの出会いや、手に入れるその時を想像しただけでワクワクしてしまう。
どんなモノをどんな場面で選ぶのかな?
きっと、この先ずっとお世話になる一足だから失礼の無いようにしたい。
愛をこめてしっくりくるモノをじっくりと選びたい。
Shoka:にはそんなトリッペンの靴を様々なデザインで揃えてます。
お近くの方は会いに来て、試して、履き心地を実感してみてください。
ミナ ペルホネンやARTS&SCIENCE、ヨーガンレールの新作もたくさん揃いました。
色々なお洋服に合うトリッペンの靴も一緒に試してみてくださいね。
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