石垣島の旅行中、車で市内を徘徊してると何度も気になった花ブロックの外観。なんかコジャレてるけど、カフェ?ごはん屋さん? 目をこらしてよく見ると、ん?!エメラルドアイルって書いてる。私が最終日に泊まるホテルじゃないか〜!!
エメラルド・アイルは、石垣市の繁華街すぐそばで、空港からのアクセスもバス一本だし、離島ターミナルにも徒歩1分。(あ、すご美味だったガッジョディーロもドアツードアで1分です。)今話題のアイランドホッピングの観光客とか、離島民の方々の日をまたいだ移動の際の利用に超絶便利で、実際お客さんもそういう方が多いそう。
でも、私はリノベーションってところが気になって予約。私がアイランドホップするなら目的地への途中の寝るだけって場合だって、少しでもルンルンする宿に泊まりたい。エメラルド・アイルは、そういうホテルなんです。
まずフロントでデザイン違いの5つの照明にキュンとします。そして奥にあるカフェ&バーは、昼間の利用だと宿泊者はドリンク無料と聞いて小さくガッツポーズ。お部屋は華美な感じはないけれど、ちょっと気の利いたデザインで清潔感あって気持ちよく過ごせました。
ここエメラルド・アイルで私が一番ルンルンしたのは、実は無料のおむすびモーニング。日替わりの具材から好きなものを選んでその場で握ってくれるあんまり見ないシステムで、汁物と漬物にドリンクまでついているありがた~いサービス。しかも、おむすびはおかわり自由! 私の隣に座った宿泊客の方は美味しそうに何度もおかわりに行ってました。私は遠慮してしまい、少し後悔…。
このホテル、面白いのはここからで、宿泊施設とは別の顔があるんです。それは、石垣島のクリエイターたちの発表の場、ホテル全体がギャラリーとしての顔を持っているんです。カフェにも各部屋にも作品が展示されていて、ものによっては購入することも可能。フロント前には純粋なギャラリースペースも。なかなか展示会を開く場所がないとのアーティストの声がきっかけとなり作られたこの場所は、今では365日オープンの小さな美術館です。
聞けば、このホテルのコンセプトは「結ぶ」。人と人、人と島、日常と非日常、石垣島を楽しく結び、目指すは「HUB」な存在なのだそう。フムフム、ギャラリーは島のアートと私たちを結んでくれてるのね。あ!おにぎりも、あえて「お結び」なのね。粋だわ。
一年前にオープンした、ここエメラルド・アイルはまだまだ進化中。6階屋上にルーフトップーバーをオープン予定。今でも宿泊者には開放されていて、離島ターミナルや港が一望できます。「わー」と思わず声がでるほどの素敵でしたよ。日暮れ時が一押しの時間帯です。これからのバーのオープンが楽しみだ!(下戸だけど) 夜もまた屋上に上がろうと意気込みながら一旦部屋でお昼寝。。。石垣最終日だった私は爆睡し、夜のビューは見逃してしまいました。でも、きっと左に見えるサザンゲートブリッジが綺麗にみえたはず〜。
写真・文 金城夕奈
ホテルエメラルドアイル石垣島
〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町7-14
TEL 0980-82-2111
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