GOOD DAY COFFEE自分の時間をちゃんと過ごす。オージー流ライフスタイルを叶える、早朝6時オープンのカフェ

good day coffee

 

「お店のコンセプトとかは何もないんだけど、朝6時からオープンさせようと、それだけは決めてました」

 

早朝6時、秋のこの季節だとまだ暗い。日の出より先に動き出すのが、外人住宅のカフェ、GOOD DAY COFFEEだ。店主 宮里達也さんは、特に朝の時間がお気に入り。

 

「朝、気持ちいいですよ。早起きは三文の得です。朝日を浴びれるし、1日が長いですよ」

 

陽の光が店内を明るく照らし、コーヒーのいい香りが立ち昇る。日の出とともに、ここで1日のスタートを切れたら、気持ちがいいに違いない。

 

朝食の一番の人気メニューは、”Good day breaky”。

 

「オーストラリアの定番の朝食です。パンにベーコンに卵、そして必ずと言っていいほど入ってるのが、たっぷりのアボカドです」

 

軽くトーストされた食パンの上に、目玉焼き、大きなベーコン、スライスされたアボカドが溢れて乗り切らない。味付けは塩と胡椒のみ。シンプルなだけに、それぞれの素材の火の入れ具合は絶妙だ。目玉焼きは、ナイフを入れればトロリと黄身が溢れ出す焼き加減だし、ベーコンはお約束のカリッカリ。そしてアボカドは、ねっとりといい熟れ具合。味の組み合わせもさることながら、歯ごたえの組み合わせの楽しさも、あっという間に平らげてしまう理由。

 

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エスプレッソをお湯で割る、ロングブラック

 

朝食とともに、是非味わってほしいのが、店名にもなっているコーヒー。浅煎りの豆で、特有の酸味がある。さっぱりとフルーティだが、奥深くにはチョコレートのようなコクもある。

 

「前は、深煎りの苦味のあるコーヒーが好きだったんです。オーストラリアでも、エクストラショットで頼んでたくらい。でも、あるカフェで頼んだ深煎りのコーヒーが重すぎて、そこからしばらくコーヒーを飲めなくなってしまったんです。そんな時に、タスマニア島のカフェで飲んだコーヒーに衝撃を受けて。『なんだ、こりゃ! こんなコーヒーあるのか』って。浅煎りでフルーティで、これまでの固定概念が覆された。タスマニア島って朝が寒いんですけど、その寒い中で待って待って、やっと出てきた。あの時の湯気の上がったコーヒーが、忘れられなくて。それから浅煎りのコーヒーにはまっちゃったんです」

 

飲み疲れないという浅煎りだが、本当にいい豆でないとその美味しさは出ないという。

 

「豆をよく煎る深煎りは、煎った時の焦げた感じというか、全部同じような味になりがちなんですよね。浅煎りだからこそ、豆の個性が出やすいと思うんです。この店でも、浅煎りコーヒーの衝撃を伝えたいなと思ってます。たまにいますよ、飲んでみて『なんだ、こりゃ』って言うお客さん(笑)」

 

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外はカリカリ、中はふんわりの、フレンチトースト

 

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カフェラテ

 

そして、豆の個性を引き出すには、焙煎も大事とのこと。宮里さんは焙煎所にもこだわった。

 

「オーストラリアは、皆コーヒーが好きで、その分焙煎士にもうるさい土地柄なんです。焙煎士にも個性があるんですよね。僕は、オーストラリアのバイロンベイっていうヒッピーの街にある焙煎所が好きで。今はそこから直接買い付けています」

 

オーストラリアの朝食に、オーストラリアで焙煎されたコーヒー。オーストラリアを揃えたのは、そのライフスタイルに刺激を受けたからだ。

 

「オーストラリアは最高なんですよ。何がいいって、仕事と遊びのバランスがとってもいいんです。オージーは1日の始まりにカフェへ行くんですね。早朝から1時間くらいかけてのんびり朝ごはん食べて、それから仕事に行くなり、サーフィンに行くなりしてて。仕事も定時に帰って、それから家族との時間を大事にするんです。その時間の使い方がすごくいいなと思って」

 

good day coffee

 

good day coffee

 

ワーキングホリデーや学生ビザを使って、4年ほどシドニーやゴールドコーストに滞在した。オーストラリア人には、それまでの宮里さんにないものがあったという。

 

「オージーは、あんまり仕事をしない怠け者(笑)。でもカフェの店員さんでも、自分の好きな服着ておしゃれだし、なんかかっこよかったですね。仕事でも言いたいことを言うんです。『波がいいからサーフィンに行ってきます』とか、本当にそんな感じ。これが好きだからこうするとか、言いたいことは言うとか、枠にとらわれてなくて、すごく自由を感じましたね。それまで僕は、東京や沖縄で営業職やデザインの仕事をやってたんですけど、忙しかったです。東京では、帰りがいつも夜中の12時過ぎで終電で帰れたらいいくらい。上司から言われるままに働いて、いい子いい子してた。それでストレスが溜まって、一気に爆発するみたいな。僕はこう見えて、真面目で頭でっかちで『こうしなきゃいけない』っていうのがあって(笑)。オージーの自由な気質やライフスタイルが羨ましかったのかもしれないですね」

 

good day coffee

 

good day coffee

 

そのライフスタイルを沖縄で叶えたいとオープンしたのが、GOOD DAY COFFEEだ。

 

「カフェは自由に、ゆるーい感じでやりたいと思ってます。だからあえてインスタとかfacebookとかきっちり更新しない、というか自分の真面目なところを隠したい(笑)。お客さんには何より、自分の時間をちゃんと過ごして欲しいですね。たまに朝早く起きて、ここでのんびりコーヒーと朝食取って、そっから仕事に行ったら、その日はいい1日になると思います。よい1日の始まりとして使ってもらえたら。オーストラリアではカフェでお客さん同士情報交換とかもして、コミュニティの場でもあるんです。そういう風にここを使ってくれたら嬉しいですね」

 

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そう言う宮里さんの目はキラキラと輝いていて、自分の時間を存分に楽しんでいる充実ぶりが伺える。

 

「このお店は15時までで、仕込みが大変なメニューも特にない。お店閉めてからの時間は、サーフィンをやってます。今はサーフィンをしている時が一番楽しいですね」

 

写真・文/田中えり(編集部)

 

good day coffee

 

GOOD DAY COFFEE
北谷町浜川178-1 S-289
090-4470-1173
6:00〜15:00
close 月
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