2012 4月


 
素晴らしいの一言。
 
ハリウッドの女優陣の底力に圧倒されました。
 
オスカー受賞のオクタビア・スペンサーをはじめ、
この映画の女優すべてが、最高に素晴らしい演技をみせてくれるのです。
 
個人的にビオラ・デイビスの魂にふれるような演技が好きなんですが、
今作も力強さと心を揺さぶる演技、
そして繊細さも地味ではありますが、群を抜いています。
 

 

 
この作品、146分と実に長いです。
しかし、エンディングのメアリー・J. ブライジの歌う、” The Living Proof(リビング・プルーフ)”が終わるまで、一瞬たりとも退屈しません。
 
そんな昔のことではないのですが、
アメリカ南部ではひどい人種差別がありました。
今もいろいろあるんだけど、
この「HELP(ヘルプ)」といわれるメイドたちの話は、
本当につらく想像すらできないものです。
その現実を描きながらも、この映画には非常にユーモアがあふれていて、
見る人の心を輝かせ、また勇気を与えてくれる魅力があります。
 
誰も語らなかった現実を、ひとりの女性、ビオラ・デイビス演じるエイブリーンが重い口を開きます。

彼女の母はメイドで、
そのまた母はHouse slave(ハウススレーブ)だったと話し始めるんだけど、
House Slaveってすごい名称だよね。” 家の奴隷 ”。。。
 
どれだけの勇気をもって彼女が語り始めたのか、それは命がけである。
 
次に、友人のミニー、オクタビア・スペンサーがユーモアたっぷりに演じてます。
彼女はこの作品で各賞を総なめにしてますが、
彼女の演技でスクリーンが輝くのです。とにかく素敵です。
 

 

 
” Eat my Sh*t “というセリフは、しばらく語り継がれることでしょう(笑)
 
今回、同じくいろんな賞をとっているのがジェシカ・チャステイン。
かな~りチャーミングです。
今、勢いがとまらない女優のひとりです。
 

 
エマ・ストーンもそうですね。今やハリウッド若手女優ナンバーワン。
声がかっこいいんだよね。気負わない演技がいつもいい。
メイドの声をはじめて本にするという行動を起こした、スキーターを公演。
 

 

 
その母を、アリソン・ジャネイ。この人も最高にかっこいい。
 

 
この家の元メイドを演じているのがシシリー・タイソン。
久々にスクリーンで見ました。
黒人女優のパイオニアで、人権問題でもいろいろ活動している大女優です。
なるほど、の配役でした。本当に敬服します。
 

 
そして忘れてはいけないのが、
今やいやな女を演じたら右に出るものはいないと私が思っているブライス・ダラス・ハワード。
相変わらずのビッチぶり。
もういい人の役はできないのでは?と思うくらいハマってました。
 

 

 

 
実際の悲惨な出来事を描き、
現代を生きる私たちにそれを訴えるという強いメッセージ映画ではなく、
勇気をもって行動すること、もちろん同じ間違いを二度と繰り返さないこと。
一歩踏み出すこと、など、たくさんの愛と勇気を与えてくれる1本です。

感じ方は人それぞれ、
映画をみてそれぞれ感じることがあれば、
それが何かのひらめきになるのでは?と思います。
 

 

 
見てよかったと思える作品です。劇場で是非。

 

KEE




 
<ストーリー>
南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかり。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。
主演はエマ・ストーンとビオラ・デイビス。監督は「ウィンターズ・ボーン」などにも出演している俳優のテイト・テイラー。第84回アカデミー賞でオクタビア・スペンサーが助演女優賞を受賞した。 
 
<キャスト>
エマ・ストーン
ジェシカ・チャステイン
ビオラ・デイビス
ブライス・ダラス・ハワード
アリソン・ジャネイ
オクタビア・スペンサー 
 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
 
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex

2012 4月


 
あなたは世界に誇る国産メーカー、ヤイリギターと
BEGINが共同開発し生まれた純国産楽器“一五一会”を御存知ですか?
三線とギターの長所を合わせ持ち人差し指一本でコードが抑えられる
その特徴から“世界一簡単に弾ける弦楽器”という声もあり、
2003年発売以降から現在までに幅広い年代に親しまれ、
そのオーナーは増え続けています。また、簡単なのみならず、
琉球音楽からポピュラーミュージックまで従来の分類に当てはまらない
様々な演奏ができる奥深さも魅力です。
そんな一五一会にあなたも触れてみませんか?
経験未経験はもちろん問いません。楽しい講師が嬉しく教えます♪
 
講師&LIVE ARTIST>>>
~大島圭太~ http://oshimakeita.com
東海、北陸に在住しながら全国を流浪する。
一五一会、ギター、八弦ギターなどでの弾き語り。
年間180本以上のペースでライブ。
ジャパニーズフォークを主体とした解りやすくスピリ
チュアルなロック節を笑いと熱の絶えないステージ
ングで届ける。ヤイリギターモニターアーティスト、
一五一会インストラクター。.提供曲:2005年万国
博覧会公式ソング、ANAキャンペーンソングなど。
紅白出場予定曲?(笑)『ビール片手に』がDAMの
カラオケで好評配信中っ!

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4月14日(土) & 15日(日)
【時間】15:00~16:30(両日共)
【内容】一五一会体験教室、大島圭太mini Live
【料金】\1,500-(Drink 別)
※両日共基本プログラム内容は変わりません。
※一日につき、先着6名まで一五一会無料貸し出しします。
officehappybox@gmail.comまでお申し込みください。
すでに一五一会をお持ちの方は是非お持ち込みください。
 
Party style>>>
4月14日(土) & 15日(日)
【時間】19:00~21:30
【内容】一五一会体験、飛び入りTime、大島圭太mini Live
【料金】\1,500-(Drink、food 別)
※両日共基本プログラム内容は変わりません。
※一日につき、先着6名まで一五一会無料貸し出しします。
officehappybox@gmail.comまでお申し込みください。
飛び入り出演者、楽器持ち込み大歓迎っ!!
★夜の部ジャイケン大会で2名様に一五一会進呈っ!!(提供:ヤイリギター)★
 
場所:okinawa creators lounge ZUK
HP:http://www.zuk-okinawa.com/

2012 4月


 
 
日本各地にはその土地土地に根付いたかごやざるがたくさんあります。
あけびや竹、マタタビ、シダなど素材もつくる技法もさまざま。
人の手でひとつひとつ丁寧につくりあげられるかごやざるは
水を切ったり、野菜を保存したり、
毎日の外出や買い物に持ち運んだりと
自然素材の特性を活かしたすぐれた生活道具というだけでなく
そのカタチの素朴さと美しさもまた魅力。
暑い沖縄ではとくに身の回りにあるだけで涼しげに映え、
通気性のいいかごやざるはもってこいのアイテムだったりします。
 
 

 
 
沖縄の代表的なかごのひとつにわらび細工があります。
わらびは沖縄に自生するコシダの方言。
丈夫な茶色の茎を重ね、編み込んでできるそのかごには
貫禄ある存在感とつくり手のあたたかさを感じます。
わらびにはもともとツヤがあり、水や湿気に強いというのも利点。
少々汚れても水とたわしでゴシゴシと洗えるつわものです。
そんなわらび細工もご高齢のわずかなつくり手さんだけになっています。
上手に使えば何年でも持つよ、と[そ]のために
わらび細工をつくってくれる大城花子さん、
いつまでも元気にわらび細工をつくりつづけてほしいと切に願います。
 
 

 
 
 
つくり手の方々がみな口にするのは
「どんどん使っていってほしい」ということ。
コレクションのように購入していく人が多いけれども
使いつづけることで生まれる色の変化や艶など、
使いながら育っていく過程もまた楽しんでほしいと。
毎日つかう生活道具に愛着を持つ。
それが味わいにつながり持つ人を反映する
素敵な道具へとなっていくのかもしれませんね。
 
 
 

 
 
写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)
 
 
 

本日4月6日[金]よりかご展がはじまります。
 
『あけびと鈴竹とマタタビのかごとざる』
4月6日(金)→15日(日)
12:30〜19:30
(*期間中の水木(11日、12日)はお休みになりますのでどうぞご注意ください)
 
東北の手仕事から生まれたあけび蔓の手提げかごや鈴竹の買い物かごに椀かご、
マタタビの米研ぎざるなどを集めて今年の春も雑貨屋[そ]では小さなかご展を開催いたします。
東北のかごづくりが絶え間なくつづきますように。南から小さく応援ができたらと思っています。
 
これからの季節や夏にむけてますます重宝するかごやざる。
この機会にぜひ雑貨屋[そ]へお運びください。
 
*商品がなくなりましたら期間より早く終了する場合がございます。
 
*この展示販売の売り上げの一部は被災地復興のお役に立てますよう
日本赤十字社の担当窓口にお渡しさせていただく予定です。
 
 
雑貨屋[そ]sso
住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18
TEL:098-898-4689

OPEN: 12:30-19:30 (CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]

HP:http://sso.shop-pro.jp

ブログ:http://sso.ti-da.net
 

2012 4月


 
去年から今年にかけて作った木彫作品を展示します。展示のタイトルは、「TRANSLATION」にしました。人や物の形の中の彫刻性を拾い上げていく、という事をテーマにして作品を作っています。 お客さんが展示を見終わって家に帰ってから、僕と同じ視点でいろいろな物を見れるようになっていてくれたら嬉しいです。(大塚泰生)
 
大塚泰生 個展「TRANSLATION」
 
オープニングパーティー:3月31日(土) 18:00〜
会期:2012年3月31日(土)〜4月8日(日) *月曜休み
時間:11:00〜18:00(入場無料)
場所:galleryラファイエット 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央4-1-3・2F
TEL:098 937 3918  Mail:rougheryet@gmail.com

2012 4月

写真・文 田原あゆみ

 
 
 

 
坂田敏子さんに会うのは、大きな楽しみのひとつ。
 
 
 
自分の考えや経験からは、予想も出来ないような反応や返答が返ってくるときに、人は刺激を受けて自分の枠から抜けることが出来る。
目から鱗が落ちたり、爽快さを感じたり、なるほど!と思ったり、時には心底可笑しくなってくる。
 
坂田さんと話していると、短い間にそのどれもがやって来て、最後は大笑いで終わる事が多い。
 
そう、いつも、私の期待を上回るような反応が返ってくるのだ。
 
 
 
 
 
「mon Sakataの服は、どのようなプロセスの中で形になってゆくのですか?」
 
 
mon Sakataのデザイナーである坂田敏子さんは、まずは素材を手で存分に味わってから立体をイメージしていくという。
糸を指でいじってみたり、織られた状態をなでたり、指でなぞったり、しっかりとその感触を感覚の中にインプットする。
そうして、この素材ならばどのような形がいいだろうかと、イメージを膨らませてゆく。
 
 

 
手の触感を味わう事で、あらゆる感覚が起動して立体のイメージが膨らんでゆくのだろう。
人の手は、触る事を通してたくさんのメッセージを読み取ることが出来る。
その情報は視覚と合わさって、私たちの脳にメッセージを送り、そして形を作り出す作業もしてくれる。
 
情報を読み取るバーコード以上の役割を果たしつつ、製造までこなしてしまう私たちの手。
 
 
 
 
私はずっと坂田さんの手の動きを追いかけていた。
 
そうやってみていると、とても表情豊かに「手」自体が表現をしている。
当たり前の存在になっている手の事を、じっと観察していると、あり得ない位大切なものだと実感が湧いてくる。
 
 

 
 
 
 
 
形へのイメージが育ってゆくと、今度はそれを立体に起こす人とのやり取りが始まる。

絵を描いたり、イメージに近い画像を探し出して見てもらったり、言葉で説明したりと、自分の中にある形と実際の形を近づけてゆく。
 
 
 
 
この「手」は、絵を描き、映像を集めるだけではなく、様々な動きを表情豊かに表現するコミュニケーションツールとしても活躍する。
 
 
 

 
 
「私はね、寒がりなのよ。だから重ね着が好きなんだけど、ほらね。今日も4枚重ねているのよ。あら、もっとだったかしら? ふふ、この仕事に向いているわね」
と、笑いながら、薄手のコットンのリプセや、コットンウール、ウールのニットの重ね着を見せてくれる。
 
 
 
 
手の感覚からうまれた服たちは、素材と形が自然に結びついているせいか、着るうちにどんどん肌になじんで柔らかくなってゆく。
その心地の良い感触は手だけではなく、肌全体で楽しめる。
 
 
 
私のクローゼットの中のmon Sakataの綿のカットソーたちも、かなりしんなりと肌になじんで来た。
たたんでいる時には一見くたくたに見えるけれど、着ると形はいいし、とにかく肌触りがいい。
これも、手で味わった素材の感触が元にあって、それに見合う形になっているからなのだろう。
 
 
 
 
坂田さんの手の感覚はステキだ。
 
 
 
 
 
 
 

 
mon Sakata の始まりを象徴する小さなシャツ。
息子さんの彩門さんが、小学校に入学する時にデザインした子ども用のブラウス。
mon は彩門さんの「門=モン」でもあり、フランス語では「私は坂田です」という意味にもなる。
 
 
飾らないそのまんまの印象と、ユニークさが坂田さんらしい。
 
 
 
 
 
 
 
「坂田さんの自由な発想はどこから来るのでしょうか?」
 
 
 

 
 
 
 
色の組み合わせが楽しめるアームウオーマーは、人気者。
腕に通して日除けや防寒の役割をしてくれるだけじゃなくて、結んで長くすることでマフラーのように首元に色を添える事も出来る。
 
中央の写真は、金属の繊維が織り込まれている綿のコート。
四角い平面な形を、金属の質感を利用してくしゅくしゅ感を出したり、その人の身体のラインになじんだ着こなしが出来る。
 
 
 
 
 
坂田さんがデザインする服や雑貨には、どこか使い手が着こなす時に楽しめる「遊び」という空白の部分、隙間のようなものがあるように思う。
着る人達がその隙間に入って、その人の感覚で自由に遊び、着こなす。
そして面白いのが、変化を楽しめるという事。
昨日着ていたカーディガンを今日はひっくり返したり、逆さまにして着てみる。
カットソーブラウスの重ねを変えたり、袖をつけてみたり外したりと、決してひとつの型にはまる事がない。
完成しない事が楽しい服なのだ。
 
 
なるほど、変化し続けることの中に人は自由を感じるのかもしれない。
 
 
 
 
どうしてそんなに自由な発想が出来るのだろう?
 
 
疑問を持って見つめてみると、坂田さんのスペース、空間そのものにも余白があるんだな、と。
それは坂田さんという人柄もそうだ。
 
ニュートラルな余白、会話の中の間を楽しむゆるさ。
 
 
 


 
 
 


 
 
 

 
余白を残したような感覚的な遊びが、あちこちに。
 
 
 
服をデザインする時にも、ちゃんと余白があって、意図せず起こった事が入り込むことが出来る。
内側にしまい込むはずのマチの部分が、くるくるとねじれているのを見て「あら、これもいいわね」と、採用されて製品になる。
パンツのフックに使うはずのフックが、ちがうところで活躍したり。
 
 
偶然を楽しめる柔らかさがmonSakataの服を自由にしている。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
そうそう、忘れられないことがある。
2回目に坂田さんに会ったときのこと。
 
緊張している私に、
 
「あの~、沖縄ってどんな形をしているのかしら?・・・・・私知らないのよ沖縄のこと。
沖縄の形、紙に描いてくれる?」
 
 
手渡された紙に、妹と一緒になって一生懸命思い出しながら沖縄の形を描いてみた。
 
多分間違っているだろう、その沖縄の形をみながら、
 
 
「そうなのね、沖縄ってこんな形をしているのね・・・ふーん、そうなんだあ・・・・
沖縄にはどんな形の服がいいのかしらねえ・・・」
 
 
 
坂田さんは、長いことその紙の上の沖縄を眺めていた。
 
 
 
 
 
その時から、私は坂田さんが大好きになったのでした。
まさしく私にとっての、「思いがけない反応」だったのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
「2年ぶりですね mon Sakata展」
 
4月20日(金)~29日(日)
初日には坂田敏子さん在廊予定
12:30~19:00
※初日はトークイベントを開催のため、18:00までの営業となります。
  
素材を手でしっかりと味わってから作られるmon Sakataの服。
逆さまにしたり、重ねたり、自由な着こなしが自分流に楽しめる。
洗ってくたくたになってからがまた気持ちがいい。
自由な発想、自由な着こなし。
ニットは8年前に買って、一番のお気に入りの麻のニットを
坂田さんがリバイバルで作ってくれました。
本当にいい形です!
ちなみに上の写真のパンツは「gagaパンツ」という名前だそうです。
2年ぶりのmon Sakataが楽しみです。
 
 
 
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「2年ぶりですねmon Sakata展」にあわせ、坂田敏子さんのトークイベントを開催します
 
「手の力 感覚を立体に」
 
4月20日(金)18:00~19:30まで 完全予約制
(初日のみShoka:はトークイベントのため18:00にてクローズいたします)
 
坂田敏子さんのデザインは触感から始まります。
素材を触って、手と目で存分に味わってからその素材がどのような形になるといいのか、どんな風に着たいか、をイメージします。
自分の感覚を頼りにして何かをする事は、回り道のようだけれど実は自分に合った土台がしっかりと作れる確かなステップだと思います。
最初にマニュアルがあるのではなくて、自分で自分の中にある形を探り出してゆく。
こんなふうがいいよ、と提案されてみんなが鵜呑みにしていた様々な型が崩れてゆくことが多くなった今、自分の感覚を大事にし育ててゆく事はとても大切だと感じています。
目に見えるものを作る時にも、方法や仕組みなどの見えないことを作る時、そのどちらにも自分の感覚をONにして取り組むという事はとても大切なことだと思います。
 
 
今回田原は、感覚的でとてもユニークな坂田さんからそんな話しを聴いてみたいと思っています。
いつも予想外の反応が返ってくる坂田さんから、どんな応えが返ってくるのかとても楽しみです。
 
どんなお仕事をされている方でも、とても楽しく参加出来ると思います。
 
 
 
なお今回から駐車場からShoka:までの送迎を業者さんへ頼む事にしました。
代行に押されながらもがんばっている、地元のタクシー屋さんへ依頼しようと思っています。
なのでみなさまから300円ずつを参加費として頂戴する運びとなりました。
どうぞよろしくお願いします。
地元の仕事人も応援したいと思います。
 
では、Shoka:にてお会いしましょう。
 
  予約方法 
 1 全員のお名前
 2 人数
 3 メールアドレス
 4 携帯番号
 5 車の台数
(当日は初日と重なり、駐車場が少ないため、近くのカフェRoguii(ロギ)に駐車していただく事となります。
何人かでお越しの際は乗り合わせのご協力をお願い申し上げます。
 
6 住所(Shoka:からイベントの案内が欲しい方のみ記入をどうぞ。もう届いている方は記入しなくても大丈夫です)
 
shoka.asako@gmail.com  関根麻子までメールでご予約ください。
 
 
◯Shoka:の展示期間中はお子様連れも大歓迎ですが、今回はお話に集中していただきたいことから
 大人のみのご参加とさせていただきます。ご理解のほどお願い申し上げます。 
◯先着順で定員に達ししだい、締め切りとさせていただきます。
◯ご予約のメールをいただきましたらこちらから、返信をお送りいたします。
◯2日たっても返信が届かない場合は、お手数ですが確認のお電話を(080-3221-8135 関根麻子まで)
 くださいますようお願いします。
 
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Shoka:
住所:沖縄市比屋根6-13-6
電話:098-932-0791
ブログ:http://shoka-wind.com
 
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2012 4月



 
優れた職人の卓越した技術によって作られるトンボ玉「ホタルガラス」を使って手作りのオリジナルアクセサリーを制作し、母の日に世界に1つだけのプレゼントを贈っていただくワークショップです。
 

ネックレスとイヤリングまたはピアスのセットを仕上げていきます。
スワロフスキーやチェコビーズを使用し、よりエレガントな仕上がりになっています。
 
黒ホタル、白ホタル、チェーンやビーズなどの色もお選びいただけます。
ビーズにピンを通して曲げたり丸めたりしてパーツを作り、繋いでいきます。
 
工具の扱い方も含め、それらの技法を丁寧にお教え致します。
アクセサリー作りが初めての方も是非ご参加下さい。
 
 
日時
2012年04月21(土) 第1回 10:30~ / 第2回 13:30~
2012年04月28(土) 第3回 10:30~ / 第4回 13:30~
 
開催場所
handmade accesories Daisy 店内工房
 
各回7名
講習料
5,000円(材料費/作品レジュメ/ラッピング)
 
講師:山田 美香
講師プロフィール
カラーリストの資格を活かし、カネボウのファッション部門(東京)にて店舗のディスプレーを担当後アクセサリーの企画を手掛ける。その後、製作技術を学ぶためイタリアに留学。
帰国後オリジナルアクセサリーの製作を開始。
店舗や百貨店などの販売や作品展、レッスンなどを行う。
現在沖縄県在住。
 

 
04/21(土)
第1回 10:30~ / 第2回 13:30~       
04/28(土)
第3回 10:30~ / 第4回 13:30~

 
ご参加方法
店頭でスタッフに直接お申しつけいただくか、お電話、E-mailにてご予約下さい。

 
電話:098-987-1594
営業時間:10:00〜19:00(定休日 火曜日)
E-mail:info@daisy-hm.com
*mailでのお問い合わせやご予約で、携帯電話のアドレスを利用する場合
 迷惑メール設定などにより届かない事があります。
 また、Hootmail、Yahooなどのフリーメールの場合迷惑メールとして処理
 される可能性があるため、迷惑メールボックスもご確認ください。

 
※当日キャンセルの場合、返金はできませんのでご了承くださいませ。
 

2012 4月


 
■イベント名
第4回コザ・てるりん祭
http://terurinsai.com/
 
■日時
平成24年4月4日(水)14:00~21:00(予定) 【雨天決行】
 
■場所
沖縄市中央•パルミラ通り~一番街エリア
地図:http://terurinsai.com/archives/940
 
■料金
無料
 
■出演(順不同・敬称略)
知名定男 大城美佐子 大工哲弘 上原知子 前川守賢 饒辺愛子 仲本興次 玉栄政昭 新良幸人 チアキ よなは徹 松田一利 仲宗根創 島袋辰也 知念こずえ 徳里隆行 園田青年会 シャンピン(旧名カラハーイユニット) 玉城満(司会)
 
■お問い合わせ
てるりん祭実行委員会
904-0004沖縄県沖縄市中央3-3-3 Art KOZA
090-6861-3434
info@terurinsai.com
 

2012 4月


 
ヨーロピアンな家具やアンティーク雑貨の中に、
バランスよく配された花や緑。
ともすると非日常的な空間にもなり得そうだが、
不思議と日常からそうかけ離れた感じがせず、居心地が良い。
 
ここにあるアイテムを持ち帰ればその雰囲気を自宅でも再現できそうで、
気づくとなにか物色している。

那覇新都心安謝の「fleur(フルール)」、同じく新都心天久の「6月の庭」、
浦添の「die farbe(ディ・ファルベ)」という3店舗のオーナーでありフローリストの平識麻紀 (へしきまき)さんは、
 
「実は、最初から花屋がやりたかったわけではないんです」
 
と言う。
 

 

 
– – – アルバイトのつもりがいつしか10年 
 
「以前はスタイリストの仕事を10年ほど。
 
その前に旅行会社に1年くらい勤めていたのですが、辞め、
知り合いにアルバイトを頼まれたのが広告制作会社。
そこで2週間くらいバイトしてくれないかという話でしたが、
結局、10年近く勤めることになりました」
 
スタイリストとしてこなしていたファッションショー、ブライダルショー、各種撮影といった仕事の中で、花を使う機会も多かった。
 
「花は昔から好きではあったんです。
特に庭を見ることや庭作りに興味があり、
小さい頃から雑誌や図鑑などを見ていました。
自宅にも庭がありましたし、
思い返すとずっと興味のある分野だったようです」
 

 

 

 
– – – 退職、独立。ブライダルのオファーがきたものの…
 
仕事のなかで疑問を感じることもあったと言う。
 
「広告やイベントの仕事でスタイリストとして花を飾ったりしていたのですが、
スチールやビデオの中の世界を作ることと
生の世界を作りあげることの違いを感じ始めました。
 
また、雑誌などで見る花の業界と沖縄の状況に、
当時はだいぶ差があったようにも思います。
雑誌には載っているのに沖縄には入ってこない花も沢山あり、
『どうしてだろう?』と。
 
そういったことから、
もっとお花を勉強してみたいという気持ちに駆り立てられました」
 
会社を辞め、1年ほど休業期間をとった。
 
「今後のことをしっかり考える時間をとりたかったんです。
東京で資格をとったり、
ヨーロッパに行って花屋やインテリアショップを見たりしました。
そうしているうちに『自宅でやろう』と気持ちが固まり、
1999年に自宅で花を教えるようになり、
スタイリストの仕事もフリーで始めました」
 
独立後しばらくすると、ホテルのレセプションの花を飾って欲しいという依頼が入った。

「会場にはお客様としてブライダル関係者も何名かいらしていて、
ブラダイルの仕事のオファーを頂いたんです。
でも、最初は一度お断りしました」
 

 

 

 

 
「そんな大役を一人でこなせるのだろうか?
という不安がありました。
ブライダルの仕事には特別な緊張感があります。
人生の一大イベントで、一回きりですから。
最初に頂いたお話をお断りした後、
また別の機会に同じ会社の方からオファーを頂き、お受けすることにしました」
 
実際にやってみると、
スタイリストとして活躍していた経験も生かせることがわかった。
徐々に仕事のオファーが増え、家中が花で埋め尽くされるようになり、
店舗を構えることを決意、
浦添に「die farbe(ディファルベ)」をオープンさせた。
 

 

 

 

 
– – – 「斬新すぎる」」と、受けいれてもらえないことも
 
その3年後に「6月の庭」をオープン。
はじめのうちは、その斬新なスタイルを受けいれられない人も少なくなかったと言う。
 
「当時も今もやっていることは変わっていないのですが、
オープン当初は私たちのようなスタイルの花屋が少なく、
アレンジメント、ラッピング、リボン・・・すべてが新しすぎて理解できないととられる方もいらっしゃいました」
 
それでも中には共感し、喜んでくれる人もいた。
さらに5年後にはインテリアショップ「 fleur(フルール)」をオープン。
 
「私がこれまで見てきたパリのお店の雰囲気を再現したくて、
フランスやベルギーのテイストを織り交ぜています
当店の商品を置くだけで空間がうるおい、優しい雰囲気になるよう
商品をセレクトしています。
インテリアというトータルで考えると植物も入ってくると思うので、
花や緑もとりいれた空間を提案しています」
 

 

 

 

 
「fleur を立ち上げるときに意識したのは、
私自身が行ってみたい、
こういうところで働きたい、と思えるお店。
置いてある雑貨もそうですね。
私も自分の部屋に置きたいと思えるアイテムを選んでいます。
 
とは言え、私の好みだけだと偏りが出てしまうので、
お客様に喜んでいただけそうなものをさらにセレクトしています」
 

 

 

 
フローリストである平識さんは
「花を飾るということには、別に特別感はない」
と言う。
 
「例えばここに造花を一輪飾るのと、
生きている花を飾るのとではぜんぜん違うんです。
生花にはパワーがある。
リビングでコーヒーを飲んでいるときでも、
テーブルにグリーンがあるだけで違う。
本当にちょっとしたことですが、空気がうるおうんです。
それがあるだけで空間に付加価値がつくというか。
  
それは何も特別なことではありません。
気負ってやる必要はないのです。
花を飾る行動そのものではなく、その時の心の状態がむしろ重要です。
 
花を飾ると心もうるおうんです。
例えば水を換える時、花と向き合っている瞬間は時間が止まるんですね。
その瞬間に自分をリセットすることもできるし、気持ちが優しくなり、心に余裕が生まれます。
教室の生徒さんもよくおっしゃるんです。
『お花を飾るような私って素敵!(笑)』。
『花を飾るからおうちを掃除しよう、きれいな状態をキープしようと思える』って。
 
これはインテリア全般に言えるのではないでしょうか。
この家具や雑貨を置くにふさわしい空間にしたい、という風に」
 

 

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平識さんの話を伺ったあとすぐ、
私は自宅でほこりをかぶっていた造花を捨て、切り花を買った。
フリージアとトルコギキョウ。
2つの花瓶に分けて入れ、リビングと玄関に飾った。
生花を飾ることで得られる効果を、私は初めて実感した。
花が空間に与える影響より、心に与える影響の方が確かに大きかった。
 
花は人と違って見返りを求めない。
文句も言わず、ひたむきにただ咲こうとする。
花は鏡のようにこちらの愛情を映し返すだけ。
手をかけたぶんだけ美しく咲き、
そして、遅かれ早かれ散る。
その無償の輝きが、私たちの心を癒す。
できるだけ長く美しく咲いていられるようにと、
丁寧に世話をしたい気持ちにさせる。
 
思いやりや愛情とは本来こういうことなのかもしれない。
見返りを必要としない想い。
 
空間が変わればそこで過ごすひとの心も変わるのだと、
強く実感した。
 
シャビーな額縁を壁に一つ、
ベッドサイドにアンティークのランプを、
リビングに花を一輪…。
 
さあ、あなたの心にどんな変化があらわれるだろう?
想像以上に大きな心への影響を、
fleur のアイテムとならきっと体感できるだろう。
 

写真・文 中井 雅代

 

fleur(フルール)
那覇市安謝1丁目10-26 #101
098-860-8787
open 10:00〜19:00
close 無し
HP:http://www.d-farbe.com

 

2012 4月



 
………☆初夏のゆらり市★…………
 
道の駅いとまんに手作り品が大集合!
 
日時:4月29日(祝) 11時~16時(一部18時まで)
   5月5日(祝) 11時~16時(一部18時まで)
 
場所:道の駅いとまん イベント広場付近 ※小雨決行
http://yurariitoman.ti-da.net/e3868844.html
お問い合わせ:098-992-1030(糸満市物産センター)
 
 
 
 
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 糸満は、まだまだおもしろい。
 年中無休で、『糸満自慢』発信中!
 
 ■イイモノアリマス
 糸満が一番!⇒http://shop.yukura.jp/
 
 沖縄県糸満市西崎町4-19-1
 糸満市物産センター 遊・食・来(ゆくら)
 

 
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2012 4月

松浦弥太郎・著  朝日新聞出版  ¥1,365/OMAR BOOKS
 
―軽やかに生きるためのルール ―
 
4月。何かと慌ただしいこの季節は、
新生活が始まる人、環境が変わる人も多い。
この時期にぜひお薦めしたいのが松浦弥太郎さんによる仕事術についての本。
私自身最近まで何度も読み返していた。
  
内容は著者が考える仕事、あるいは仕事への向き合い方についてまとめられた本。
彼がこれまで仕事をしてきた中で学んで得たことが
シンプルな文章で綴られている。
 
書店経営者、『暮しの手帖』現編集長、文筆家など
いくつもの顔を持つ彼の哲学がつまっていて、
それでいて決して押しつけがましくないところが著者の文章の魅力。
読んでいて片っ端からノートに書き写したくなってしまった。
 
その徹底した自己管理、マイペースぶりに憧れる。
もともと彼のそういう性格によるものなのかというと違う。
彼自身が十代から今にいたるまで様々な仕事をしてきて、
失敗や挫折を経験し、そこから自分の生き方のルールを作ってきたのだということが、この本を読むとよく分かる。
だからとても説得力がある。
例えばこんなこと。
 
―仕事とは「自分」を役立てること。
役に立たなければひとりよがりの自己満足にしかならない。
「自分は何がしたいのか?」ではなく「自分を社会でどう役立てるか」。
 
―最優先すべきは自分の体と心の健康。
おろそかにするとパフォーマンスが下がる。
そのためにも休日を充実させ、センスを磨く。働くために遊ぶ。
 
―流されないために人にあまり会わない。
(大事な仕事の数日前から集中力を高めるために親しい人にも会わないようにしているそう。せっかく準備をしっかりしても直前に誰かと喧嘩をして感情を乱されたりするのを避けるため。)
 
上はほんの一部。これらは当たり前のことかもしれない。
でも出来ているかといわれるとそうじゃないのが現実。
 
人は生きていく上で人と関わる以上、
どうしても周りの影響を受けてしまう。良くも悪くも。
後者だった場合、自分さえしっかりしていればそれも最低限で済む。
要は自分の心と体を気持ちのいい状態に保っておくこと。
そのためには自分のベストを知ることも必要。
 
特に、がんばっているのに何だかうまくいかない、という人に読んでほしい。
 
「ルール」が好きな人は滅多にいないと思うけれど、
軽やかに生きていくための、自分だけのルールはあってもいいなと素直に思えた一冊。
仕事の仕方が変わります!

OMAR BOOKS 川端明美

 

OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
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