疾走感はなくとも、12月は駆けぬけます。
この仕事を始めてから祝日や土日という感覚があまりなくなってきました。
たまに祝日の日にお店が休みで、いつものように外出すると
人の多さに平日なのに疑問がよぎり、ああ、祝日だからと、
思考を巡繰りさせることがしばしばあります。
子供の頃、台風の日に学校がお休みになるのが嬉しかったように、
祝日も指折り数える楽しみの一つでした。
フランス生まれのキャラクター「デゴリングス」。
子供も大人も魅了します。
「23日」
ちょうどクリスマスイブの前日に当たるこの祝日は、
明日、明後日の前夜祭のようなドキドキ感を感じます。
街はイベントがいっぱい、出かければどのお店もいつもより華やいで見える。
周りのワントーン明るい話声に、いつもよりたくさんの笑顔に、心が弾む。
この感覚は何とも代替えしがたいものです。
視線を横にやれば、年末に向けてデパートではお歳暮やお年賀の手配、
お正月を迎える準備等も同時進行。
うんうん、どちらも大事であります。
ドライフラワーが映える季節です。器:長峰菜穂子
「判断に責任を持つ」
先日、ミナペルホネンチーフデザイナー皆川明さんのトークイベントへ出席した際
たくさんの魅力的な言葉が発せられた中から私に降りてきたこの言葉。
くだした決断が正しいか否かではなく、その判断に責任を持つということ。
まさに心へストレート。深いところに決まりました。
おそらく私の場合はこれまで関わってきた環境からでしょうし、
会場にいた皆、十色に響いた言葉は違うでしょう。
人は自分に合うものをしっかりと手につかめるようにできているに違いない(と信じたい)。
そろそろ気分は今年の総括ムードであります。
部屋のお掃除がんばります。玄関もきれいにします。
だから風通しのよい家に人になりたいです。
ブラシ・靴べら:レデッカー社製品
「12月」
たくさんの注目事がほぼ同時にやってくるこの時期はとてもカオスで、
気持ちが予測しない方向へ揺れ動きます。
はやる気持ちを「動」と呼ぶなら、自分を棚卸そうとする気持ちは「静」。
この両極端の間を振り子のように動きます。
いつもとはまた違うこの感じ。
ならば、ここは素直に身をゆだねて
違うと感じる気持ちと向き合ってみるのもおもしろいかもしれない。
◇今月これからの対面事項:
・クリスマス
・仕事納め
・年賀状
・忘年会
・お世話になった方、親しい方々へのご挨拶
・大掃除
・年始の買い出し、準備
・大晦日
・おせちの準備
・紅白を見る
・年越しそばを食べる等
おせちにおみくじ、紅白が終わってからも忙しい。
楽しいことも、骨が折れることもすべてが一緒にやってきます。
年末年始のお休みがある人も、頑張らないといけない人も、
みな自分だけが感じるこの時間に揺れながらゆく年を送り、来る年を迎え、
また新しい1年を始めるように思います。
寒い時期の緑の成長に勇気をもらいます。
どうぞ皆様が心地良いと感じるクリスマス、新年を迎えられますように。心より。
写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net
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「カオスな時間に揺れる」
2011.12.23