カトリーヌ・フロとおいしい料理が大好きな私はそれだけで満足な映画。
大ベテラン女優 カトリーヌ・フロ。
この人本当にかわいらしいよね。
そして顔は結構老けてきちゃったけど、やっぱりスタイルが良い。
背筋がピンとしてて、女性らしい体形にも無駄のない緊張感を感じさせる。
こんな料理食べてみたい!!とよだれがでそうな料理が、 カトリーヌ・フロ演じるオルタンスの魔法の手によって次から次へと繰り出される。
その料理のネーミングもユニーク且つ「愛」を感じるものなのだ。
お話としてはやはり実話で、実在、しかも存命の人の話。且つ、舞台がフランス官邸なので、ということもあるのか、なんだか映画としてはちょっとまとまりのない印象をうけました。
予告でも観た「その一皿がフランスを変えた」ということも特にない。
確かに見事な料理に感動はしたが、何かが変わったとも思えない。
ミッテラン大統領の心を次第に変えた、とも、宣伝文句にあったが、劇中のミッテラン大統領は、最初から最後までやさしいチャーミングな紳士である。
対立する主厨房とも心を通わすこともなく、なんだかな、という感じである。
しかし、これが、リアルさでもある。
そこまでドラマティックにハッピーエンドになるはずもなく。
どのお話も途中でちょん切れた感じは否めないが、それ以上は描けなかったのであろう。
それならいっそドキュメンタリーにすればいいのに、とも思うけどね。
劇中、オルタンスは助手のニコラとともに、次々と料理をふるまうが、 カトリーヌ・フロの手つきが実に素晴らしい。
女優さんなんだけど、ちゃんとお料理してるんだろうな~というのが伝わってくる。
スタントじゃないよね?笑
おなかがすいているときは、要注意な映画です。
なんか、軽くでも食事してから観てください。
KEE
<ストーリー>
「フランス最後の国父」と称されるフランソワ・ミッテラン大統領に仕えた、仏官邸史上唯一の女性料理人ダニエル・デルプエシュの実話をもとに、大統領のもとで働く女性シェフの奮闘を描くドラマ。片田舎のレストランを経営しているオルタンスは、ミッテラン大統領の指名によってエリゼ宮のプライベートルームに迎えられる。オルタンスは、規律に縛られた男社会の厨房で孤立しながらも、ひたすらに料理の味を追求。やがて、オルタンスの情熱が冷え切っていた厨房を刺激していく。監督は「恋愛小説ができるまで」のクリスチャン・バンサン。
<キャスト>
カトリーヌ・フロ
ジャン・ドルメッソン
イポリット・ジラルド
アルチュール・デュポン
ジャン=マルク・ルロ
アーリー・ジョヴァー
ブライス・フルニエ
他
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex